奈良の名物特選！B級グルメ・特産品・お土産におすすめのものを紹介

奈良観光といえば、東大寺に春日神社など歴史を感じさせる寺院めぐりや鹿とのふれあいが有名ですよね。せっかく奈良まで観光に来たのなら、名物を食べたりお土産に持って帰りたくなりませんか？実は奈良には名物といわれるB級グルメや特産品などが沢山あるんです！その場で食べられるグルメや、持ち帰りできるお土産の中からおすすめしたいものをピックアップしちゃいます。

奈良といえば奈良漬け、京都と同じく奈良もお漬物がお土産物として有名です。しかし京都との違いは、奈良では奈良時代から作られていた奈良漬けという独特の製法で作られたお漬物が名物なんです。瓜をはじめとする野菜を塩漬けにしたあと、酒粕に漬け込んだもので独特の茶色とほのかなお酒の香りが特徴です。

今西本店はなんと創業江戸時代末期という老舗中の老舗！こちらで作られる奈良漬けは熟成期間が長く、3～15年もの間熟成させるのだそうですよ。その間何度も漬け直す作業を繰り返すことで、余分な塩分や水分が抜けて絶妙な味わいの奈良漬けができるのです。他のお店の奈良漬けに比べて黒味を帯びているのは、こうした手間暇によってより熟成されたからこそ。すぐに食べるのではなく、切り分けた後3日以上冷蔵庫で置いておくのがおすすめです。 今西本店 住所：奈良市上三条町31番地 電話番号：0742-22-2415

三輪そうめんとは奈良の三輪地方で作られるそうめんの事で、奈良県の特産品のひとつです。実はこの三輪そうめんが作られた三輪地方は、そうめん発祥の地ともいわれているのだそうですよ。極寒の時期に、昔ながらの手延べ法で丁寧に作られた三輪そうめんは、コシが強く独特の歯ごたえを持っています。つややかな見た目も美しく、お土産にも最適です。

奈良で三輪そうめんを楽しみたいのなら、池利の三輪そうめんを使った料理を提供している千寿亭がおすすめです。昔ながらの旅館のようなお店でいただけるのは、冷たいそうめんや暖かいそうめんの他、三輪そうめんをメインとした会席のメニューもあります。奈良の特産品の味を心行くまで味わいましょう。 千寿亭 （せんじゅてい） 住所：奈良県桜井市芝293 電話番号：0744-45-0626

奈良には天理ラーメンというご当地ラーメンがあり、奈良を代表するB級グルメとして有名です。天理ラーメンの特徴はにんにくを効かせた豚骨ベースの醤油スープに、白菜やにらなどの野菜を炒めて入れるという所。辣醤（ラージャン）という四川省から輸入したピリ辛の調味料を加えることで、辛いのに癖になる美味しい天理ラーメンが出来上がるのです。

奈良の人気ご当地ラーメン天理ラーメンは、昭和43年に屋台で営業を始めた「彩華ラーメン」が元祖だと言われています。現在では奈良の天理市に本社を構え、フランチャイズ営業をする大企業にまで発展しています。彩華ラーメンでは天理ラーメンは「サイカラーメン」という名前で販売しており、辛くてこってりした元祖の味を楽しむことができます。 彩華ラーメン 本店 住所：奈良県天理市岩室町91 電話番号：0743-63-3165

茶粥は奈良で昔から日常的に食べられていた、和食というよりはB級グルメに属する食べ物です。お茶の袋とお米を一緒に炊いて出来上がった茶粥を、奈良漬けやおかずと一緒に食べます。お茶漬けよりもお米が柔らかく、トロリとした舌触りとお茶の風味が奈良漬けとよく合います。「おかいさん」という呼び名で奈良の郷土料理として、広く知られている食べ物でもあります。

古民家を改装してカフェとして営業している茶房暖暖では、喫茶の他茶粥がいただけることでも有名なお店。坪庭を眺めながらいただく茶粥御膳は、あっさりとした味わいで奈良漬けをはじめとする付け合わせとの相性も良いです。茶粥を提供するお店には高級店が多いなか、こちらではリーズナブルに茶粥が楽しめるとあって観光客を中心に人気のお店です。 茶房 暖暖（のんのん） 住所：奈良県奈良市西新屋町43 奈良オリエント館内 電話番号：0742-24-9081

柿の葉寿司は名前の通り、柿の葉っぱを使って寿司を包んだ奈良の郷土料理のひとつ。奈良は日本でも有数の柿の産地で、特産品でもあるんです。そんな柿の葉っぱには食べ物を腐らせない殺菌効果があると言われていて、生ものを扱うお寿司をおいしく保つのに最適なんです。一口サイズの押し寿司が柿の葉に包まれているので、食べる際に柿の葉を取り除いていただきましょう。

平宗は文久元年創業という老舗中の老舗。明治時代にまだ家庭料理でしかなかった柿の葉寿司を、当時旅館だった平宗がお客様に出したことが始まりとされています。平宗では店内で会席や茶粥と共に楽しめる他、お土産物として折詰でも販売しています。奈良の名物を旅のお土産として、老舗の味を持ち帰りませんか。 柿の葉ずし総本家 三条通店 住所：奈良県吉野郡三条町480 電話番号：0742-24-7060

吉野葛は奈良県を代表する特産品のひとつ、吉野独自の製法で作る葛粉のこと。この吉野本葛は大変高級で、老舗の和菓子屋や高級料理でもよく使用されている材料でもあります。煮詰めることでとろみをもち、その滑らかな舌触りはでんぷんでは真似のできない繊細さです。

天極堂は140年以上吉野本葛を作っている老舗で、高級本葛を使ったお土産やグルメが食べられる人気のお店。特に人気なのは高級本葛を使った作りたての葛餅。つややかで透明感のある葛餅は、ぶるっとした舌触りとトロリととろける食感が絶妙！奈良に行ったなら絶対に食べておきたい逸品です。 吉野本葛 天極堂 奈良本店 住所：奈良県奈良市押上町1-6 電話番号：0742-27-5011

ガラス製のジャム瓶に、ユーモラスな大仏のイラストで知られる「まほろば大仏プリン」は近年人気急上昇している奈良のお土産。カラフルな容器はプリンを食べた後も使うことができるので、自分へのお土産やプレゼントとして若者を中心に買い求める人が増えているんです。

「まほろば大仏プリン」は、牛乳や生クリーム、砂糖に卵などシンプルな素材を使ったプリン。バニラビーンズを使用しているのでバニラの香りも良く、プチプチとした食感も楽しめます。通常サイズでは物足りないという人のために、500mlもあるサイズも販売しています。お店の見た目も可愛らしく、店内には他にも色々なスイーツが販売されているので、スイーツ好きな女子へのお土産にもどうぞ。 まほろば大仏プリン本舗　本店 住所：奈良県奈良市奈良阪町1073 電話番号：0742-23-7515

茶色の丸いスポンジに、あんこをサンドした三笠焼きの正体は、ご存知おやつの定番どら焼きです。奈良ではどら焼きの形が三笠山に似ていることから、どら焼きとは呼ばず三笠焼きと呼んでいるのだそうです。

萬勝堂は近鉄奈良駅から徒歩2分の場所にある、地元の人にも親しまれている老舗の和菓子屋さん。厳選した小麦粉と玉子を使った三笠焼きは、ふっくらした生地としっとりしたあんこの絶妙なハーモニーが楽しめます。このお店のもう一つの特徴は、予め注文しておけば直径16cmもの「大きな三笠」という三笠焼きを購入できることです。思う存分三笠焼きを堪能できる、甘党にはたまらない商品ですね。 御菓子司 萬勝堂 住所：奈良県奈良市東向中町24-1 電話番号：0742-22-2502

奈良のお土産物で柿を扱ったものが多いと感じたことはありませんか？それもそのはず、実は奈良は柿の名産地なんです。奈良独自の気候や風土が、柿の甘みや成長を促すのに適しているのだそう。全国でも生産量は一番多く、その質もまた素晴らしいんです。このため奈良では昔から、特産品である柿を使ったお菓子が沢山作られていたんですね。

柿を丸ごと使った上品な和菓子のひとつに「郷愁の柿」があります。このお菓子を作っているのは昭和40年に創業した奈良にある柿専門店奈良吉野いしいで、テレビ番組でも度々紹介されるほど有名なんです。小ぶりの干し柿を思わせる柿の実の中には、渋皮つきの栗あんがぎっしり。上品な甘さでお茶請けにも最適、贈答用としてご年配の方にも喜ばれる商品です。お店もきれいで入りやすいので、若い人にも多く親しまれているお店です。 奈良吉野いしい 奈良三条通店 住所：奈良県奈良市上三条町27-1 村田ビル1F 電話番号：0742-22-8835

奈良の情緒をたっぷりと満喫したら、奈良の名物にも興味がわいてきますよね？今回ご紹介したおすすめの名物たちは、地元の人や観光客に人気のものばかり。B級グルメを満喫するもよし、特産品やお土産を購入するもよし。あなたなりの奈良のもうひとつの思い出を作ってみませんか？