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オランジュリー美術館・モネの睡蓮は圧巻!見どころや行き方などを解説!

オランジュリー美術館・モネの睡蓮は圧巻!見どころや行き方などを解説!
投稿日: 2017年7月31日最終更新日: 2020年10月7日

パリの美術館ルーブル、オルセーと並んで人気の観光地「オランジュリー美術館」は、小規模ながらとても見応えのある美術館です。印象派の画家モネの作品の他、様々な企画展示などで人気を集めています。「オランジュリー美術館」への行き方や、人気の秘密をご紹介して行きます。

「オランジュリー美術館」って?見出し

パリで人気の観光地の一つ「オランジュリー美術館」は、モネを代表とする印象派画家の作品や、近代画家の作品を沢山観る事が出来ます。その中でもモネの「睡蓮」はこの「オランジュリー美術館」の目玉と言える作品です。「オランジュリー美術館」への行き方やモネについて、様々な画家の作品についても、ご紹介して行きたいと思います。

「オランジュリー美術館」行き方見出し

「オランジュリー美術館」への行き方は、地下鉄の1,8,12号線コンコルド駅で下車、歩いて約3分で到着します。駅から「オランジュリー美術館」へ行く途中には、美しくトリミングされた並木道が有って楽しく歩く事が出来ます。もうこの道から芸術の香りが漂って来る様ですね。

「オランジュリー美術館」開館時間&料金見出し

「オランジュリー美術館」の開館時間は、水曜日から月曜日の9時から19時迄です。第一日曜日は9時から18時迄となっています。この日は一般の入場者が無料の日となります。定休日は毎週火曜日と5月1日、12月25日です。入場料金は一般が9ユーロ、18歳から25歳は割引6.5ユーロ、18歳以下は無料となっています。パリ・ミュージアムパスの利用が出来ます。

住所:Jardin des Tuileries-Cote Seine,75001 Oaris,France 電話番号:01-4477-8007

「オランジュリー美術館」小規模なのに何故人気?見出し

ルーブル美術館等と違って、小規模な佇まいであってもパリでは人気の観光地となっています。それは印象派を代表する画家モネの大作『睡蓮』が、大パノラマで展示されているからです。と言うよりは、その為にこの美術館が準備されたと言っても過言ではないのです。その他にも有名な画家ルノワールや近代美術画家の名作も展示されていますのでおすすめです。

「オランジュリー美術館」名前の由来見出し

オランジュリーとはフランス語で、『オレンジの温室』と言う意味です。なぜ「オランジュリー美術館」と呼ばれているのでしょう。それは元々この場所がチュイルリー宮殿の温室だった事からこの名前で呼ばれています。オレンジの貯蔵庫として使われていた場所が、現在の様にモネの『睡蓮』が大パノラマで観れる魅力的な美術館となったわけです。

こちらは「オランジュリー美術館」の模型です。そう言われてみれば、『オレンジの温室』の面影を残している様に見えます。ガラス張りの屋根からは太陽の光が降り注ぎます。モネの『自分の作品を明るい光の中で観て貰いたい』と言う意向からこの様になっているのだそうです。自然光の中で絵画を観れる珍しい美術館、是非おすすめしたい美術館です。

「オランジュリー美術館」見どころ作品1:モネの睡蓮見出し

印象派の巨匠モネの大作『睡蓮』の為に出来たとも言える、「オランジュリー美術館」おすすめの見所はやはり『睡蓮』です。モネの『睡蓮』の為の部屋が設けられています。部屋の真ん中にはベンチが有って座れる様にもなっています。部屋をぐるりと見渡すと『睡蓮』をぐるっと見渡す事が出来るのです。美術館への行き方は簡単ですので是非ご覧になって下さい。

『睡蓮』の大作は、大きな8枚のキャンバスから構成されています。晩年に11年もかけて描き上げた大作は、『大睡蓮』と呼ばれています。彼が追い求めて来た「光と色彩の集大成」なのです。特に印象派の絵画がお好きな方には、是非観て頂きたいおすすめスポットです。それにしてもグルリと見渡せるモネの『大睡蓮』、観た人は大きな感動に包まれるそうです。

1908年頃の作品「黄金、ヴェネツィア」は、モネの最後の旅行になるヴェネツィアへ行った時に描いた作品の一つです。モネと言えば、あまりにも『睡蓮』のイメージが強すぎますが、この様な色彩の明るく強めの絵も有ります。1909年頃には頃には、『睡蓮』の作品で部屋を一杯にするのが夢だったそうです。「オランジュリー美術館」でそれが叶っているのです。

モネが1926年に86歳で亡くなるまでの、43年間暮らした家がジヴェルニー村に有ります。モネはこの家に移った後から『睡蓮』の作品の数々を描きました。晩年は白内障にかかり制作意欲を落としながらも、友人に励まされ手術も乗り越え描き上げた様です。そんな事も考えながら作品を見ると感慨深いですね。モネの作品を観た後に生家や庭を訪れるのもおすすめです。

