平湯大滝の結氷まつりは冬の絶景！紅葉時期も必見のおすすめスポット！

平湯大滝は日本の滝100選にも選ばれている岐阜県が誇る観光名所です。平湯大滝は季節によってそれぞれ見どころがあり秋は紅葉の名所として、そして冬は結氷まつりが人気となっています。自然が織りなす絶景見たさに毎年多くの観光客で賑わっています。今回は平湯大滝の紅葉と結氷まつり、ライトアップやシャトルバスまでご紹介します。

平湯大滝は岐阜県高山市にあるその名の通りの大きな滝です。落差は約64ｍ、幅は6ｍと岐阜県内でも最大級の高さを誇り、飛騨三大名瀑のひとつとなっています。それだけでなく日本の滝100選や岐阜県の名水50選にも選ばれるほど美しくもあり壮大な滝です。圧倒的な水量ならではの光景や空気感を味わうことができます。

そんな平湯大滝は冬本番になると岐阜県内の気温の低さや雪も相まって滝全体が氷結します。壮大な滝から巨大な氷柱へと姿を変えた平湯大滝はまさに絶景。冬にしか見ることのできないこの幻想的な風景は大人気で結氷まつりというイベントが毎年開催されています。夜間に行われるライトアップやバザーなど見どころも満載なイベントです。

平湯大滝の魅力は冬の結氷まつりだけではなく、秋の風物詩である紅葉の名所としても人気があります。紅葉の見頃の時期となると周辺の木々が赤やオレンジに色づき平湯大滝の絶景に彩りを加えます。壮大な滝と鮮やかに色づいた紅葉という自然の魅力溢れる風景が話題となり、毎年多くの観光客や写真撮影者で賑わっているスポットです。

平湯大滝を満喫したい方におすすめしたいポイントの1つ目は秋の紅葉です。岐阜県にも有名な紅葉の名所は多数ありますが岐阜県内でも数少ない滝と一緒に眺められるこの平湯大滝の紅葉はまさに絶景だと人気を集めています。壮大な滝とその滝を彩る紅葉、そして自然溢れる場所ならではの緑の木々とのコントラストが美しいと話題になっています。

平湯大滝は大自然を感じながら紅葉を眺めたい方におすすめです。平湯大滝の紅葉の見頃は10月上旬から10月下旬となっています。山間部にある滝なので周囲の気温が低く標高差もあることから紅葉の見頃となる時期が長いのが特徴です。紅葉の見頃が過ぎると平湯大滝の周辺は一気に冬景色へと変わり、結氷まつりへのカウントダウンが始まります。

平湯大滝の最大のおすすめはやはり冬に行われる結氷まつりです。結氷まつりは毎年恒例となっているイベントで毎年多くの観光客で賑わっています。普段は圧倒的な水量を誇る平湯大滝がすべて氷結し壮大な滝から巨大な氷柱へと姿を変えます。普段の平湯大滝の姿からは想像もつかないこの光景は冬本番でしか見ることができない絶景です。

結氷まつりといえばライトアップが有名ですが、獅子舞の演舞や太鼓の演奏などの郷土芸能を見ることもできます。バザーも開催されておりコロッケや甘酒などの温かい飲み物や食べ物が販売される「温もりバザー」が毎年人気となっています。また不定期で開催される無料バザーで温かいスープが提供されるなど、注目のポイントが多数あります。

結氷まつりは毎年2月に開催されているため2017年はすでに終了しています。ですが2018年も開催されることが早くも決定しました。結氷まつりは毎年開催日が固定されており期間は2月15日から2月25日です。開催されるのは夜間となっており時間は18時から21時までとなっています。悪天候で中止となる場合があるので事前に確認が必要です。

結氷まつりの開催時間は夜間ですが氷結した平湯大滝は朝でも昼間でも眺めることができます。ライトアップも結氷まつりの時間のみに行われているので朝や昼間に見る氷結した平湯大滝はまったく違う光景にも見えます。同じ氷結した滝でもライトアップされた滝とはまた一味違う光景、朝や昼間に眺めてみるのもおすすめです。

結氷まつりの最大の魅力はライトアップです。氷結した平湯大滝を色とりどりの光で輝かせます。大自然が織りなす冬ならではの姿に光の演出を加えてできあがるこの光景はまさに言葉を失う美しさ。本当に滝なのかと思ってしまうような雪に覆われた滝をより一層輝かせるライトアップは毎年大人気で言葉のいらない幻想的な世界が広がっています。

