紫藤廬は台湾の老舗の茶館！史跡指定の歴史ある建物で美味しいランチも！

紫藤廬（ツートンルー）は台湾の台北市にある人気の茶館です。茶館とは台湾茶や中国茶を楽しむことができるティーサロンです。台湾茶が人気の台湾台北市では茶館が点在していますが、紫藤廬のような雰囲気のある茶館は実はなかなか見つかりません。訪れた人が必ず気に入っておすすめする茶館「紫藤廬」の魅力についてご紹介します。

紫藤廬でまず注目したいのは、とても趣のある建物です。1920年代に建てられたという紫藤廬の建物は、もうすぐで100年になる歴史ある建物です。日本統治時代の高官が利用していた官舎だったため、庭園や内装がどこか日本を感じるものになっています。ゆったりと落ち着いてお茶が飲める、紫藤廬はそんな空間です。

茶館としてこの建物が始まったのは1981年で、その後古跡として指定されました。政府に返還される危機もあったそうですが、市民の手で守られました。2008年に改装を行ってリニューアルオープンし、現在はアーティストの展示作品があったり、個展が開かれたりと、現在はお茶以外の芸術の発信地としての役割も担っている茶館です。

紫藤廬を訪れるなら3月から5月がおすすめです。紫藤廬の庭には藤の棚があり、3月から5月にかけての藤の花のシーズンは、紫色の美しい藤の花を見ることができます。紫藤廬という店名を見てお分かりかもしれませんが、この紫色の藤の花は店名の由来にもなっています。藤の花を見ながらゆっくりお茶時間を過ごすのは、とても贅沢です。

趣のある紫藤廬で、ゆっくりと台湾茶を楽しんでみましょう。メニューには台湾茶の種類が書かれていますが、台湾茶のことがよくわからない人は、まずは親しみやすい凍頂烏龍茶や高山金萱茶を試すのがおすすめです。紫藤廬の落ち着いた空間の中で楽しめるお茶の時間は、とても贅沢な時間に感じられそうです。

台湾茶を楽しむ時に是非一緒にオーダーしたいのがお茶菓子です。台湾でおなじみのパイナップルケーキや、かりんとう、おもちなどは人気のありそうなメニューです。凍頂烏龍茶で似た梅は、台湾茶と合わせて是非試してみたいお茶菓子です。お茶菓子の中にはお土産として持ち帰りできるものもあるので、お土産で持っていくのもおすすめです。

紫藤廬はランチタイムとディナータイムに食事をオーダーすることができます。セットメニューには、季節の前菜、サイドディッシュ、スープ、ご飯とスイーツ、そしてサービスの台湾茶が付いています。魚やお肉を煮込んだり味付けするのに台湾茶を使ったものなど、紫藤廬オリジナルのメニューはヘルシーなものが多く、女性に人気です。

紫藤廬の玄関ホールはショップにもなっていて、台湾茶の茶葉や茶器を見つけることができます。ショップで売られているものもセンスのいいものばかりなので、気になる茶葉や茶器がある人は帰りにぜひ買って行きましょう。紫藤廬で楽しんだ茶葉を買って帰るのもいいですし、試したこのない茶葉を買って帰ればお茶の時間が楽しみになりそうです。

紫藤廬のランチタイムは11時30分から14時まで、ディナータイムは17時30分から20時までです。紫藤廬でのお茶は、10時から22時まで楽しむことができます。古跡の見学は10時から17時までです。定休日はありませんが、旧正月の数日間はお休みとなるので、旧正月の時期は事前に確認した方が良さそうです。

住所：台灣台北市新生南路三段16巷1號 電話番号：02-23637375

台湾で茶館に行きたくなったら是非「紫藤廬」を訪れてみましょう。歴史と趣のある建物で台湾茶を楽しめば、ゆったりとしたくつろぎ時間を過ごすことができそうです。紫藤廬ではお土産も買えるので、気になったお茶は帰りに購入してみてはいかがでしょうか。