うどんウエストは福岡の人気うどん店！営業時間やおすすめメニューもご紹介！

通常はウエストというと、西の方角のことを言いますが、こと福岡では、ウエストといえば、頭に浮かぶのは「うどん」の三文字です。それぐらい「うどんウエスト」の名前は福岡では誰もが知っている店舗名です。ここでは、そのうどんウエストがこだわりを見せる素材とおいしさの秘密、そして人気のおすすめメニューの数々を紹介していきましょう。

うどんウエストの歴史は古く、1966年に福岡市の郊外にあった福間町、現在の福津市に郊外レストランという店舗でオープンしたのがその始まりです。日本人のライフスタイルにアメリカ式が浸透し始め、車でレストランに乗りつけて食事をするという、当時としては非常に珍しく画期的なスタイルで、福岡でのウエストの名を定着させ人気を得ました。

その後、取り巻く環境の変化とともに個人の好みもバラエティになり、そうしたニーズに対応するためレストラン形式をメニュー毎に分散させ、中華料理、焼肉、和食、生そば、うどん、とそれぞれ店舗を細分化させていきました。そうした中、福岡伝統の博多うどんの味を継承した「うどんウエスト」が着実に地元で人気を博し今日に至ります。

ネギと天カスは入れ放題なので、それぞれトッピングすると、それだけで普通のかけうどんにしても満足できるおいしさです。値段は税込280円。まずはシンプルなかけうどんを食べると、麺と出汁のおいしさに気づきます。うどんウエストは、博多うどんの味を継承し、やわやわの麺と「すめ」と呼ばれる出汁が人気を博し地元福岡で愛されています。

逆にいろんなものをトッピングするのも自由です。イカ天、わかめ、肉、丸天、月見などいろいろとお好みで具材をトッピングできます。全部トッピングするもよし、それぞれを組み合わせてトッピングするもよし、トッピングできる具材メニューは多々あって迷ってしまいますが、それもうどんウエストで食べるときの楽しみのひとつです。

うどんウエストの新CMイメージソング「腹ペコのうた」で、佐賀県唐津市出身のシンガーソングライター、カノエラナが歌っています。2018年2月22日にウエストのYoutube公式チャンネルにアップロードされています。ウエスト中洲川端店と川端通商店街、櫛田神社などで撮影されていて、博多中洲と周辺の雰囲気がよく分かります。

うどんウエストの出汁は、博多うどん伝統の味を継承したこだわりの出汁作りです。あじこといりこをベースに、昆布は旨味を最大限引き出せるように切り出し昆布を使っています。削り節もさば、かつお等を独自に配合。また水はアルカリイオン水を使い、五島灘の塩で味を調え、毎日手作りの出汁を使うというこだわりようです。

もうひとつのうどんウエストのおいしさの秘密は麺にあります。やわらかいのにコシがある多加水麺で、ツルツルとした、なめらかなのどごしです。麺も出汁と同様に、博多うどんの最大の特徴であるやわやわ麺に、コシを加えた独自の麺づくりが、うどんウエストならではの味を生み出しています。一度食べたら忘れられないおいしさです。

うどんウエストでは海老天、丸天、かき揚げなど、注文を受けてから揚げ始めます。ですからいつでも揚げたてのおいしさを味わうことが出来ます。揚げたて揚げもののおいしさをよりいっそうおいしくいただくには、天ぷらを別で、と頼めば、揚げたての揚げものだけ別皿にしてもらえます。うどんにトッピングして食べるとまた格別のおいしさです。

うどんウエストで使用するお米は、雄大な阿蘇で育てられた小国産の銘米「あきげしき」を使っています。肥沃な大地と名水に育まれたミネラル豊富なお米で、コシヒカリやヒノヒカリに比べると粘り気が少なく、ササニシキのようにさっぱりとした食感と歯ごたえです。炊き立てよりも少し冷めてからがおいしいため、おにぎりに最適なお米です。

うどんといなり、これはもう相思相愛の定石といってもいいぐらい、どちらが欠けても何か物足りないと思うぐらいうどんを食べる時のお決まりの組み合わせで人気のメニューです。うどんウエストでは、このいなりご飯にももちろん「あきげしき」を使っています。さっぱりとした食感と歯ごたえは、いなりにこそ相応しいお米とも言えます。

