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うどん自販機とは?設置場所から値段に仕組みなどまとめて紹介!

うどん自販機とは?設置場所から値段に仕組みなどまとめて紹介!
投稿日: 2017年10月9日最終更新日: 2020年10月8日

「うどん自販機」を知っていますか?懐かしいと思われる方も多いと思いますが、レトロ自販機の部類のもはや絶滅機種となりそうな「うどん自販機」となっています。ここでは数少ない設置場所や値段、仕組みなどにも触れて、いまだにファンの多い「うどん自販機」を紹介します。

うどん自販機とは?見出し

「うどん自販機」とは、お金を入れるとうどんやそばが自動調理されて取り出し口に出てくる自動販売機のことを言います。1970年代に深夜に食事を摂る長距離ドライバーなどの客を対象にフード自動販売機を揃えた「オートレストラン」が国道沿いを中心に出店されるようになり「うどん自販機」はその味から目玉的な存在となっていました。

うどん自販機の盛衰見出し

ゲームでうどん自販機が全盛期?

ドライブインと併設されたところも多かった「オートレストラン」の中の「うどん自販機」は、1978年「スぺースインベーダゲーム」が登場するや郊外型ゲームセンターとの合併店が出始めブームとなり全盛期を迎えた時代がありました。しかし、1980年代に入るとコンビニエンスストアが24時間営業を始めたころから衰退が始まったのでした。

コンビニがうどん自販機を追いやった?

24時間営業のコンビニエンスストアやファストフード店が全国各地に乱立して、もはや深夜でもフード自販機に頼らずとも、コンビニエンスストアなどで食事ができるようになると「うどん自販機」がある「オートレストラン」などはまたたく間に姿を消していきました。代わりにコンビニエンスストアが出現した場所も多くあったようです。

うどん自販機の生産中止見出し

今でもうどん自販機が稼働するわけ!

かなり前に完全生産中止になった「富士電機めん類自動調理販売機」、通称「うどん自販機」なのですが、今でも全国で少ないながらも稼働しているのはどうしてでしょうか?機械に関しては腐食した部品は別の機械から交換部品を調達し修理しながらなんとか稼働させているようです。そのうち絶滅危惧種に指定されるかもしれません。

中身の食材は自家製!

「うどん自販機」の中身は、麺は自販機用のうどんやそば、ラーメンなどの市販品を使うことが多いようですが、中には手打ちもあるようです。独自のスープの味は地域によって濃さなど違い、おいしいと評判です。具はお店によっては手作りのところもあり、食べ比べてみるのもおすすめです。その手作りというのが稼働している理由かもしれません。

うどん自販機の仕組み見出し

うどん自販機の仕組みに感嘆!

気になるのは「うどん自販機」の仕組みでしょう。左側に麺と具入のカップが冷蔵された状態で出番を待っています。選択されたカップが右側に移動しお湯が注がれ、湯切りまで行います。最後に味の決め手のスープが注入され出てくる仕組みです。すごい仕組みに日本人の技のすごさを見る思いです。どうぞおいしく召し上がってください。

全国に6台!川鉄めん類自販機もある!

「うどん自販機」の仕組みには回転式の「富士電機めん類自動調理販売機」と、いまでは全国に6台しかないという「川鉄めん類自販機」の2種類があります。どちらももう製造はされていないので故障して部品がないと稼働はできない状態です。何とか修理しながら全国の「うどん自販機」は生き延びているのです。

うどん自販機の設置場所1:ブームは秋田から見出し

ドキュメント72時間のうどん自販機はここ!

「うどん自販機」にブームを起こしたのがNHK番組「ドキュメント72時間」に登場した秋田の「うどん自販機」でしょう。人のお腹と心を温める人情味のある「うどん自販機」に感動した人も多かったことでしょう。しかし、設置していた「佐原商店」が閉店することになり、有名になった「うどん自販機」は無くなりそうになりました。

うどん自販機は移転しました!

「うどん自販機」を存続させようと、お店の向かいにあった道の駅「あきた港セリオンリスタ」が引き取り稼働しています。今でも人気で行列が絶えません。お店はありませんが「佐原商店」の店主が食材を補充しています。ただし場所柄24時間営業ではなく9時から17時までの営業ですので日中にお出かけください。値段は250円です。

住所:秋田県秋田市土崎港西1丁目9番1号 電話番号:018-857-3381

うどん自販機(レトロ自販機)の聖地もあった!

秋田にはレトロ自販機聖地として「雲沢観光ドライブイン」も有名です。ここにも「うどん自販機」があるのでおすすめの場所です。テーブルや座敷もあり他のフード自販機の物も買って食事が楽しめます。結構遠方から訪れるマニアの方もいるようです。手作りの具に味がおいしい天ぷらうどんがおすすめです。商品の値段は250円です。

住所:秋田県仙北市角館町雲然山口66-12 電話番号:0187-55-1510

うどん自販機の設置場所2:群馬がすごい見出し

聖地「丸美屋自販機コーナー」

全国に50か所あるといわれる「うどん自販機」ですが群馬には12か所もあるのです。まずはレトロ自販機がずらりと並ぶ聖地として有名な「丸美屋自販機コーナー」です。山奥なのにわざわざ訪ねてくるレトロ自販機のマニアがいるのです。やはり「うどん自販機」の天ぷらうどんが人気でおすすめの一品です。値段は250円と安いです。

住所:群馬県みどり市東町花輪

「ドライブイン七輿」は夜が合う!

