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越後妻有の大地の芸術祭2018!3年に1度のフェスティバルを見逃さないで!

越後妻有の大地の芸術祭2018!3年に1度のフェスティバルを見逃さないで!
投稿日: 2017年11月28日最終更新日: 2020年10月8日

大地の芸術祭は、新潟県十日町で3年に一度行なわれるフェスティバルで、越後妻有アートトリエンナーレと呼ばれ、親しまれています。この越後妻有の大地の芸術祭は、十日町と津南町を含む妻有地域で開催される世界最大規模の国際芸術祭で、2015年には約50万人が訪れました。

越後妻有の大地の芸術祭2018を見に行こう見出し

越後妻有で行なわれる大地の芸術祭2018は、新潟県の十日町と津南町を含む妻有(つまり)地区で開かれる、世界最大規模の国際芸術祭です。大地の芸術祭の舞台となる越後妻有の里では、1年を通して様々なアートの展示やイベントが行なわれます。ここでは、そんな越後妻有の大地の芸術祭2018について紹介します。

越後妻有の大地の芸術祭2018の概要見出し

大地の芸術祭の舞台となる新潟県十日町の越後妻有の里で行なわれる越後妻有アートトリエンナーレは、1年を通して、地域に内包する種々の価値を、芸術を媒介として磨き上げ、世界中に発信し、地域再生の道を築いていこうとするものです。そして、地域の人々が築き上げた成果を発表する場となるのが、この大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレと呼ばれる芸術祭です。

この大地の芸術祭の里には、前回の2015年の場合は50万人を越える来場者数を記録し、約50億円の経済効果があったと言われています。2018年にはそれ以上の来場者数と効果が期待されています。会期は2018年7月29日から9月17日までの51日間ですが、その期間以外にも、種々なイベントが行なわれたり、作品がそのまま残されたりして、1年中楽しむことができます。

大地の芸術祭がユニークなのは、芸術祭が終わった後も、広い地域の屋内外の種々な場所に、芸術作品がそのまま残されるケースが多いことです。それが、大地の芸術祭の里の大きな魅力でもあります。いつ訪れても、至るところにアート作品が点在しており、それを見ることができるのがこの里の一番の特徴です。

越後妻有の大地の芸術祭2018のアクセス見出し

大地の芸術祭の里への電車でのアクセスの場合は、東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅まで行き、北越急行ほくほく線に乗り換え、十日町で下車します。約1時間50分を要します。マイカーの場合は東京から関越自動車道塩沢石打インターから国道353号に入り、十日町まで行く方法があり、約3時間かかります。飛行機の場合は、成田から新潟空港まで、ANAが1便のみ運行しており、約1時間5分で行けます。

越後妻有の大地の芸術祭2018のパスポート見出し

大地の芸術祭2018の作品観賞パスポートは、会期中に大地の芸術祭の里にある各施設のアート作品や屋外作品をすべて観賞できるお得なパスポートです。温泉や宿泊施設、イベント割引など、各種優待付きの前売り券を、2017年11月16日より販売しています。一般3000円、学生2500円となっており、越後妻有オンラインショップや各種プレイガイドでも購入することができます。

越後妻有の大地の芸術祭2018の日程見出し

越後妻有の大地の芸術祭2018は、2018年7月29日(日)から9月17日(月、祝)の51日間にわたり、越後妻有地域一円で行なわれます。その前にも、大地の芸術祭の里越後妻有2018冬SNOWART・越後妻有雪花火が、2018年2月24日から3月11日までの6日間、あてま高原リゾートホテル・ベルナティオで行なわれるなど、様々なイベントが予定されています。

越後妻有の大地の芸術祭2018の越後妻有里山現代美術館見出し

越後妻有里山現代美術館キナーレは越後妻有大地の芸術祭2018のメイン会場となります。この美術館は、十日町の名称の元となった、節季市をイメージし、圏域全体の人、物、情報が交差する場として、著名な建築家、原広司氏が設計したミュージアムで、豪雪地帯では珍しく、半屋外の回廊を持つ建物が美術館として生まれ変わったものです。

この里山現代美術館キナーレでは、国内外のアーティスト達がこの地で培った体験を元に創造した作品が展示されます。ここでは、廃校になった小学校校舎をそのまま「空間絵本」に変身させた作品や、土地と融合した芸術作品などが展示されます。この美術館はインフォメーションセンターも兼ねていますので、見たい作品の場所を教えてもらい、この場所からレンタカーなどで巡ることができます。

越後妻有の大地の芸術祭2018以前の作品見出し

里山現代美術館キナーレの建物中央に広がる40メートル四方の池では、2017年の夏にはじゃぶじゃぶと水に入って遊びながらアート作品が楽しめる特別企画、「水遊び博覧会」が開かれました。また、廃校になった小学校を改修して造られた「絵本と木の実の美術館」では、体育館や教室、更衣室などを巡ると、木の実や流木による機会仕掛けのオブジェがストーリーを進めてゆきます。

このアートでは、旧真田小学校廃校時の最後の生徒3人を主人公に、思い出を食べてしまうおかしなお化けがからんで、ユニークなストーリーが展開されます。この作品には、「思い出はなくならない」という作者のメッセージが込められており、その強さとやさしさを発信し続けるこの作品が人々から愛され続ける理由がよくわかります。

