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ノートルダム寺院のバラ窓ステンドグラス・ガーゴイルなど見学ポイントを解説!

ノートルダム寺院のバラ窓ステンドグラス・ガーゴイルなど見学ポイントを解説!
投稿日: 2017年7月13日最終更新日: 2020年10月7日

人類の手になる多くの作品に於いて最高峰の部類に入るであろうノートルダム寺院。ノートルダム寺院は各国のフランス語圏の都市にありますが、今回はパリのシテ島にある観光名所としても有名なノートルダム寺院の見学ポイントを解説していきます!

パリのノートルダム寺院を堪能しよう!見出し

フランスの首都パリのシテ島にあるノートルダム寺院には見所のある見学ポイントがいっぱい!建物の外部も内部もあらゆるところに素晴らしい装飾が施されています。9000人収容可能な大聖堂内は天井が高く広々としており、ゆったり落ち着いた気分で見学することができます。ノートルダム寺院でバラ窓やガーゴイル、数あるステンドグラスを堪能しましょう!

小説の舞台にもなった!ノートルダム寺院見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院は、ローマ・カトリック教会の大聖堂であり、ゴシック建築を代表する建造物です。ノートルダム寺院は1991年にユネスコの世界遺産に登録されています。又、1831年に出版されたヴィクトル・ユーゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」ではこの寺院が物語の舞台として描かれています。「ノートルダム」とは聖母マリアを意味する言葉です。

パリのシテ島にあるノートルダム寺院は、全長127.50mもあり、最大幅は12.50m、身廊の高さは32.50mもある圧倒的なスケールとその堂々たるいでたちが観る者を魅了してやまない大聖堂です。パリのノートルダム寺院に於いては、正面ファサードの3つのポルタイユの上にあるレリーフと聖堂内に3つある巨大なバラ窓のステンドグラスが最も重要視されています。

1163年に工事が開始され、その62年後の1225年に完成したノートルダム寺院ですが、それから564年後となる1789年に勃発したフランス革命により自由思想が尊重され、宗教を良しとしない市民の手により標的となったノートルダム寺院は破壊の一途を辿ることになりました。その後、1845年に修復作業がなされ、1864年には再び美しいノートルダム寺院の姿が見られるようになりました。

ノートルダム寺院の見学ポイント:ステンドグラス見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院の聖堂内部にある沢山のステンドグラスは見学に価する装飾です。ひとつひとつ異なるステンドグラスには、キリストの一生が描かれており、イエス・キリストの物語が聖堂内を漂っているかのようです。ステンドグラスとは、表面に顔料を焼きつけるなどして色模様をつけた板状の硝子のことで、色鮮やかなものが多いのが特徴です。

ノートルダム寺院の見学ポイント:バラ窓ステンドグラス見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院には、3つの有名なバラ窓ステンドグラスがあります。バラ窓ステンドグラスは、パリのノートルダム寺院に限らず、他の多くの教会や聖堂に於いても見られます。バラ窓ステンドグラスは、一般的なステンドグラスの美しさに加えて、丸い形が醸し出す愛らしさのようなものも兼ね備えていますね!

バラ窓ステンドグラスとは、主としてゴシック建築に於けるステンドグラスを使用した円形の窓のことで、教会や大聖堂に於いてバラ窓ステンドグラスは、聖母マリアを暗示していることが多いように見受けられます。バラ窓ステンドグラスの起源は、ローマ建築のオクルスの一部に見ることができます。マリオンとトレサリーが中央から放射状に伸びているのが特徴です。

ノートルダム寺院の見学ポイント:3つのバラ窓見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院のバラ窓ステンドグラスは特におすすめの見学ポイントです!北側と南側と西側に各1つずつ設けられており、北側と南側のバラ窓ステンドグラスは左右対称に設けられ、聖堂内部の手前に西側のバラ窓ステンドグラスが設けられています。これらが制作された時代、ステンドグラスは美しさをめでるだけのものでなく、宗教的な役割も担うものでした。

大聖堂内に入ると、向かって左側に北のバラ窓ステンドグラスがあります。菫色のガラスが目立つ巨大なバラ窓です。向かって右側には南のバラ窓があり、青色が目立つ巨大なステンドグラスとなっています。共に直径13メートルにも及び、見上げる者を圧倒的なスケールで惹きつけます。北のバラ窓には聖母マリアと子供、南のバラ窓にはイエス・キリストと天使が描かれています。

ノートルダム寺院の見学ポイント:西のバラ窓見出し

1210年に造られた西のバラ窓ステンドグラスは、パリのシテ島にあるノートルダム寺院の3つのバラ窓の中で最も初期につくられたものです。西のバラ窓ステンドグラスは、内部からだけでなく、外部からも見学することをおすすめします!ノートルダム寺院の外観、正面ファサードに於いては、聖人のレリーフなどに負けず劣らず目立つ存在であることが窺えます。

