地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

京都・清涼寺は嵯峨野の名所!御朱印や釈迦如来像の見どころは?

京都・清涼寺は嵯峨野の名所!御朱印や釈迦如来像の見どころは?
投稿日: 2017年11月3日最終更新日: 2020年10月8日

清涼寺は京都・嵯峨野にある浄土宗の寺院です。本堂に安置されている釈迦如来像が有名で、境内では四季折々の景色を楽しむことができるため、観光客に人気があります。今回は、この清涼寺の見どころやいただける御朱印、アクセス方法、周辺の駐車場情報をまとめました。

嵯峨野の名所「清涼寺」をご紹介見出し

京都・嵯峨野にある清涼寺は、釈迦如来像が非常に有名で、本堂に安置されていることから”嵯峨の釈迦堂"とも呼ばれています。また、国宝や指定文化財が数多くあり、境内では梅や桜、紅葉と一年を通して様々な景色を楽しむことができます。今回はこの清涼寺の見どころやアクセス方法、周辺の駐車場情報をご紹介します。

清涼寺の歴史見出し

清涼寺は五台山と号する浄土宗の寺院ですが、現在の清涼寺は、清涼寺と棲霞寺(せいかじ)という二つの寺院が一つになったものです。以前この地には、源氏物語の光源氏のモデルとされる嵯峨天皇の皇子、左大臣・源融の山荘棲霞観(せいかかん)がありましたが、源融の一周忌に子息が棲霞寺を建立したと伝えられています。

その後、東大寺出身の僧侶奝然(ちょうねん)上人が、985年(寛和元年)に中国から帰国した際、宋で作らせた釈迦如来像を祀るために大清凉寺の建立を計画。願い叶わず没したため、弟子の盛算(じょうさん)がその遺志を継ぎ、1016年に棲霞寺の境内に寺院を建立し清凉寺としたのが、現在の清涼寺の起源です。

清涼寺までのアクセス見出し

京都バスを利用する際のアクセス方法は、京都駅から大覚寺行・清滝行(61、62、64、74、81、94系統)に乗車し、嵯峨釈迦堂前で下車しますと、徒歩1分ほどで清涼寺に着きます。また、市バスを利用する際のアクセス方法は、京都駅からは28系統、四条烏丸からは91系統のバスに乗車し、同じく嵯峨釈迦堂前で下車となります。

電車を利用する際のアクセス方法は、JR嵯峨野線の場合は嵯峨嵐山駅で下車し、15分ほど歩くと清涼寺に着きます。嵐電(京福電鉄)嵐山線の場合は、嵐山駅で下車しますと、同じく徒歩15分ほどで着きます。阪急線では、阪急嵐山駅から徒歩約25分です。電車を利用する場合、最寄駅からかなりの距離を歩くことになりますので、バスでアクセスすることをおすすめします。

住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46 電話番号:075-861-0304

清涼寺付近の駐車場見出し

清涼寺のある嵐山は一年を通して観光客が訪れる人気スポットですが、駐車場の数はそんなにありません。そのため、自家用車やレンタカーを利用して観光に行くのはおすすめできません。嵐山付近は、土日特に渋滞していますので、渋滞で一向に駐車場に入れず、観光する時間がなくなったということがないようにしましょう。

駐車場は清涼寺内にもあり、敷地内に自家用車30台、バス5台駐車できます。自家用車は1回800円で利用できますが、土日は満車になることも多いため、観光に行かれる際は、早めの時間に駐車することをおすすめします。また、嵐山には市営の駐車場や、コインパーキングもありますので、清涼寺の駐車場が満車の場合は、こちらを利用しましょう。

京都・嵐山の「竹林の道」をまったり散策!美しいライトアップも必見 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都・嵐山の「竹林の道」をまったり散策!美しいライトアップも必見 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都にはたくさんの竹林がありますが、嵐山の「竹林の道」はその中でも有名な観光名所です。近年では多くの外国人観光客も訪れる場所で、冬にはライトアップなども行われるようになりました。そこで京都嵐山の「竹林の道」について紹介します。

