花フェスタ記念公園のバラの見頃はいつ？営業時間や料金は？

「花フェスタ記念公園」は岐阜県可児市にある県営の都市公園です。平成7年に開催された花の博覧会「花フェスタ’95ぎふ」がきっかけで、岐阜県がその会場を再整備しこの「花フェスタ記念公園」が作られました。ナゴヤドーム約17個分(80.7ヘクタール)もある広大な敷地には季節ごとに様々な花を楽しむことができ、花の楽園と言える公園です。

可児市が誇る「花フェスタ記念公園」の一番の魅力と言えば、世界有数の品種数7,000品種ものバラがこの公園内に植えられているということです。バラのほとんどは公園内の二つの広いバラ園「世界のバラ園」と「バラのテーマガーデン」に植栽されており、バラが花を咲かす時期は見渡す限りバラの光景が広がります。メルヘンチックで美しいバラの世界は見に行く価値ありです！

一歩足を踏み入れれば一面美しい花々で覆われた花の楽園の「花フェスタ記念公園」。観光地として人気のある「花フェスタ記念公園」の営業時間やバラの見頃などをここからはご紹介していきます！

公共交通機関ご利用の方は、最寄より駅「JR可児駅」または「名鉄新可児駅」から可児市のコミュニティバス「さつきバス」（月～土のみ運行。日・祝は運行しません）もしくはタクシーを利用し約10分で「花フェスタ記念公園」にアクセスできます。車でお越しの場合は、東海環状自動車道可児御嵩ICから約5分、または中央自動車道多治見ICから約20分です。

「花フェスタ記念公園」の営業時間は時期によって異なり、4月初旬〜11月初旬までは9:00〜17:00 まで、11月中旬〜3月終旬までは9:30〜16:30までとなります。また「春のバラまつり」開催期間の土日は営業時間が8:00〜18:00になり通常の営業時間よりも延長されます。

春秋のバラまつり期間中を除き、毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌平日)と年末年始(12月29日～1月3日)は休業日です。営業時間は時期やイベント開催によって変更するため、事前にホームページなどで営業時間をチェックしておくことをおすすめします。

「花フェスタ記念公園」の入場料は大人520円、高校生以下は無料です。春秋バラまつり開催期間は大人の入場料が1000円になるのでお気をつけください。また、「花フェスタ記念公園」は年間パスポートの取り扱いもあり、大人一律2060円で購入することができます。「花フェスタ記念公園」に4回行ったら元が取れるとってもお得なパスポートとして人気です。

春は5月下旬頃～6月上旬頃までがバラの見頃となり、7000種類ものバラが咲き乱れます。ボリュームのある一面バラで覆われた光景は圧巻の美しさで訪れる人々を魅了します。「バラの楽園」と化す「花フェスタ記念公園」にはこの時期一番人が集る大人気のシーズンです。

春の時期は「四季咲き」のバラという、春から霜が降りる時期まで繰り返し咲くバラのほかに、この時期にしか見られない「一季咲き」のバラを見ることができます。「花フェスタ記念公園」のバラを見るなら春はぜひ訪れたい季節です。

秋は10月下旬頃～11月上旬頃がバラの見頃で、5000種類のバラを楽しむことができます。気温が徐々に低下するこの時期はバラの蕾がゆっくりと生長するため、蕾により多くの色素や香り成分が蓄積されます。そのため春に咲くバラと比べて、秋バラは鮮やかな色合いと芳醇な香りを放つのが特徴的です。

まずは鮮やかなピンク色が美しいこちらのバラ。美しい庭をもつことで世界的に有名なイギリスのシッシングハースト城で発見された『シッシング ハースト キャッスル』という名の一季咲きのバラです。花フェスタ記念公園の「オールドローズのバラ園」で見ることができます。

こちらは『ジークフリート』という四季咲きのバラです。真っ赤に染まった美しい花びらは情熱的でとってもロマンチックな見た目です。王道の赤いバラは常に人気を保ちます。

こちらは『アキレス』という2016年に登場したばかりの新品種のバラです。花びらのグラデーションが美しい四季咲きのバラで、青りんごのような爽やかな香りが特徴的です。

