この記事の目次
フランスの時差や気候について知ろう
日本とフランスの時差は何時間あるの?フランスは暖かいの?それとも寒いの?フランスには何を着て行けばいいの?などなど、フランス旅行に行く前に知っておきたいフランスに関する基本情報を徹底解説します。フランスの気候を知ることでそれぞれの旅のベストシーズンを見つけましょう。ぜひ参考にしてみてください。
フランスの基本情報
毎年多くの日本人観光客が訪れるフランス。洗練されたファッションや、見た目にも美しい料理・菓子、そして芸術などの魅力にあふれています。公用語はフランス語。通貨はユーロ。「自由・平等・友愛」をスローガンとし長い歴史を持つ国です。フランスの世界遺産の数は第4位を誇ります。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候①日本とフランスの時差
フランス旅行へ出発する前に知っておきたい大切な情報として、日本とフランスの時差、そしてフランス各地の気候についてご説明します。日本にはない「サマータイム」制度についても、ぜひ知識として旅行前に頭に入れておいてください。
日本とフランスの時差はどれくらい?
日本とフランスの時差は、マイナス8時間あります。日本が午前8時を迎えたとき、フランスは同じ日付の午前0時を迎えます。サマータイムと呼ばれる夏時間の期間では、日本とフランスの時差は1時間短くなりマイナス7時間となります。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候②サマータイムについて
サマータイム(夏時間)って何?
「サマータイム」とは、ヨーロッパ大陸やアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアなどで用いられる夏時間のことをいいます。太陽が出ている時間を有効活用することが目的とされており、日中の明るい時間に活動をし、夜はリラックスの時間を長く持ちましょうというのがサマータイム制度です。
フランスのサマータイムって?
フランスのサマータイム(夏時間)は、4月から10月まで。毎年3月最終日曜日の深夜2時に時計の針を深夜3時へと変更します。サマータイム自動変更機能がついていない時計は手動でサマータイムへ変更しなければいけません。サマータイムとは別に冬時間(11月から3月まで)もあります。フランスへ行かれる際は時差とサマータイムに注意しましょう。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候③フランスの気候
日本とフランスの時差についてはバッチリでしょうか?次にフランスの気候について、パリを中心とするイルドフランス、北東、南東、南西、北西の地方ごとにご説明します。それぞれの気候に合わせて服装などの持ち物を準備するときの参考にしてみてください。
フランスの気候って?
【ニース】フランス
— 行ってみたい世界のリゾート地 (@impolitercneo4) July 29, 2017
夏のリゾート地としてはもちろんのこと、冬の避寒地としても人気がある。地中海気候で1年を通して気候は穏やか。夏は晴れの日が多く、乾燥していて過ごしやすい。 pic.twitter.com/4nGOqzstr9
フランスの気候は海洋性、大陸性、山岳性、地中海性の4つに区分されます。地方ごとに気候の特性がありますが、それでも年間を通してフランスの気候は穏やかです。暑すぎず、また寒すぎることもなく快適に過ごすことができます。日本と同じく四季を感じることができるのがフランスです。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候④パリの気候
イルドフランス地方(パリ)の気候
パリ、ベルサイユ、プロヴァンなどを「イルドフランス地方」と表します。フランスの島という意味があり、まさにフランスの中心地です。海洋性の気候に属し、夏場でも最高気温が25度前後と冷涼で過ごしやすいのが特徴です。近年の冬場は寒さが厳しくなっているので服装の防寒対策は必須です。雨はそれほど多くありません。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候⑤北東地方の気候
北東地方(アルザス、ブルゴーニュ、ロレーヌ)の気候
タルト・タタンは19世紀のフランス、ロレーヌ地方で生まれた伝統料理です。
— タマキィ (@Tamakii0908) April 2, 2017
もともと気候が果実栽培に適していた土地だったため、お菓子だけでなく葡萄酒などもたくさん作られています。
そしてロレーヌ地方といえばジャンヌの生誕地オルレアン!時代は違えどジャンヌは多分好きなはず! pic.twitter.com/offsar17sD
アルザス、ブルゴーニュ、ロレーヌなどを北東地方と表します。ドイツ・スイス・ベルギーとの国境に接している地方です。ワインの名産地としてとても有名です。年間を通して気温が低く、北東地方の冬は大変寒くなります。春から秋にかけて穏やかに過ごせる気候が旅行のベストシーズンです。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候⑥南東地方の気候
南東地方(プロヴァンス、コートダジュール、ローヌアルプ)の気候
南仏でも日本でも田畑は美しい。
— Villa Montrose 町田陽子 (@yoko_machida) May 25, 2017
今日フランスは、カトリックの主の昇天の祭日。復活祭の40日後だそう。教会で鐘が鳴っています。晴天が続くプロヴァンス、今日うちのあたりは最高気温27℃。過ごしやすい気候です:sunny: pic.twitter.com/jSmJcoUYd9
プロヴァンス、コートダジュール、ローヌアルプなどを南東地方と表します。地中海に面して温暖な気候が特徴です。バカンス先として観光客はもちろんフランス人にも人気があります。プロヴァンス地方は「ミストラル」という季節風が吹くため冬は大変寒くなります。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候⑦南西地方の気候
南西地方(アキテーヌ、バスク)の気候
アキテーヌ、バスクなどを南西地方と表します。南西地方の気候は海洋性の特色を持ち、年間を通して温暖ですが、暑い夏と雨の多い冬がブドウ作りに適切な気候であり、フランス産ワインの中でもとりわけ白ワインの名産地として有名です。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候⑧北西地方の気候
北西地方(ノルマンディー、ブルターニュ)の気候
フランス北部ノルマンディー地方の気候は、ブドウの栽培には適さないため、ワインは造られていません。特産のリンゴを使ったお酒が造られています。https://t.co/Z6j5aKp054 RT @Normandie pic.twitter.com/niNWTaXn1n
— フランス観光開発機構【公式】 (@franceiine) February 10, 2017
ノルマンディー、ブルターニュなどを北西地方と表します。フランスの中でも気温が低めなことから、夏には避暑地としてたくさんの観光客そしてフランス人が訪れます。夏と冬の温度差は15度となり、冬は少し厳しい寒さとなります。雨が比較的多く天気が変わりやすいのが北西地方の特徴です。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候⑨服装について
フランス各地方の気候について参考になりましたでしょうか。つづいてフランス旅行での服装についてご説明します。服装は旅の重要なポイントです。それぞれの地方によって気候が異なりますし、いつ訪れるかによってもそれぞれです。適した服装を選びましょう。
フランス旅行の服装選び:基本のポイント
フランスといえば「おしゃれ」「洗練された」といった服装を思いつきませんか?高級ブランドのイメージが強いのでスーツやドレスを着なければと思っていらっしゃるかもしれません。パリジャンヌ(パリの女性)の服装は意外とシンプルです。「フランス人は10着しか服を持たない」なんて聞いたことありませんか?
フランス旅行の服装選び:テーマはシンプル
フランス旅行ではシンプルな服装を心掛けましょう。トップス・ジーンズ・フラットシューズで十分です。フランスに限らずヨーロッパ旅行であまり気合の入った服装をしていると「観光客イコールお金持ち」だと思われるのでスリなどに狙われてしまい危険です。
フランス旅行の服装選び:あると便利なモノ
というわけで、南フランスのモンペリエという都市に行きました。
— かものはしは夏コミに行きたい (@marunionituta) July 6, 2017
地中海に面した都市で、すごしやすい気候でした。
(なお写真を撮った数時間後に大雨に降られました。。) pic.twitter.com/nNdkvKL1Cb
スカーフや薄手のコートは旅行中の防寒対策に便利なアイテムです。フード付きのジャケットなどは突然の雨などにも対応できます。夏は帽子やサングラスが必須です。フランスでは日本のように日傘をさす人はあまりいません。冬のフランス、とくにパリは意外と寒いので防寒対策をしっかり行いましょう。雪が積もる心配はありませんがブーツがおすすめです。
フランス旅行の服装選び:ドレスコード
南仏イエール、ナイトマルシェに行って来ました。お店が営業しレストランも 賑わい旧市街もライトアップされています。イエールは活気があります。https://t.co/UIeuwKEfES #イエール #南仏プロヴァンス #南仏観光 #フランス旅行 #南仏の素な町 #旧市街 pic.twitter.com/Suzyh1RwPL
— 南仏イエール観光局【公式】 (@hyeres83400) July 30, 2017
もし、高級ブランド店やレストランを利用したいと考えている方は、少しだけ小綺麗な恰好が良いでしょう。お店の方は服装を見ていますので、対応が変わってきます。男性はスーツ、女性ならワンピースが好まれます。バルなど気軽に入店できる飲食店ではそこまで気にする必要はありません。
フランス旅行前に知っておきたい時差と気候⑩ベストシーズンについて
フランスの気候は各地方によって少しずつ異なりますが、基本的には日本と同じく四季があります。では、フランス旅行にいちばん適した季節・ベストシーズンとはいつなのでしょう。フランス旅行の定番観光地パリ・リヨン・マルセイユのベストシーズンについて見てみましょう。
フランス旅行のベストシーズンはいつ?:パリ編
パリは年間を通して気候が穏やかなので春から秋にかけてがベストシーズンと言えます。とくにおすすめなのは初夏です。7月14日は、日本で「パリ祭り」と呼ばれているフランスの革命記念日です。フランス人にとってとても需要な日で、軍事パレードやパーティー花火大会などで盛り上がります。
フランス旅行のベストシーズンはいつ?:リヨン編
東京は、昨日梅雨入りしましたね!フランスには、梅雨はありません。日も長く、気候もいい時期なので6月にフランスに旅行にいくのもいいかもしれません♪ #フランス #梅雨 pic.twitter.com/rFSa6hML5z
— コム・レ・フランセ (@clf_ginza) June 8, 2017
美食の街として有名なリヨンのベストシーズンは、春と秋です。とくにおすすめなのは5月から6月です。日本では梅雨のイメージがありますが、リヨンは真逆です。太陽がいっぱいの真夏日でバカンスモードを味わうことができます。そして11月は紅葉シーズンです。ボジョレー・ヌーボーも解禁されています。
フランス旅行のベストシーズンはいつ?:マルセイユ編
フランス南部のマルセイユはフランス最大の港町です。マルセイユはフランスの中でも雨があまり降りません。そんなマルセイユのベストシーズンは5月から9月です。平均気温25度前後と比較的過ごしやすいのですが、最高気温は30度まで上昇します。
フランス旅行のベストシーズンは6月から10月
フランス旅行のベストシーズンはズバリ6月から10月です。フランスの夏は乾燥していて湿気のジメジメを感じずに過ごすことができます。梅雨がないのも日本人にとっては魅力的ですよね。秋は日本と同じく紅葉を楽しむことができるので芸術の旅は秋頃がおすすめです。
フランスへ行こう!
フランスについて時差や気候などの基本情報をお届けしましたがいかがでしたでしょうか?年間を通して過ごしやすい気候が魅力のフランスです。それぞれの地方によって楽しみ方も変わってきますね。世界一の観光大国フランスでぜひ自分らしい旅をしてみませんか?
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