ジヴェルニー村では園芸に没頭したり、庭を拡大して池を作り睡蓮を育てたりしながら美しい環境の中で暮らしました。そこからあの『睡蓮』の作品の数々が生まれたのです。モネは屋外で光の描写を大切にしながら絵を描きました。刻々と光や風によって変化する自然の表情を、素早い筆さばきで表現して行ったのです。モネの作品からは明るい光や風を感じます。

モネの愛した『生家と美しい睡蓮の庭』への行き方は、国鉄SNCF、TER線パリ・サンラザール駅から乗車しヴェルノン駅で下車します。(所要時間は約1時間)そこからはジヴェルニー行きのバスに乗り換え約10分で到着します。生家にはモネが愛用していた家具や調度品が、今もそのまま残されています。

住所:84 Rue Claude Monet,27620 Giverny

「オランジュリー美術館」見どころ作品2:ルノワール見出し

ルノワールは印象派の巨匠モネや友人達の影響を受け、明るいタッチの絵を描いています。モネと違う所は自然よりも人物を多く描いていて、光や風の表情は人の肌の上の落ちる陰影で表現されています。彼の作品からも明るい光を感じる事が出来ますね。パレットの上で絵の具を混ぜ合わさないで素早く絵の具を乗せて行く技法はモネと同じです。

ルノワールが晩年を過ごした、南フランスのカーニュにある家を描いた作品『カーニュのテラス』です。ここへは若手の画家が、彼を慕って足繁く通ったそうです。そんな事を思いながら観ると又違た見方が出来ますね。絵を観賞する時は背景なども少し頭に入れてから観ると、より深い感動が生まれるのでおすすめです。

「オランジュリー美術館」見どころ作品3:ゴーギャン見出し

ゴーギャンのイメージは、何といってもタヒチの南国イメージが強いと思います。でもタヒチの絵を描く以前にはこの様な絵も描いていました。フランス・ブルターニュ地方の町「ポン・タヴェン」を描いた作品です。ゴーギャンは装飾的な線と色の面で作品を表現しています。それぞれの画家のタッチの表現が違って興味深いですね。

「オランジュリー美術館」見どころ作品4:ピカソ見出し

ピカソは個性的な構図や鮮やかな色遣いで有名ですが、その技法やタッチは時代ごとに変化して行ったそうです。8歳の時に父親にりんごの絵を描いてみせると、あまりの上手さに画家の父親は絵を描く事をやめてしまったエピソードが有ります。それ程上手だったのですね。ピカソはいつも『さて、今日はどんな絵が出来るかな?』と言っていたそうです。

「オランジュリー美術館」見どころ作品5:ルソー見出し

遠近法等全く無視した彼の絵は、生前は全く相手にされないどころか、子供が指を使って描いた様な絵だと罵倒されていました。でも、ルソーの絵は何処かファンタジーに満ちていて、人の心に残る魅力的な絵なのです。ルソーは、動物やジャングルの絵が好きでよく描いています。実際にジャングルへ出かけた事は無く、パリの熱帯植物園で観た物から発想しています。

「オランジュリー美術館」見どころ作品6:カミーユ・コロー見出し

カミーユ・コローは「最後の古典派として最初の近代画家」と呼ばれる、「バルビゾン派」の画家です。パリから南へ60キロ離れた美しい村、バルビゾン村を中心に風景が等を描いた画家の事「バルビゾン派」と呼びます。カミーユ・コローは、美しい森を描いた多くの画家の一人です。彼は16歳の少女にモナリザの衣装を着せ描いた作品も残しています。

「オランジュリー美術館」見どころ作品7:スーティン見出し

どの作品にも共通して言えるのが、印象派の絵とは全く違う大胆な色遣いや歪んだ線や極端なデフォルメを使った描き方です。彼は貧困や差別等で苦しむ人を描き、観る人に大きな衝撃を与えます。最初の頃は全く世に出ませんでしたが、アメリカのコレクターに目を付けられ、大きく世間に知れ渡ります。大胆なタッチが好きな方にはおすすめの画家です。

「オランジュリー美術館」見どころ作品8:ピエール・ボナール見出し

モダンアートとポスト印象派の丁度間に位置する画家ピエール・ボナールです。彼は日本美術の影響を大きく受けていて、日本的な画家とされています。主に室内の身近な題材で絵を描いていた様です。この絵はボナールが40代の頃に移り住んだヴェルノネの町の邸宅から、セーヌ川を見下ろして描いた作品です。とても明るく爽やかなタッチの作品です。

「オランジュリー美術館」へ行こう見出し

パリの「オランジュリー美術館」から、印象派の巨匠モネの作品『睡蓮』や、他の印象派の作品、行き方についても御紹介して来ました。「オランジュリー美術館」では、常設展の他にも興味深い企画展も開催されます。ご紹介した作品の中には、ブリヂストン美術館からの絵画も含まれています。企画展を狙って訪れるのもおすすめです。

投稿日: 2017年7月31日最終更新日: 2020年10月7日

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