アメリカのタバコ事情を調査!
昔のアメリカの映画などを観ていると、アメリカ人達は葉巻やタバコをいつでもどこでもプカプカと吸い、お酒を美味しそうに飲んでいる場面が多く、そのイメージからして日本よりも喫煙者が多いという印象がある方が多いのではないでしょうか。実際のところどうなのでしょうか。
今回は、そんなアメリカのタバコ事情と、日本からアメリカへのタバコの持ち込みについて、人気の銘柄や価格のことなど、ご紹介をさせていただきます。
現在のアメリカのタバコ事情
昔のアメリカ映画の見過ぎかもしれませんが、アメリカ人はタバコとお酒が好き!というイメージから、日本よりも喫煙者が多いイメージのあるアメリカではありますが、実は驚くことに、近年日本よりもタバコに対する規制が厳しく、禁煙者が増えてきていることを知っていますか?2016年の調査に基づきますと、アメリカ内で1日1箱のタバコを吸う喫煙者の喫煙率は、約26パーセントとなっています。
1978年の調査の65パーセントと比べると、圧倒的に喫煙者が減ってきていることが目で見て分かる結果となっています。というのも、アメリカの社会的に、タバコを吸う人は自己管理ができていないと評価されてしまうということや、実際にアメリカではタバコを吸える環境がかなり規制されてしまっているという事情が挙げられます。
アメリカ人のタバコに対するイメージ
アメリカの社会では、自己管理能力がとても重視されます。そんな中タバコを吸う者は、自分をコントロールできないと認知されます。有能なビジネスマンは、自分の健康面も管理をするというイメージから、喫煙者は自己管理ができないと見なされ、ビジネスの世界でも昇進に大きく関わるそうです。
タバコを吸っているだけで昇進ができないだなんて、それは辛くても頑張って禁煙するしかないですよね。
また近年タバコは、発展途上国の人々や、アメリカ国内でも低所得の人々、両性愛者、ゲイ・レズビアンの人達の喫煙率が高いそうです。
そういった事情から、喫煙をしていると良いイメージを持たれず、社会的に禁煙化がどんどん進んでいっているとのこと。日本よりも、タバコに対するイメージが悪い印象です。
アメリカへのタバコの持ち込みについて
日本からアメリカにタバコを持ち込みたいという方へ、アメリカのタバコの持ち込み規制についてご紹介します。料金が掛からない、免税の範囲以内でアメリカへタバコを持ち込みできる数は「200本まで」です。つまり10箱、1カートンまでが免税の範囲内となります。葉巻の場合は50本まで、パイプタバコは2キロまでとなります。
タバコを上記の数以上、免税の範囲を超えてしまう量のタバコを持ち込みした場合には、税関申告書にその旨を記載し、税関で関税の分と、消費税を支払いすれば、持ち込むことは可能です。
万が一申告をせずに入国しようとし、それが明らかになってしまった場合には、高い罰金を支払わなくてはならないため、必ず申告するようにしましょう。
アメリカで人気のタバコの銘柄紹介
アメリカで人気のタバコの銘柄をご紹介します。まずは日本でも人気、世界でも最も人気を誇る銘柄「Marlboro」。赤のパッケージでお馴染みですよね。
ですがこの赤いループのデザインになったのは1954年の頃。その以前は女性向けのタバコとして販売されていたそうですよ。また世界で人気第2位の銘柄「Winston」はアメリカでも人気です。ほのかなブルーベリーの味が甘く吸いやすく、女性からの支持が高いです。
また男性から人気の銘柄「kool」。日本でも人気ですが、ニコチンが若干高く、きつい感じがある味です。メンソールのクールな感じを思いっきり吸えて爽快な気分が味わえると人気です。続いては、パッケージから高級感が漂う「pallmall」。タールがきつめで癖がある味ではありますが、熟成されたまろやかな味のタバコとして長年人気を誇っています。
ダンディなイメージがありますが、ラクダのロゴがとっても可愛い「Camel」も人気です。カラメルソースのような甘さと渋さの絶妙なバランスがたまらないと好評のタバコです。また日本でなかなか販売されていない「newport」はお土産におすすめです。メンソールの深い味わいがある味で、アメリカでは人気の銘柄です。
アメリカのタバコの価格帯は?
