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金剛輪寺は滋賀のパワースポット!国宝の本堂や国指定名勝の庭園もあり!

金剛輪寺は滋賀のパワースポット!国宝の本堂や国指定名勝の庭園もあり!
投稿日: 2018年9月22日最終更新日: 2020年10月8日

滋賀県にある金剛輪寺は、パワースポットとして、とても人気があります。御朱印巡りの人々も多く訪れます。紅葉の名所としても有名です。今回は、そんな滋賀県の金剛輪寺へのアクセス方法や個人の拝観料・団体の拝観料、そしておすすめポイントについて、クローズアップします。

滋賀県のパワースポット金剛輪寺見出し

Photo by go.biwako

滋賀県にある金剛輪寺は、パワースポットとして、近年、特に人気がある寺院です。この金剛輪寺は、湖東三山と呼ばれる、琵琶湖の東側にある三大神社のうちのひとつです。

この金剛輪寺の、御朱印、個人の拝観料や団体の拝観料、アクセス、紅葉について、詳しくお伝えします。金剛輪寺内の庭園や建物、文化財などのおすすめの見どころについても、クローズアップして紹介します。

滋賀県の金剛輪寺とは見出し

Photo by go.biwako

滋賀県の金剛輪寺は、滋賀県愛知郡愛荘町にある、天台宗の寺院です。本尊は聖観音で、この金剛輪寺を開祖したのは行基であると言われています。琵琶湖の東側・鈴鹿山脈の西腹にあります。西明寺・百済寺と合わせて、湖東三山と呼ばれています。創建は、737年または741年とされ、その歴史は奈良時代まで遡ることになる、古くから信仰を集める寺院です。

滋賀県の金剛輪寺はパワースポットとして有名

近年、金剛輪寺はパワースポットとして人気を集めています。金剛輪寺の境内の何かしらの特定のものが、特別パワーがある、というわけではありません。金剛輪寺という場所そのものが、パワースポットとしてとても人気があるのです。歴史のある山腹の寺は、それだけで厳かな雰囲気を持っています。そこに、ご利益を求めてやってくる人が多い、ということでしょう。

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滋賀の神社で有名なパワースポットといえば?御朱印集めも出来るスポットを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
滋賀県といえば、有名な琵琶湖ばかりがフィーチャーされがちですが、実は神社などのパワースポットが多い県でもあります。今回はそんな滋賀県のパワースポットと言われる神社とそのご利益や、御朱印などについて紹介いたします。滋賀県観光の参考になさってください。

滋賀県の金剛輪寺の歴史見出し

金剛輪寺の建立は、諸説がありますが、金剛輪寺の公式見解としては、天平13年・741年に建立されたとしています。聖武天皇の勅願で、行基が建立をした、天台宗の寺院です。行基が木から観音を彫り進めて行くと、木から血が滴ったということで、魂が宿った観音様であると、多くの信仰を集めるようになりました。この観音は、生身観音とも言われています。

密教の道場としての金剛輪寺

平安時代初期には、天台密教の道場とされ、延暦寺の末寺、天台宗の大寺院にもなりました。織田信長の焼き討ちからも逃れた建物も多くあります。今では、アクセスも容易で、御朱印ブームで訪れる人が多い金剛輪寺です。しかし昔は密教の道場として、そして観音信仰を集める寺院として、歴史を歩んできました。それらの建物一つ一つに歴史があるのです。

そして現在の金剛輪寺へ

そして現在。今も変わらず、観音信仰の寺として信仰を集めています。御朱印ブームや、紅葉の名所、そしてパワースポットとして、多くの人々が集う寺となっています。拝観料も個人の拝観料と、団体の拝観料の2系統があり、団体で訪れる人々がとても多いです。密教の道場であった金剛輪寺も、今は、多くの人々が訪れる場所として、魅了し続けているのです。

滋賀県の金剛輪寺へのアクセス1:車見出し

Photo by kaidouminato

紅葉や御朱印でとても人気の金剛輪寺。この金剛輪寺へのアクセスはどのようにすればいいのでしょうか?まずは、多くの人が利用するという、車でのアクセス方法について見ていきましょう。金剛輪寺へのアクセスは、自家用車があるならば、車でのアクセスをおすすめします。公共の交通機関での移動よりも、よりスムーズにアクセスすることができるからです。

スマートインターチェンジを利用してのアクセス

Photo by tedd okano

滋賀県の金剛輪寺へ車でアクセスする際には、高速道路を利用すると便利です。名神高速道路の湖東三山スマートインターチェンジからのアクセスが便利です。この湖東三山スマートインターチェンジは、湖東三山パーキングエリアに併設されています。このスマートインターチェンジを降りてから、信号を右折してすぐ、1分ほどで、金剛輪寺にアクセスできます。

スマートインターチェンジ以外でのアクセス

Photo by *sii

スマートインターチェンジは、ETCがないと利用することができません。ETCがない人のアクセス方法について説明します。京阪神方面からのアクセスの場合は、名神八日市インターチェンジを降りましょう。15分ほどで金剛輪寺へアクセスできます。中京方面からのアクセスの場合は、名神彦根インターチェンジを利用します。20分ほどでアクセスできます。

滋賀県の金剛輪寺へのアクセス2:公共の交通機関見出し

公共の交通機関を利用して、御朱印が人気の金剛輪寺へのアクセスもおすすめです。金剛輪寺へアクセスするための最寄り駅は、JR東海道本線の稲枝駅です。この区間は、琵琶湖線という愛称で呼ばれています。この稲枝駅から、予約制の乗り合いタクシーを利用して、金剛輪寺へアクセスすることができます。乗り合いタクシーは、小型のバスくらいの大きさです。

予約制の乗り合いタクシー

Photo byFree-Photos

稲枝駅から金剛輪寺へ行くには、乗り合いタクシー「愛のりタクシーあいしょう」を利用します。利用する1時間前までに、近江タクシー彦根営業所へ電話をし、予約します。午前9時よりも前に利用する場合は、前日までに連絡をします。電話をする際には「愛のりお願いします」と伝えるとスムーズです。料金は一人900円で利用することができます。

金剛輪寺の駐車場情報見出し

御朱印が人気の金剛輪寺へは、車背のアクセスがおすすめですが、駐車場はどのようになっていくのかを見ていきましょう。金剛輪寺には、いくつかの駐車場があります。その中でも一番大きな駐車場は、金剛輪寺の総門のすぐ近くにあります。こちらは無料で利用できます。とても大きな駐車場で、バス20台、普通自動車は300台程度、駐車が可能です。

本堂近くまで乗り入れも可能

Photo by samuelzeller

紅葉の季節がおすすめの金剛輪寺の駐車場は、本堂に近いポイントにも2箇所、駐車場はあります。二天門の階段のすぐ下の部分に、バスと自家用車用の駐車場が、もう少しだけ下ったところにバス専用の駐車場があります。

乗り入れた場合、拝観受付で申し出ましょう。ただ、停められる台数が多くないですので、確実に駐車したい場合には、無料の大規模駐車場の利用をおすすめします。

滋賀県の金剛輪寺の拝観料や営業時間見出し

金剛輪寺の拝観料や受付時間などについて見ていきましょう。拝観料については、個人の拝観料と、団体の拝観料があります。拝観料は、金剛輪寺では入山料という呼び方をしています。滋賀県の金剛輪寺の個人の拝観料は、600円です。30名以上の団体の場合は、一人あたりの拝観料は550円となります。団体の場合は、拝観受付で申し出ましょう。

金剛輪寺の拝観時間

Photo by sayo-tsu

滋賀県の金剛輪寺は、いつ行っても開いているわけではありません。きちんと、拝観時間が設けられており、拝観受付が開いている時間も決まっています。金剛輪寺の拝観時間は、毎日8時半から17時までとされています。境内の拝観だけではなく、祈祷の受付もこの時間に行われます。祈祷を申し込む際には、この8時半から17時までの時間内に行きましょう。

滋賀県金剛輪寺の本堂見出し

金剛輪寺の境内の建物について見ていきましょう。まずは、本堂です。本堂は、入母屋造りで檜皮葺です。中世の天台仏堂の代表作とされ、国宝に指定されている建物です。本堂で使われている金具に弘安11年と掘られていますが、前身の建物の金具の再利用と見られ、建物自体は南北朝時代の形式であり、建立は南北朝時代であると推測されています。

金剛輪寺の本堂はオリンピック日本代表

実はこの金剛輪寺の本堂は、オリンピックの日本代表なのだそうです。昭和期に行われた東京オリンピックにおいて、日本に誇れる精巧な建物の代表例として、この金剛輪寺の本堂が選ばれました。この本堂の十分の一のスケールの模型が、上野の博物館に展示されたということです。つまり建物としての特長や完成度がとても高い、ということです。

滋賀県の金剛輪寺の三重塔見出し

滋賀県の金剛輪寺の見どころは、本堂だけではありません。この三重塔もぜひ、注目していきましょう。金剛輪寺の三重塔は、待龍塔とも呼ばれています。本堂の北側の一段高い場所に建てられています。

この建物自体、現在の本堂よりも40年ほど早く建立されたのではないかと言われています。近世以降は荒廃していましたが、1978年に修復され、現在の形となりました。

織田信長の焼き討ちからの逃れた三重塔

安土桃山時代、天台宗の総本山であった比叡山が、織田信長によって焼き討ちに遭いました。同じ天台宗の寺院である金剛輪寺もまた、その焼き討ちの対象となります。しかし、本堂よりも一段と高い場所にあるため、この三重塔をはじめとした幾つかの建物は見逃され、焼き討ちからは免れました。その後、荒廃はしたものの、後年になって再建され、今の形となります。

滋賀県の金剛輪寺の千体地蔵見出し

Photo by go.biwako

滋賀県の金剛輪寺に参拝する人々が、特にインパクトを受けるのが、千体地蔵ではないでしょうか。参道の名勝庭園を抜けた辺りから二天門まで、ずらりとその道の両サイドを、たくさんの地蔵が並んでいます。その見守る列は2列3列ではなく、何重にもなって、道の両側から見守っています。それぞれ、きちんと手入れがされ、大切にされているのが伝わります。

1000体ではなく2000体の地蔵

金剛輪寺の参道の両サイドにずらりと並ぶ地蔵は、千体地蔵と呼ばれていますが、実はその数は2000体以上にも登ります。地蔵には家の名前が刻まれています。毎年、盂蘭盆会には、千体地蔵盆も執り行われます。それぞれの地蔵にろうそくが灯され、厳かな雰囲気が出ます。名物の長生きそうめんの接待もあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

滋賀県の金剛輪寺の名勝庭園見出し

Photo by go.biwako

金剛輪寺は、近江地方一の紅葉を見ることができる場所として、とても有名です。あまりに鮮やかな赤が境内いっぱいに広がることから、「血染めの紅葉」とも言われるほどです。この血染めの紅葉を最も楽しむことができるのは、境内にある名勝庭園から、とも言われています。庭園の池の水面に映る赤は、更に美しさを引き立たせています。

明寿院の池泉回遊式庭園

金剛輪寺の本坊に当たる明寿院の庭が、この名勝庭園です。国の名勝庭園に指定されています。池泉回遊式庭園とされており、池と池の周りをぐるりと巡る園路を中心とした庭造りがされています。明寿院の中から見る庭園は、まさに絶景です。紅葉の季節には、特に多くの人々がその景色に圧倒されます。

滋賀県の金剛輪寺の御朱印見出し

最近、かなりブームとなっている御朱印集め。この御朱印は、もちろん金剛輪寺でもいただくことができます。金剛輪寺では、本堂の納経所と、総門のところの拝観受付で、御朱印をいただけます。本堂の納経所と拝観受付では、もらうことができる御朱印の種類が異なります。実は、金剛輪寺は、いくつも御朱印が存在する寺院なのです。

金剛輪寺で授与される御朱印

滋賀の金剛輪寺は、近江西国観音霊場第15番札所・湖国十一面観音霊場第11番札所・近江七福神札所(大黒天)・びわ湖百八霊場第63番札所の4種類の御朱印を授与しています。納経所と拝観受付では、同じ御朱印でも、それぞれに中身の違うものを受け取ることができるので、その違いを見たい場合には、どちらでも受け取るのも良いでしょう。

滋賀県の金剛輪寺は紅葉のおすすめスポット見出し

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金剛輪寺は、近江地方随一の紅葉の名所と言われています。そのあまりの見事な紅葉の赤さから、血染めの紅葉とまで言われるほどです。この紅葉のシーズンになると、広い境内が紅葉狩り目当ての多くの人々で埋め尽くされます。境内でもおすすめの紅葉狩りポイントを紹介していきます。

境内のおすすめ紅葉狩りポイント

多くの人々に人気があるのが、本坊から眺める庭園と紅葉の景色です。屋内から見ると、まるで切り取った景色のように、あまりに美しい景色が広がります。金剛輪寺の紅葉狩りポイントで、穴場的な場所は、三重塔付近です。一段高いこの場所にある紅葉は、その赤の密度がとても高いので、より一層、紅葉を楽しむことができるでしょう。

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滋賀県の紅葉おすすめスポットのご紹介!ライトアップにメタセコイアは黄金色 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
紅葉にが見たいと思ったら滋賀県へ行ってみてはいかがでしょう。有名な名所から隠れた名所まで魅力あふれる紅葉スポットが滋賀県にはたくさんあります。そんな滋賀県の魅力的な紅葉が見られる場所をご紹介していきます。紅葉を見に行く際に参考にはなさってください。

滋賀県湖金剛輪寺での食事見出し

この滋賀県の金剛輪寺では、食事を楽しむこともできます。総門や拝観受付付近の駐車場のすぐ近くに、華楽坊という食事処があり、そこで食事をすることが可能なのです。美しい庭園や、四季折々の花を眺めながら、お精進をいただくことができます。テーブル席が100席、お座敷が130席で、主に団体向けの食事処とされています。

5名以上から予約可能

金剛輪寺の食事処・華楽坊は、団体利用の食事処とされていますが、5名以上から利用することが可能です。ですので、お友達同士や家族単位でも利用ができます。利用する際には、予約が必要となります。メニューは、扇精進弁当2160円と、お箱精進2160円です。金剛輪寺ならではの、精進の弁当を食べることができます。美しい庭を眺めながらの精進、おすすめです。

滋賀県の金剛輪寺に行こう見出し

Photo by go.biwako

今回は、滋賀県のおすすめパワースポットの金剛輪寺について、お届けしました。拝観料や御朱印の情報の他、アクセス方法、紅葉、境内の見どころや食事情報についても、詳しく紹介することができました。拝観料は、団体の場合はお得になります。

御朱印ブームやパワースポットブームで訪れる人も多いですが、もともとは古刹の金剛輪寺。ぜひ、風光明媚な境内と共に、歴史の営みも感じて行きましょう。

投稿日: 2018年9月22日最終更新日: 2020年10月8日

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