南木曽観光人気スポット7選！田立の滝や妻籠をハイキングで巡ろう！

南木曽町は岐阜県との県境に位置し、山岳に囲まれ、町の中央を木曽川が流れています。以前は木材木工業が町の主な産業でしたが、近年は妻籠宿等の観光資源を活かした観光産業に力を入れ、多くの観光客が訪れます。そんな南木曽町にはハイキングに良いおすすめの観光スポットや温泉が数多くあるので、ご紹介します。

田立の滝(ただちのたき)は、うるう滝、らせん滝、そうめん滝など、大滝川の峡谷にかかる無数の瀑布を総称したものです。田立の滝の中でも主瀑である天河滝は、高さ40mのてっぺんから大滝川本流が崩れるように落ちるので圧巻!かつて里人たちは天河滝を神聖視し、雨乞い神事を奉るとき以外は登らなかったそうです。田立の滝をハイキングするには、滝のそばを歩ける整備された登山道があり、自然の造形美を堪能できます。

まず田立の滝キャンプ場からさらに道を進むと、行き止まりに粒栗駐車場(トイレ完備）があります。田立の滝のハイキングコースはここからスタート!途中、吊り橋や樹齢400年の檜などを見ながら天河滝まで約70分、その先にある断崖絶壁の不動岩展望台まで約90分で着きます。田立の滝の登山道は整備されていますが、所々老朽化など足場が悪いので、底の滑らないしっかりした靴がおすすめ。

住所:長野県木曽郡南木曽町田立 電話番号:0264-57-2001(南木曽町観光協会)

全国で初めて古い町並みを保存した宿場町で、国の重要伝統的建造物保存地区に選定、郷土環境保全地域の指定を受けています。枡形の町並みの中は古い建物が残され、懐かしさと郷愁を感じる情緒がいっぱい。

古き良き日本の風景が南木曽の山あいの自然と上手く溶け合い、まるでタイムスリップしたかのよう!平坦なので、身軽に散策できます。お店は弁当箱、すし桶、竹かごなどの木製品や民芸小物をはじめ、五平もち、蕎麦、栗きんとん、ほうば巻きなど美味しいものもたくさん!散策しながら、お気に入りをみつけてみては?

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2159−2 電話番号:0264-57-3123(妻籠宿観光案内所)

柿其渓谷(かきぞれけいこく)は数ある木曽路の渓谷の中でも、特に美しいと言われる景勝地です。ハイキングにはツツジやシャクナゲが咲く春、紅葉の秋がおすすめ!恋路のつり橋から牛ヶ滝までの約300mの遊歩道が気持ち良いです。駐車場から滝まで山道を歩いて１０分（片道）。渓谷の水は川底まで透き通るエメラルドグリーンで、その透明な美しさに吸い込まれそうになるほど!知る人ぞ知る秘境です。

住所:長野県木曽郡南木曽町読書 電話番号:0264-57-2001(南木曽町観光協会)

中山道とは江戸時代の五街道のひとつで、京と江戸を結んだものです。1601年から7年間で他の4街道とともに整備されました。峠道が多く往来は困難でしたが、大河もなく氾濫に伴う渋滞も少なかったことから、参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも使われていました。そんな中山道には今でも風情のある宿場町が残っています。

馬籠から妻籠まで全長9Km、ゆっくり歩いて3時間ほど。馬籠から馬籠峠は急な短い上り坂、馬籠峠から妻籠はゆるやかな長い下り坂なので、馬籠から妻籠へ向かった方が楽です。すべて歩く余裕のない人は、馬籠(妻籠)から峠までバスか車で行き、下り坂のみ歩いてみては？峠から妻籠は約1時間30分です。途中、宮本武蔵が修業したと言われる男滝女滝や番所跡の一石栃など見どころがたくさん!

南木曽駅から妻籠・大妻籠・馬篭峠・馬篭を経て落合宿にいたる道は、ハイキング道路としても整備され歩きやすくなっています。紅葉の時期はとてもきれいなので、ハイキングにおすすめ!青空フリーパスを利用して、南木曽駅から妻籠宿まで徒歩で約1時間。最初の登りは少々厳しいですが、妻籠宿を散策しつつ、ハイキングはいかがですか?無料の休憩所もあります。定期バスの運行もあり。

桃介橋(ももすけばし)は、木曽川の水力発電開発に力を注いだ大同電力（福沢諭吉の婿の桃介社長）が読書発電所建設の資材運搬路として架けたもので、大正11年に完成。全長247mで、美しく雄大な景観を誇っています。4月下旬には天白公園のミツバツツジの絨毯が背景になって絵葉書のような景色、5月には数多くの鯉のぼりも泳ぎ日本的な景色が楽しめるのでおすすめです。

住所:長野県木曽郡南木曽町読書 電話番号:0264-57-2001(南木曽町観光協会)

南木曽博物館は脇本陣奥谷、歴史資料館、妻籠宿本陣の３館からなる木曽街道の歴史館。脇本陣奥谷は妻籠宿の脇本陣、問屋を代々務めた林家の旧宅で、妻籠宿保存の中核として国指定重要文化財に指定されています。現在の建物は明治10年に桧をふんだんに使い建てられ、堂々たる造りを見ることができます。また囲炉裏端での昔の生活ぶりなど語り部から聞くことも。

妻籠宿本陣は、江戸時代に参勤交代などの大名の宿泊所として幕府に指定されていた施設で、島崎藤村の母の生家です。平成7年、江戸時代後期の間取りをもとに忠実に再現してあり、見る価値があります。上段の間はお殿様がそこにいるかのような臨場感、そして立派で上品な床の間など見ごたえ十分です。

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2190 電話番号:0264-57-3322

緑深い自然の中で、イワナ、アマゴ、マスなど釣りやつかみ取りが楽しめ、釣った魚は炭火焼きにして食べることができます。グレーリングという珍しい魚も。また、五平餅、刺身、山菜おこわ、焼きおにぎりなどのメニューがあるので、ゆっくり食事をしながら過ごせます。おすすめは、ますを出汁に使った味噌汁の渓流汁!近くに清流が流れているので子どもたちは水遊びもできる楽しいスポットです。

住所:長野県木曽郡南木曽町田立字木屋848-1 電話番号:0573-75-4404

南木曽を訪れたら、ぜひご当地の美味しいものも食べたいですよね!妻籠宿には南木曽の名物を出しているお店がたくさん集まっているので、その中でも人気のお店をいくつかご紹介します。ランチや散策の休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょう?訪れた地の名産をいただくのも旅の醍醐味です!

外国人観光客にも人気の旅館で、お昼はお食事処としても営業しています。定食や一品料理などがあり、蕎麦に五平餅は、訪れるほとんどの人が頼んでいる人気メニュー。味噌の甘みとほうばの香りが良い、ほうばステーキもおすすめ!池や手入れの行き届いたお庭を眺めながら、郷土料理をいかがですか?

住所:長野県木曽郡南木曽町妻籠858-1 電話番号:0264-57-3009

妻籠宿でただ一軒のおやき専門店です。よもぎ、野沢菜、くるみ、かぼちゃなどふんわりとしたおやきは、ずっしり食べ応えがあります。せいろで蒸した熱々のおやきを店内でいただけます。囲炉裏に座って、地元産のお茶を飲みながら、美味しい漬物と一緒に妻籠宿の情緒に浸るのもいいですね。

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2199 電話番号:0264-57-2487

和甘味と栗きんとん、栗入りきんつばなど栗菓子の店。レトロな店内の畳座敷でいただく甘味は、甘さ控えめで抹茶との相性も抜群です。おすすめは、栗あんしるこ!栗あんを葛湯で割った様なトロみがあり、甘すぎず上品なお味です。売店コーナーには中津川の老舗、松葉から仕入れる栗きんとん、栗きんつばも。

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2176-1 電話番号:0264-57-3054

山里に昔から伝わる素朴な田舎料理を味わえます。料理が豊富な定食を中心に、松茸のコースや猪鍋、キノコ、山菜など、山で採れる食材がふんだんに使われている料理も。3月はざるそばが食べ放題になるのは嬉しいですね!木曽谷の旬を料理で感じてみませんか？

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻橋場1223-1 電話番号:0264-57-3600

森閑とした森に囲まれたホテル。総檜作りのひょうたん型露天風呂や富貴畑高原を一望できるジャグジー付き露天風呂などがあり、自然の景色を眺めながらの温泉は解放感がいっぱい。入浴料は大人900円、小学生450円。開館時間は11時から20時。

住所:木曽郡南木曽町吾妻4644-7 電話番号:0264-58-2288

こちらのお風呂の特徴は大きさ!檜の香に包まれる開放感ある内風呂、そして露天風呂がとにかくダイナミック!温泉は単純アルカリ泉で、泉質もトロトロして気持ちよく身体がとても温まる美肌の湯です。日帰りで温泉も食事も楽しめる0泊2食の日帰りプラン利用になります。

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2278 電話番号:0264-58-1126

かけ流しのアルカリ性単純温泉で、非常になめらかな美肌の湯です。体の芯までよく温まるため、冷え性や神経痛、肌荒れに効果があります。木曽の五木の１つであるコウヤマキで造られた3畳程の内湯のみですが、のんびり過ごせます。大人(中学生以上)550円、子供(3歳～小学生)300円。営業時間は11時から20時。

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻起シ2333 電話番号:0264-58-2365

いかがでしたか?南木曽の魅力は何と言っても奥深い山の自然と町並みの美しい景観でしょう。歴史ある街道を散策し、古き良き日本の風景を眺め、江戸時代の人々の日常に思いをはせながら、歴史とひのき薫る里を堪能してみませんか？