御射鹿池観光まとめ！アクセスは？紅葉など四季折々の見どころも紹介！

長野県には自然が多く、美しい池なども多いことで有名ですが、その中でも今回ご紹介するおすすめの｢御射鹿池｣は絵画のように美しく、テレビのコマーシャルなどでも使われていました。今回は、そんな御射鹿池の季節ごとの見どころやアクセス方法など、御射鹿池観光についてをまとめました。御射鹿池観光へ行く際の参考にしてください。

長野県にある御射鹿池(みしゃかいけ)についてご紹介いたします。御射鹿池は、長野県の茅野市豊平に位置するため池です。御射鹿池が多くの人に知られたキッカケは、1972年に日本画の東山魁夷の｢緑響く｣で美しい白い馬が、御射鹿池の緑の樹々に覆われた池畔に現れている様子を描いている作品が有名になったことです。

その後も御射鹿池は、2006年頃にシャープのAQUOSのテレビコマーシャルで使われ、更に有名になりました。2010年の3月には、池百選にも認められ、今となっては旅行会社で行くツアーの名所となっています。季節ごとに自然達が異なる表情を見せてくれ、特におすすめの観光時期は秋の紅葉です。

尚御射鹿池は、1933年に作られた人工池です。酸性の強い人工池のため、生き物は生息しておりません。流れ込んでくる冷たいお水を留めているため池で、それらを温めることにより、農業用水として使われています。農業用水として作られたため、観光用に整備されているわけではありません。池より少し離れた位置より観光することが可能です。

御射鹿池へアクセスする場合、車がメインとなります。御射鹿池は、中央自動車道の諏訪ICより約30分位の場所に位置しています。具体的なアクセス方法をお伝えすると、諏訪ICから152号線を北上し、途中で県道191号線へ入ります。諏訪ICから1本道のため、迷うことは殆どないかと思います。駐車場10台程のスペースが用意されています。

茅野市のバスにてアクセスは一応可能ですが(最寄りのバス停は明治温泉入口)、1日に僅か2往復しか便が出ていないようなので、厳しいかと思います。御射鹿池だけの観光をする場合には、自家用車かタクシーでアクセスをするようにしましょう。車のカーナビにも通常は登録されているはずなので、簡単に行けるはずです。

御射鹿池の一番の見どころは、やはり絵画の｢緑響く｣のような絶景ではないでしょうか。あのモスグリーンの色彩を見られる時間帯は、早朝です。後で詳しくお伝えいたしますが、早朝の朝靄があの絶景を生み出しています。その他のおすすめの時期は、秋の紅葉です。池の周辺は豊かな自然で覆われているので、紅葉が見事で大変美しいです。

御射鹿池見どころの秋の紅葉の時期には、周辺の自然が紅葉し、美しい池とのコラボレーションが見られておすすめです。勿論それ以外の季節でも、それぞれ異なる表情を見せてくれるので、下記で詳しく春夏秋冬の見どころをご紹介させていただきます。御射鹿池へ行くときは、その綺麗な風景を残すため、カメラ持参で観光へ行きましょう。

4月の長野はまだまだ寒く、御射鹿池でも雪が降っていることもあり、緑が少ないことが多いです。雪景色も幻想的で美しいのですが、確実に緑を見たい場合には、夏以降に観光へ行くことをおすすめいたします。5月になると次第に気温も上がってきますが、まだまだ緑は少なく、周辺の自然が色あせている風景を鑑賞することになります。

春の季節であっても、御射鹿池自体は勿論美しいのですが、絶景を楽しむためには周辺の自然の様子を大切な要素です。長野県は東京周辺の気温と比べるととても低いので、観光へ行く場合には、4月であってもコートなどを着用して暖かい服装で行くことをおすすめいたします。

夏になってくると、写真撮影におすすめの時期になってきます。自然も美しく緑も増え、観光客も多い季節です。絵画のような写真を撮影するためには、夏場が一番適していると言えるでしょう。気候も暖かくなってくるので、観光にピッタリです。しかし長野県は、夏であっても朝晩は気温が下がることがあるので、気を付けましょう。

御射鹿池は、今となっては人気の観光地ですが、元々は農業用水の溜池として作られた場所なので、周りには何もありません。あるのは豊かな自然だけです。何もないので、中にはつまらないと思ってしまう方もいるかと思いますが、静かで癒される場所なので、何もないからこそ良いと思ってくれたら良いと思います。

秋は御射鹿池の見どころの季節です。周辺の自然が黄金色に染まり、夏とは違った風景を楽しめます。紅葉と美しい御射鹿池のコラボレーションは大変美しく、多くの写真家達が集まる季節でもあります。夕焼けの時間帯には、燃えるような木々が湖面に映り込み、絶景を生み出します。まさに逆さ紅葉森です!

紅葉の季節の御射鹿池は、大変神秘的で美しいので、機会があったら是非足を運んでみてください。夕暮れ時には真っ赤な太陽が紅葉の色彩を際立て、更に美しく見せてくれるので写真撮影するにはおすすめの時間帯です。寒い時期になってくるので、暖かい服装で行きましょう。

冬の御射鹿池も、雪景色で神秘的です。とても静かで緑も無いため、しんみりとした静けさが漂います。しかし冬場に御射鹿池へ行くには、積雪のためアクセスが困難です。除雪はされていますが、長野の雪は東京とは比べ物にならないので、雪道の運転に慣れている方が運転をすることをおすすめいたします。

冬場の御射鹿池へ行くためには、車のチェーンはマストです。雪が積もっているので、十分に気を付けて運転をするようにしてください。緑がないため、少し寂しげな風景が広がっていますが、雪景色の木々が湖面に映って、それがまた神秘的で美しいです。他の季節にはない魅力があるので、興味がある方は是非足を伸ばしてみてください。

さて、｢緑響く｣の絵画のように美しい絶景を観るためには、どうしたら良いのでしょうか。あのモスグリーンの色彩は、早朝の朝靄が演出しています。時期的には5月後半から6月前半の新緑の時期が最適です。朝4時30分から5時30分頃の日の出の時間帯が朝靄の出るベストな時間となります。とても幻想的で美しい景色が見られます。

早朝の時間帯には、モスグリーンの色の木々が湖面に映って大変美しく幻想的な景色を楽しめます。5時40分を過ぎてしまうと、日が高くなってくるので、モスグリーン色でなくなってしまうので、絵画のような絶景を観たい場合には、頑張って早起きをして早朝に行くようにしましょう。

また御射鹿池で絵画のような美しい絶景を観るための条件として、風が少なく、湖面が静かな日であることが挙げられます。注意していただきたい事は、御射鹿池には、立ち入り禁止区域があります。池には近付けないようロープがはっているので、立ち入り禁止区域には入らないよう、離れたところから観賞を楽しみましょう。

いかがでしたか?御射鹿池の見どころやアクセスなどをご紹介いたしました。御射鹿池は、季節ごとに様々な表情を見せてくれるので、いつ行っても毎度違う御射鹿池の魅力を堪能できます。とても静かで美しい場所なので、大切な人一緒に行ってみてはいかがでしょうか。きっと自然の力で皆さんに元気と癒しを与えてくれるはずです。