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リューベックの観光紹介!ハンザの女王と称されるその美しさは必見!

リューベックの観光紹介!ハンザの女王と称されるその美しさは必見!
投稿日: 2017年10月24日最終更新日: 2020年10月8日

北方ドイツ、バルト海に面するリューベックは中世にハンザ同盟の名手として繁栄を誇り、“バルト海の女王”との名と世界遺産に登録された旧市街を持ち、観光客にも人気の観光地となっています。今回はそんなリューベックについて詳しくご紹介します。

リューベックとは?見出し

北方ドイツに位置しバルト海に面するリューベック。中世にハンザ同盟の名手として繁栄を誇り、“バルト海の女王”との異名を持つリューベックは世界遺産に登録された旧市街を持ち、観光客に人気の観光地となっています。またリューベックはマジパンも名産品となっており、お土産を買うのにもぴったりです。今回はそんなリューベックについてご紹介します。

“バルト海の女王”との異名を持つリューベックの歴史見出し

バルト海沿岸部における最初の西洋都市といわれるリューベックは、1143年に建設された歴史ある都市。世界遺産に登録された旧市街は四方をトラーヴェ川に囲まれ、7本の壮麗な教会塔が聳え立ち、中世からの美しい姿を今も残しています。旧市街へと続く入口に構える「ホルステン門」はユーロ以前のマルクの時代には50マルク紙幣に描かれており、この地がドイツにとって重要なものであることを思い起こさせます。

1143年ホルシュタイン伯アドルフ2世によって築かれたリューベックは、バルト海にも面していたことから、造船業で栄えました。さらにリューベックの南方80キロほどの距離にあり、岩塩の産地として知られたリューネブルクの塩を抑えたことにより、海産物取引においても重要な役割を担いました。その後16世紀以降に入り、ハンザ同盟が衰退していくにつれ、リューベックも徐々にその指導的な地位を失っていきました。

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リューベックでは何が出来る?見出し

リューベックを観光するのであれば、絶対に外せないのは旧市街観光です。世界遺産に登録され、計7つの教会塔を持つ5つの教会を有する旧市街は今も中世からの雰囲気をそのまま残しており、観光客の目には非常に美しくおしゃれに映ります。またリューベックの市街は周囲をトラーヴェ川に囲まれているため、船での観光もおすすめです。

リューベックにおいて旧市街に続き観光客に人気があるのがマジパン。マジパンとは欧州ではチョコレートやグミに続き人気のあるお菓子の一つで、アーモンドと砂糖を原料とし、カラフルで愛らしい外観を持ちます。日本ではケーキの装飾に使用される脇役のイメージが強いマジパンですが、リューベックでは本当に美味しいマジパンが食べられると言われ、観光客にも人気を誇っています。

リューベック観光で人気が高いのはやはり世界遺産に登録された旧市街観光ですが、リューベック中心から20キロほどのバルト海に面したトラヴェミュンデの地は19世紀初頭から海水浴場として発展してきました。また海に面したトラヴェミュンデからはフィンランドやノルウェーといった近隣の北欧諸国と行き来する船を見ることもでき、夏のシーズンであればリゾート気分を味わえるこちらも併せて訪れるのがおすすめです。

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リューベックのおすすめ観光スポット1. ホルステン門見出し

ここからはリューベックでおすすめの観光スポットを紹介します。世界遺産であるリューベックの旧市街を訪れる際に、まず通過する旧市街への入り口「ホルステン門」はドイツの旧貨幣マルクが使用されていた頃には50マルクに描かれており、リューベックのシンボルとなっています。門の両側にそびえる特徴的な塔は現在では博物館になっており、リューベックの歴史を振り返ることが出来ます。

重厚で威厳のある姿を見せるこのホルステン門の上部にはラテン語で“CONCORDIA DOMI FORIS PAX(内に結束、外に平和を)”という言葉が刻まれており、中世から続くハンザ同盟の要塞としての姿を今も伝えています。また北ドイツ特有の煉瓦造りのホルステン門は最も厚い壁が3メートル以上にも及ぶとのこと。遠目から見ると内側に傾いているようですが、その壁の重みに耐えきれず傾いてしまったそうです。

リューベックのおすすめ観光スポット2.聖マリエン教会見出し

世界遺産に登録されているリューベックの旧市街に入ると、壮麗でおしゃれな教会がいくつも目に飛び込んできます。その中の一つがこちら「聖マリエン教会」です。聖マリエン教会は北ドイツ特有の煉瓦造りによってゴシック様式で建築された教会。目を惹く特徴的な尖塔は高さ125メートル、また教会の天井高も83メートルとなっており、ドイツで3番目に大きい教会とされています。

