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京都・嵐山の「竹林の道」をまったり散策!美しいライトアップも必見

京都・嵐山の「竹林の道」をまったり散策!美しいライトアップも必見
投稿日: 2017年9月20日最終更新日: 2020年10月7日

京都にはたくさんの竹林がありますが、嵐山の「竹林の道」はその中でも有名な観光名所です。近年では多くの外国人観光客も訪れる場所で、冬にはライトアップなども行われるようになりました。そこで京都嵐山の「竹林の道」について紹介します。

京都嵐山「竹林の道」を散策見出し

京都の嵐山周辺は人気の観光スポットですが、その中でも「竹林の道」は多くの人が散策する人気の場所です。昼間はもちろんですが、ライトアップが行われる時にはさらに多くの人々が訪れる観光名所となっています。そこで「竹林の道」を散策したい方に周辺の名所やライトアップの情報などを紹介します。

京都の「竹林の道」はどこにある?見出し

京都の「竹林の道」と言われるのは、京都市右京区嵯峨にあります。「嵯峨野」という地名で知られる地域ですが、ここの大河内山荘から野宮神社までの約200メートルの小道を言います。一般に観光地として知られる嵯峨野は嵐山から小倉山周辺の社寺が並ぶ地域を指します。

京都嵐山「竹林の道」へのアクセス見出し

電車利用

では、竹林の道へのアクセスについて紹介します。電車、バス、車といろいろな方法はあるものの、もっともおすすめできるのはやはり電車でしょう。なんといっても便利がいいことと、渋滞の心配がいらず、時間が読めるというのが大きなメリットです。

竹林の道の最寄り駅ですが、3つあります。京福電車(嵐電)「嵐山」、阪急電車「嵐山」JR嵯峨野山陰線「嵯峨嵐山」の3つです。駅の位置的には嵐電の嵐山駅が最も近く、阪急の嵐山駅は渡月橋を渡った反対側になります。

それぞれの駅ですが、京都駅からアクセスするならばJR、もしくは市営地下鉄烏丸線、東西線を乗り継いで嵐電を使うことが多いでしょうし、梅田方面からであれば阪急が便利です。

ではどういう基準でアクセスを決めるといいか、という問題ですが、新幹線などを利用し、まず最初に竹林の道周辺を観光する、というのならJRがおすすめです。というのは嵯峨嵐山の駅は京都市内の駅であり、長距離で切符を購入した場合、京都駅で在来線に直通で乗り換えれば嵯峨嵐山まで行けるからです。

一方、嵐山周辺の観光もしたい、市営地下鉄を使って観光をしたい、という場合は嵐電利用がおすすめです。この場合は「京都地下鉄・嵐電1dayチケット」を利用することで、1日乗り放題になるからです。料金は1000円ですが、京都駅から嵐山まで往復し、さらにもう一回どちらかに乗ればもとが取れる計算になります。

バス利用

バスの場合は京都市バスの28系統を使います。だいたい20分に1本程度の割合で走っており、京都駅烏丸口前から大覚寺まで行くルートです。このバスの「野々宮」で下車するとすぐです。

バス利用のメリットとしては竹林の道へのアクセスが最も近いことがあげられます。降りてすぐに竹林の道ですからそれだけ楽にアクセスできるでしょう。反面、京都駅からの距離は決して近くないために時間がかかるというデメリットがあります。観光予定との関係で「市バス・京都バス一日乗車券」を利用する予定があるならば、バスでのアクセスがおトクです。

車利用

京都駅から竹林の道までタクシーで行く場合、所要時間35分から45分、料金は2500円から3500円といったあたりが目安になります。もちろん道路の込み具合などによって違いはあります。車でまっすぐ現地に行けるので、荷物が多い、グループで旅行をしているなどの場合は、便利かもしれません。

京都嵐山「竹林の道」はどんな場所?見出し

この「竹林の道」の周辺は、古代の豪族秦氏によって開かれたと言われ、平安時代には風光明媚な場所ということで貴族たちの遊猟、行楽の場となり、後に平安貴族たちの別荘や庵、社寺などが多く建立されました。有名な「小倉百人一首」ですが、これは選者の藤原定家がこの地に造営した小倉山荘で選んだからと、言われます。

現在では、多くの寺社が立ち並ぶ場所となっており、桜や紅葉の名所も多いことから、年間を通じて多くの観光客が訪れます。保津川下りのあとで竹林の道を散策するという楽しみ方も人気です。

京都嵐山「竹林の道」の人気の秘密見出し

「竹林の道」の散策が人気なのはなぜなのでしょうか。それはやはり、天まで届くかと思うほどに成長した竹の醸し出す雰囲気です。この場所には数万本の竹があるため、建物などもあまり見えません。あたかも俗世界から隔絶された世界のように感じられるのです。

竹林の中をのんびり散策すると、まるで平安時代の貴族の邸宅が目の前に出てきそうな気分になります。また風が吹くと竹が揺れて、さやさやと音を立てます。特に気温が高い時期になると、この音が涼やかで、汗がすうっとひくような印象を受けるのです。これはまさに竹の名所ならでは。人気があるのもうなずけます。

京都嵐山「竹林の道」のおすすめ時期見出し

ではいったい、「竹林の道」はいつごろ行くのがいいのでしょうか。そのことについて触れる前に、竹という植物の特徴を確認します。ご存知の通り、竹といえばタケノコを連想しますが、あれはタケの若芽の部分で、春先が旬になります。つまり、竹の場合、タケノコが獲れる春は一般の植物の「秋」にあたり、5月から6月ころには葉が黄色くなってくるのです。

そして他の植物が実りを迎える秋になると、竹は青々とした葉を茂らせます。「竹の春」「竹春」というのは俳句の秋の季語で使われるほど。したがって、青々とした竹林を見たいというならば、夏から秋の時期が見頃ということになります。

次に時間の面ですが、「竹林の道」は24時間いつでも通ることができます。でも、平安時代のイメージを体験したいというのであれば、やはり昼間は混雑します。そのため、可能であれば早朝に行くのがいいでしょう。早い時間だとすいていることが多いです。竹林の道を散策して、朝ごはんを近くで食べるというのもおすすめの観光プランです。

京都嵐山「竹林の道」の散策ポイント見出し

竹林の道そのものは200メートルほどと、それほど距離があるわけではありません。竹林の間をのんびりと散策するということが、まさにこの場所のメインであるわけなのですが、もしできるなら人力車での散策がおすすめです。

人力車の人たちはこの近辺の観光に詳しく、撮影スポットなどの情報を教えてくれることがあります。また、徒歩の場合に比べて目線が上がることで、ちょっと違った感じの写真を撮影することもできます。嵐山周辺には名所が多いので、人力車で観光をするのもおすすめです。

京都嵐山「竹林の道」のライトアップ見出し

先ほど、「竹林の道」を散策するのにおすすめの時期を紹介しましたが、もう一つ、ぜひとも見ておきたい時期があります。それはライトアップの時です。実は竹林の道は冬にライトアップが行われるのです。

これは「嵐山花灯路」というイベントで、毎年12月に行われます。2017年は12月8日から17日までの約10日間の予定で、時間は17時から20時30分までとなっています。このイベントでは、嵐山のメインストリートを中心にLED電球などを使用した行燈と、美しいいけばなが飾りつけられます。

このイベントのとき「竹林の道」は渡月橋などとともにライトアップが行われます。竹林の道のライトアップでは、高くのびた竹が頭上にかぶさるような印象で、幻想的な雰囲気を醸し出します。12月という時期ではありますが、前述したようにこの時期でも竹は青々としています。期間が短めですが、もし観光のタイミングが合うなら、ぜひライトアップされた名所を観光してみましょう。

京都嵐山「竹林の道」周辺観光スポット見出し

大河内山荘

昭和初期の俳優、大河内伝次郎が作った別荘です。1931年から30年近い歳月をかけてこつこつと造営した回遊式庭園で、嵐山や比叡山、保津峡が借景として使われる名園です。中には登録有形文化財となっている大乗閣や持仏堂などの建物のほか、大河内伝次郎の資料館などもあります。

入場者には抹茶と茶菓子がサービスされることになっています。美しい庭を見ながら、ゆっくりとお茶を味わうと、なんだか時間がゆっくり過ぎるような、のんびりした感じを味わうことができます。竹林の道周辺の観光名所の一つと言えるでしょう。

野宮神社

野宮神社は近年特に人気が高まっている観光名所の一つです。源氏物語『野宮』に登場する由緒を持つ神社で、「縁結び」「子宝祈願」の御利益があるとされています。特に修学旅行生、若い女性に人気が高く、多くの人が訪れる名所となっています。

野宮神社に行ったら、本殿に参拝したあとで、敷地内の野宮大黒天へ。このそばに「亀石」という大きな石があります。この石は神石とされており、なでてお祈りをすると、なんと1年以内に願いが成就すると言われているのです。ぜひお祈りをしてきましょう。

「竹林の道」で豊かな時間を見出し

「竹林の道」は嵐山にあることもあって、周辺にはたくさんの観光名所があります。そのため、竹林の道も休日の昼間などはけっこう混雑します。でも、竹の持つマイナスイオン効果なのか、中を散策しているとなんとなく心が静まる気がしてくるもの。嵐山観光の時にはぜひとも竹林の道で豊かな時間を過ごしてください。

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投稿日: 2017年9月20日最終更新日: 2020年10月7日

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