京都の鯖寿司を食べるならココ！持ち帰りも可能な人気13店！

もともと、京都のハレの日に作られてきたご馳走で、その歴史は江戸時代まで遡ると言われています。その昔、若狭(現在の福井県小浜市)から京都まで魚介類を運んだ道を鯖街道といい、冷凍技術のまだなかった当時は鯖を塩で漬けて京都まで運ぶ方法が取られ、その塩漬けの鯖が現在の鯖寿司につながっているようです。

江戸時代には庶民のご馳走だった鯖寿司ですが、今では手軽に食べられる代表的な京料理のひとつとなっています。今回はそんな鯖寿司をいただける京都のおすすめ料理店をランキング形式でご紹介します！どこも持ち帰りもできる美味しいおすすめのお店なのでイートインだけでなく、手土産にもぜひ検討してみてくださいね！

昭和25年から続く老舗で、店主のこだわりは「手造り」。京都の中でも賑やかな四条河原町にある本店では外からも調理の様子を見ることができるので、待っている間も楽しむことができます。店内は老舗ならではの落ち着いた風情で、ゆっくり食事を楽しむことができますよ。おすすめメニューは名代ちらし寿司ですが、押し寿司も劣らず人気があります。

たっぷりのご飯と甘みの強い鯖は相性抜群。ボリュームたっぷりで男性でも満足できます。ひさご寿司は四条河原町の本店のほか、高島屋京都店と京都駅にある伊勢丹の地下2階でも手に入れることができます。京都駅から新幹線を利用するなら、旅のお供に持ち帰りで買っていくのもいいですよね。

こちらのさいき家は大徳寺の近くにある仕出し専門店で、料理は持ち帰りのみです。有名なのが上の写真にあるだし巻き玉子。ふわふわな食感と京風の出汁がきいた老舗の味で、この玉子と鯖寿司をセットにした「さば寿司だし巻き弁当」が人気となっています。

また、こちらのお店は催事に出店することが多いので、京都で食べ損なってもどこかで手に入れることができる可能性が。さらには嬉しいことに京都駅構内でのお弁当販売を始めたようです！新幹線中央口前の八条小町内で販売しているので、ぜひ帰る前に立ち寄ってみてください。

ミシュランにも掲載された実力を持つこちらのお店は本格的な懐石料理をいただけます。店主の西川さんは京都の名店で腕を磨いた実力者で、料理の味だけでなく、見た目や盛り付けにとことんこだわった自慢の料理を提供してくれます。

他店の鯖寿司を大きく異なるのがレアの鯖を使うところ。また鯖とご飯の間には茎入りの練りわさびをはさんでおり、口の中を爽やかに仕上げてくれます。ミシュラン2つ星、本格懐石料理店ということでお値段は少々お高めですが、それでも人気の絶えない有名店で、一度訪ねてみる価値ありです！

約200年の歴史を持つ京の寿司処末廣は、京都御所の近くに店を構え、昔は宮内庁の御用達だったとか。本物の京寿司にこだわり、長い歴史を守り続けた美味しい料理をいただくことができます。人気メニューの鯖寿司は、甘い脂の乗った分厚い鯖を堪能でき、その美味しさを求めてやってくるリピーターも多いようです。

店内は少々狭めなので、持ち帰りの方が目立ちます。食べるときに醤油をつけない鯖寿司が大半ですが、こちらのお店のものは醤油をつけることで旨みが増します。末廣も、売り切れ次第閉店なので、夕方以降に立ち寄る方や持ち帰り希望の方は一度電話をしてから伺ったほうがいいかもしれませんね。

京都の台所と言われる、錦市場の中にある伊豫又。現在の当主は20代目で、初代が四国の伊豫(現在の愛媛県)から渡ってきたことから、この店名になったそうです。こちらでいただける鯖寿司の特徴は、甘めの酢飯に、しっかり脂の乗った分厚い鯖。良い意味で京都のスタンダードな鯖寿司がいただけます。

持ち帰りで注文すると、板前さんが握ってくれている間、店内でお茶を飲みながら待つことができます。京都で一番古くからあるお店とも言われるこちらのお店ですが、観光の途中に休憩がてら立ち寄るのもよし、旅の最後にお土産として持ち帰りもよし。昔からの伝統ある味を楽しんでください。

鯖街道の終点に当たる出町商店街に店舗を構える満寿形屋。創業当初から変わらない京都のお酢を使った酢飯と、氷で寝かせて酢と昆布でしめた鯖、その間に挟まれた山椒は店主の強いこだわりです。その日に仕入れた分だけを販売しているそうで、在庫がなくなり次第閉店となります。

人気なのがうどんと鯖寿司2切れのセット。値段も1000円ととってもお得です。鯖寿司の持ち帰りもできますが、早いときは開店から2時間ほどで売り切れてしまうこともあるようなので混雑状況を考慮しつつ、ぜひ店主こだわりの美味しい鯖寿司を堪能してみてはいかがでしょうか。

こちらは日経お取り寄せランキングで1位を獲得したこともある人気店、花折。大正2年創業のこちらでは昔ながらの製法にこだわり、伝統の味を守り続けています。ランキング11位で紹介した満寿形屋と同じく鯖街道に位置するこちらはずっしりとした鯖寿司が人気で、店内はさほど混み合わずにゆっくりと食事を楽しむことができます。

木の温もりを感じられる店内は座敷席もあり比較的ゆったりと食事を楽しむことができます。持ち帰りできる鯖寿司の種類も豊富なので、毎回違う種類を買って帰るのもありですよね。鯖、お米、昆布にとことんこだわった老舗のお寿司、ぜひ一度召し上がってみてください。

続いて紹介するのは、有名店「いづう」(ランキング1位)より暖簾分けしたいづ松。こちらでは塩気の強い脂の乗ったレアな鯖寿司がいただけます。看板メニューの鯖寿司の他、京寿司の盛り合わせも人気なメニューです。いづうからの暖簾分けという安心感と、庶民にも優しいお値段で観光客のみならず、地元の方も多く訪れる名店です。

東福寺駅前という立地の良さなので、観光中のランチや帰り際のテイクアウトにも適しているお店です。実は京都にある他のお寿司の名店の跡継ぎも修行に来るほどなんだとか。ランチの時間帯を除いていづうと比べると混み具合も少ないので、ゆっくり美味しいお寿司を味わいたい方にはおすすめです。

鯖寿司好きなら一度は訪れたい名店、千登利亭。地元の方からも、観光客にも愛される名店です。明治32年創業で、現在は四代目の当主とそのご家族で営まれるあたたかい空間の広がる店内では、四季折々その時期に旬を迎える魚を使った美味しい京寿司がいただけます。

九州で獲れた鯖を塩と米酢を使い絶妙な塩梅でしめたものをほんのり甘いシャリに乗せていただきます。鯖とシャリの味のバランスが良いと評判の人気鯖寿司です。電話をすれば、店舗まで行かなくても地方発送できるとのことなので、京都に寄ることが難しい方でも手に入れられちゃいます！

店内は5席ほどしかない狭小店舗で、予約不可のためいつも行列ができている寿しさか井。テレビにも多く取り上げられている名店です。店主が目の前で仕上げるお寿司は、近所の錦市場から仕入れた新鮮なネタを使った絶品です。また、こちらのお店には親しみやすく饒舌なことで有名な名物女将さんもいらっしゃいますので、楽しくお食事できること間違いなし。

人気メニューの鯖寿司は、浅くしめた鯖と甘いシャリの相性が抜群です。朝一に行くと、仕入れたばかりの鯖を使ったお寿司が食べられるのでさらに美味しくいただけるそうです。ただ、朝一に行くとお店の扉が閉まっていて入りにくい。という方もいらっしゃいますが、勇気を持って扉を開けて素晴らしい料理を堪能してください！

さて、いよいよランキングベスト3位をご紹介します！どこも外れのないおすすめ店なので、京都に来たならぜひぜひ足を運んでみてください！

こちらも、ランキング第6位で紹介した「いづ松」と同じく、名店「いづう」(ランキング1位)から暖簾分けしたお店です！観光名所のひとつである八坂神社近くのあアーケード街に店舗を構えるため、多くの観光客の立ち寄る人気店となっています。

いづ重おすすめ鯖寿司の特徴は、外側に巻かれた昆布。肉厚な鯖と柔らかめのシャリを包む昆布は、外してからいただくのがおすすめだそうです。こちらの鯖は鯖特有の臭みもなく上品な味を楽しめるので、青魚が苦手な方でもぜひ召し上がってみてください。きっと鯖寿司の虜になりますよ！

四条河原町から歩いて5分ほど、赤い提灯が目印のきし鮓。創業100年を迎えたこの店の自慢はなんとシャリ。「ネタが乗らなくても、お醤油をつけなくても美味しい」シャリをこだわりに、美味しい寿司を届けてくれます。毎朝、市場で仕入れてくる新鮮な魚をネタに、こだわり抜いた自慢のシャリ。想像するだけでよだれが出てきますよね。

そんなきし鮓の新鮮料理の中でも鯖寿司は毎日売り切れ続出の大人気メニューです。塩と酢の加減にこだわり、絶妙なしめ具合が食通をもうならす絶品鯖寿司。気軽に立ち寄ってほしいという店主の願い通り、連日多くの方が訪れる人気店です。

堂々のランキング第一位は、鯖寿司というと誰もが思い浮かべる名店、いづうです。家庭料理として生まれた鯖寿司を、初めて料理人が提供するものとしたのがこのお店。1781年の創業以来、日本一を目指して伝統を守ってきました。人気の鯖寿司は昆布で包まれており、その昆布を外すタイミングによって味が変わるという絶品。お土産として持ち帰りをするのであれば、自分の好きなタイミングでいただくことができるのでおすすめです。

いづうの鯖寿司は、食べる順番にもこだわってほしいとのことで、青背から白身にかけて食べていくと味のバランスも良いとホームページにも載っています。八阪神社にも近い祇園四条に本店がありますので、観光ついでにぜひ立ち寄ってみてください！

いかがでしたでしょうか。その場でいただくもよし、持ち帰るもよし。どのお店でも美味しい鯖寿司を提供してくれますので、京都に行った際にはぜひ店舗に立ち寄ってみてください！