ハワイのピルボックス・トレイルで絶景を満喫！行き方など観光お役立ち情報

ハワイは日本人旅行者のリピーターが多いエリア。そんなハワイで、ずっとワイキキばかりにいるのも飽きてきたという方に、ぜひおすすめしたいのが、ピルボックス・トレイル。ハワイの美しい景色を高台にあるピルボックスから一望できるトレイルは、写真撮影にもおすすめ。今回は、ハワイで人気のトレイルへの行き方も含めてご紹介します！

ハワイのオアフ島に点在する「ピルボックス」は、戦時中に作られた「トーチカ」と言われるコンクリートでできた軍用施設。敵襲を見つけるために作られた陣地は、すべて見晴らしの良い高台にあるため、ハワイの美しい海岸線や山々の景色を、思う存分楽しめるビュースポットとして、ハワイリピーターに人気の観光地となっています。

ハワイのオアフ島にあるピルボックスのうち、最も人気があるのは、全米ナンバー1ビーチにも選ばれた、ラニカイビーチやカイルアビーチが一望できる「ラニカイ・ピルボックス・トレイル」。ピルボックスの建物全体を、スプレー缶で派手に落書きされたアートも人気で、写真を撮ってインスタ等のSNSに投稿する観光客も多いトレイルです。

ハワイのオアフ島に4つあるピルボックス・トレイルの中で、次に人気があるのが、ワイアナエにある「ピンク・ピルボックス・トレイル」。真っ青なハワイの海に、真っピンクに塗られたピルボックスが際立つ、本当に絵になるトレイルです。残り2つのピルボックス・トレイルのうち、ワイキキから比較的アクセスの良いのがカネオエリアのトレイル。

そして、ワイキキから最も遠い所にあるのが、サーフィンで有名なノースショアのハレイワにあるエフカイ・ピルボックス・ハイクです。今回は、ワイキキからも行き方が分かりやすく、ハワイの路線バス「The Bus」でもアクセス可能な2つの人気トレイルに絞って、トレイルの特徴や写真撮影におすすめの景色が見えるポイントをまとめます。

ハワイで最も人気のあるカイルアエリアにある「ラニカイ・ピルボックス・トレイル」は、正式名称「カイヴァリッジ・トレイル」。ハワイの言葉で「天国」という意味のカイルアを冠したビーチは、全米No.1に選ばれただけの美しさを誇るビーチです。ラニカイ・ピルボックス・トレイルからは、この天国のビーチの景色を一望できます！

元々、軍用施設を設置するために作られたトレイルは、整備された登山道ではありません。どのピルボックス・トレイルでも、傾斜のキツい土の斜面を登っていくことになります。ラニカイ・ピルボックス・トレイルには、2つのピルボックスがあり、カイルアの街や2つのビーチを見下ろせるのは、突端にある2つ目のピルボックスになります。

途中、かなり滑りやすい道もありますので、必ず運動靴か、ハイキング用の靴を履いて登るようにしてください。また、2つ目のピルボックスへ向かう道は、断崖絶壁のような稜線を歩いていくことになります。ハワイの日差しを遮る木々もありませんので、日焼け止めを塗り、サングラスや帽子等で日焼け対策をしましょう。飲料水の持参も忘れずに！

ラニカイ・ピルボックス・トレイルで撮影したい景色は、なんといっても、カイルアビーチとラニカイビーチの海岸線です。日中の抜けるようなハワイの青空と、どこまでも広がる水平線を撮るのも素敵ですが、ハワイの海に燦然と輝く朝日を撮るのもおすすめです。朝方暗い時間にトレイルを登るのは、多少の危険を伴いますが、素敵な写真が撮れます！

ピルボックスに行ったらお決まりの写真と言えば、ピルボックスの端に腰かけ、断崖絶壁とハワイの海、おもちゃみたいな街並みを一緒に収めたアングルです。ラニカイのピルボックスには、中に壊れかけた階段があるそうですが、登るのは結構大変だそうです。くれぐれも、カメラや自分自身が落ちることのないよう気をつけて登って下さい。

ここからは、ラニカイ・ピルボックス・トレイルへの行き方です。レンタカーでの行き方は、ワイキキからカイルアビーチを目指して西に進みます。トレイル周辺には駐車場がないので、レンタカーの場合はカイルア・ビーチパークの東側に駐車してトレイルの入り口までは徒歩でアクセスします。結構歩きますので、覚悟して行きましょう！

続いては、バスでの行き方です。アラモアナセンターから57番のThe Busに乗り、カイルア・ロードとアオロア・ストリートの角で下車し、カイルア・ビーチパークへ移動。カイルア・ビーチパークからの行き方は、海沿いをラニカイ方面に進み、モクルア・ドライブの分岐点で右折。カエレプル・ドライブを右折して直進すると到着です。

続いてご紹介するのは、ハワイオアフ島のワイアナエにあるピンク・ピルボックス・トレイルです。真っ青なハワイの海に、ピンク一色で塗られたピルボックスが、インスタ映えする人気の撮影スポットです。このピルボックスは、乳がんへの理解や早期発見を啓蒙する「ピンクリボン」活動の一環で、ピンク色に染められているそうです。

真っピンクのピルボックスには、至るところにピンクリボンのイラストが描かれています。このトレイルも日陰がない道を進みますが、途中には、木の根が張り巡らされた木陰があり、休憩におすすめのスポットです。ピンク・ピルボックスのてっぺんからは、マイリビーチやワイアナエ山脈など、ハワイの海や山の美しい景色を眺めることができます。

ピンク・ピルボックス・トレイルのおすすめ撮影ポイントは、ピルボックスの少し上にある山側の丘です。丘の上からは、ピルボックスとハワイの海を一緒に収めた写真を撮影できます。また、ピンク・ピルボックスは、ハワイの西海岸にありますので、ピルボックスと合わせて、雄大な海に沈んでいく真っ赤な夕焼けを撮影できます。

片道30分から40分かかるピンク・ピルボックスのトレイルは、先ほどのラニカイと同じくほとんど日陰もありません。日焼け止めや飲料水は必ず持っていきましょう。ピンク・ピルボックスのすぐ近くには、スプレーペイントでエキセントリックな落書きがされたピルボックスもあるようです。体力に余裕があれば、合わせて回ってみて下さい。

ここからは、ピンク・ピルボックス・トレイルへの行き方です。ピンク・ピルボックス・トレイルは、ハワイオアフ島の西海岸沿いにあるNanakuliという街の近くにあります。ワイキキからレンタカーでの行き方は、オアフ島西側の主要道路Farringtonハイウェーを北へ進み、Nanakuliの街を少し越えたところにあるKaukama Rdを右折します。

右折して300mほど進むと、道路に面した小さな登山口が見えてきます。特にサインボード等がないので、少し分かり辛いですが、付近に路上駐車している車があるはずなので、比較的行き方は分かりやすいと思います。駐車場はありませんが、周辺の道路には路上駐車禁止の標識もありませんので、路肩に駐車すれば大丈夫です。

ピルボックスでの写真撮影の注意点は、ずばり「命を大事に」です！断崖絶壁にあるピルボックスは、美しい景色を一望できますが、一歩間違うと転落してしまう危険な場所です。最近では、ピルボックス自体の老朽化が進み、よじ登ることを禁止したりしているとの噂もあります。登るのは、あくまでも自己責任となりますので、ご注意下さい。

ハワイで人気の撮影スポット「ピルボックス・トレイル」の情報をお伝えしました。今回ご紹介できなかったノースショアのエフカイ・ピルボックスは、「ピースマーク」もついたピルボックスがあるようです。ハワイ旅行も何度目かになる方は、ピルボックス・トレイルへ行って、これまでとは違ったハワイの景色を楽しんでみて下さい。