うどんウエストの営業時間は、年中無休で24時間営業が売りです。一部郊外店は深夜3時までとかになっていますが、基本都心部にある店舗は24時間営業です。福岡の夜の繁華街中洲で飲んだ人達が、帰りにウエストに寄って、おでんや天ぷらでビールを飲み、最後にうどんをすすって帰るというのが、福岡での深夜によく見かける光景です。

丸天うどんの丸天がぶりつきだけではなくて、揚げたての丸天に、おろし大根、ネギとのせて食べると、これがまた実によくビールに合います。ウエストが仕事帰りのサラリーマンをターゲットに財布に優しいうどん居酒屋を始めた当初は、うどん居酒屋という聞きなれない店舗名に戸惑いもありましたが、今ではすっかり人気店舗になっています。

レストランとしていろんなメニューを揃えていたウエストが、メニュー別に展開して福岡での人気を博したのが、うどんのウエストというキャッチコピーでした。福岡県民なら誰でもが知ってるちょっとベタなCMで、うどんといえば、ウエストと言われるほど、うどんは、ウエスト全店舗を代表するメインメニューとなっています。

福岡でうどんといえば、ごぼう天、というぐらい定番中の定番です。福岡では「ごぼ天」といい、「う」を発音しません。そのごぼ天は、出しと麺とそぎ切りのごぼう天のみといういたってシンプルで、好みで無料で入れ放題の天カスとネギをトッピングします。値段は税込390円。福岡のうどんウエストで、まずはこのごぼ天を食べてみてください。

福岡のうどんで、ごぼう天と双璧をなすのが丸天です。ちょっとややこしいですが、福岡ではこの丸天のことも天ぷらといいます。値段は税込420円。丸天は注文を受けてから焼き上げます。好みで4分割にもしてもらえますが、ここは敢えて丸ままの丸天にかぶりつきましょう。だしの旨味が染み込んだアツアツの丸天と麺の相性が抜群です。

揚げたてパリパリのかき揚げは、ぜひとも別皿で頼んで、まずはかき揚げそのもののおいしさを堪能しましょう。そしてしばらくしてうどんの上にトッピングすると、かき揚げに出汁が染み込み、じゅわとした食感に変わります。やがてかき揚げはうどん出汁の中へ溶けて行きます。ネギは多目に、天カスは少なめに。値段は税込450円。

うどんとおにぎりだけでは満足できないというガッツリ派の人には、丼物とのセットという嬉しいメニューがあります。かけうどんと丼物、それに沢庵と昆布の漬物、月見玉子が付いています。かけうどんには、ネギと天カスをトッピングして、丼物には月見をトッピングして食べると、ガッツリ派の人も大満足のボリュームになっています。

九州地区限定秋のうどん祭りメニューのひとつ、3種のきのことごぼうのかき揚げ丼セットは、値段税込760円。かき揚げには、えのき、エリンギ、しめじの3種類、それにごぼうを使って揚げてあり、食欲の秋に相応しく、山の幸が口の中で広がります。かき揚げをうどんにトッピングして食べてもおいしく、食べ方はそれぞれ自由に楽しめます。

大きな海老天が2つと野菜が合わさった天丼は、揚げたてアツアツで、うどんとセットにするとどれから食べようか迷ってしまいます。特にウエストの天ぷらは、人気の高い天ぷらの専門店に負けないおいしさで、天ぷらだけでも食べる価値が十分にあるおいしさです。それでいてセットの値段は税込680円という破格の値段で嬉しい限りです。

丼物の定番といえば、やはりカツ丼です。分厚いカツは食べ応えがあり、これまた注文を受けてから揚げてくれるので噛んだ時のザックリ感がいい歯応えをしています。やっぱりウエストの揚げものは安心しておいしく食べられます。これにかけうどんを合わせると最強のボリュームですが、さらにわかめやごぼうを入れるのもありです。値段は税込840円。

うどんもおいしいけれど、日本人はやっぱりご飯、という時におにぎりは、うどんとの相性ぴったりです。ボリューム感が、うどんだけだと腹八分のところが、おにぎりを添えるだけで一気に満腹状態になります。うどんウエストでは、ほっこり暖かい海苔巻きおにぎりやいなり寿司、かしわおにぎり、そして高菜で包んだ高菜おにぎりなどがあります。

福岡でうどんを食べるときに忘れてならないのが、かしわおにぎりです。福岡県民が鶏を食べるのは全国でもかなり高く、焼き鳥屋、うどん店、ラーメン店の3種類の店舗のいずれかに、ちょっと歩いただけで出くわします。それぐらい鶏が大好きで、特にこのかしわおにぎりは地元福岡で、うどんに無くてはならない定番のおにぎりです。値段は税込200円。

高菜の大葉で包み込んだウエストの人気メニューのひとつ、高菜おにぎりは、塩味の漬け込みがしっかりと染み込んだ高菜とおにぎりのご飯が混ざり合って、昔懐かしい日本人のDNAを揺さぶる味に感動さえ覚えます。値段は1個税込140円と決してやすくはないのですが、この感動を覚える味だけを目当てにウエストに訪れる人も多々います。

年中無休で24時間営業のうどん居酒屋は、うどんのウエストでも人気の店舗です。うどんと居酒屋を合体させるという既成概念を覆させ、大衆的な値段に設定したことで、連日大賑わいの人気ぶりです。ちょっとしたつまみでビールを一杯、本格的に酒盛りした後にシメでうどん、そして思い思いに具材をトッピング、など自由度の高いうどん居酒屋です。

うどんウエストで、居酒屋メニューのもつ鍋は、全店舗にはありませんが、ウエストには居酒屋店舗ともつ鍋店舗があり、そのもつ鍋店舗でのメニューです。一人前が何と税込300円の驚きの値段で、注文は2人前からになっています。昔ながらの味わいで、こんな味わいでこんな値段を待っていたと言える、味と値段共に納得のもつ鍋です。

居酒屋サイドメニューの原点ともいえる、もやし炒めとハムエッグは、日本が高度経済成長を遂げようとしていた時代のスタミナ源として一世を風靡した、とまでいうのは大袈裟かも知れませんが、それほどに飾り気のないシンプルで懐かしいメニューです。うどんと一緒に食べると、これがまた相性抜群で大満足間違いなしです。

福岡生まれのうどんウエストは、北九州、飯塚、久留米などの福岡県を中心に、佐賀県、長崎県、大分県の北部九州を網羅しています。これらの街を車でちょっと走っただけで、あのウエストの真っ赤な看板が目に付きます。近年は、関東、関西地区にも出店しており、特に関東では地域性も考慮して、そばメニューを前面にアピールしています。

ニューヨークには寿司やラーメンなどの日本食ブームが数年前からありますが、福岡発のうどんウエストもニューヨークにあります。UdonWestは、グランドセントラル駅から緑6番のダウンタウン行きに乗り、アスタープレイスで下車して、1ブロック歩くとアジア料理の店が複数並ぶEast8thにあり、東へ歩いて2分の場所にあります。

店舗の外観こそ、UdonWestという文字があり、ちょっとだけニューヨーク仕様になっていますが、提供されるうどんメニューは、福岡で食べるあのうどんウエストです。麺もだしも、アツアツの天ぷらも、まさしくあの、うどんウエストです。日本語のお馴染みの看板やタペストリーを見ると、何となくニューヨークじゃないような雰囲気さえします。

うどんウエストに限らずウエスト全店舗で利用できるお得なウエストカードは、入会金3000円プラス消費税を支払うと、入会したその日から食事代が10%OFFになるという優れもののカードです。しかもサービス券3300円分が貰えるので、実質タダです。有効期限は入会から1年間。よくウエストを利用する人にとっては、おすすめのカードです。

うどんウエストは、博多うどんの味をしっかりと受け継ぎ、麺と出汁へのこだわり、揚げたて揚げもの、自由自在のトッピング豊富なメニュー、コスパ抜群の値段、そして既成概念を覆すうどん居酒屋、など顧客満足度の高いお店です。九州だけでなく関東関西にも進出しているので、近くで見かけたらぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。