ボンタンアメの食べ方や懐かしいオブラートの扱いは?種類や工場見学情報も!

ボンタンアメの食べ方や懐かしいオブラートの扱いは?種類や工場見学情報も!

ボンタンアメといえば、古くから老若男女に親しまれている鹿児島を代表するベストセラー銘菓です。ボンタンアメは、大正13年に製造が始まり好評を博し、以来当時のパッケージデザインのまま地元鹿児島を中心に全国で長く愛されているお馴染みの銘菓です。

記事の目次

  1. 1.変わらぬ美味しさのボンタンアメ
  2. 2.歴史と共に歩んだボンタンアメ
  3. 3.ボンタンアメの食べ方
  4. 4.鹿児島名産ボンタンとは
  5. 5.豊富な種類のボンタンアメ姉妹品
  6. 6.ボンタンアメ姉妹品その1:兵六餅
  7. 7.ボンタンアメ姉妹品その2:さつまいもキャラメル
  8. 8.ボンタンアメ姉妹品その3:しょうがアメ
  9. 9.ボンタンアメ姉妹品その4:南国風味
  10. 10.ボンタンアメコラボその1:お酒
  11. 11.ボンタンアメコラボその2:線香
  12. 12.南国白くまはセイカ食品の大ヒット商品
  13. 13.鹿児島中に溢れているボンタンアメの広告
  14. 14.ボンタンアメ工場見学へ行こう
  15. 15.ボンタンアメを食べよう

変わらぬ美味しさのボンタンアメ

大正13年に発売が開始され以来90年以上もの長きに渡って全国で売れ続けている超ロングセラーボンタンアメ。パッケージ、商品の味、いずれも発売当初のままで変わらぬ美味しさを続けています。ここではその美味しさの秘密と他にもある種類など紹介していきます。なお、文中に表示している値段は一般的値段で店頭により異なります。

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歴史と共に歩んだボンタンアメ

鹿児島の銘菓ボンタンアメの生みの親は、玉川壮次郎という人で、明治30年に鹿児島の堀江町というところで生まれ小学校を卒業すると、東京でたばこ王といわれた薩摩出身の岩谷松兵衛の元に奉公します。壮次郎は、ここで松兵衛の行う派手な広告展開のやり方などを学び、それが後のボンタンアメの全国への事業拡大の基礎になりました。

松兵衛の元にいた壮次郎は、大陸へ渡り日本軍の露営で煙草を売ってその販売方法を学び、帰国してからすぐに菓子問屋松浦屋商店を創業、その後鹿児島菓子と社名を変えてボンタンアメの全国への発売を開始します。その後も種類を増やし事業を拡大しつつ、アイス部門も始め、昭和34年に今のセイカ食品に社名変更をし今日に至ります。

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ボンタンアメの食べ方

Photo by kubotake

ボンタンアメはなぜ1個づつオブラートに包んであるのか?それはボンタンアメ創業まもない頃、今みたいに室内冷暖房や湿度器がない頃に、納品したボンタンアメの水飴が暑さで溶け出しくっついてしまったことから、1個づつオブラートに包むよう考案されたというのがその理由です。オブラートに包むという喩えはそこから来ています。

キャラメルとの違いは、その包んであるオブラートがそのまま食べられるということです。オブラートは当時としては、実に画期的な発明品でした。創業当初の競合商品であった明治製菓のミルクキャラメルとの差別化を図るために、澱粉でつくられる半透明の薄い膜であるオブラートで包むようにしたわけです。今のオブラートはかなり改良されています。

最近はオブラートそのものを知らない世代も増えてきているようですが、オブラートはお菓子以外に、錠剤の薬の苦味を避けるためにその錠剤をオブラートに包んで飲む際に使われます。もともとオブラートはオランダ語で、ウエハスに似た無発酵の薄焼きパンのことで、これを水に浸して柔らかくした上で薬を包み服用していたのがオブラートの始まりです。

ボンタンアメは、大きな14粒入りの10箱分の詰め合わせから、写真にあるように2個入りの小さなものまで9種類の数の異なる商品が販売されています。大きいものは贈り物やお土産として、小さなものは子供のおやつとして用途によって種類を分けて購入することができます。全国にある駅の売店やコンビになどでは8個入りが一般的に売られています。

鹿児島名産ボンタンとは

ボンタンアメの原料となっているボンタンは、江戸時代の初期に東南アジアや中国南部、台湾などから鹿児島県阿久根市に伝来したのが始まりとされています。漢字で書くと文旦と書き、当時貿易船主だった謝文旦、ジアンブンタンという人名から来ています。果肉が黄色のがブンタン訛ってボンタン、赤いのがジアンブン訛ってザボンです。

ボンタンの名前の由来がなるほどよく分かるボンタンアメのコマーシャルです。文旦さんの名前がそのままボンタンになったというのは驚きです。シェイブンがジェブン、ザボンとなったのも驚きですね。中国名はその発音が聞き取りにくく、聞く人によってはいろんな発音に取れたため変わっていったのではないかと思われます。

豊富な種類のボンタンアメ姉妹品

ボンタンアメを作っているセイカ食品では、他にもいろんな種類の飴菓子を全国に送り出しています。一貫していえるのは、地元である鹿児島という地域性を大事にしているということです。いろんな種類の商品が何らかの形で鹿児島、薩摩、南国というキーワードを元に他社との差別化を図り、決してブレることのない多くの種類を作り続けています。

ボンタンアメ姉妹品その1:兵六餅

ボンタンアメと並んでロングセラー商品のひとつが「兵六餅」というほのかな甘さの抹茶味をした飴菓子。値段は14粒入り140円。このパッケージには、兵六という若者が裾をはしょってふんどしが見える姿で刀ひっつかんで何処ぞへ向かっている姿が浮世絵として描かれています。この兵六という人物は、江戸時代の薩摩で書かれた風刺文学の主人公です。

主人公である大石兵六という若者が登場する風刺文学は、毛利正直という下級武士が書いた「大石兵六夢物語」という江戸時代の薩摩で書かれた戯曲作品です。当時の権力者や小役人を悪狐に喩え、その悪狐を兵六が退治に行くという江戸時代版ドンキホーテのような作品です。ちなみにこの海坊主パッケージは小箱16箱入りの限定品です。

大石兵六夢物語のあらすじがわかる兵六餅のコマーシャルです。当時の薩摩にこんな昔話の物語があったのはあまり知られていません。それをこうした形で世に知らしめたセイカ食品の功績は大きいです。それも創業者をはじめとするセイカ食品の鹿児島に対する郷土愛そのものです。兵六餅、ボンタンアメ共に郷土愛溢れるお菓子です。

ボンタンアメ姉妹品その2:さつまいもキャラメル

「さつまいもキャラメル」は、1998年全国菓子博覧会において名誉総裁賞を受賞した商品です。鹿児島県南薩地方産のさつまいもと水飴・砂糖・九州産の練乳・バターを練り合わせ、蒸気釜でじっくり煮詰めて作った一粒一粒に、さつまいもの風味がギュッと詰まったソフトな美味しさのキャラメルです。値段は14粒入り140円。

鹿児島県産の紫いも「知覧むらさき」を使用しカルシウム、食物繊維がたっぷり入ったソフトなキャラメルです。やさしい・キャラメルなのに素朴な味わいで、ねっとりとした食感とさつまいもの繊維を彷彿とさせるざらりとした舌触りでクオリティの高いキャラメルです。紫いもを50%使っているため赤紫色をしていて、そのままの味わいです。

薩摩六菓撰と題された8粒入り6種類の味が楽しめるお得なパッケージ入りがこちら。ボンタンアメ、兵六餅、さつまいもキャラメル、かごしまみるくあめ、しょうがアメ、むらさきいもソフトキャラメルの6種類となっています。Amazonでの値段は610円。販売先によって値段が異なります。大皿にドバッと入れてあれこれと種類を選びながら楽しめます。

ボンタンアメ姉妹品その3:しょうがアメ

鹿児島県産のすりおろし生姜を使用し、無香料無着色のピリッとした辛さともちもち食感が美味しい「しょうがアメ」です。食べ始めはちょっと辛いけど、食べ進むうちにクセになるような味がします。気合を入れたいとき、ちょっと元気を出したいときなどにこれを食べるといいのでは。生姜のエキスが喉にもよさげです。値段は14粒入り140円。

ボンタンアメ姉妹品その4:南国風味

さわやかな風味とジューシーな甘さのゴールデンパイン果汁を使用し、もちもち食感のソフトなアメ。値段は10粒入り10箱で1029円。ソフトキャンディー類ではあまりない脂肪分ゼロが特徴です。濃縮されたパイナップル果汁が一気に口の中に広がります。沖縄限定発売の8粒入り沖縄原産パイナップルアメもあり、食べ比べてみて楽しめます。

沖縄県産のシークヮーサー果汁を使用し、さわやかな風味のアメ。シークヮーサーといえば、沖縄果実の代名詞ともいえる果実ですが、ビタミンCやクエン酸、ノビチレンなどの栄養成分がたっぷりと含まれています。沖縄限定の種類は、他に「紅いもキャラメル」があり、沖縄限定品とボンタンアメの詰め合わせセットもあります。

鹿児島にこだわり続けているセイカ食品が、唯一鹿児島以外の商品を出したのが、この「瀬戸内レモンアメ」です。瀬戸内産レモン果汁を使用し、爽やかな風味を活かした甘くて酸っぱい、もちもち食感のアメ。噛めば噛むほどレモンピールの苦味を味わえます。もちろん瀬戸内地方限定販売ですので、ご当地へ旅行の際にはぜひ見つけてください。

ボンタンアメコラボその1:お酒

明治5年に創業された鹿児島老舗の酒造メーカー本坊酒造とボンタンアメのセイカ食品のコラボ商品「ボンタンアメのお酒」です。両社がこだわり抜き満を期して発売しただけあって、パッケージデザインからお酒の味そのものまで、まさにボンタンアメ。500ml入りで気になる値段は希望小売価格1296円。アルコール度数は6度と低めのお酒です。

ボンタンアメのお酒は、ボンタンアメが、1個食べると、もう1個食べたくなる、という感覚をそのままに、飲みやすさ、飲み飽きしないお酒の味に仕上がっています。まずは冷やしてストレートで飲み、ロックや炭酸割りにして楽しめます。軽めのお酒なので、お酒好きの方だけでなくお酒の雰囲気を味わいたい方にもおすすめの美味しいお酒です。

ボンタンアメコラボその2:線香

ボンタンアメのお酒に続いて登場したコラボ商品が、何と飲食品ではなく、線香。仏壇用商品を製造販売しているカメヤマローソクとのコラボ商品「ミニ寸線香ボンタンアメ」がそれです。一番下に赤文字で「食べられません」との注意書きが書いてあります。内容量50gで値段は税込648円。本当にうっかり食べてしまいそうなパッケージです。

南国白くまはセイカ食品の大ヒット商品

ボンタンアメでお馴染みのセイカ食品の製品で、もうひとつ忘れてならない大ヒット商品があります。それがこちらお馴染みのアイス「南国白くま」。一般的値段は税込120円。むしろこちらの方が全国的認知度は高いかも知れません。全国津々浦々までのスーパー、コンビニ、などで必ず置いてあり、アイスの人気定番商品として全国的ロングセラーです。

「南国白くま」シリーズも何種類ものバージョンが製品化されていますが、カップと双璧の人気を維持しているのがアイスバータイプ。人気の秘密は、果実が丸ごと入っているのと、それを包む練乳の味、そして固くなく子供でも食べやすい柔らかさにあります。食べている途中から溶け出してシャリシャリになってくる瞬間がまた美味しさ倍増です。

そして何と、鹿児島の老舗かき氷屋「天文館むじゃき」とのコラボ商品「しろくまのお酒」も登場しています。値段は1400円。こちらはボンタンアメのお酒に対して、鹿児島の蔵元三和酒造と天文館むじゃきとのコラボ商品。天文館自家製のミルクを再現した味に、バニラクリームを加えたリキュール。ボンタンアメのお酒と飲み比べて見てはいかがでしょう。

鹿児島中に溢れているボンタンアメの広告

ボンタンアメの創業者玉川壮次郎から三代目社長に変わってもボンタンアメの広告手法は大胆で積極的です。商品パッケージと商品名という、この2点だけをひたすら多くの人の目に焼き付けるように、特に地元鹿児島では否が応でも目にすることができるよう設置されています。大正文化の香りがするレトロチックな商品ロゴが目立ちます。

鹿児島一の繁華街、天文館入口付近に掲げてあるボンタンアメの看板です。交差点のところに止まっていると大きく目に留まります。昨今の広告はいろんな媒体といろんな表現手法が出来て複雑化してきている中、こうしたシンプルでドストライクな表現は、広告表現のルーツを見るようで、ずっと変わらないブレないボンタンアメの味と重なります。

ボンタンアメ一色のラッピングバスが鹿児島の街中を走っていると鹿児島に来たんだなあ、と痛感します。その昔、鹿児島を離れ東京へ就職して行った若者達が、駅のキオスクで売られているボンタンアメを思わず買ったように、全国へ散らばった鹿児島出身者の郷土愛に支えられ、今もなお、ボンタンアメは全国区に広がっています。

地下鉄都営線に登場したボンタンアメの吊り革広告。ボンタンアメがぶら下がっているようで美味しそうです。これを見てすぐにボンタンアメを買い求めに急いだ人は何人いたでしょうか。おそらく相当数の人がこの広告に釣られて買い求めに行ったことだと思います。それぐらい美味しそうに見えるボンタンアメ不動のパッケージデザインです。

ボンタンアメ工場見学へ行こう

セイカ食品では工場見学ができます。唐湊にあるボンタンアメ工場では、工場見学の受付をしています。見学時間は約40分で無料で見学できます。見学受付の専用電話へかけ見学の予約をするだけです。大人40名、中高校生50名、小学生以下70名まで見学申込可能。製造ラインを間近に見学できます。鹿児島見学だけでなく工場見学もいかがでしょう。

ボンタンアメを食べよう

Photo by Norisa1

多くのお菓子が手を変え品を変え、次から次へと新しい商品が登場する中、いつまでもずっと変わらぬ味と変わらぬパッケージで地道に売れ続けているロングセラー商品「ボンタンアメ」。その人気の秘密は、セイカ食品がキャッチコピーとして掲げている「ときどき、ずっと」という、その一言にその理由が凝縮されています。

zukzuk22
ライター

zukzuk22

広告代理店での接待に明け暮れた経験と海外ロケ(ただ付いて行っただけに等しいプロデューサー)の実績を活かします。

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