ポケモンGOを海外旅行中でも楽しもう！地域別に出現する限定ポケモンもご紹介！

日本でも大ブームを巻き起こした任天堂の「ポケモンGO」。「ポケモンGO」では私たちが実際にポケモンのストーリーの一部となり、自宅以外の場所にポケモンを探しに出かける。こちらの特集では従来のゲームの域を超えたポケモンGOを海外で楽しむポイントをご紹介します。

1996年に任天堂から発売された「ポケットモンスターレッド・グリーン」をご存知でしょうか。当時大人気であったゲームボーイ用のソフトとして発売され、一世を風靡しました。96年当時のソフトはモノクロのゲームボーイ用で、その後発売されたゲームボーイカラーとは通信が可能でした。

「ポケモン」は、この世界に存在する「ポケットモンスター」略して「ポケモン」をモンスターボールと呼ばれるボールでゲットし、バトルをさせて成長させるゲームで、現在ではポケモンの総数は700種類を超えます。ゲットするポケモンの生態は多岐にわたり、性格や成長のスピードも異なります。

700種類を超えるポケモンの種類は今も増え続けています。そのすべてのポケモンには属するグループがあります。それぞれのポケモンが属するタイプと呼ばれるものの種類は18種類。水、炎、氷、地面、ゴースト、毒、草などがあり、ポケモンマニアでなくとも知っているピカチュウは電気グループにあたります。

ポケモンの生みの親である任天堂が手掛けるウェブサイト「ポケモンずかん」では、これからのポケモンのタイプ、高さ、重さ、生息地方などの情報で細かく検索することができます。ポケモンはそれぞれのタイプにより性格もことなり、ゲットしてからバトルを繰り返すことで自分のポケモンを成長させることができます。

1996年に発売されてから20年が経った2016年に発売されたのが、スマートフォンの位置情報を使った新しいゲーム「ポケモンGO」です。AndroidとiOSに対応したこちらのゲームは、日本国内だけではなく全世界的に大ヒットしました。「ポケモンGO」は20年前のポケモンファンと現在のポケモンファンの双方に新しい光をさしたのでした。

ポケモンGOを知っている人にはすでに必要がない説明かもしれませんが、まずはこちらでポケモンGOの遊び方をおさらいします。ポケモンGOでは、スマートフォンのGPS機能を使って現実世界を散歩しながらポケモンを捕まえていくことができます。街歩きをしながら楽しめる新しい感覚のゲームなのです。

このゲームはまず、世界のあらゆる場所に出現するポケモンを捕まえること人、「ポケモンマスター」として街を歩くことから始まります。GPS機能をフル活用して、街を歩くだけでいつもと全く違った景色を楽しむことができる面白さがあります。何の変哲（へんてつ）もない普段の景色の中に、様々な種類のポケモンたちが出現します。

ポケモンGOを使って街を歩いていると、多種多様なポケモンに出会えます。ただの見慣れた景色の中に突如出現したポケモンに、きっとあなたも大興奮するはず。ポケモンを発見したら、モンスターボールと呼ばれる赤いボールをポケモンに投げます。ポケモンは捕まえられないようにボールを避けることもあります。

でもポケモンを探すためにいつもスマートフォンのカメラ機能を使うわけではありません。ポケモンGOでは歩いている時にポケモンが出現すると、バイブレーション機能で知らせてくれます。スマートフォンが出現したポケモンを表示するので、既にそのポケモンを持っていた場合は、予めゲットするかどうかを選択することができます。

せっかく「ポケモンGO」をやるなら、出現する様々な人気ポケモンを確実にゲットしたいところです。そんなときは町の至る所に存在するポケストップと呼ばれる場所を利用しましょう。ポケモンをゲットする際に必要な道具や、経験値が上がるグッツなどが手に入ります。

「ポケモンGO」では近所を散歩中に様々なポケモンが出現しますが、中でも面白いのが各地域の名所旧跡やランドマークが出現ポイントとリンクしているところです。駅や博物館など、地図上の有名な観光スポットに行くと出現するポケモンの種類も変化していくのです。これもGPS機能を駆使した最先端ゲームの醍醐味の一つでしょう。

