サクレクール寺院への行き方はケーブルカーがおすすめ！見どころや見学の時間は？

パリで最も高い丘として知られる、モンマルトルの丘。その上にそびえ立つのが純白の美しい外観を持つ「サクレクール寺院」です。サクレクール寺院の高台テラスからはパリの街を一望することができ、その眺めが大変美しく、パリの絶景ポイントとして人気を集めています。見どころや見学時間、ケーブルカーを使った行き方などをまとめました。

「サクレクール寺院」は、パリで一番高い丘「モンマルトルの丘」で知られるパリの下町、モンマルトルにある寺院です。モンマルトルの丘の上にそびえ立つ純白で優美な外観は、パリの街のどこからでも眺めることができ、パリのランドマークとしても人々に認知されています。パリ市内からの行き方も簡単で、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

サクレクール寺院には「聖なる心臓」という意味があるんだそうです。19世紀末にモンマルトルの丘に建てられたこの寺院は、ロマネスク・ビザンチン様式の個性的な建築が特徴です。サクレクール寺院は、その後たくさんの宗教建築に影響を与える大きな存在になりました。サクレクール寺院にはどこかエキゾチックな雰囲気も漂っていますよね。

人々に親しまれているサクレクール寺院、この寺院にはどんな歴史が詰まっているのでしょうか。サクレクール寺院の建設がはじまったのは、1875年のこと。そして建設開始から約40年後の1914年、サクレクール寺院はついに完成したのです。ロマネスク・ビザンチン様式の建築を特徴としたバジリカ大聖堂で、三つのドームを抱えています。

この寺院はフランスの第三共和政の門出を祝う意味で建てられました。1914年に完成し、礼拝に開放されたのは第一次大戦の終わりである1919年のことでした。40年にもおよぶ長い建設期間で建設当初の目的は変わってしまい、ドイツに対する復讐の象徴として捉えられてしまったそうです。今ではパリの観光地として人々に親しまれています。

サクレクール寺院は、パリで一番高い丘であるモンマルトルの丘に建てられており、その場所は最高の眺めを誇ります。モンマルトルの丘は頂上まで登らなくても十分に美しい眺めを楽しむことができるほど。モンマルトルの丘の上に建てられたサクレクール寺院からの眺めはそれをさらに上回る美しさなのですから、見ないわけにはいきません。

特に、サクレクール寺院の高台テラスや階段から見渡せる眺めは、まさに絶景。パリの美しい街並みをパリで一番高い丘から見渡せるなんてとっても贅沢じゃありませんか?パリの絶景ポイントとして知られるサクレクール寺院には、その眺めを一目見ようと日々多くの人が訪れます。パリ観光の締めに、街全体を眺めてみてはいかがでしょうか。

パリ市民はもちろん、世界中から訪れる多くの観光客から愛されるサクレクール寺院ですが、その見どころはなんなのでしょうか。サクレクール寺院の一番の見どころといえば、やはり高台テラスからの眺めでしょう。またサクレクール寺院を背にして、階段から見ることのできるパリの街並みも大変美しく、見応えのある眺めなので必見です。

サクレクール寺院は美しい外観も見どころです。純白の美しい外観は、パリの青空によく映えます。正面ファサードや正面入り口にあるキリストの繊細な彫刻にも注目です。また、サンクレール寺院内部で見れる、ドーム内部の天井画や「十字架の道行き」の壁画なども大変美しく、見どころの一つです。日没後のライトアップも見応えありですよ。

サクレクール寺院は、その美しい外観や、そこから見える美しい眺めについついシャッターを切りたくなること間違いありません。ここではサクレクール寺院で特におすすめの撮影ポイントをご紹介します。ベストな撮影ポイントでベストショットを撮りましょう。定番のポイントは、サクレクール寺院の高台テラス最上段、寺院の入口正面です。

この場所はパリの街を一望することができる、定番で人気の撮影ポイントです。見晴らしがよく、天気のいい日には遠くにパリのシンボルであるエッフェル塔を見ることもできます。また、高台テラス下段にあるメリーゴーランド付近もおすすめの撮影ポイントです。クラシックなメリーゴーランドと共に写るサクレクール寺院の雰囲気も素敵です。

サクレクール寺院を見学できる時間についてです。「Esplanade of the Basilica」という寺院の外観の見学時間は、メインエントランスが開放される午前6時から午後10時半までとなっています。またドーム・地下聖堂については、5月から9月の見学時間が午前8時半から午後8時、10月から4月の見学時間は午前9時から午後5時までです。

ミサの時間についてです。サクレクール寺院のミサの時間は、平日が午前7時、午前11時15分、午後6時半、午後10時です。金曜日のみ午後3時にも行われます。土曜日は午前7時、午前11時、午後10時。また、日曜日は午前7時、午前11時、午後6時、午後10時となっています。午後10時に行われるミサは、統一して登録信者のみの夜礼拝です。

サクレクール寺院を見学する際に気をつけておきたい、寺院見学のマナーについてご紹介します。サクレクール寺院を見学する際は、必ず帽子を脱ぎましょう。男女問わず、寺院内では帽子やフードなどの頭を覆う被り物は外しておきましょう。また、寺院内ではカメラのフラッシュは禁止です。写真撮影の際、フラッシュには気をつけましょう。

また、サクレクール寺院見学の際は、静かに見学するようにしましょう。人気の観光スポットであり世界中から訪れる観光客も多いですが、サクレクール寺院にはお祈りするために訪れる熱心な信者の方たちもいます。騒いだりして信者の方たちの迷惑になるような行為はやめましょう。見学前には、寺院見学のマナーを頭に入れておきましょう。

サクレクール寺院を訪れるなら、階段またはケーブルカーでの行き方になります。サクレクール寺院への行き方は、正面にあるテラス式公園を上っていく方法になりますが、急な坂になっているため、階段で上るのは一苦労。階段よりも、ケーブルカーの利用がおすすめです。ケーブルカーはサクレクール寺院を正面にして公園内左手で乗車します。

ケーブルカーの料金は片道1.7€で、地下鉄メトロのチケット一枚分程度。ケーブルカーには、地下鉄メトロチケットまたは、パリ市内のメトロ定期券を利用して乗車できます。所要時間はわずか2分程度ですが、階段よりもケーブルカーから見渡せる眺めもとても綺麗なのでおすすめです。ケーブルカーは5分から10分に一本の間隔での運行になります。

サクレクール寺院があるモンマルトルの町には、他にもたくさんの見どころがあります。モンマルトルは坂道や階段通りが多く、パリの下町として知られています。平らな地形であるパリの街の中でも坂道や階段通りが集中しているこの町は、たくさんの芸術家から愛されてきたことでも有名です。テルトル広場には多くの絵描きが集まり賑わいます。

また、モンマルトルの丘は映画「アメリ」の舞台となったことでも知られています。モンマルトルの町には、映画「アメリ」の劇中で、アメリが働いていたカフェ「Café des Deux Moulin(カフェ・デ・ドゥ・ムーラン)」が実在しているんです。そして劇中に出てきたクリームブリュレを実際に食べれることでファンを中心に人気を誇っています。

いかがでしたか?パリで最も高い丘、モンマルトルの丘の上にそびえ立つ「サクレクール寺院」について、見どころや見学時間、ケーブルカーでの行き方などをまとめてご紹介しました。パリの街からの行き方も簡単なので、パリ観光の際は立ち寄り必須の観光スポットです。パリで一番高い丘の上から、美しい眺めを楽しんでみてくださいね。