蛸虎は京都で人気のたこ焼き店！営業時間・アクセスなど情報をご紹介！

京都市左京区一乗寺にあるたこ焼きのお店「蛸虎」は、京都のおすすめのたこ焼き店として地元で人気のお店です。蛸虎のある東大寺通りは、京都大学や京都工芸繊維大学などの通学圏内にあるため学生相手の店が多く、特にラーメン店などのB級グルメの店舗が軒を連ねています。その通り中心部にある蛸虎の情報を紹介していきます。

創業20年以上になる蛸虎は、創業当初は屋台としてスタートしました。その後左京区一乗寺に本店舗を構え現在は、葛野大路三条店、西入真盛町上七軒店と3店舗を構えています。お好み焼き文化のある関西圏でもあり、この独特のB級グルメは、瞬く間に地元の学生達を中心に口コミが広がり、今や京都の人気たこ焼き店となっています。

ドイツ人観光客による蛸虎グルメレポートの動画です。最近はSNSの普及で京都を訪れる外国人が、おすすめの京都名物を食べれる店舗を求めてB級グルメのお店へアクセスするようになりました。二人が蛸虎の店内へ入る様子と店内の様子がよく分かります。食べる様子は食べる時に両手が塞がっていたのでしょうかカットされてます。

蛸虎上七軒店は、北野天満宮近くの北野天満宮前の交差点を北東へ150mほどアクセスした左側にあります。京都銀行白梅町支店のちょうど向い側になります。ここ数年で蛸虎上七軒店のある西陣エリアには、蛸虎も含めて6軒のたこ焼き屋が出来ており、ある意味たこ焼き激戦区となっていますが、やはりおすすめ店舗一番は蛸虎です。

蛸虎葛野大路三条店は、京福電鉄嵐山本線が走る葛野大路三条の交差点の南東の角、山ノ内駅からは徒歩5分約400mのところにあります。他の蛸虎店舗と比べても利便性のいい場所にあります。以前は七条店として営業していましたが、こちらに移転してきています。大将と奥さんの息もぴったりのたこ焼きはここでも人気のおすすめ店舗です。

明石海峡の潮流に鍛えられ、豊富な餌を食べて育つ明石産のタコは身が締まり、その歯ごたえと上品な旨味が特徴です。蛸虎では、その厳選された新鮮な明石産のタコを使っているため、タコそのものの歯ごたえがよく、潮の風味がするコリコリ感が美味しさの理由のひとつです。蛸虎のたこ焼きを食べたらその味に病みつきなる所以です。

明石で獲れるマダコの量は日本一で毎年約1000トンが水揚げされています。特に初夏に獲れるタコは、漁師が麦わら帽子を被って漁に出掛けることから「麦わらダコ」とも呼ばれ、潮の流れが速いために足が太く、陸に上がっても立って歩けるほどです。その太く肉厚のタコ足は、弾力性がありやわらかく歯ごたえ充分の美味しさです。

蛸虎のたこ焼きは、通常のたこ焼きの2倍ぐらいある大きなサイズで、揚げたように表面がカリッとした食感、そして大ぶりでやわらかいタコが特徴です。そのカリッとした表面の中からは、大ぶりのタコの身とトロットロの生地が出てきます。特製ソースと削り節、青海苔だけのシンプルな味付けで、たこ焼き本来の旨さが人気です。

蛸虎のたこ焼きは、20年以上も続く秘伝の焼き上げ方にあります。表面のカリッカリ感は、絶妙な火加減で30分以上は時間をかけているというもの。厨房に設置された大きな専用のたこ焼きプレートで一気に28個ずつ全部で168個を焼き上げていきます。忙しいときは、この6面あるプレートがフル稼働で焼かれていきます。

蛸虎のメニューはいたって簡単、というのも3種類だけです。名物「たこ焼き」と新鮮なタコそのものの「蛸ブツ」、そして酸味の利いたタレがかかった「蛸珍味」。蛸虎風注文の仕方は、3種類を一気に頼み併せて食べるというのが通好みの食べ方。個人差はありますが、二人でたこ焼き2皿にしてプラス蛸ブツと蛸珍味というのが定番のようです。

店舗によって若干の違いはあるようで、蛸ブツが蛸の造りとなっていたりして、キレイに盛り付けしている場合もあります。また店内に掲げてある張り紙には、おすすめ蛸虎特製辛口ソースとありますが、こちらは残念ながら販売はされていません。要するにこの辛口ソースがおすすめの秘伝の特製ソースだよという意味です。

蛸虎おすすめの「蛸ブツ」は、獲れたて新鮮な明石産のタコをぶつ切りにしただけの簡単なものです。それに刻んだネギをのせてあり、わさびを入れた醤油につけて食べます。コリコリとしたぶつ切り部分と吸盤部分が独特の食感で、それがネギとわさび醤油にあいまって豊潤な美味しさを口の中一杯に広がるおすすめの一品です。

蛸珍味は、大量の千切りキャベツの上にタコをスライスした刺身とネギをのせ、コチュジャンベースのピリ辛のタレをかけたもの。弾力あるタコの刺身とシャキシャキしたキャベツに相まって、ピリ辛ソースの味が絡み独特の美味しさを作り上げています。阪神タイガースが勝った日には、この蛸珍味とビールが祝杯ムードを盛り上げます。

蛸虎の店内は、長いカウンター席と小上がり席を併せて全部で28席。決して多いほうではなく、むしろ満席状態が続く忙しい時などは、狭く感じられるほど。それでも多くの蛸虎ファンが訪れます。やはり他では味わえないここにしかない「蛸虎のたこ焼き」の味が忘れられないというのがその理由のようです。

蛸虎の店内は、カウンター席と小上がり席がありますが、上七軒店の小上がり席では「蛸部屋」といいます。単なる駄ジャレでしょうが、関西ならではの自虐的笑いとでもいいますか、日常の生活の中に笑いを求める文化がこういうところにも現れています。蛸部屋に座り、蛸虎のたこ焼きを食べると抜け出せなくなるということでしょうか。

蛸虎の看板は、タコが虎の上に乗っているマンガと勘亭流で書かれた蛸虎の文字という、非常に分かりやすいシンプルかつインパクト大な看板が目印です。しかもタコは、阪神タイガースの帽子を被っていて、おそらく優勝した年に描かれたのではないかと思われますが、風船と紙吹雪が舞っていて店主の熱狂的ファンぶりが伺えます。

通常は、店舗の上に掲げられてる看板が本来の蛸虎のオリジナルで、普通の飲食店にあるようなものとは異質の、どちらかと言えば、阪神タイガースの応援がメインの看板となっています。ここまで徹底した応援ぶりを見せる看板は、特にそのほとんどが阪神ファンを占める関西では、珍しいことではなくごくごく普通のことなのでしょうね。

蛸虎と同様に、阪神タイガース愛を如実に表現したお店が、阪神タイガースの本拠地があるローソン西宮甲子園九番町店です。個人経営のお店はこれやっても大丈夫でしょうけど、全国チェーンのローソンがここまでやるとは驚きです。阪神タイガースの勝敗の行方に売上げが左右されるのも覚悟の上とは言え、その徹底ぶりに脱帽です。

蛸虎へのアクセスは、京都市の北東部、左京区一乗寺の北大路通と東大路通が交差する高野交差点を少し北上した辺りにあります。蛸虎専用の駐車場はなく、周辺に有料のコインパーキングがあります。蛸虎のたこ焼きは、蛸ブツ、蛸珍味と共にテイクアウト出来るので、車でちょっとアクセスして差し入れやお土産に買って帰る人も多いです。

京都大学や京都工芸繊維大学の学生がよく訪れる蛸虎ですが、友達同士でテイクアウトして近くの公園で食べている光景がよく見られます。蛸虎のたこ焼きは通常よりも2倍大きく、2個を1個にして作ってあるので食べ応え充分。食欲旺盛な若者達にとっては、味、量、値段と三拍子揃った蛸虎のたこ焼きは定番の食べ物のようです。

たこ焼き屋は、全国何処にでもありますが、やはり京都に来たからには、ぜひこの蛸虎にもアクセスしてみて下さい。そのカリッジュワの食感は一度食べたら病みつきになるほどの美味しさです。ビールと一緒に、新鮮な蛸ブツと蛸珍味も併せて食べるとその美味しさは倍増し、いつの間にか何度もアクセスしているかも知れませんよ。