その他にも、現代アートの巨匠、クリスチャン・ボルタンスキーとジャン・カルマンによる「最後の教室」は、同じ旧校舎を使っていながら、神秘的な神聖さを醸し出す作品となっており、夏限定で開催されました。一方、何千枚もの丸い鏡に覆われた家屋作品「再構築」のように、回りの田舎の風景に溶け込んでいながら人々に不思議なイメージを与える作品も人気を呼びました。

越後妻有の大地の芸術祭2018のコンセプト見出し

大地の芸術祭2018のコンセプト1:均質空間への疑義

越後妻有の大地の芸術祭2018のイベントに際しては、地域の価値観が失われつつある今日、これからの建築が担うべき役割や美術の力を信じ、展望する展覧会やコンサートが開かれます。2018年の第7回芸術祭では、四畳半から世界を見ようとした鴨長明の方丈や、良寛の五合庵、宮沢賢治のイートバーブから始まります。

大地の芸術祭2018のコンセプト2:人間の土地に生まれるアート

2つ目のコンセプトは、「人間の土地に生まれるアート」というテーマで、豪雪や河岸段丘といった厳しい条件の中で米作りをしながら、農業を通して大地と関わってきた「里山」の暮らし向きが現在も豊かに残っている新潟県の越後妻有を舞台に、地域の環境破壊が危ぶまれる21世紀の特別なアート50選が展示されます。

大地の芸術祭2018のコンセプト3:アートを介する人の移動

3つ目は、「アートを介する人の移動」というテーマで、海外の各国や諸機関が越後妻有に拠点を持ちつつ、国内では越後妻有と他の芸術祭の間で、旅行社やサポーターが足を運び、国や地域を越えて、多種多様な人達の芸術を媒介にしたネットワークが育ってきており、それに関連したアートが展示されます。

大地の芸術祭2018のコンセプト4:人類の始原に還る企画展

4つ目の大地の芸術祭2018のコンセプトは、「人類の始原に還る企画展」と題したもので、数千年もの昔から自然と対峙し、親しんできた新潟県の越後妻有の歴史や人々の生活をラスコーやアルタミラの洞窟に見られるような、人類の原始的な美術やその暮らしと比べてみる企画展で、昔の素朴な暮らしを見つめ直すところから始まっています。

越後妻有の大地の芸術祭2018の企画展見出し

2018年7月から始まる越後妻有の大地の芸術祭2018に先駆け、2018年2月24日(土)から3月11日(日)までの6日間、あてま高原リゾートホテル・ベルメティオで、大地の芸術祭の里越後妻有2018冬SNOWART/越後妻有雪花火が行なわれます。このイベントは、花火と光のアートで彩る雪の祭典で、雪道を歩いて作品を巡る、SNOWART TRAILも行なわれます。

大地の芸術祭2018には、2018年の「方丈記私記」が企画されています。この展覧会はキナーレから、開館したばかりの越後妻有文化ホールまでの範囲で、十日町市中心街の活性化を図るために展開する作品群の発想の起点となるものです。注目作品の一つが、キナーレの池に設置されるレアンドロ・エルリッヒの新作で、池の底面に空が描かれ、池が天国のような空間に生まれ変わる作品です。

更に、2018年のキーワードの一つである「人間の土地に生まれるアート」の代表例として、磯辺行久の作品が展示されます。地形や気象、災害などの様々な現象から、土地を考えようとした磯辺行久の作品は、第1回目から、この芸術祭の指針を成してきました。ここでは、土地と人間の関わり方、自然や文明と人間の関わり方を主題にしたアート作品が展示されます。

越後妻有の大地の芸術祭2018のカフェと食堂見出し

大地の芸術祭の里でランチを食べる場合のおすすめ店は、まつだい「農舞台」にある「越後まつだい里山食堂」です。この食堂はアート作品にもなっています。「農舞台」は草間彌生の屋外彫刻「花咲ける妻有」(2003年作品)など、地域資源の発掘、発信がテーマになっています。食事は、新潟名山の米や新鮮な山菜など、里山の美食を堪能できます。

この他にもキナーレにある「越後しなのがわバル」では、妻有の土地の料理法で味わう「土産土法」の郷土料理が楽しめます。また、「絵本と木の実の美術館」内には、「ハチカフェ」があり、その土地の野菜を存分に生かしたランチメニューが人気です。小学校の椅子や机を再生したインテリアも可愛くて素敵なカフェです。

越後妻有の大地の芸術祭2018に参加しよう見出し

新潟県の越後妻有大地の芸術祭の里で行なわれる越後妻有大地の芸術祭2018は、3年に一度行なわれる芸術祭です。この世界最大規模の国際芸術祭は、アートを媒介として世界に発信し、地域再生の道を築き上げていくという大規模な街おこし事業でもあります。ここでは、年間を通じて50万人以上の人々が訪れるという、この越後妻有大地の芸術祭について取り上げてみました。

投稿日: 2017年11月28日最終更新日: 2020年10月8日

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