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京都・泉涌寺の見どころを紹介!歴史ある皇室の菩提寺の美しい庭は必見!

京都・泉涌寺の見どころを紹介!歴史ある皇室の菩提寺の美しい庭は必見!
投稿日: 2017年10月25日最終更新日: 2020年10月8日

京都市東山区にある「泉涌寺(せんにゅうじ)」は、真言宗泉涌寺派の総本山。皇室の菩提寺として信仰が篤く、「御寺(みてら)」とも呼ばれています。女性に人気の楊貴妃観音をはじめ、三尊像や御座所庭園の紅葉など、見どころがいっぱい。泉涌寺の歴史やアクセスをご紹介します。

京都・泉涌寺は見どころ満載見出し

京都市東山区にある「泉涌寺(せんにゅうじ)」の歴史やアクセスをご紹介します。泉涌寺は、真言宗泉涌寺派の総本山。皇室の菩提寺として信仰されてきたことから「御寺(みてら)」とも呼ばれています。美人祈願をする女性に人気の楊貴妃観音をはじめ、三尊像や蟠龍図(ばんりゅうず)、御座所庭園の紅葉など、見どころがいっぱいです。

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皇室の菩提寺・泉涌寺の歴史見出し

歴史ある「泉涌寺(せんにゅうじ)」は、天長年間(824-834年)、弘法大師が法輪寺と呼ばれるお寺を建立したことに由来しています。建保6年(1218年)、月輪大師・俊芿(がちりんだいし・しゅんじょう)が宇都宮信房よりこの地の寄進を受け、大伽藍の建設にあたり嘉禄2年(1226年)に完成。その一角より清水が湧き出たことにより「泉涌寺」と改名されました。

中国の宋に渡って12年、月輪大師は、顕教と密教を併せた顕密両乗の奥義を究めて帰国。泉涌寺において律宗の復興をはかり、律宗を基本として、天台・真言・禅・浄土の四宗兼学の場としました。

泉涌寺は、後鳥羽上皇、順徳上皇、後高倉院、北条政子、北条泰時など、公家・武家の両方より篤く信仰されました。大師入滅後も、皇室からの御帰依は深く、四条天皇(在位1232-1242年)以降、南北朝時代から安土桃山時代における諸天皇、江戸時代の後陽成天皇から孝明天皇までの歴代天皇・皇后の御葬儀は泉涌寺にて行われ、山稜が設けられています。

京都・泉涌寺の見どころ1:霊明殿見出し

「霊明殿」には、四条天皇の御尊像と御尊牌をはじめ、歴代天皇・皇后の御真影や御尊牌が奉安されています。明治15年(1882年)10月に焼失の後、明治17年(1884年)明治天皇により再建されました。屋根は入母屋造り桧皮葺。門跡寺院などによく見られる宸殿風の建物で、すべてに尾州桧材を使用しています。

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京都・泉涌寺の見どころ2:舎利殿見出し

「舎利殿」は、お釈迦様の歯(仏牙舎利)を奉安する霊殿のこと。現在の霊殿は、京都御所の建物を移築し、改装したものです。安貞2年(1228年)、俊芿律師の弟子である湛海律師が、舎利と韋駄天像・月蓋長者像(どちらも重要文化財)を宋朝より持ち帰り、祀られました。非公開ですが、辰年に特別公開があります。

舎利殿の天井には、狩野山雪筆の「蟠龍図(ばんりゅうず)」が描かれています。龍の目を見ながら手を叩くと鳴き返すように音が響く「鳴龍」という仕組みです。舎利塔の中には仏牙舎利が奉安されており、左右には月蓋長者像と韋駄天像が立っています。御内庫左右の壁面に施されているのは、木村了琢筆の十六羅漢像。

京都・泉涌寺の見どころ3:仏殿見出し

応仁の乱勃発により、泉涌寺のほとんどの伽藍は焼失しています。そのため、現在泉涌寺で見られる建物は、それ以降に再建したものです。「仏殿」は、寛文8年(1668年)、徳川四代将軍家綱によって再興されたもの。一重もこし付の入母屋造り、本瓦葺きの屋根を持つ唐様建築の建物で、重要文化財に指定されています。

仏殿の内陣には、運慶作と伝えられる「三尊仏」が奉安されています。阿弥陀は現在、釈迦は過去、弥勒は未来の守護神として三世にわたり人々を守っているのです。こうした形式の安置方法は俊芿律師が究めた南宋仏教の影響と言われています。

堂内の鏡天井の「蟠龍図」、三尊仏の背壁の「飛天」、裏堂壁の「白衣観音像」は、狩野探幽によって描かれたもの。縦16メートル×横8メートルの大きさがある日本最大の「大涅槃図」は、毎年3月14・15・16日のみ公開され、15日に涅槃会法要が行われます。

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京都・泉涌寺の見どころ4:御座所見出し

「御座所」とは、天皇や皇族の方々の居室のことです。両陛下をはじめとする皇族方の御陵御参詣の際の御休所として現在も使用されています。現在の泉涌寺御座所は、京都御座所内にある皇后宮の御里御殿だった建物。明治15年(1882年)に焼失した霊明殿の再建にともない、文化15年(1818年)に造営されたこの建物を移築しました。

