地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

ババヘラアイスは秋田の名物!特徴的な盛り付け方や販売時期など紹介!

ババヘラアイスは秋田の名物!特徴的な盛り付け方や販売時期など紹介!
投稿日: 2017年11月27日最終更新日: 2020年10月8日

秋田県のご当地グルメである「ババヘラアイス」の、販売場所と販売時期、ババヘラアイスの盛り付けや味、ババヘラアイスの値段、ババヘラアイスソフトクリームの情報など、秋田の夏の風物詩である「ババヘラアイス」の魅力をご紹介します。

ババヘラアイスを食べてみよう見出し

「ババヘラアイス」は、秋田県のご当地グルメとしてその名が全国に知られています。ババヘラアイスの発祥起源や、ババヘラアイスの販売場所、販売時期、ババヘラアイスの特徴的な盛り付け、ババヘラアイスの味、ババヘラアイスの値段、ババヘラアイスソフトなど、ババヘラアイスにまつわるグルメ情報をご紹介します。

ババヘラアイスってどんなアイス?見出し

「ババヘラアイス」は秋田県全域で食べられている、秋田県のご当地グルメとも言えるアイスです。秋田県では中年以上の女性のことを「ババ」と呼ぶんだそうです。ババ(中年のおばちゃん)が「ヘラ」ですくって盛り付けるアイスだから「ババヘラアイス」という名前がつきました。秋田の一部の地域では「ババベラ」と言うこともあるそうです。

秋田のご当地グルメ・ババヘラアイス見出し

ババヘラアイスは秋田県で1950年頃から親しまれてきたご当地グルメです。秋田県内の幹線道路やイベント会場の近くにピンク色と黄色のパラソルを見つけることがあったら、それはババヘラアイスの販売場所です。パラソルの下にはババ(おばちゃん)がアイスを用意してお客さんを待っています。秋田県では日常的に見られる光景です。

お客さんから注文が入ると、ババ(おばちゃん)たちは大きな缶に入ったピンク色と黄色のアイスをすくって、コーンに慣れた手つきで盛り付けていきます。コーンの上でアイスを花びらの形にしたらババヘラアイスの出来上がりです。夏の秋田では地元の子供たちにも大人気のババヘラアイスは、正真正銘の昔から伝わる秋田のご当地グルメです。

ババヘラアイスはヘラですくえるほど柔らかいアイスなので、夏の暑い時期に食べる場合はささっと食べてしまうのがコツです。ただでさえ溶けやすいババヘラアイスが、夏の気温が高い時期はものすごいスピードで溶けていきますので、ババ(おばちゃん)からアイスを受け取ったらすぐに食べてしまいましょう。

もともとは道路で販売が始まったババヘラアイスですが、現在のババヘラアイスは学校の運動会や、ショッピングセンターの駐車場などで販売されることもあるそうです。販売員のおばちゃんたちは早朝に各スポットに送迎車で配置され、日没後に送迎車で撤収されるというスタイルをとっているそうです。

秋田の名物グルメランキングTOP15!B級グルメもおすすめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
秋田の名物グルメランキングTOP15!B級グルメもおすすめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
雪深い東北地方の秋田県では、寒い地方ならではの名物郷土料理や海鮮たっぷりの漁師鍋、B級グルメ、食べ歩きグルメ、お土産にしたいお菓子など数多くあります。今回は旅行で行ったら押さえておきたい秋田の名物グルメTOP15をご紹介します。

ババヘラアイスの発祥起源見出し

秋田県でババヘラアイスはどのようにして生まれたのでしょうか。ババヘラアイスは、農家の女性たちが空き時間を作ってアイスを売り始めたのが発端と言われています。ババヘラアイスを販売するおばちゃんたちの服装は農作業着のような格好であることからも、この発祥起源が語り継がれる所以です。現在では農作業着は、ババヘラアイスのユニフォームのようにもとらえられています。

ババたちの年齢見出し

ババヘラアイスの販売員は170人ほどと言われています。ババは中年以上のおばちゃんのことを指していますが、ババヘラアイスを販売しているおばちゃんたちの平気年齢は70歳を超えていると言われています。中には85歳になるババ(おばちゃん)も存在しているようで、秋田のご当地グルメをかなり恒例のおばちゃんたちが支えている形となっています。

大型のイベントなどで人出が必要な時期は、ババヘラアイスの販売員でアルバイトを雇うことがあるそうです。女子高生がアイスを販売するときは「ババヘラ」ではなく「ギャルヘラ」や「ネネヘラ」と呼ばれ、もう少し年齢が上の女性が販売するときは「アネヘラ」と呼ばれたりするようです。

