信州そばの本場・長野の美味しい人気店ランキング！名店多数あり！

寒冷地を好み、痩せた地でも育つそば。信州に最適の作物といわれます。信州そばの歴史は古く、そば切り発祥の地との説もあります。長野県はそば店の数日本一で、美味しいと評判の名店が目白押しです。ここでは長野の名店ランキング！美味しい人気店厳選！トップ10をお届けします。

JR小諸駅から徒歩4分、北国街道沿いにある2世紀余の歴史を刻む老舗。江戸時代末期の酒蔵を利用した店構えです。席は新館に60席、旧館に40席。そばは、高峰高原で自家栽培した霧下そば粉を、めん棒を3本使った独特の方法で打ちます。霧や寒暖差のある高原で育ったそばは、風味・甘味・コシが強いのが特徴です。

何十年にもわたって作り続ける本がえしによるそばつゆは、まろやかでコクがあります。このバランスの取れたつゆが、のど越しが良く、甘みのあるそばとからみ至高の旨みを実現します。オススメは季節の山菜などを揚げた天ざるそば（1836円）。食感と香りが抜群です。名物のそばおやき、そばソフトクリームもあります。

住所:長野県小諸市本町2-1-3 電話番号:0267-23-0820

挽きたて、打ち立て、茹で立ての出来立てそばが、セルフサービスでリーズナブルに食べられる店として評判です。長野自動車道安曇野ICから5分、内外で寿司などの飲食店を展開する王滝グループのチェーン店として2014年にオープンしました。ウッディな店内にテーブル席など70席。隣に直営の製粉所があります。

そばはざる、大ざるなどすべて500円。これにエビ天やかき揚げ、角煮（1品150円から200円）などお好みの品をトッピングして清算します。山菜きのこやとろろ、、おろし（100円）などのサイドメニューもあります。つゆ、ねぎ、わさび、そば湯はセルフサービス。上質の信州そばを、たっぷりと値打ちで気軽に味わえます。

住所:長野県安曇野市豊科南穂高133-1 電話番号:050-5890-6554

上信越自動車道上田菅平ICから約10分、歴史を感じさせる趣ある店は、『真田太平記』の作家池波正太郎さんが通った老舗。テーブル席25ほどの小ぢんまりした店で、店名は先祖が刀鍛冶だったことに由来します。そばの量が多いことが店の特徴。もりそば、ざるそばともに大、普通、中、小の4種類ですが、中サイズで通常の店の大盛りです。

オススメは、その場で自分で作る味噌だれで食べる真田そば（1050円）。たれは、なめこと鰹節入りの味噌にだし汁を投入した後、そばつゆを入れ、最後に薬味の大根おろしを加えます。コクと品のあるたれの完成です。これに硬いと思うほどコシの強いそばを絡めて食べると、極上の旨みに出会えます。絶品のそば湯もお忘れなく。

住所:長野県上田市中央2-13-23 電話番号:0268-22-2948

上信越自動車道信濃町ICから約30分、神話と伝説の山里・戸隠の中心地にある広々とした和風レストラン。大きな窓で明るい店内にテーブルや小上がりの畳など53席。「長野市の水がめ」といわれ、水質が良く、真夏でも冷たい水を使って打ち、茹で、しめるそばは絶品との折り紙付きです。

戸隠や黒姫など信州産のそば粉を石臼で自家製扮し、その日の気温、湿度、粉の状態に応じて手打ちしたそばはやや細め。歯ごたえ十分でのど越しが良く、すっきりしたつゆとの相性は抜群。水を切らないまま、そばを折るように盛り付けるぼっち盛りは雰囲気があります。そばチーズケーキもオススメです。

住所:長野県長野市戸隠3510-25 電話番号:026-254-2102

松本空港西の小さな山村に9軒の蕎麦屋が軒を連ねる「唐沢そば集落」。江戸時代、集落を流れる唐沢川の水で水車を回し、米やそばを挽いているうちに、唐沢のそばは美味しいと評判になり、明治以降そば屋が続々開店。集落の一番奥にあるのが名店と名高い水舎です。かつて旅館だった店には、畳にテーブルと椅子などの部屋があります。

低温貯蔵庫で保管した玄蕎麦を毎日、石臼で製粉して電子ミネラル還元水で打っています。オススメは粗挽き蕎麦。そば殻の食感が残るほど粗挽きですが、化学調味料を一切使わずに仕込んだつゆとよく合い、のど越し、香り、旨みがそろった信州そばを味わえます。ニジマスの空揚げや、五平餅に似た蕎麦やきもちも評判です。

住所:長野県東筑摩郡山形村下竹田7249 電話番号:（0263）98-3002

上信越自動車道小布施スマートI.Cから約10分、オシャレな暖炉が目をひくウッディ調の店内にテーブル席など31席。落ち着いた雰囲気です。自社の畑で無農薬栽培したそばを手刈り、天日干しして自家製粉、丹精込めて打ちます。オススメは生粉打ち、変わりそば、あら挽きそばの3つの味が楽しめる「三昧そば」。

生粉打ちは、100％のそば粉を水だけでこねて打った十割蕎麦。極細でつややかなそばは美しく、口にすると豊かな香りと旨みがふわっと広がり、まろやかなつゆと合います。変わりそばは、柚やよもぎなど季節を、またあら挽きは星が飛んで表面がザラザラの野趣を楽しみます。むらくも（蕎麦粉入り蒸し栗羊羹）も人気です。

住所:長野県上高井郡小布施町中松872番地9 電話番号:026-247-5652

中央自動車道諏訪ICから約10分、清潔な店内には麺打ち場を囲むようにテーブル席、小上がりなど計51席。標高1000mの八ヶ岳山麓で栽培される完全無農薬のそばを、石臼で挽かずに「どう」という道具で餅のようについた十割そばを、水・塩・つゆの3種類でいただく十割どうづきそば（1600円）が名物。そば自体の味が楽しめます。

実を挽かずにつなぐそばは、ブツブツ肌で野趣あふれ、そば粉の粒を舌で感じます。今までの常識を破った新しい製法のそば切りです。そばは1本1本短く切れ、そこから甘い上品な香りと旨みがあふれ出ます。初めて水で食べるお客さんが多く、つゆを付けるのが惜しいほどそばの味が美味しいと驚きます。

住所:長野県茅野市塚原2-15-16 電話番号:0266-73-0209

善光寺から表参道通りを徒歩5分、2階建ての落ち着いた雰囲気の店です。1、2階にテーブルなど51席。名物は黒姫山の裾野で、深い霧に包まれて育った霧下そばを、つなぎを加えずそば粉だけで作る、挽きたて・打ちたて・茹でたての十割手打ちそば。独自製法のかえしを3カ月間熟成させたつゆが、そばを引き立てます。

オススメは十割そばと1日5食限定の更級そばが贅沢にも一緒に食べられる「二色そば」。値段も800円と最高のコスパで、行列必至です。サイドメニューも充実していて、エビ、なす、ウド、ニンジンなどをふんわり揚げた山菜・野菜天ぷら盛り合わせ（400円）や、特製みそやつぶあんなどで味わうそば団子（100円）が外せません。

住所:長野県長野市大門町46-1 電話番号:026-233-5002

JR松本駅から徒歩5分、松本郵便局向かいのビル1階。テーブル席など50席。おしゃれな店内に昼はクラシック、夜はジャズが流れます。城下町の趣ある名店と評判のそば処。木曽産のそば粉を使った二八そばを、冷水できりりと締めたそばはのど越しがよく、香り豊か。つゆもサッパリして後味がよく、蕎麦湯や蕎麦茶も美味しいと人気です。

オススメは投汁（とうじ）そば。きのこや野菜が入って煮えたぎる鍋の出汁の中に、冷水で締めたそばをしゃぶしゃぶのように入れてフーフーして食べます。寒い信州ならではのそばの美味しい食べ方で、野麦峠で知られる旧奈川村の郷土料理。馬刺しや焼き味噌、葉わさび漬など酒肴と多くの地酒も外国人らの人気を呼んでいます。

住所:長野県松本市中央2-1-24 五幸本町ビル　１Ｆ 電話番号:050-5868-1787

1967年（昭和42年）創業の戸隠そばの名店は、戸隠神社の中社鳥居前に落ち着いたたたずまいを見せます。1、2階合わせて70席の店は行列が絶えません。新そばの風味を保つため、秋に収穫したそばを厳冬期に石臼で挽き、真空パックで零下20度の冷凍庫で保存。そば茹でる時、旨みや色、栄養価が溶け出さないよう茹で時間を70秒から90秒に抑えています。

竹編み皿に、水切りなしにそばを折りたたんで盛り付けたぼっち盛りで出されるそばは、歯ごたえのある霧下そば。店一番のオススメはざるそば（880円）です。飾ることができない生（き）のそばだけに、お客さんに信州そばの本当の味を味わってもらえるからです。店の自信の表れと言えます。モッツァレラタイプのそばがきも人気です。

住所:長野県長野市戸隠3229 電話番号:026-254-2219

最後までお読みいただきありがとうございます。信州そばといっても、そばの産地や挽き方、打ち方、茹で方、さらにつゆやトッピングなどによって多彩な味わいになります。その広さや深さが、ファンを魅了するのかもしれません。ぜひ現地に行って名店の美味しいそばを楽しんでください。