ドイツで3番目に大きいとされるリューベックの聖マリエン教会は、煉瓦造りとしてはドイツ最大の教会といいます。またバルト海沿岸の70にも及ぶ教会はこの聖マリエン教会を模範に建築されたとされています。さらに教会内には8512本のパイプを持つ世界最大級のパイプオルガンがあり、青年時代のバッハがこのパイプオルガンの音色を聞きに遠路はるばる訪れていたことでも知られています。

聖マリエン教会を訪れると目に飛び込んでくるのが、教会の目の前に陣取る愛らしい悪魔の像。これには言い伝えがあり、教会建設の際に悪魔が葡萄酒酒場を作ると勘違いし教会建設を手伝ったところ、後に教会建設であることに気付き激怒。教会を破壊し始めたためぶどう酒酒場の建設を約束したところ、悪魔は教会の破壊をやめ無事に教会が完成したそう。ちなみにそのため教会前の市庁舎には葡萄酒酒場があるのだそうです。

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リューベックのおすすめ観光スポット3.市庁舎見出し

世界遺産に登録された旧市街の広場であるマルクト広場に位置し、マリエン教会の向かいに構えるのは市庁舎です。中世のハンザ同盟が存在した時代には、この市庁舎でハンザ会議が行われたといい、ハンザ同盟における重要な意思決定もここで行われたといいます。現在は美しくおしゃれな内部を見学できるようになっており、ハンザ会議が行われた議場も見学できるようになっています。

リューベックの市庁舎を俯瞰すると、幾つかの特徴的な部分が目につきますが、その一つが円形の風穴。南側の風を通すために作られたものとのことで、同じような建築はリューベックからの移民によって築かれた他のハンザ同盟の都市でも見ることが出来ます。また独特の黒っぽい色をした壁面は煉瓦に牛の血と塩を混ぜることによって作られたといいます。

リューベックのおすすめ観光スポット4.聖ペトリ教会見出し

世界遺産に登録されたリューベックの旧市街にある教会の一つ、聖ペトリ教会の塔にはエレベーターで上ることができます。現在は教会としては機能していないという聖ペトリ教会ですが、尖塔の頂上からの眺めは絶景。美しく世界遺産にも登録されているリューベック旧市街を俯瞰できるので、リューベック観光の際に一度は訪れたいところです。

リューベックのおすすめ観光スポット5. ブッデンブロークハウス・マン兄弟記念館見出し

おしゃれな外観が目を惹くこちらのブッデンブロークハウス・マン兄弟記念館 (Buddenbrookhaus Heinrich-Und-Thomas-Mann-Zentrum)は、ノーベル賞受賞作家トーマス・マンの兄弟の祖父母の家として知られています。現在は博物館となっており、トーマス・マンに関する数々の展示が見られるようになっています。

トーマス・マンがノーベル文学賞を受賞したのは1929年。受賞作は「ブッデンブローク家の人々」ですが、その舞台となったのが今は博物館となっているここトーマス・マンの祖父母の家だったといいます。トーマス・マンの一族はリューベックの豪商であり、博物館内の一部には一族の華麗な暮らしぶりが伝わってくる美しくおしゃれな部屋が再現されています。

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リューベックのおすすめ観光スポット6.聖霊養老院見出し

リューベックがハンザ同盟の盟主として栄えていた時代に建設されたのがこちらの聖霊養老院です。こちらは病人だけではなくホームレスなどの社会的弱者も入居できる施設であり、そのような施設としてはヨーロッパ最古のものの一つとされており、美しくおしゃれな館内を見学できるようになっています。

ハンザ同盟の商人達は儲けたお金ではそのような施設を数多く作ったとされていますが、それは病人などの社会的弱者のためだけではなかったと言われています。病人や社会的弱者を救うことにより、キリスト教を信じるも金儲けにあけくれた商人達の魂が死後救われることをも目的としていたとされています。

リューベックのおすすめ観光スポット7. 聖アネン博物館地区見出し

リューベックの歴史や芸術について深く知りたい方なら「聖アネン博物館地区」を訪れるのもおすすめです。「聖アネン博物館」と「聖アネン・クンストハレ」が合体して2013年にオープンしたこちら「聖アネン博物館地区」は現代的なガラス張りのギャラリーを構えながらも、館内はゴシック様式の修道院の双方が展示室として使用されており、おしゃれな博物館自体も見ごたえがあります。