西に御車寄があり、内部は侍従の間、勅使の間、玉座の間、女官の間、門跡の間、皇族の間の6間に分かれています。玉座の間は一段高くなっており、障壁の「瑞鳥花弁図」は土佐派の宮廷絵師・狩野永岳によって描かれたものです。拝観には、別途拝観料が必要。

京都・泉涌寺の見どころ5:御座所庭園と紅葉見出し

「御座所庭園」は、御座所の東南から御殿の南側にかけて造られている御庭。低い築山を中心として苔が一面に生しており、池の畔には重厚感ある八角形の雪見灯篭が据えられています。さつきやもみじなど樹木が多く、秋の紅葉をはじめとして四季折々の風情が味わえる御庭です。昭和天皇がこの御庭を愛でられ、和歌を御詠みになられたことでも知られています。

御座所庭園は、泉涌寺内でもっとも見応えある紅葉が楽しめる場所として有名です。泉涌寺の紅葉は色鮮やかなことが特徴で、赤や黄、オレンジの美しいグラデーションと、苔や常緑樹のグリーンとのコントラストが楽しめます。京都紅葉六十六景のひとつです。

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京都・泉涌寺の見どころ6:月輪陵・開山堂見出し

「月輪陵(つきのわのみさぎ)・後の月輪陵」は、霊明殿の東にある陵墓です。四条天皇をはじめとする後水尾天皇から仁孝天皇までの25陵、5灰塚、9墓があり、御陵はすべて仏式の御石塔になっています。月輪陵の後ろの山腹にあるのは、孝明天皇の後月輪東山陵、英照皇太后の後月輪東北陵です。

境内の東南、一番奥には歴代長老の墓所があり、その中央にある「開山堂」には、月輪大師・俊芿の無縫塔が祀られています。この無縫塔は日本最古のもので、開山堂とともに重要文化財に指定されています。

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京都・泉涌寺の見どころ7:泉涌水屋形・浴室・鎮守社見出し

「泉涌寺」の寺名の由来となった名泉は、現在も尽きることなく湧き出ています。その名泉を覆う屋形が「泉涌水屋形」で、寛文期(1661-1673年)に建てられたもの。京都府指定文化財です。

参道右側にある切妻式の建物は「浴室」で、仏前に仕える僧侶が身を清める場所として使用されていました。寛文期再興の建物で、明治30年(1897年)現在の場所に移築されたものです。泉涌寺を守る「鎮守社」は、参道をへだてた北側の森の中に佇んでおり、稲荷大明神が祀られています。

京都・泉涌寺の見どころ8:楊貴妃観音堂見出し

大門を入って左手奥にある「楊貴妃観音堂」には、「楊貴妃観音」が安置されています。楊貴妃観音像は、湛海律師が寛喜2年(1230年)に中国から持ち帰ったもの。重要文化財に指定されています。

玄宗皇帝が、楊貴妃を偲んで作らせたものと伝えられており、江戸時代初期頃より楊貴妃観音と呼ばれ信仰を集めてきました。手には極楽の花とされる「宝相華」を持ち、多くの彩色が施された宝相華唐草透かし彫りの宝冠をのせています。生きているかのように端座される様子は、圧倒される優美さです。

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京都・泉涌寺の拝観時間と料金見出し

参拝受付時間は、通常9時から17時、12月1日から2月末日は9時から16時30分。毎月第4月曜日、宝物館「心照殿」は休館です。行事により拝観できない日や時間があります。伽藍拝観料金は、大人500円、中学生以下300円。特別拝観料金は、大人300円、小学生以下で同伴者がいる場合無料(高校生以下の団体はお断り)。

京都・泉涌寺へのアクセス見出し

JRでのアクセスは、京都駅八条口よりタクシーで約5分、京都駅烏丸口より市バス208にて泉涌寺道下車徒歩7分、奈良線東福寺駅より徒歩10分です。京阪電車でのアクセスは、七条駅より市バス208にて泉涌寺道下車徒歩7分、祇園四条駅より市バス207にて泉涌寺道下車徒歩7分、東福寺駅より徒歩10分。

阪急電車でのアクセスは、河原町駅で下車し、四条河原町バス停より市バス207にて泉涌寺道下車徒歩7分。近鉄電車でのアクセスは、京都駅八条口よりタクシーで約5分、京都駅烏丸口より市バス208にて泉涌寺道下車徒歩7分、東寺駅より市バス202・207・208にて泉涌寺道下車徒歩7分。市バス202・207・208は循環バスのため、東向きに運行しているバスを利用。

住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町27 電話番号:075-561-1551

歴史ある「泉涌寺」を散策しよう見出し

皇室ゆかりのお寺「泉涌寺」の歴史やアクセスをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。皇室の菩提寺としての品格漂う泉涌寺。三尊像や、皇室の方々の居室である御座所、御座所庭園の紅葉、日本一美しい観音像と言われる楊貴妃観音像など、長い歴史を誇る泉涌寺をゆっくり巡ってみませんか。

投稿日: 2017年10月25日最終更新日: 2020年10月8日

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