「ポケモンGO」の世界では、町中のにあるジムと呼ばれる場所でバトルをすることができます。それぞれのプレーヤーは赤青黄色の3つのチームカラーのどれかに所属し、自分とは異なるカラーのポケモンたちとのバトルに挑戦します。ジムにいる複数のポケモンの強さによっては、他のプレーヤーとの協力を得て複数でバトルができます。

確かに「ポケモンGO」は日本国内の人々の生活スタイルを変えてしまうほどの影響がありました。しかしそうはいっても、現在自分の周りで「ポケモンGO」をしている人が少なくなっていると感じている人もいらっしゃるかもしれません。しかしさすがは世界の「ポケモンGO」、その人気は海外ではまだまだ続いているのです。

発売当初の人気に陰りが出てきたと噂されていた「ポケモンGO」でしたが、昨年2017年には幻の限定ポケモンが投入されるなど、離れそうになっていたユーザーの心を再びをゲットすべく、ゲームの世界観のアップデートがされているようです。新たな世界観を構築すべく、今後も限定ポケモンの投入は更に進みそうです。

こうして一時は人気に陰りが見え始めたかと噂されていた「ポケモンGO」は、自宅から地域へ、地域から世界へと数々のアイデア溢れる企画を実現させることによって、プレーヤーの活躍フィールドを広げることに成功しました。再びファンの心をつかんだものの一つが、海外限定ポケモンの存在です。

その名の通りネギを背負っている可愛らしいこちらの鴨のポケモン。日本らしい名前のせいか、なんと出現する地域はアジア限定です。日本国内に住んでいる人たちにはあまり限定ポケモンというイメージはありませんが、こちらのポケモンをゲットすべく日本を旅行する外国人ポケモンマスターも多いのです。

続いての地域限定ポケモンはこちらのピンク色の可愛らしいポケモン「サニーゴ」です。このポケモンは沖縄や奄美諸島、台湾をはじめとした経緯32度から南緯25度の間の暖かい地域にしか出現しないといわれている大変珍しいポケモンです。限定をいわれると旅行で訪れた際に、思わず探してみたくなります。

こちらの海外限定ポケモンはオーストラリアとニュージーランドでのみゲットできると言われています。日本で手に入れられない限定ポケモンはレアキャラのために大変人気です。こちらのガルーラは親子のポケモンで、ポケットには小さくて可愛らしい子供が入っているのが見えます。オセアニア地域を旅行する際は要チェックです。

こちらの凛々しいポケモンのケンタロスはその出現地域が海外でも北米限定とされています。アジア圏よりも遠い国になるほど、海外出張や海外旅行以外のチャンスもなかなか少ないもの。もしも北米を訪れる機会があれば、是非こちらのケンタロスをゲットしてみたいものです。

先ほど登場した北米限定のケンタロスに続いての限定ポケモンはこちらのバリヤードです。海外限定ポケモンとしてケンタロスと並んで人気があるポケモンで、出現地域はヨーロッパのみと言われています。地域限定のポケモンは日本では手に入れられませんから、こちらの写真も海外で撮影されたものです。

こちらのカブトムシのような形をしているポケモンはヘラクロスと呼ばれ、出現する地域はブラジルやペルー、フロリダといった中南米に限定されています。カブトムシといえば男の子のあこがれ。なかなか出会えないからこそ、限定ポケモンに魅了されるポケモンファンが多いのでしょう。

名前の通り、こちらの蛇のようなポケモンハブネークの出現地域はアフリカをはじめ、北アメリカと南アメリカの3か所のみ。大きなピンク色の牙と派手なデザインの胴体が特徴的です。道でばったり出会ってしまったら驚いてしまいそうな迫力があります。以前はアジアでの出現が確認されていましたが、現在は出現しないようです。

こちらのピカチュウに少し似ているマイナンも、海外限定ポケモンです。出現エリアは幅広く、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの3つの地域で出現が確認されています。プラスとマイナスを連想させるその名の通り、次項の海外限定ポケモンであるプラスルと非常によく似ています。