なお、本当の人手不足の時期にはババヘラアイスの販売員を送迎している男性がアイスの販売を手伝うことがあり、この場合は「ジジヘラ」「アニヘラ」などと呼ばれることがあります。夏の忙しい時期は、男子高校生のアルバイトがババヘラアイスの販売を手伝うこともあるそうです。

ババヘラアイスが食べられる時期見出し

ババヘラアイスは秋田の夏の風物詩となっていますが、ババヘラアイスの販売時期は3月中旬頃から11月上旬頃までです。ババヘラアイスの販売時期は、雨でも風が強くてもババ(おばちゃん)たちはピンク色と黄色のパラソルの下でお客さんを待っているので、この時期に秋田を訪れる場合はぜひご当地グルメのババヘラアイスを試してみることをおすすめします。

ババヘラアイスの形見出し

もともとは単にヘラですくうだけだったババヘラアイスですが、近年は花びらの形にしてババヘラアイスを提供してくれます。一番有名なのはバラの形をした「バラ盛り」です。ピンク色と黄色のアイスが本物のバラのように美しく見えます。チューリップのような形をしているものは「秋田盛り」と言うそうです。

ババヘラアイスの「バラ盛り」は、創業60年以上となる進藤冷菓という会社が考案した盛り付け方法なんだそうです。お客さんに喜ばれるように、と花の形に盛り付けようとしたのが始まりだとか。「バラ盛り」を行うようになったのは10年以上前からで、他の花びらも試してみたけれどバラが一番しっくりきたそうです。

最近、海外のアイスクリーム屋さんなどではアイスクリームを花びらの形にして提供してくれるところがあります。ババヘラアイスはこの技術をどこよりも先駆けてやっていたことになりそうです。もしかしたらババヘラアイスの形にヒントを得た海外のアイスクリーム屋さんがあるかもしれません。

ババヘラアイスを作る技術見出し

慣れた手つきでババ(おばちゃん)たちが盛って行くので簡単そうに見えますが、「バラ盛り」はとても難しく上手にできるババはそんなに多くはないとか。3月にババヘラアイスの販売が開始する決起集会の際には、盛りの仕方を教えあったり若い人に伝達したりして、ババヘラアイスの技術を受け継いでいっているそうです。

ババヘラアイスの味見出し

ババヘラアイスの色はパラソルと同じピンク色と黄色ですが、ババヘラアイスの味はどのような味なのでしょうか。ババヘラアイスのピンク色はストロベリー味、黄色はバナナ味をしています。アイスというよりはシャーベットのような感じで、さっぱりした味で夏にぴったりなのがババヘラアイスの特徴です。

ババヘラアイスの味はなんだか懐かしい味がすると思う人も多いようです。夏の暑い日に秋田県の幹線道路で立ちながらババヘラアイスを食べるのが、ババヘラアイスのグルメな食べ方です。道路で食べるババヘラアイスの味は、家やお店の中で食べるアイスと異なりひときわ美味しいと感じるはずです。

ババヘラアイスの色は現在はピンク色と黄色になっていますが、販売開始当初は白色一色だったそうです。その後、ババヘラアイスの色は黄色一色になりました。ババヘラアイスの色が現在のピンク色と黄色になったのは、1969年頃からだそうです。現在ではピンク色と黄色のカラーは、ババヘラアイスを表現する重要なカラーとなりました。

ババヘラアイスの値段見出し

ババヘラアイスの気になる値段はどの程度なのでしょうか。秋田県内には複数社が販売しているババヘラアイスがあり、微妙に値段が異なるケースがありますが、ババヘラアイスの値段は200円から300円程度です。この値段で秋田のご当地グルメを楽しむことができ、さらにババ(おばちゃん)の技術を見ることができるのはとてもリーズナブルです。

東京でも食べられるババヘラアイス見出し

ババヘラアイスは秋田県の名物ですが、東京の品川にある「あきた美彩館」でも食べることができます。「あきた美彩館」は時期に関係なくババヘラアイスを食べることができますが、せっかくの秋田のご当地グルメ「ババヘラアイス」は秋田県で夏の暑い時期に食べるのがおすすめです。

道の駅限定のババヘラ・ソフト見出し

秋田県にはもう一つ新たなご当地グルメとなり得るものが誕生しました。それは「道の駅 あきた港」でしか食べられない「ババヘラ・ソフト」です。ソフトクリームなのでヘラですくって盛り付けるタイプではありませんが、「ババヘラ」の冠を持っています。「ババヘラ・ソフト」の値段は300円で、リーズナブルな値段設定となっています。

「ババヘラ・ソフト」の味はババヘラアイスと同じで、ピンク色のストロベリー味と黄色のバナナ味です。牛乳が入っているのでババヘラアイスのさっぱりした味とは異なり、牛乳の濃厚さを感じることができるソフトクリームだと評判のようです。「ババヘラ・ソフト」もババヘラアイスと同じような値段で食べられるのは嬉しいポイントです。

「ババヘラ・ソフト」は「道の駅 あきた港」でしか食べることができない、限定商品です。ババヘラアイスは東京品川の「あきた美彩館」でも食べることができますし、通信販売も行っていますが、「ババヘラ・ソフト」は現地限定のご当地グルメとなるので、秋田県を訪れた際にはここでしか食べられない「ババヘラ・ソフト」をぜひ食べてみてください。

ババヘラアイス関連の商品見出し

ババヘラアイスは店頭でババ(おばちゃん)にすくって花びら型に盛り付けてもらうのが一番おすすめの食べ方となりますが、なかなか秋田県まで行くのが難しいという人のためにババヘラアイスの関連商品があります。通信販売で購入することもできるババヘラアイスの関連商品をご紹介します。

コーンとヘラがセットになっていて家庭でも本場さながらのババヘラアイスを作ることができる、ババヘラアイスのキットがあります。お友達を呼んで家でパーティする時は、ババヘラアイスのキットがあれば盛り上がりそうです。アイス2パック(2000ml)とヘラとコーンがついて、値段は3380円とお買い得感があります。

ババヘラアイスのカップもあります。おなじみのストロベリー味とバナナ味のカップ以外に、一部の店頭でのみ限定販売されていると噂された、「まぼろしのブルーアイス」と呼ばれるソーダ味のカップも登場しています。気軽にババヘラアイスを食べたい人には、ババヘラアイスのキャンディーがおすすめです。

ババヘラアイスのカップとババヘラアイスキャンディーはセットになっていて、通信販売ではキャンデー7本(1本80ml)とカップアイス6個(1個120ml)がついて、値段は3380円です。ババヘラアイスのアイスキャンディーやカップは、道の駅やスーパーマーケットなどでも購入することができます。

ババヘラアイスの通信販売はババヘラアイスを60年以上支えてきた有限会社の進藤冷菓のホームページや、楽天市場、Yahoo!ショッピング、amazonなどからも購入することができます。秋田県になかなか行くことが難しい人は、通信販売でババヘラアイスをゲットして秋田のご当地グルメの味を楽しんでみましょう。

ババヘラアイスの関連商品の中にはアイスではないものもあります。ババヘラアイスの味をしたケーキ、ババヘラアイス味のミルキー、ババヘラアイス味のキャラメル、ババヘラアイス味のガムなどです。これらのババヘラアイス関連のお菓子はお土産にもぴったりなので、秋田旅行の思い出としてババヘラアイス味のお菓子を購入してみてはいかがでしょうか。

海外へ進出したババヘラアイス見出し

日本では秋田県の夏の風物詩として全国的に知られているババヘラアイスですが、なんと海外でもババヘラアイスを食べることができる国があるんです。その国はカンボジアです。カンボジアでは2013年2月から「ハッピーアイス」という名前で、秋田のババヘラアイスの製法を受け継いでアイスの屋台販売を行っているそうです。

カンボジアでババヘラアイスならぬ「ハッピーアイス」の事業が始まったきっかけは、カンボジアのゴミ集積所でゴミを集めて暮らしているお母さんたちがいることだったそうです。不衛生なゴミ集積所ではなく衛生面の確保された場所できちんと収入を得て、子供を学校に行かせてあげることができるようになって欲しいという思いから「ハッピーアイス」は生まれました。

カンボジアの「ハッピーアイス」はクラウンドファウンディングという形で機能しています。もともとJLMMというNGOの団体お菓子を販売することを支援していたそうですが、暑いカンボジアでババヘラアイスを販売するのが合っているのではないかと思い、ババヘラアイスを販売することにしたそうです。

カンボジアで販売されている「ハッピーアイス」は秋田の昔ながらのババヘラアイスのようなものもあれば、カンボジアのお母さんと子供達が編み出したのであろうオリジナルのアイスもあるそうです。パラソルがあるのでババヘラアイスだと一目でわかるようになっているようです。

ババヘラアイスで秋田の夏を感じよう見出し

秋田県の夏の風物詩、そして秋田県のご当地グルメの「ババヘラアイス」の魅力が伝わりましたでしょうか。ババヘラアイスは全国的にも人気のあるアイスで、アイス博覧会で一位の売り上げをとったこともあるそうです。ババヘラアイスの販売時期に秋田県へ訪れる場合は、ババヘラアイスを食べることを忘れずに。

投稿日: 2017年11月27日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote