学生の海外旅行は必携は国際学生証
今の時代、学生の海外旅行は当たり前になっています。高校生も卒業旅行で国外に出たりするようです。しかし、学生は学生。みんながみんな、決してお金持ちではないですから、できるだけ割引を受けながら観光したいと考えています。そんな学生にオススメなのが国際学生証です。これを持たずに旅行をする学生は損しかありません。そこで国際学生証についてご紹介していきましょう。
世界133ヶ国で利用できる国際学生証の不携帯は損!?
兵庫県ユースホステル協会ってところで国際学生証発行して貰ったけど、
— だっち →LA (@dacchimilk) September 7, 2017
受付のおばちゃんに「23歳以下やったら全国のユースホステルとか観光施設で割引受けられる会員証を期間限定無料で作れるで」って勧められて、作ってみた pic.twitter.com/JOKwmhzPhw
国際学生証はチケット窓口などで提示するだけで世界133ヶ国における様々な観光施設や交通機関、文化的遺産や博物館を割引で利用できます。発行も日本国内でできますし、決して高いものではありません。そのため、お得に海外旅行・海外観光をしたい学生は必携。この国際学生証はメリットしかないと言ってもいいくらいです。
しかも、海外旅行でなくても日本国内の観光にも適用されますから、学生はとにかく国際学生証を発行して保有しておくべきです。そんな国際学生証のお得な使い方、それから発行する上での注意点などを踏まえ、国際学生証がいかにメリットのある証明証であるかを垣間見てみましょう。未発行の人は今すぐ欲しくなるはずです。
国際学生証は誰が運営しているの?
【資格】国際学生証
— ガクビー (@gakubii) September 16, 2017
高校生や大学生は各大学の生協、郵送などで国際学生証を作ることができるビ(1430円)
これがあれば海外に行った時に各地域の学割が利用できるんだぞぇ?知ってたか? pic.twitter.com/sts8koRFo0
国際学生証はISICとも呼ばれます。International Student Identity Cardの頭文字で、ユネスコが承認する国際学生証になります。大学などの生協などを中心に全国に発行所があり、学生証のコピーと証明写真、取得費用を持参すれば即日発行してくれるところもあります。国際学生証が使えるところは加盟している施設になりますが、場合によっては数十ドルも割引になることもあり、申請対象者は絶対に持っておくべきです。
国際学生証は主に大学生や専門学校生になりますが、中高生向けのものや学生ではない人が取得できるタイプ、それから教員向けのカードもあるので、大学生でないからと諦めるのは早計でしかありません。海外旅行に頻繁に出かける人や、日本国内の博物館などへの観光を好む人にも割引メリットがありますので、ぜひ注目してください。
国際学生証ではどんな割引が受けられる?
国際学生証の割引を受けられるところは遺跡などの文化遺産や博物館などの教育施設、交通機関、飲食店と多岐に渡ります。国によっては日本の学生証も利用できますが、国際学生証の方が対象施設が多くて確実です。割引率はその施設によって違いますが、数円程度から数千円レベルになりますので、間違いなく、受けられる恩恵は1回の旅行で発行手数料を上回ります。これは重要なポイントではないでしょうか。
国際学生証を作ってみた pic.twitter.com/f8aDY9IRLD
— くろせ (@9696_se) September 16, 2017
国際学生証の使い方は国や施設によって違います。国によってはネットから事前に「初期事前認証登録」が必要であったり、当日券の割引のみしか受け付けないなど様々です。国際学生証の公式サイトにはスマートフォンやタブレット向けのアプリが用意されています。海外の割引施設の検索もできますので、事前にダウンロードしておくべきです。
日本国内でだって割引がある!?
国際学生証の公式サイトを見ればわかりますが、日本の観光スポットなどでも国際学生証は利用可能です。日本の学生であれば学校の学生証でも割引は受けられますが、施設によっては普通の学生証よりも国際学生証の方が得なこともありますので、海外旅行をする予定がなくても国際学生証を発行しておくべきなのは間違いないでしょう。
日本全国の観光スポットや博物館などもそうですが、レストランの「ハードロックカフェ」や北海道を拠点とした航空会社「AIR DO」の利用でも国際学生証は利用できます。さらには「日光江戸村」などのエンターテインメント施設でも割引が利きますから、やっぱり国際学生証は持っておくべきです。
国際学生証を取得できる条件ってなに?
国際学生証というくらいですし、海外旅行をよくするのはやっぱり大学生が一番多いでしょう。実際に国際学生証の需要は大学生に多いようです。ですが、必ずしも大学生でなくても国際学生証は取得できます。厳密には国際学生証=ISICですので、そうではないカードも存在するのです。大きく括った国際学生証として取得可能な条件を見てみましょう。
STUDENT(ISIC)に当てはまる人
これが最も一般的に言われている国際学生証です。申請資格がある人は大学や短大あるいは大学院生の本科生であること。それから、高等専門学校の4年および5年生の本科生。そして、専門学校(ただし専修学校専門課程)の本科生であることです。国際学生証は大学生だけが申請できるわけではなく、門戸は広いのです。
SCHOLAR(ISIC)に当てはまる人
こちらも国際学生証ですが、大学生よりは若い生徒たちになります。つまり、中学生、それから高校生、そして高等専門学校の1年から3年生、高等専修学校(専修学校高等課程)や専修学校一般課程の本科生たちが対象になります。年齢的にはひとり旅よりは家族旅行で行く場合も多いかと思いますので、その際はぜひ取得をオススメします。
TEACHER(ITIC)に当てはまる人
こちらは学生ではなく、教員向けのものになります。ですので、厳密には国際学生証ではありません。申請できる条件は、国際学生証が取得できる学校に勤務する教員になります。ただ、最低18時間以上/週、および最低1年以上の勤務歴がなければなりません。その学校が発行した教員であることの身分証のコピーか在職証明書を用意すれば取得できます。
YOUTH(IYTC)に当てはまる人
学生ではないという人もまだ諦めないでください。国際学生証とはやや違い国際青年証と呼ばれる身分証明証になり、12歳以上31歳未満(31歳の誕生日前日まで)の人も国際学生証に似たこの証明証を取得することができます。国際学生証と同じ、世界中の観光スポットなどにある対象施設で割引を受けられるメリットがあるカードです。
国際学生証発行にはいくら必要?
様々な割引のメリットを受けられる国際学生証ですが、発行手数料もまた安いです。学生証などのコピーや写真、申請書を発行所に持参すれば、税込み1750円です。郵送の場合は送料などを含め、それでもたった2300円になります(※2017年9月時点の料金)。発行所によっては即日発行も可能ですので、急遽海外渡航が決まった人でもそのメリットを逃すことはありません。
最寄りの国際学生証発行所はこちら
国際学生証を発行したいという人は最寄りの発行所に行きましょう。主に大学の生協などで受け付けており、即日発行できるところから最長で1週間程度かかる発行所など様々です。また、国際学生証以外の生徒や教員向けのカードも発行できるところとできないところがあるので、国際学生証のアプリや公式サイトで確認してみてください。
気をつけよう!有効期限は取得日からじゃない!
有効期限は本当に注意が必要です。国際学生証の有効期限は発行日から起算ではないからです。年度によって違いますが、例えば2017年9月時点で発行されているカードの期限は2016年12月1日から2018年3月31日までとなっています。ただし、国際青年カードは発行日から1年間です。早くに発行すればするほど有効期間が長くなって、対費用効果のメリットが高まります。
渡航中に期限が切れたら使えない
パリの学生食堂「レストー・ユー(Restos U)」は、学生なら国際学生証の提示でわずか3.2ユーロで充実ランチ。一般人でも約1,000円弱を払えば、しっかりとしたランチを食べられる!パリの学食を体験してみよう!→ https://t.co/sKQ7bEok9B pic.twitter.com/tsDCBeW1YW
— エクスペディア(Expedia) (@Expedia_Japan) September 16, 2017
海外旅行や日本観光でもメリットがたくさんある国際学生証ですが、万が一、渡航中に有効期限が切れてしまったらどうなるのでしょうか。これはアウトです。有効期限が切れてしまえば国際学生証もただのプラスチック板になります。海外に居続ける場合は再発行を郵送で行わなければなりません。旅行であればその期間を避ければいいですが、留学の際は要注意となります。
海外ではニセモノ国際学生証が発行できるけど…
実は国際学生証にはニセモノが存在します。日本国内ではまず見かけませんが、東南アジアや中南米、それから欧米の安宿街には稀に国際学生証を発行してくれる偽造カードショップがあります。タイはバンコクのカオサン通りは有名で、写真さえ持っていけば好きな大学の名前で発行してくれるのです。しかし、これは重大な違法行為になりますので、絶対に手を出してはいけません。
★世界一周ブログ更新しました★
— しげ@世界一周(帰国) (@hiroaki1002) June 1, 2016
アルメニア 5【偽造国際学生証】 https://t.co/cxGVgNRrXC pic.twitter.com/TrQ7wNNlt7
近年は偽造国際学生証も有名になったので、観光施設などではカードを入念にチェックしています。ペルーのマチュピチュは見つけ次第没収ですし、最悪警察に通報されます。違法カードで大幅な収入源だからです。そもそも偽造国際学生証も日本円で1000円以上はします。本物が1750円。どう考えても本物の国際学生証を発行した方が結果的に正解でしょう。
国際学生証で安心お得な旅行を約束
国際学生証のメリットは海外旅行での恩恵が大きいですが、日本国内の観光でも割引が利いて便利です。しかも、正規の国際学生証であればオンライン英語レッスンが90日間無料などの特典もありますので、留学前の準備にも役立ちます。学生などで国際学生証の申請対象になっている人。こうなったら取得しないことには損をするだけでしょう。
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