創業42年という「ドライブイン七輿」は昭和の雰囲気でレトロな自販機がアナタを迎えてくれます。レトロ自販機に力を入れたいと併設の食堂を閉めたほど念の入れようです。オリジナル自販機もありますが、やはり「うどん自販機」が人気です。大きい海老天を見てください。値段は300円です。チャーシューメン350円もおすすめです。

住所:群馬県藤岡市上落合853 電話番号:0274-23-0951

うどん自販機の設置場所3:埼玉にも聖地がある見出し

「鉄拳タロー」はレトロ自販機の聖地!

埼玉にも「鉄拳タロー」というレトロ自販機の聖地があります。さすがにインベーダーゲームはありませんがレトロなゲーム機もあり昭和がプンプン匂ってきます。ここでは「うどん自販機」の天ぷらうどんとハンバーガー、トーストを自販機で買って食するのが通なのです。ガランとした奥の空間は映画の撮影で使われたそうです。

住所:埼玉県行田市下忍

うどん自販機の設置場所4:新潟ではここ見出し

新潟「ポピーとよさか」も聖地!

ピンクのテント屋根が特徴の新潟「ポピーとよさか」もレトロ自販機の聖地として有名です。店内の厨房で手作りした天ぷらがのった天ぷらうどん300円や手作りトーストが入ったトースト自販機も大人気でおすすめです。食後は店内いっぱいに広がるこれもレトロなゲームに興じるのもおすすめです。レトロマニアには堪らない場所です。

住所:新潟県新潟市北区内島見2545-2 電話番号:025-386-1374

うどん自販機の設置場所5:島根にもいっぱい見出し

島根「コインレストランコウラン」も聖地!

島根は群馬に次ぐ「うどん自販機」がある場所で8か所で稼働しています。その中でもレトロ自販機の聖地となっている「コインレストランコウラン」を紹介します。「うどん自販機」は湯切りを回転式から傾斜式に改良した自信作です。ここが聖地になっているのはレトロなカレー自販機がここにしかないからです。ぜひカレーも食べてみて下さい。

住所:島根県出雲市斐川町上直江1306−1 電話番号:053-72-8211

自販機コーナーオアシスに聖人がいる?

「自販機コーナーオアシス」もレトロ自販機の聖地です。見た目はボロイけれどもメンテナンスはしっかりして味がいいのがこのレトロ自販機の特徴です。ここのオーナーが仕込みから機械のメンテナンスまでこなしています。近隣の機械まで修理をするそうで、オーナー自身がレトロ自販機の聖地(聖人)なのかもしれません。

住所:島根県益田市安富町

うどん自販機の設置場所6:西日本でも稼働見出し

山口「観音茶屋」は台風にも負けない聖地!

西日本にも「うどん自販機」はたくさんあります。山口にも「錦帯橋」に近いところに「観音茶屋」という聖地があって、驚いたことに現在のここのオーナーは島根のオアシスのオーナーでもあるのです。平成17年の台風でほとんどの自販機が流されたのに現在のように復旧されたのには頭が下がります。手作りうどんは絶品なのでおすすめです。

住所:山口県岩国市美川町南桑1286-1

徳島「コインスナック御所24」が聖地!

四国地域にも「うどん自販機」があります。その中でも聖地として有名な徳島の「コインスナック御所24」にはレトロ自販機が整然と並んでいます。「うどん自販機」と全国で1台という「ボンカレーライス自販機」が人気の的です。太麺のきつねうどん250円とボンカレーライス300円、安い値段の豪華ディナーを食べてみてください。

住所:徳島県阿波市コインスナック御所24

うどん自販機の未来見出し

うどん自販機の仕組みが鍵!

「うどん自販機」はもう製造されていないので壊れても取り換え部品がないと稼働はできません。「うどん自販機」の未来はただ昭和を懐かしむ画像のようにオブジェとして存続するのが未来の姿でしょうか?何とか稼働してあの温かくて味が抜群のうどんやそばを安い値段でいつまでも味わいたいものです。

「うどん自販機」は人が鍵!

「うどん自販機」の機械もさることながら、中身の具を作る人がいなくては稼働しません。オーナーが作っているところが多いようですが、全国的に高齢化が進み今後がわかりません。最初に紹介した秋田の佐原商店も高齢で店を閉めたわけですが「うどん自販機」は移転しなんとか生き残っています。自販機は今後減っていくのでしょうか。

愛すべきうどん自販機よ永遠に!見出し

いかがでしたか?全国各地に「うどん自販機」は散らばっていて一見どこにもありそうと思われがちですが、実情は相当に厳しいのです。機械を整備する人がいなければ稼働しない、中身の味を守る人が具を作れなければ稼働しなくなります。「うどん自販機」といつまでも仲よくしていくために、今のアナタにできることは食べることです。

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投稿日: 2017年10月9日最終更新日: 2020年10月8日

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