清涼寺観光のおすすめ時期見出し

清凉寺の境内では、1年を通して様々な景色を楽しむことができます。特に梅や桜が開花する春と紅葉が美しい秋は、境内が観光客でいっぱいになります。清涼寺の梅は、京都嵯峨野の中でも比較的早くに咲く梅として知られ、2月下旬から3月上旬にかけて美しい梅が咲く姿を見ることができます。また、4月の上旬には境内のあちこちに咲く満開の桜が楽しめます。

秋になると、境内では色鮮やかな紅葉を見ることができます。中でも、伽藍の建物と紅葉の組み合わせは思わず息を飲んでしまうほど美しいです。弁天堂などは拝観料が必要ですが、多宝塔や阿弥陀堂、書院付近などは無料で紅葉が楽しめるため、毎年多くの観光客が訪れています。

小堀遠州の作と言われる方丈の庭の紅葉は、色鮮やかで素晴らしく、見ていると時を忘れるほどです。例年の清凉寺の紅葉の色づき始めは11月中旬で、見頃が11月下旬から12月上旬となっています。シーズン中は観光客が多く、ゆっくり見ることができないかもしれませんが、是非一度足を運んで、春の梅桜、秋の紅葉を見ることをおすすめします。

秋の京都観光なら絶対にココ!感動的な紅葉の絶景スポットや見頃を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
秋の京都観光なら絶対にココ!感動的な紅葉の絶景スポットや見頃を紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
京都といえば歴史のある街としても有名ですが、さまざまな観光スポットがあることでも人気になっております。そこで今回は美しい秋を楽しむことのできる京都の観光スポットをご紹介していきます。さまざまな観光名所を秋ならではの紅葉でお楽しみください。

清涼寺の見どころ1:釈迦如来像見出し

清涼寺の見どころでまずご紹介したいのは、有名な釈迦如来立像(国宝)です。こちらの釈迦如来立像は、インドの王が仏陀存命中にセンダンの木で作らせた像を、奝然上人が宋で模刻させ日本に持ち帰ったものです。本堂内に安置されている、像高さ162cmの本尊です。"三国伝来の釈迦"と呼ばれる大変立派な像です。

また、こちらの釈迦如来像は"生きているお釈迦様"とも呼ばれ、胎内に内臓を模したものまで入っていました。さらにこの像の特徴は、頭髪を縄目状に表現し、両肩を覆う大衣に衣文線を同心円状に表すなど、日本の釈迦如来像とは異なる異国風の姿をしています。

釈迦如来像の胎内に納められていた五臓六腑は、霊宝館で展示されています。霊宝館にはこの他に、平安・鎌倉時代作の棲霞寺本尊阿弥陀三尊像や本堂釈迦如来両脇侍文殊菩薩騎獅像などの仏像が数多く安置されているため、仏像好きな方は必見です。毎年春(4から5月)、秋(10から11月)に特別公開されますので、是非その時期に訪れて見てみてください。

清涼寺の見どころ2:釈迦堂見出し

続いてご紹介するのは清涼寺の本堂です。本堂は釈迦如来像を祀っているため、"嵯峨の釈迦堂"とも呼ばれています。本堂の創建は945年ですが、その後大火などで何度も焼失しており、現在の本堂は1701年(元禄14年)に再建されたものです。和様と禅宗様が入り混じった豪華な建築になっています。

釈迦如来像が安置されている内々陣の宮殿厨子は、五代将軍徳川綱吉の寄進によるものです。拝観料は400円かかりますが、本尊の釈迦如来像および京都府指定の文化財である釈迦堂は一見の価値があります。清涼寺を訪れた際は、是非間近で観覧することをおすすめします。

清涼寺の見どころ3:仁王門見出し

清凉寺ではこちらの仁王門も見どころです。建立時期は不明ですが、現在の仁王門は1776年(安永6年)に再建されました。釈迦堂と同じく、和様と禅宗様が混ざった荘厳な二層の門で、左右には朱塗りの阿吽の金剛力士(仁王像)が安置されています。京都府の指定文化財にもなっています。

清涼寺の見どころ4:弁天堂見出し

こちらの弁天堂も見どころの一つです。弁天堂は境内にある放生池の中に建っていますが、本堂の裏手に広がる美しい庭園の景色と相まって人気の場所です。特に、秋になると紅葉が見事なため、多くの観光客で賑わっています。江戸時代後期に建てられたもので、随所に精緻な彫刻が施されていますので、間近で見てみてください。

清涼寺の見どころ5:阿弥陀堂見出し

本堂の東側に位置する阿弥陀堂も見どころの一つです。源融の一周忌である896年(寛平8年)に、子息の手によって、融が生前発願したものの叶わなかった阿弥陀三尊像を造立し、こちらの阿弥陀堂に安置しました。現在の阿弥陀堂は、1863年(文久3年)に再建されたものです。

清涼寺の見どころ6:一切経蔵見出し

続いてご紹介するのは一切経蔵です。一切経蔵には、お経が納められている輪蔵(りんぞう)という回転式書架があります。この輪蔵を回転させると、それだけで経典全巻を読誦した効果があると言われています。現在は非公開としている寺院が多い中、清涼寺の輪蔵は拝観するだけでなく、有料で回すこともできます。

清涼寺の見どころ7:多宝塔見出し

こちらの多宝塔も見どころの一つです。多宝塔は、1700年(元禄13年)に江戸護国寺で行われた釈迦如来の出開帳の際、江戸の老若貴賎の人々の寄進により建立されたものが、1703年(元禄16年)に船で運ばれ清涼寺の境内に置かれました。本堂や仁王門と共に京都府指定文化財となっています。春は桜、秋には紅葉と、多宝塔に彩りを添え、とても美しいです。

清涼寺の行事見出し

清涼寺では通年様々な行事がありますが、最も有名なのが毎年11月の第2日曜日に行われる「夕霧供養」です。夕霧供養とは、京都の秋の風物詩で、江戸時代に大阪で名をはせた名妓夕霧太夫を偲ぶ行事です。京都・島原太夫による舞が奉納され、男衆が傘を持ち、禿を従えた太夫道中が行われます。

また、清涼寺と言えばこちらの「清涼寺のお松明式」も有名です。「鞍馬の火祭」「五山の送り日」と並ぶ京都の三大火祭りの一つとされ、3月15日午後8時に釈迦の涅槃会にちなんで行われています。高さ7メートルもある3本の松明に点火し、火の勢いの強弱で、その年の農作物の豊凶を占っています。

清涼寺でいただける御朱印見出し

ここ数年、各所の御朱印を集める方が増えてきていますが、ここ清涼寺でも御朱印がいただけます。御朱印とは、神社や寺院を参拝した際、参拝者がいただける印章・印影のことです。押印の他には、参拝した日付や寺社名、御祭神、御本尊の名前などが書き記してあります。清涼寺の御朱印は、本堂の拝観受付でいただくことができます。

清凉寺でいただける御朱印は「釈迦如来」と「御詠歌」の2種類です。御詠歌には"ありがたやしゃくせん檀の釈迦如来嵯峨にたなびく紫の雲"と書かれています。御朱印料としてそれぞれ300円を納めるといただけます。また、清凉寺のオリジナル御朱印帳は1500円で販売されており、紺地に金色で清涼寺の家紋と名前が印字されています。

清涼寺に行こう見出し

清涼寺の見どころやいただける御朱印、アクセス方法などをご紹介しました。清涼寺は歴史がある古い寺院に、国宝や指定文化財が数多くあります。また、境内が梅や桜、紅葉に彩られた景色は非常に美しく、多くの観光客が訪れる人気のスポットになっています。是非一度足を運んでみてください。

京都・嵐山花灯路の魅力!夜の嵯峨野に幻想的なかがやき・日程やルートも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
京都・嵐山花灯路の魅力!夜の嵯峨野に幻想的なかがやき・日程やルートも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
毎年京都で行われている「嵐山花灯路」2017年の日程はご存知ですか?冬の京都の町が幻想的にライトアップされ、大人気のイベントとなっています。その魅力や見どころ、アクセスや混雑など、ご紹介しているので、嵐山花灯路へ行きたいという方はぜひご覧ください。
投稿日: 2017年11月3日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote