アメリカのホテルでかかるリゾートフィーについてご紹介!
ハワイやラスベガスで宿泊した場合、通常の宿泊料金の他にリゾートフィーを請求されて驚いたという経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。リゾートフィーは税金などではなく、ホテル独自で決めているサービス料のことであり、呼び方や金額もホテルによって様々です。知らないと損をするかもしれないリゾートフィーについてご紹介します。
リゾートフィーとは? 
そもそもリゾートフィーとは一体何なのでしょうか。アメリカなど海外で宿泊料金以外に必要なものといえばチップが思いつく方が多いでしょう。しかし、リゾートフィーはチップとは違い、ホテルによって金額が定められており必ず払わないといけないものです。しっかりと宿泊前にリゾートフィーについて調べておくことがおすすめです。
リゾートフィーとはアメリカの公的な税金ではなく各ホテルが独自に設けている追加費用
リゾートフィーとは、税金とは違います。それぞれのホテルによって独自に決めている費用のことであり、多くのホテルではHPなどに記載がありますのでチェックしてみてください。また、ホテルによって金額が異なり、1泊10ドル程度のところもあれば30ドル以上のところもあり、合計するとかなりの金額になるというケースも多いので注意が必要です。
ハワイなど観光客が多い地域ではリゾートフィーが導入されていることが多いので注意(宿泊料金に追加される)
アメリカの中でもリゾートフィーが導入されているのが多いのがハワイやラスベガスなど観光客が多い地域です。特にハワイでは多くのホテルでリゾートフィーが導入されており、宿泊料金とは別に一泊いくらという形で請求されます。
ツアーで旅行に行かれているという場合は、ツアー料金にリゾートフィーが含まれているケースもありますが、含まれておらずあとからホテルに支払わなくてはいけないというケースもあります。ツアー申し込みの段階でしっかりと確認しておくのがおすすめです。
ホテルによってはリゾートフィーではなく別の呼び方をしているところもある
「リゾートフォー」という名前ですが、ホテルによっては「アメニティ・フォー」や「ファシリティ・フィー」などといったように違う呼び方をしているところもあります。
リゾートフィーという名前ではなかったからといって支払わなくてよいということではありませんのでご了承ください。
ちなみにリゾートフィーが発生するホテルに宿泊しているからといってチップを払わなくてよいということもありません。リゾートフィーとチップは全く別物ですのでチップは別で支払うようにご注意ください。
リゾートフィーが必要な主な地域 
それでは、リゾートフィーが必要な地域についてご紹介します。アメリカの中でも特に観光客が多いリゾート都市ではリゾートフィーが取り入れられているホテルも非常に多いです。そこで、リゾートフィーが必要な主な地域はどこなのでしょうか。これらの地域に旅行に行かれる際にはリゾートフィーがいるかどうかご注意ください。
ホノルル
まずは、日本人観光客が非常に多いとされるハワイです。ハワイの中でも特に海外旅行初心者でも気軽に行きやすいホノルルです。ホノルルには多くのホテルが立ち並んでおり、パッケージツアーでいくという方も多いでしょう。
ホノルルにはシェラトンやハイアット、マリオット、ヒルトン、アウトリガーなど世界的にも有名な様々なホテルが立ち並んでいます。その多くのホテルではリゾートフィーが設定されていますのでご注意ください。
ちなみにハレクラニやリッツカールトンはリゾートフィーが設定されていません。ホテルの宿泊料金だけでなくリゾートフィーも合算した金額でそれぞれの料金を比較するのがおすすめです。
また、リゾートフィーの金額も年々変わっています。上昇傾向にありますので、行ってみたら以前の金額とは違ったというケースもありますのでご注意ください。
ラスベガス
アメリカのリゾート都市で、ハワイに並んでリゾートフィーが設定されているホテルが多いのがラスベガスです。アメリカの観光地の中でも人気が高く、毎年多くの日本人が訪れているラスベガスですが、時期を選べば高級ホテルでも安く宿泊することが可能です。
ただし、この宿泊料金として表示されている金額以外にもリゾートフィーがかかるということを知らない方も多いです。そのため、安く宿泊できると思っても結果的には高くなってしまったという場合もありますので注意が必要です。
ラスベガスには言わずとしれたカジノの他にグランドキャニオン国立公園やショッピングモールなど様々な観光スポットが盛りだくさんです。日本だけでなく様々な地域から訪れる観光客も多いです。
マイアミ
続いては、アメリカのフロリダ州にあるマイアミです。マイアミはいくつもの島が連なっているビーチリゾートとして有名で、多くの観光客が全世界から訪れています。
高級ホテルの他にリーズナブルなゲストハウスのような宿泊施設もあり、思い思いに過ごすことができます。マイアミのホテルでもリゾートフィーが設定されているところが多いです。
ロサンゼルス
続いては、アメリカの中でも中心的な都市であるロサンゼルスです。アメリカ国内ではニューヨークに続いて人口が多い大都市であり、ハリウッドやディズニーランド、ビバリーヒルズ、サンタモニカなど数多くの観光スポットがあります。
日本人の観光客も多く、どれだけいてもまだまだ観光する場所があるというほどの大都市で多くの方が連泊しています。ロサンゼルスのホテルでも近年リゾートフィーが設定されているところが増えてきていますので宿泊される際にはご注意ください。
アナハイム
アメリカのカリフォルニア州にあるアナハイムでもリゾートフィーがかかるホテルが増えています。アナハイムにはディズニーランドがあり、全世界のディズニー好きな方が集まっています。
ディズニーリゾート周辺には多くのホテルがありますが、その多くでリゾートフィーを徴収しています。
オーランド
最後はアメリカのフロリダ州にあるオーランドです。オーランドには様々なテーマパークが揃っており、多くの観光客が訪れています。
ウォルトディズニーワールドリゾートやユニバーサルオーランドリゾート、レゴランド、ケネディ宇宙センターなど世界的にも有名なスポットばかりです。
そのオーランドにあるホテルでもリゾートフィーがかかります。テーマパーク周辺のホテルでは特にリゾートフィーを取り入れているところが多いため、予約の際にはご注意ください。
リゾートフィーに含まれるサービス 
リゾートフィーは、単にお金を請求するだけのシステムではありません。リゾートフィーはいわゆるサービス料のことであり、ホテルがサービスを提供してくれるのでそれに対して払うお金のことと考えられています。
ホテルによって内容は変わりますが、リゾートフィーには様々なサービスが含まれています。リゾートフィーを支払うホテルではチェックイン時にどのようなサービスが含まれているかということを教えていただけるでしょう。
もちろんこれらのサービスを利用しなかったとしてもサービスフィーを支払わなくてよいというわけではありません。どれも便利なサービスですので、ぜひ宿泊中に利用するのがおすすめです。
アメニティ交換
まずは「アメニティ交換」です。部屋に備え付けられている歯ブラシや石鹸、かみそりやシャンプー、バスタオルなど連泊される場合には交換してもらいたいものばかりです。そういったアメニティを交換してくれるサービスもリゾートフィーには含まれています。
そのほかにも、毎朝新しいお水のペットボトルをもらえたり、毎日新しいコーヒーや紅茶のセットが置かれたりとホテルによって様々なサービスがあります。
部屋への新聞配達
続いては「部屋への新聞配達」です。地域の新聞を毎朝部屋まで届けてくれるサービスもリゾートフィーには含まれています。なかなか現地の新聞を読む機会もそう多くありませんので、この機会に読んでみるのはいかがでしょう。読み終わった新聞はお土産の割れ物を保護するものにも利用できます。
高速インターネットやWi-Fiの使用
海外でもスマホやタブレットを持ち歩く方が増えています。そこで便利が「高速インターネットやWi-Fiの使用」です。宿泊しているホテルで無料でWi-Fiを利用することができるのは非常に便利だと人気です。
また、室内の高速インターネットが無料で利用できるためちょっとした調べものがあるときなどにも便利です。自分でWi-Fiの契約をすることなくホテルで利用できるのリゾートフィーの大きなメリットではないでしょうか。
ホテル内施設の利用
リゾートフィーには「ホテル内施設の利用」が含まれているケースも多いです。内容はホテルによって変わりますが、ウェルカムドリンクを無料でいただけたり、ホテル内にあるカルチャースクールへの参加、ビーチで使用するタオルやアメニティなどを無料で貸し出しなど様々です。
そのほかにもホテル内にあるフィットネスクラブの利用やホテル内のレストランの割引、記念写真撮影などそれぞれのホテルによって内容は変わります。
電話のかけ放題
「電話のかけ放題」のサービスが含まれているリゾートホテルも多いです。アメリカ国内や国外でも無制限で利用料金が無料というところも多く、持っているスマホなどで電話するとどうしても高くついてしまうためこのサービスは非常に重宝します。
電話の使い方がわからないという場合でも、コンシェルジュに問い合わせると教えてもらえます。ホテルについたという報告を日本にいる家族にしたいというときに無料だと気兼ねなく利用できます。ただし、無料でかけられる電話の範囲がホテルによって違いますのでご注意ください。
サービスを一切利用しなかったとしてもリゾートフィーは請求される
上でご紹介したサービスは一例ですが、リゾートフィーにはこういった様々なサービスが含まれています。どれも非常に便利なサービスですが、人によってはこれらのサービスは特に必要ないという場合もあるでしょう。
これらを一切使用しなかったからといってリゾートフィーを支払わなくてよいということではありませんのでご注意ください。使用しなくてもリゾートフィーは必ず支払う必要があります。
リゾートフィーを支払うメリット 
リゾートフィーはホテルがそれぞれ独自で決めたものなので、払いたくないという方もいらっしゃるかもしれません。ただし、リゾートフィーを支払うことによって様々なサービスを受けることができ、宿泊者にもメリットがあるんです。そこで、リゾートフィーを支払うメリットをご紹介しましょう。
リゾートフィーにネット使い放題が含まれているホテルの方がリーズナブルな場合がある
リゾートフィーにはネット使い放題が含まれているホテルもありますが、実はこのネット使い放題が非常にお得だというケースもあるんです。というのも、インターネットを利用する場合には1時間でいくら、と決められているホテルがラスベガスでは多いです。
そこで、ネット使い放題となると何時間接続しても無料となりますのでリゾートフィーと使った時間を考えるとリゾートフィーの方が安かったというケースも多いようです。
リゾートフィーの料金がサービスの料金を上回ればメリットと言える
リゾートフィーには様々なサービスが含まれています。いずれのサービスもそれぞれ別途お金を支払うこととなってしまうとかなりの金額になります。そこで、リゾートフィーとして支払う金額と、それぞれで支払う金額を考えるとリゾートフィーの方がお得だというケースも多いです。
リゾートフィーには様々なサービスが含まれていますので、上手に取捨選択して必要なサービスはしっかりと利用しましょう。
リゾートフィーの注意点 
それでは最後にリゾートフィーに関する注意点をご紹介します。リゾートフィーの存在を知らないままアメリカのリゾートホテルに宿泊すると、後で多額の請求をされて驚くというケースも多いようです。ぜひ行かれる前にはリゾートフィーについてしっかりとチェックしておきましょう。
パッケージツアーを利用する場合はリゾートフィーが含まれているかどうかをチェック
海外旅行の場合は、パッケージツアーを利用される方も多いでしょう。パッケージツアーの場合は、もともとのパック料金にリゾートフィーが含まれている場合と含まれていない場合があります。
もしパッケージツアーの料金にリゾートフィーが含まれていない場合には、チェックアウトの際に自分でホテルにリゾーフィーを支払わなくてはいけません。また、リゾートフィーには別途税金がかかりますので想像しているよりも多くの金額になることもあります。
パッケージツアーを利用される場合には、前もってリゾートフィーが別で必要なのかどうかを旅行会社に確認しておくことをおすすめします。
リゾートフィーについて理解してお得に旅しよう!
いかがでしたか。アメリカの様々なホテルで普及しているリゾートフィー。宿泊料金とは別で請求されますので知らなかったら多額の請求に驚かれることもあるでしょう。ぜひ予約する際にはしっかりとリゾートフィーについても確認しておきましょう。様々なサービスを受けることができるリゾートフィー。これからますます普及していくのではないでしょうか。

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