「聖アネン博物館地区」では、リューベックの歴史やハンザ同盟の盟主としてリューベックが栄えていた時代の庶民の暮らしぶりを知ることが出来る展示がある他、木彫りの祭壇画やキリストの受難を描いた祭壇画などもあり、リューベックの歴史から宗教と幅広く知ることが出来ておすすめです。また疲れたら中庭で休憩すると中世の修道院の雰囲気がより感じられます。

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リューベックのおすすめ観光スポット8.リューベック大聖堂見出し

大聖堂といえば通常町の中心にありますが、ここリューベックの大聖堂は世界遺産に登録された旧市街の外れに位置しています。1230年に建築されたこちらの大聖堂は当初ロマネスク様式として建築されましたが、その後ゴシック様式で改築されたため、ロマネスク様式とゴシック様式が混在しています。ちなみにこちらの大聖堂はリューベックの数多くある教会の中で最古のものだそう。

リューベックでドイツ一のマジパンを味わおう!見出し

リューベックを訪れたらもう一つ忘れてはならないのがマジパンです。ドイツで一番美味しいマジパンが食べられると言われるリューベックですが、その起源は1400年頃の飢饉にまで遡るとされます。なんでもリューベックの市政府がアーモンドと砂糖でパンを作ることを要請したことからマジパンが生まれたのだそうです。

その中でもマルクト広場に店を構える「ニーダーエッガー(Niederegger)」は1806年創業の老舗。ドイツ一美味しいマジパンの店として知られています。3フロアある店内は1階がマジパンの販売、2階がカフェ、さらに3階はマジパンの博物館となっており、ここだけで観光できてしまうおすすめスポットです。

ニーダーエッガー店内には300種類以上にもおよぶという様々なマジパン菓子が並べられており、愛らしくおしゃれなマジパンの数々を見るとどれを買おうか悩んでしまいます。また店内にはマジパンで作られているという像まで設置されています。また団体で予約するとマジパン作り体験ができるということなので、ご友人等と大人数で訪れる際にはそちらも体験されてみてはいかがでしょうか。

リューベックおすすめのレストラン見出し

世界遺産の街リューベック観光をして疲れたら、中世のリューベックの雰囲気を感じられるおしゃれなレストランで一休みされてはどうでしょうか?ここ「シッファーゲゼルシャフト(Schiffergesellschaft)」は1535年に船員の組合ギルドとして建築された建物ということで、北ドイツらしい煉瓦造りに16世紀当時の内装が施されています。

シッファーゲゼルシャフトの店内には多くの船の模型や船板から作られたテーブルなどが置かれ、今も船員ギルドとして機能していた当時の面影を色濃く残しています。また料理も当然主として魚料理を提供していますが、魚料理だけではなく肉料理もあるので、魚が苦手な方でも安心して訪れることが出来ます。

シッファーゲゼルシャフトを訪れたらぜひ飲んでおきたいおすすめが「ロートシュポン(Rotspon)」と呼ばれる赤ワインです。ドイツのワインは白ワインが主流ですが、なんでもリューベックが塩の貿易で栄えていたころ、塩を運んで空になった樽に赤ワインを詰めてリューベックへと戻ってきていたとのことだそう。

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リューベックではナイトライフも楽しめる!見出し

リューベックは世界遺産に登録された旧市街を持ち、古くからの歴史を持つ観光スポットに恵まれた都市として知られますが、ナイトライフが楽しめる場所でもあります。日没後には多くのバーやクラブなどが開き、ドイツ風のバー巡りなんかも楽しめます。昼間はリューベックの歴史に触れ、夜はおしゃれな夜のリューベックを背にナイトライフを楽しまれてみてはどうでしょうか。

リューベックへのアクセス見出し

リューベック近郊に空港はないため、リューベックを訪れる際にはドイツの他の都市より鉄道等で訪れなければなりません。最も近い大都市であるハンブルクからは鉄道REで約40分、またベルリンから訪れる場合は特急ICEでハンブルクまで約1時間40分、そしてそこからREに乗り換えることになります。またリューベックの駅から旧市街までは徒歩約10分となっています。

“バルト海の女王”リューベックで中世の雰囲気を感じよう見出し

中世の時代から残り世界遺産に登録された旧市街を持つリューベックにはこのようにおしゃれで素敵な観光スポットが沢山あります。また美味しくて愛らしいマジパンの老舗もあり、おしゃれなお土産を購入するのにもおすすめです。ドイツを周遊する際にはぜひ一度リューベックを訪れてみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2017年10月24日最終更新日: 2020年10月8日

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