青いカラーが印象的なマイナンとは正反対の赤が特徴のプラスル。出現地域は北アメリカ、南アメリカとヨーロッパの3か所です。しかしながら、こちらのマイナンとプラスルが同時にゲットできる国があるのをご存知ですか。それが石油大国のサウジアラビアです。昨年になり観光ビザの発給が認められたばかりの国なのをご存知でしたか。

こちらの紅白カラーが目を引く少し不機嫌そうなポケモン、サングースも海外限定です。以前の出現地域は北アメリカ、南アメリカとアフリカとされていましたが、その後ヨーロッパ、アジア、オーストラリアへと出現地域が変更されています。よってこちらの写真のように日本でもゲットできるようになりました。

「ポケモンGO」は全世界がプレイフィールドです。よって、海外旅行や海外出張でもノーボーダーな「ポケモンGO」の世界を体感することができます。出現する場所が海外になるだけでも、日本国内とは違った景色が楽しめるのも魅力です。海外旅行や海外出張の合間に、ポケモンたちがふいに出現する面白い光景に出会えるかもしれません。

先ほど述べたように、「ポケモンGO」では様々な地域によって出現するポケモンが変わります。海外旅行で訪れる国によって出会える限定ポケモンが変化するので、ポケモンの出現がわかると思わず立ち止まってしまうかもしれません。旅行では名所旧跡を訪れる機会も多いでしょうから、自然と出逢えるチャンスも増えます。

普段は一人一人のプレーヤーが街を歩きながらポケモンをゲットしているのですが、昨年2017年11月に一週間限定で行われたのがこちらの「グローバル・チャレンジ」。全世界のプレーヤーが期間限定で合計30億匹のポケモンをゲットできるかを競うチャレンジで、達成するかどうかは全世界のプレーヤーにかかっているという面白い企画。

「グローバル・チャレンジ」に成功した場合にはボーナスがあります。前述の11月のチャレンジ成功のボーナスは2種類ありました。一つが本来ならばアジア地域限定で出現するカモネギを全世界で出現させること、そしてもう一つはオセアニア地域限定のガルーラを東アジアで出現させることの2つでした。

新たな限定ポケモンとして登場したのがこちらの「カイオーガ」。2002年のゲームボーイアドバンス用に発売された「ポケットモンスターサファイヤ」の目玉ポケモンとして出現しました。みずタイプ最強と呼ばれているカイオーガは、現在期間限定でゲットできるポケモンとなっています。

上の3種類のポケモンは去年に限定出現したものばかりです。こちらの限定ポケモンたちは前述した公開バトル場である「ジム」に短時間だけランダムに出現するようになっています。「ジム」ではほかのプレーヤーと一緒に協力しながらバトルをして倒すので、「レイドボス」（複数で倒すボス）と呼ばれています。

「ポケモンGO」が新しく始めた企画がこちらの「コミュニティ・デイ」と呼ばれるマンスリーイベントです。毎月一度だけ特別なポケモンたちが大量に出現するイベントで、プレーヤー同士の通信から地域（コミュニティ）へのつながりを感じることができるようにと企画されました。

「ポケモンGO」の挑戦は、個人対戦やマンツーマンでの通信からより社会や他者との交流へとシフトしています。「コミュニティ・デイ」ではより多くのプレーヤーと一緒に協力しなければ達成できないような仕組みになっており、オンライン上でのやりとりを超越したリアルなつながりが生まれるような仕掛けがあります。

発売と同時に爆発的に人気を博した「ポケモンGO」ですが、ゲームを進めるために街中を歩き回ることを基本とするこのゲームを巡っては、様々な問題が浮上しました。中でも車や原付バイクを運転しながらのプレイは、事故を誘発する危険行為です。また、駅のホームや踏切内でゲームをすることも危険です。

このような事例が多発したこともあってか、今年から道路交通法が新たに厳格化されます。電話やメールをはじめとした「ながら運転」に対しての罰則が改定される予定です。「ポケモンGO」を皆が楽しくプレイできるように、交通ルールは必ず守ることを忘れないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。「ポケモンGO」は紛れもなく世界的なブームを巻き起こし、従来のゲームの形を根本から覆しました。ゲームを通じて現実の世界でのつながりの大切さを問いかけているのでしょう。この特集を通して、「ポケモンGO」の魅力を改めて感じて頂けたでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございました。