鹿児島の釣りスポット&釣り堀まとめ！おすすめのポイントから穴場まで一挙紹介

九州地方南部に位置する鹿児島県。南側には離島(薩南諸島)もある自然豊かな県です。そんな鹿児島県は魚釣りの宝庫と言っても過言ではありません。

今回ご紹介するのは、鹿児島県で人気の釣り場や、まだあまり知られていない穴場。また、鹿児島県内での釣り情報、船や釣り専門店など、釣り初心者から熟練の方まで、幅広くご紹介致します。ぜひ釣りをする際、参考にしてみて下さい。

まずは、初心者でも安全に、またとても釣れる確率の高い鴨池海づり公園をご紹介致します。こちらの場所は、雄大な桜島を目の前に眺めながら、魚の多い事でも有名な錦江湾で釣りを楽しむ事ができます。

季節も問わず1年中、真鯛やカサゴ、夏季にはアジ、カンパチ、コロダイ等々、様々な種類の魚を釣る事ができます。初心者の方も、また家族連れの方などにもおすすめするポイントです。

鴨池海づり公園の営業時間は、4月から9月が午前6時から午後19時までです。10月は午前6時から午後18時までです。11月から3月までは午前7時から17時までとなります。定休日はなしで、年中無休営業しています。

阿久根シーパークの釣り堀は、初心者の方や家族連れの方でも安心して釣りのできるおすすめの場所です。道具なども全て揃っていますので、手ぶらで立ち寄る事が可能です。船乗り場からも近く、アクセスしやすいです。主に釣れる魚は、地元の定置網で捕獲した天然の魚や、養殖の真鯛、ハマチ、アジ、シマアジなどです。

鹿児島県垂水市にある二川漁港は、コンパクトで小さな港で、わりと穴場なおすすめ釣りスポットです。釣りをする方もあまりいない場所ですが、魚が釣れないわけではありません。

過去の実績で良型のチヌや真鯛も釣れたとの事です。こちらの港は立地もよく、国道のすぐ側なので、道路から入り駐車スペースに停車して、すぐに釣りを開始する事が出来ます。船乗り場からも近く、おすすめの釣りスポットです。

夏季はアジが有望で、堤防先端の常夜灯周りに魚が集まりがちです。また沖に目を向けると、堤防から遠投で20mあたりの場所で真鯛を釣る事も可能です。この二川漁港では、冬季でも真鯛など、小さいサイズですが釣れる事があります。尚、良い型のアジを狙うなら、遠投で沖の方を中心に攻める事をおすすめします。

志布志港はとても大きな港で、大型の船舶も停泊できる南九州でも主要な港の一つです。この志布志港の沖にとても長い堤防(志布志港沖堤)が築かれており、この外洋に面した堤防周辺に多種多様な魚類が棲みつき、回遊したりしています。船乗り場からも近いので、アクセスしやすいです。

志布志港沖堤に行くには、瀬渡しで行くのが通常となっていますが、瀬渡し業者さんが近辺に多くいますので、予約も簡単に出来るのが人気の特徴となっています。志布志港沖堤は季節関係なく、年中釣る事が可能ですが、おすすめの季節は夏季です。また、特に初夏がおすすめです。

鹿児島本港は鹿児島市の鹿児島駅からわりと近い所にあります。周辺に桜島船の乗り場や、大型商業施設ドルフィンポート、石橋記念公園など多様な施設があります。鹿児島県は離島も多いため、船の出入りも激しく、鹿児島本港はとても活況な港となっています。港の近くには飲食店やコンビニなども多くありますので、飲食に困る事もありません。

こちらの堤防にはトイレや水道も完備していますし、雨風を防げる屋根を設置している場所もあります。釣りをするにはとても便利な場所です。

駐車スペースは白灯台のある波止めの付け根あたりのスペースか、岸壁に寄せるなどして停車して下さい。トイレは岸壁にある建物内の設備にあります。白浜港では50センチを超えるチヌが狙えます。また春季・秋季にはミズイカも釣れます。春季〜秋季が1番の釣りシーズンですが、冬の初め頃も釣る事ができ、チヌに関して言えば年中釣る事が可能です。

桜島の港と言えば｢桜島避難港｣が有名で、比較的に小さな港が1番〜20番まで、桜島の外周を1周するかたちで存在しています。先に紹介した白浜港は避難港13番です。また、古河良港は避難港には指定されていないので番号は付いていません。

古河良港の防波堤の先端からは、手前で水深2〜3mあり、低質は桜島の溶岩が沖まで続いています。アオリイカは溶岩地帯に群れている魚達を狙っているので、そこを狙いエギングするとアオリイカの釣れる確率は高いです

浦之前漁港は、地理的に風や波の影響を受けにくい港ですので、波止めを釣り場にしてクロやチヌなどの上物を釣る事が出来ます。また水温が下がりにくいので、冬季でも魚が多く、年間を通して安定した釣りを楽しめます。

大変穏やかな港ですので、家族連れでの釣りにも向いています。フカセ釣り(ウキやオモリなどを使わない釣り方)でクロを狙ったり、サビキ釣り(撒き餌を詰めるカゴと擬似バリが沢山付いた仕掛けの事)でアジも狙えます。また、エギングでアオリイカやルアーでブリなどの青魚も狙えます。

チヌやマダイなどの大物が狙える場所として人気の場所です。因みに大物を狙うなら確率の高い夜釣りをおすすめします。夜、フカセ釣りで足元を狙って50センチ以上の大物が掛かる事もあります。

波止め周辺の水深は7m前後で、周りには釣りを邪魔するような障害物はなく、とてもフラットな足場で釣りのしやすいポイントです。夜釣りでは、仕掛けは太めにして撒き餌をしっかり撒いて下さい。そして、仕掛けが底に届かないところで調節してみて下さい。

ルアー釣りでメッキや、エギングでアオリイカ、その他アラカブやクロも狙えます。沖向きに入ったテトラポッドや、消波ブロック付近などにはカサゴもいます。根魚は安定した釣りを期待できます。波止めと波止めの間には、シロギス、チヌ、ヘダイが面白く、白灯台のある波止めから少しだけ投げれば狙う事が出来ます。

垂水新港は鴨池行き船の発着場です。本城川の河口すぐ南に位置し、海岸から突き出している大きな港です。潮通しも大変よく、青物などの回遊魚にも期待できるポイントです。港内は平らな砂底ですが、船道や沈み瀬があります。船乗り場からも近いので、アクセスしやすいです。

船乗り場からも近い垂水新港は、サンマ級のサイズに期待できるサヨリや、駐車場近辺ではアジゴ、サバゴ、コノシロ、アラカブなどが釣れます。

垂水旧港も近い場所にありますが、初心者や比較的に小型の魚を狙うなら垂水新港をおすすめします。船発着場所の隣の岸壁を中心に、港北側の波止めあたりが気軽に楽しめる場所です。

鹿児島の南端、佐多岬の西岸にある南大隅町の尾波瀬漁港はアオリイカが釣れるポイントとして有名です。しかも大型のアオリイカが釣れる確率が高いです。磯があるワンド（湾処）で春先に藻が生えるので、アオリイカが寄ってくる条件の一つとなっています。尾波瀬漁港の周りは山に囲まれていて、波止めが一つだけ伸びている小規模な漁港です。

チヌはほぼ1年中フカセ釣りで楽しむ事が出来ます。また波止めからは、冬季に先端部からテトラ周辺を狙うとクロも釣る事が出来ます。港の南側の磯周辺は、キジハタ、マハダ、オオモンハタなどハタが大変豊富です。

鹿児島県奄美大島にも釣りポイントは沢山あります。その中でもくじら浜をご紹介します。鹿児島県大島郡龍郷町にあるくじら浜は、干潮に歩いて往来出来る地元の穴場的場所です。釣りポイントはとても小さな磯ですが、満潮になっても陸まで約10mぐらいですので、クーラーボックスを浮き輪がわりにすれば簡単に渡れてしまいます。

釣りポイントはとても小さく狭いので、人数的には3人ぐらいまでがベストです。最近は近場に釣具店などもあるので、餌やルアーなど直ぐに補充できますし、釣り初心者でも道具や情報を得れるのでとてもおすすめです。

ウスバハギは港南側の波止めから、外側を狙えば良いサイズを期待出来ます。またこの波止めからチヌ、ヒラメ、マゴチ、アオリイカも狙えます。河口周辺の砂底にはシロギスが多く、港北側の波止めから少し投げるだけで釣る事も可能です。

釣ったシロギスを餌にして、泳がせ釣りでヒラメ、マゴチなどを狙うのも面白いでしょう。狙える魚の種類は少なめですが、比較的安定した魚釣りが期待できる場所です。こちらは漁港で、船も多くでています。

指宿港で狙える主な魚は、アオリイカ、アジ、オオモンハタなどです。カンパチやネイゴは年中狙う事が可能です。特に期待できる時期としては秋口から12月頃までが確率が高いです。ポイントは南側の堤防で、港外側のテトラポッド付近が狙い目です。

狙い目の魚でおすすめはメジナです。特に指宿港では春季〜梅雨明けの時期までが期待値の高いシーズンです。ポイントはトッピー乗り場南側の堤防で、先端部分付近が有力な狙い場所となります。

波見港は漁協の隣にトイレと駐車場があり、足場もしっかりしているので安心して釣りを楽しむ事が出来ます。ゆったりとした潮で、大型魚があまりいなく、小魚が集まっていますので波止釣りを始める方にはとてもいい場所です。

赤灯台のある短い波止から、小型のジグでメッキを狙う事も出来ますし、港の外は遠浅の砂地が続いていて、橋脚のあたりでチヌやキスを投げ釣りで狙うポイントとなっています。ただしキスを狙うならば7月〜10月ぐらいの時期がベストです。

大迫港は大迫海水浴場やキャンプ場と同じ湾内にある港です。鹿屋市方面から国道269号線を南下して、県道68号線に入ります。そのまま道なりに行くと大迫港に着きます。港北側の波止とサーフは初心者や、家族連れ向きのポイントとなっています。

大迫港は足場の良い岸壁から、アジコなどの小物やサーフで釣れるキスなど、初心者や家族連れにおすすめの場所です。港南側の長波止からは、クロやシブダイも釣れますし、青物の魚をルアーで狙って大物を釣り上げる事も可能です。こちらは漁港で、船も多くでています。

鹿児島県屋久島で一番と言っても過言ではない、大物釣りでとても有名な岬が、永田岬灯台です。大物狙いで期待値が高いのは、通称フカノハナと呼ばれている、岬の左前方で潮流がとても早いポイントとなっています。夏季シーズン中は人気があるポイントなので、絶えず誰かがエントリーしています。

硯石港は志布志湾に面した国道448号線沿いにある、小さな港です。波止の先端でアオリイカをエギングで釣る事も出来ますし、沖に遠投すればマダイも狙えるポイントです。またこの長波止でサビキを使いアジゴを釣る事も可能なのですが、ここではクロを狙うのがおすすめです。

パン粉のような撒き餌を撒いて、クロを目で見えるところまで浮かせて釣るのがコツです。尚、海面まで距離があるので、クロは浮いて来ても警戒心はなく簡単に釣る事が出来ます。こちらは漁港で、船も多くでています。

鹿児島には穴場や船釣りを合わせて、沢山の釣りスポットがあります。鹿児島は離島も多く、有名な奄美大島や、屋久島など、観光スポットも沢山あります。温泉も指宿温泉など、レジャー施設も大変多いです。もし、鹿児島に釣りに行かれる際は、ぜひこちらを参考にしてみて下さい。