ウィンザー、紙巻きよりシガーの方が有名ですね!コネチカットのシェードタバコらしいですがこれ吸った事無いんです…アメリカで手に入れましたが1930年頃のパッケージ?(ほんまかいな)今は紙巻き作って無いと聞いてますが詳細わかりません! pic.twitter.com/wpBybcqtAl
— バキちゃん (@4000Jangaley) June 19, 2017
アメリカでタバコを購入すると、価格はどのくらいなのでしょうか。日本でのタバコの価格は大体400円代で販売されていますが、アメリカでは日本よりも価格が高いのです。なぜならアメリカでは現在日本よりも禁煙運動が盛んのため、価格を上げて禁煙者を増やすつもりなのだそう。
日本のように統一価格ではなく、州によって異なりますが、5ドルから8ドル、タバコの銘柄によっては、日本円で1000円以上の場合もあります。タバコ1つで1000円くらいと考えると、節約のためにもタバコを辞めようと考えざるを得ないですよね。
アメリカのどこでタバコを吸える?
現在アメリカ国内では、禁煙ブームの風潮があるため、日本よりもタバコの規制がかかっている場所が多いです。アメリカは広いため、その州によっても規則が異なりますが、ニューヨークなどの都市部では特に禁煙ブームが広がっています。
飲食店や美術館、図書館などの建物の中はもちろん、バーや野外でも灰皿が設置されていない場所が多いです。お酒を飲む場所でさえ禁煙というのは、喫煙者にとって辛いものがありますね。
喫煙者はどこでタバコを吸えば良いのでしょうか。ホテルの中、会社のビルの前や、建物の入り口付近でさえも禁煙になっていることが多いので、ビルから少し離れた、人が少ない場所まで行ってタバコを吸わなくてはいけません。都市部では本当に喫煙エリアが少ないので、タバコを吸える場所を見つけることが一苦労してしまうでしょう。
アメリカでタバコの規制が厳しい州
アメリカ国内で最もタバコに厳しい都市は、「ニューヨーク」と言えるでしょう。レストランだけではなく、お酒を飲むバーでさえも、禁煙が義務付けられています。またオフィスのビルの中や公園やビーチなどの野外でも禁煙です。タバコの価格もかなり高くなり、1箱につき12ドルから15ドル、日本円でいうと約1300円から1600円くらいということです。高すぎる!と驚いてしまうほどではないでしょうか。
ここまでくると、ニューヨーク市民はタバコは吸うな!と国から言われているようなものですよね。上記のような規制の中タバコを吸える人は、かなり度胸があるはず。喫煙者のニューヨーク市民は、かなり肩身が狭い思いをしていることでしょう。
アメリカでは電子タバコもNG?
日本でも、人気沸騰した電子タバコですが、なんと、アメリカのニューヨークでは、電子タバコでさえも禁止する条例が出ました。通常のタバコと同じように、レストランやバー、ビーチや公園などの野外でさえも、禁止だそうです。電子タバコは通常のタバコよりも害が少なく、煙も出ないため、環境に優しいとうたっているのに何で?と思いますよね。
電子タバコは禁煙に繋がる大きな手段としてアメリカでも多くの人々が使用していたアイテムです。しかしながら、その電子タバコの燃焼によって数千の有害物質が現れ、人々に害を及ぼすという理由から、禁止とされてしまったそうです。
ただそれに対し市民の人々を始め電子タバコを生産している会社からも、有害な物質が出ている証拠はないと主張し、抗議は続いているそうです。
アメリカでタバコを購入するには
アメリカでタバコを購入するためには、スーパーマーケットや、コンビニで、レジのスタッフへタバコの銘柄を伝えて購入することになります。IDの提示を求められることもあるので、その際はパスポートを提示して年齢を示してください。
アメリカでは、18歳以上が喫煙可能となっています。上記でお伝えした通り、アメリカでタバコを買うととても割高なので、日本から持ち込みすることをおすすめします。
アメリカでの喫煙は要注意⁈
いかがでしたか?現在アメリカでは、禁煙ブームが広がっているので、想像していた以上にタバコに対する規制が強く、喫煙者の肩身が狭くなってしまうのが、アメリカのタバコ事情です。
アメリカでタバコを吸う際は、周囲を確認し、そこがタバコを吸っていいエリアなのかどうか、きちんと確認してから吸いましょう。万が一禁止のエリアでタバコを吸ってしまうと罰金を取られてしまい、せっかくの旅行が台無しになるので要注意です!

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