西のバラ窓の直径は10メートルと、北と南のバラ窓と比べると小さめですが、存在感では負けていません。西のバラ窓ステンドグラスには預言者達が描かれています。正面ファサードから突き出したバルコニーには聖母マリアの彫像があり、そのバックに西のバラ窓が見られます。まるでマリア様の背に後光がさしているかのようで、敬虔な気持ちになります。

ノートルダム寺院の見学ポイント:ガーゴイル見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院の見学ポイントの1つとしてガーゴイルが挙げられます。ガーゴイルは怪物などをかたどった彫刻であり、雨樋の役目を果たすものです。主として西洋の建物の屋根に設けられている宗教的意味合いの濃い彫像。悪魔や怪物、架空の動物などから、単に人間や動物などのレリーフもあり、その形態は様々。各地のガーゴイル巡りも楽しそう!

ガーゴイルは、中国語では石像鬼、日本語では樋嘴(ひはし)と呼ばれ、多くの国の建物に設けられています。雨樋の役目を持つため、水が流れるときのゴボゴボというような音に由来したガーゴイルという名が命名されたようです。現代ではファンタジー小説やディズニーアニメ、又、ゲームなどにも登場するガーゴイル。その風貌と存在感に魅了される人が後を絶たないのでしょう。

ノートルダム寺院の見学ポイント:ガーゴイルとキマイラ見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院には数多くのガーゴイルが設置されています。ノートルダム寺院の屋上にある塔で、それぞれに特徴のある顔や容姿を持っているガーゴイルを間近に見学することができます。パリのシテ島のノートルダム寺院のガーゴイルのうちの多くが19世紀に行われた大聖堂の修復の折に増設され、その数は数百体にも及びます。

建物北側の入口から延びる螺旋階段を上った先に南塔と北塔を結ぶバルコニーがあり、キマイラの回廊(シメールのギャラリー)が出現します。パリ市街を睥睨しているキマイラ像はギリシア神話に登場する架空の怪物。この彫像はガーゴイルとは異なり雨樋の役目は果たしませが、魔除けや厄除けの役割を担っています。高さ69メートルの塔に立ってキマイラと一緒にパリの様子を眺めてみては?

ノートルダム寺院の見学ポイント:レリーフ見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院に於いて重要な見学ポイントの一つとなっている外観正面。フランス歴代の王たちが出迎える正面ファサードには3つの入り口があります。向かって左のポルタイユには聖母マリア、右には聖アンナ、中央をキリスト最後の審判が彫刻されており、見ているだけで敬虔な気持ちになります。

ポルタイユの左右には聖人君主のレリーフが成されており、これも見学ポイントの1つとして挙げられます。左右の各4体の聖人君主の像がノートルダム寺院に訪れたものを歴代の王たちと共に出迎えてくれます。右側のレリーフには一匹の竜とそれを踏みつける聖マルセルの姿がありあます。この竜には、埋葬された罪びとが竜の形をとって蘇り住民を恐怖に陥れたという伝説があります。

ノートルダム寺院の入場料やアクセスは?見出し

パリのシテ島にあるノートルダム寺院への入場は無料となっています。見学が可能な時間帯は、月曜日から金曜日の8時から18時45分、土曜日と日曜日の8時から19時15分です。パリのシテ島のノートルダム寺院へのアクセスは、メトロ4番線の「シテ」駅、又は、RERのA,B線「サン・ミッシェル・ノートルダム」駅が最寄り駅となっており、そこから徒歩約5分程で到着します。

住所:6 Parvis Notre-Dame, Place Jean-Paul II 75004 Paris

ノートルダム寺院の屋上にある塔の見学には料金8,50ユーロが発生しますのでご注意ください。パリの美術館共通パス「パリミュージアムパス」を事前に購入していればここでの料金は発生しません。又、18歳未満の方は無料ですが、パスポートの提示が必須となります。18歳から25歳までのEU圏国籍者や失業者、身体障害者とその付添い人1名に限り無料となっています。

ノートルダム寺院は見学ポイントがいっぱい!見出し

ノートルダム寺院は外観だけでなく、聖堂の内部も美しく、見学ポイントとして挙げられる見応えのある場所が沢山ありますね。有名なバラ窓ステンドグラスや奇妙な姿をしたガーゴイルたちを筆頭に、その他、どこをとっても見学ポイントに価する素晴らしい装飾の数々。パリを訪れた際は、シテ島まで足を延ばしてノートルダム寺院の華麗で壮大な装飾美を堪能してみては?

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投稿日: 2017年7月13日最終更新日: 2020年10月7日

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