こちらは『ザ ポエッツ ワイフ』という色褪せないはっきりとしたイエローの花びらが特徴の四季咲きのバラです。咲き始めはレモンのような爽やかな香りですが、時が経つにつれさらに甘く濃厚な香りが広がります。

こちらは『クリーミー・エデン』という品種の四季咲きのバラです。緑がかったクリーム色の優しい色合いで、清楚で可愛らしい見た目から人気の高い品種です。

こちらは『クロッカス・ローズ』というバラです。アプリコットイエローという優しい色合いと、コロンと丸っこい形が可愛らしく人気のあるバラです。

こちらは『ピース』という品種の四季咲きのバラです。花径15cmにもなる巨大輪のバラで、クリーム・イエローの花びらの縁をピンク色の覆輪が彩るなんとも美しい見た目です。この『ピース』は現在まで多数の賞を受賞しており、世界バラ会議で初代の「殿堂入りのバラ」として選ばれた世界に誇るバラです。

「花フェスタ記念公園」には『青いバラの庭』という展示スペースがあります。この庭は、作り出すのは不可能と言われる「青いバラ」を生み出すという夢をあきらめない育種家たちの作品を集めた、花フェスタ記念公園ならではの庭で観光客に人気の園内スポットです。ちなみにこちらの写真は『ブルーピリオド』という青みがかった紫の色合いが美しいバラです。

こちらは『ブルーシャトー』という名の品種です。ほんのり青みがかったシャープな花びら美しく人気を集めます。

なぜ青いバラを作り出すのが不可能かというと、もともとバラには多くの青い花に含まれる青色色素（デルフィニジン）をつくる能力がありません。そのため花びらを染色でもしない限り、青いバラを作りだのはほとんど不可能なのです。このことから「Blue Rose」という英語には「不可能なもの、できない相談」という意味さえ持つようになりました。

しかし技術の進歩が進んだ近年、日本のサントリーホールディングスとフロリジン社との共同研究開発による遺伝子組み換え技術により、パンジーの青色遺伝子をバラに導入しバラが青色色素を生み出すことに成功。世界で初めて青色色素を持った「サントリーブルーローズアプローズ」というバラが誕生しました。ちなみにこのバラの花言葉は「夢叶う」です。

可児市の誇る「花フェスタ記念公園」のバラまつりは毎年春と秋の2シーズンに行われます。美しいバラの数々が咲き乱れるバラまつりは、毎年多くの観光客が訪れる大人気のイベントです。

2017年の「春のバラまつり」はバラが見頃の5月13日(土)～6月18日(日)の約１か月間開催されます。春のバラまつりの時期は7000種類ものバラが咲き乱れ圧巻の美しさの光景を見ることができます。

「秋のバラまつり」は毎年10月初旬から約1ヶ月間開催されます。2017年の「秋のバラまつり」日程はまだ決まってはいないので、時期が近くなったら「花フェスタ記念公園」のホームページをチェックしましょう！

可児市の「花フェスタ記念公園」で見れるのはバラだけではありません！日本一を誇る花の生産量の岐阜県にある「花フェスタ記念公園」では四季折々の花々を楽しむこともできます。

春には桜やクリスマスローズ、コブシ、ハナモモ、ハンカチノキなどが花を咲かせます。夏になると紫陽花の他、おりひめ、天の川、ひこぼしなどの七夕にちなんだ花を鑑賞することもできます。秋にはコスモスやタイワンフウ、モミジ、冬には梅や雪割草(ゆきわりそう)、サンシュユなどが咲き乱れます。

こちらの写真は「アマゾンリリー」という花です。スイセンに似た姿から「ギボウシスイセン」とも呼ばれています。花フェスタ記念公園内の『花の地球館』で鑑賞することができます。

こちらの写真は「雪割草」です。３月中旬～下旬が見頃の花です。

こちらは紅梅と白梅の写真です。３月中旬～下旬が見頃の梅は「花フェスタ記念公園」に春の訪れを告げてくれる花です。

いかがでしたか？岐阜県可児市自慢の「花フェスタ記念公園」はまさに花の楽園、バラの楽園といった場所で魅力たっぷりですよね！公園いっぱいに咲き乱れるバラを春秋と2シーズン楽しむことができるのも「花フェスタ記念公園」の人気の理由の1つです。ぜひメルヘンチックなバラの世界に足を運んでみてください！