また平湯大滝に向かう道のりにもライトアップが施されています。ライトアップで輝く雪道や橋も美しく、その光景に夢中になるあまり平湯大滝になかなか辿り着けない方もいるんだとか。ライトアップされた道を歩くのは冬ならではの楽しみ方です。ライトアップは結氷まつり内のイベントのため期間と時間どちらも上記と同様となっています。

まず車の場合は中部縦貫自動車道(安房峠道路)の平湯ICで降りてすぐの国道158号線を走り駐車場に向かいます。その駐車場はどこにあるかですが平湯大滝には駐車場はありません。そのため平湯大滝公園か平湯温泉、もしくは平湯バスターミナルの駐車場を利用することになります。いずれも現地スタッフの誘導があるようです。

平湯大滝と最も近い駐車場は平湯大滝公園です。こちらの公園は現在休館となっていますが駐車場とトイレのみ利用することができます。公園からは徒歩10分ほどで平湯大滝に到着します。平湯温泉と平湯バスターミナルは道路を挟んだ場所にあるのでルートは同じです。平湯大滝まで徒歩25分ほどなのでシャトルバスの利用をおすすめします。

シャトルバスは結氷まつりの期間中に平湯バスターミナルから平湯大滝公園まで運行されています。運賃は無料でそこから徒歩10分ほどで到着します。電車や市営バスなどで平湯大滝に向かわれる場合も各駅やバス停からは距離があるので一度平湯バスターミナルを経由してそこからシャトルバスを利用するのがおすすめです。

以前は平湯大滝公園から平湯大滝までのシャトルバスが運賃100円で運行されていましたが公園の休館と道のりのライトアップ見たさに利用する方が少なかったことが相まって廃止となりました。こちらのシャトルバスはなくなりましたが公園から平湯大滝までの距離は近く、またライトアップされた道もあるので楽しみながら向かうことができます。

平湯大滝と程近い場所にある平湯峠と安房峠も紅葉の名所です。この峠の標高は1684ｍ、美しい景色が眺められる場所としても知られています。左右上下どこを見ても綺麗に色づいた紅葉が眺められます。紅葉の見頃は平湯大滝と同じく10月上旬から10月下旬となっているので平湯大滝で紅葉を眺めた後に訪れるのもおすすめです。

新穂高ロープウェイもおすすめです。こちらは岐阜県屈指の紅葉名所で平湯大滝同様毎年多くの観光客で賑わっています。ロープウェイの長さは約3200mもの長い距離です。ですが滅多に見ることができない上から眺める紅葉は絶景で飽きることなく楽しめます。こちらの紅葉の見頃は9月下旬から10月下旬でライトアップも開催されています。

岐阜県の冬といえば白川郷を思い浮かべる方も多いと思います。世界文化遺産に登録されている集落で昔ながらの日本の建物を見学したり宿泊することもできます。美しい緑や紅葉など四季それぞれに見どころがありますが1番人気はライトアップも行われる冬です。まるでこの建物が作られた当時にタイムスリップしたような風景が広がります。

平湯大滝の結氷まつりに行って冷えた身体を温めたいなら板尾温泉がおすすめです。栃尾温泉では22時まで入ることができる露天風呂のほかに露天風呂の近くでイルミネーションも開催されます。優しい光をテーマに作られており雪と光のコラボレーションが幻想的です。また雪で作られた造形物も見ることができます。

季節限定のものではありませんが飛騨大鍾乳洞もおすすめの観光スポットです。夏でも涼しい鍾乳洞は冬はもっと寒くなっているので観光客も少なく冬が穴場のシーズンとなっています。広い鍾乳洞を探検するかのように進みながらゆっくりと眺めることができます。またライトアップも行われており幻想的かつ神秘的な光景が広がっています。

平湯温泉は岐阜県が誇る秋も冬も楽しめる観光名所です。秋は紅葉、冬は結氷まつりと季節それぞれの楽しみ方ができます。無料のシャトルバスもありアクセスしやすいのも嬉しいです。結氷まつりではライトアップと共に打ち上げ花火が見られる日もあります。大自然を感じられる平湯大滝で美しい幻想的な光景を眺めてみてはいかがでしょう。