福井弁は語尾がかわいい！イントネーションや告白時のフレーズも！

独特の語尾やイントネーションで知られる方言「福井弁」。かわいい言い回しもあり、ありがとうや告白時など福井弁を利用してかわいい印象を与えることができます。福井弁一覧は他県にはない単語もあるので、楽しく覚えることができます。今回はそんな福井弁についてまとめてご紹介していきます。

北陸地方に分類されている福井県は、独特の文化を歩んできた街でもあります。そのため、福井県で話される方言「福井弁」は、他県にはないイントネーションや特徴があり、福井弁一覧は知らない単語も多くあります。

今回はそんな福井弁の特徴について詳しくご紹介していきます。イントネーションや語尾に特徴が強く出ているので、福井弁を知る前に目を通しておくのがおすすめです。

福井弁の語尾は、語尾が伸びる、語尾が下がるという2つの特徴があります。語尾が下がる場合は波打つように下がっていき、ただ下がっていくだけではないので、福井弁独特の語尾となっています。

福井弁でよく聞かれる語尾は「の」になります。語尾の「の」がうねるように下がったり伸びたりしていくので、大人が話しても嫌みのない印象になっています。福井弁を話す際は語尾に注目しましょう。

福井弁のイントネーションは「間投イントネーション」と呼ばれています。間投イントネーションとは語尾がうねるような発音になるイントネーションになり、福井弁によく見られる特徴です。

福井弁のイントネーションはゆすり調、うねり調音とも呼ばれています。イントネーションが独特ですが柔らかい印象のある方言になり、間投イントネーションでも穏やかな語り口になっているのが福井弁です。

福井弁にはアクセントにも特徴があります。福井県でも地域によってアクセントが少しずつ変わりますが、基本的には「無アクセント」になります。標準語ではハッキリとわかれる「雨」と「飴」が福井弁では区別がつかないほどアクセントがありません。

福井弁はほとんどアクセントが無いので、初めて聞く方は区別がつかない場合があります。前後の会話を聞きながらどちらなのか判断していきましょう。

福井弁には日常会話でよく出てくるフレーズがいくつかあります。方言一覧でも難しい単語が多く、初めて福井弁を聞く方は聞き取れない方が多くいます。

今回はそんな福井弁一覧の中でも、日常会話など定番の福井弁をまとめてご紹介していきます。全国的にも有名な福井弁も何種類かあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。

福井県の定番一覧の中でも、わかりづらい方言として知られるのが「おとましい」になります。福井弁でおとましいとは「もったいない」という意味があり、家族の間でよく聞かれる方言です。

他県ではおとましいを「うっとうしい」という意味で使用している地域もあるので注意しましょう。福井弁でのおとましいは「もったいない」になります。

福井弁で最もよく使用される方言になり、相槌のように「ほや」を使用しています。標準語でも「そうだ」、「うんうん」というような感覚で福井弁では「ほや」を使用しています。

福井弁では「ほや」にもさまざまなバリエーションがあります。語尾を変えていくことでイントネーションも変わり「ほやの」、「ほやね」、「ほやって」などがあります。その時の会話で変えていくのがおすすめです。

福井弁でも基本的に子供に向かっていう言葉になり、おちょきんとは標準語で「正座」を意味しています。標準語と全く違う単語になるので、福井弁一覧でも難しい単語の1つです。

福井弁でおちょきんを使用する際は「ちゃんとおちょきんしねま」などど使用します。標準語で「ちゃんと正座しなさい」となり、子供を叱る際や大人しく待たせる場合に使用します。

福井弁一覧でも難しい方言になり、風邪で熱が出たという意味ではないので注意しましょう。福井弁で「かぜねつ」とは「口内炎」を意味しています。他県では使用されないので、福井弁独特の方言です。

かぜねつは福井県の病院でも使用される方言になるので、初めて聞く方は注意が必要です。福井弁で「かぜねつでちかっぺてきないんやって」は標準語にすると「口内炎でものすごく痛いんだよ」になります。

語尾を伸ばして言う「しな～っと」とは、標準語で「いつの間にか」という意味があります。イントネーションが難しいですが、語尾を伸ばしたりすることで強弱をつけられる方言です。

福井弁で「しな～っと」を使用する際は、軽い友達同士の会話に登場することが多いです。標準語で「知らん顔していてもばれているのよ」を福井弁にすると「しな～っとしとってもばれとるが」になります。

福井弁で「ありがとう」を伝えたい場合に使用することが多いのが「わざに」になります。わざにとは、会話の中でありがとうを含んだ気持ちを伝えるときに使用することが多く、福井弁ではありがとうと言う場面で「わざに」を利用します。

わざには「わざわざ」、「ことさら」、「特別に」という3種類の意味があります。ありがとうが二重に込められている方言でもあり、福井県で使用するとありがとうという感謝の気持ちがよく伝わります。

福井弁で会話の中によく登場するフレーズになります。福井弁の「わぁみ」は「私」という意味があり、イントネーションが強いことでも知られています。初めて聞く方は聞きなれない言葉で難しいとも言われています。

福井弁で「わぁみの部屋に、何でも置いとくでの」は「私の部屋は、何でも置いています」という意味になります。自分を表すときに「わぁみ」を使用してみてください。

福井弁一覧でも難しい単語になり、家族の中でよく使用されている方言になります。福井弁で「ねんね」とは「赤ちゃん」を意味しています。いつもかわいい寝顔をありがとうという意味でつけられたとも言われています。

福井弁でねんねを使用する際は「うちのねんねは、まだ寝ていさる」となります。ねんねのイントネーションが難しいので、実際に本場の福井弁で聞いてみるのがおすすめです。

福井弁でもわかりやすい方言になり「のうなる」は「無くなる」を意味しています。飲食店でよく聞かれる福井弁でもあり、他県でも同じ意味で使用されている場所もあります。

例えば「よく飲むので、早くお酒がなくなってしまう」を福井弁にすると「よお飲むで、早からのうなってもた」となります。語尾の強弱によっても印象が変わっていきます。

福井弁一覧でも難しい方言になり、友達同士の会話でよく聞かれる方言でもあります。福井弁の「だんね」は「しなくていいよ」、「いいです」という意味があり、貸し借りの会話でよく言われます。

標準語で「返すのはいつでもいいよ」を福井弁にすると「返してくれるのは、いつでもだんねって」となります。優しいトーンで言うことにより、ありがとうの気持ちも込めることができます。

福井弁でもよく使用される方言になり「しかえる」とは「交換する」という意味があります。他県ではあまり使われていない方言でもあるので、初めて聞く方は戸惑ってしまう方も多くいます。

福井弁で「ぼぅのおむつしかえといてくれ」は標準語で「おむつ取り換えて」となります。子供のいる家庭でもよく聞かれる方言になるので、覚えておきましょう。

福井弁で食事の際によく聞かれる方言になります。福井弁で「ごっつお」とは「ごちそう」の意味があります。ありがとうと感謝の気持ちも含まれており、料理してくれた相手に言うのがおすすめです。

標準語で「おお、今日はごちそうだな」という場合は福井弁で「おお、今日はごっつぉやな」となります。語尾に強弱をつけることにより、感謝の気持ちを深めることができます。

福井弁で先ほど紹介した「わざに」とは少し違う「ありがとう」の意味をしている方言になります。きのどくなは、何か貰い物をした際に使用する方言になり、相手にありがとうの気持ちを深く伝えることができます。

貰い物をして「こんなにたくさん、ありがとうございます」と伝えたい場合の福井弁は「こんなぎょうさんもろて、きのどくなあ」となります。ぜひ覚えておいてください。

先ほど紹介した「きのどくな」と同じ意味で「ありがとう」と言いたいときに使用します。貰い物したときに使用できる方言になり、きのどくなもしくはおーきんのうを使い分けましょう。

おーきんのうを使用してありがとうと伝えたい場合は「こんなよーけもろて、おーきんのお」となります。先ほどの「きのどくな」と繋げて言うことで心からのありがとうも伝えられます。

福井弁の挨拶の基本形となっている方言になります。福井弁で挨拶をする際に「かたいけの」はよく使用されるので覚えておきましょう。かたいけのとは「元気ですか」という意味が含まれています。

福井弁で「おぉ 久しぶりやのぉ。かたいけの？」と言われた場合は「久しぶりですね。元気ですか︖」という意味になります。飲食店や近所の人との会話でよく利用されます。

福井弁には、他県の方が聞くとおもしろいと言われるフレーズがいくつかあります。初めて聞くと理解できないフレーズもいくつかあるので、事前に調べておくのがおすすめです。

今回は福井弁一覧でも、おもしろいと言われるフレーズをいくつかご紹介していきます。それぞれしっかりと意味があるので、福井県民と交流のある方は覚えておきましょう。

福井弁一覧でもわかりづらいフレーズになり、液体が入れ物にいっぱいいっぱいに入っている様子を表しています。1度聞けば耳に残るおもしろい福井弁になり、今にもあふれ出しそうな場合に使用する方言です。

標準語で「黒龍をいっぱいいっぱいに注いでね」を福井弁にすると「黒龍つるつるいっぱいにしての」となります。酒屋でもよく聞かれるフレーズになるので、ぜひ使ってみましょう。

福井弁で使用されている「うそうそ」は「嘘つき」という意味ではありません。標準語とは全く違う意味合いをもち、うそうそは「服や布が薄汚れている様子」を表しています。

衣替えの時期などによく使われている方言になり、標準語で「この服もう古くて汚れているね」は福井弁になると「この服もううそうそやねぇ」となります。初めて聞く方は驚きを隠せないフレーズでもあります。

福井弁でも学校などで鉛筆を使う際によく使用される方言になります。福井弁の「鉛筆つんつん」の場合は「鉛筆が削りたてでとがっている様」を表しており「鉛筆ぼんぼん」は「長く使ってしまって先が丸くなっている様」を表しています。

福井県では学校の先生が言う方言でもあり、「鉛筆は家でつんつんにしてきなさい」や「鉛筆ぼんぼんの人は休み時間の間に削りましょう」など毎日のように聞く方言でもあります。

福井弁一覧の中でも、最初に聞く方はビックリしてしまう方言の1つになります。福井弁の「はよしねや」は標準語である「早く死ねよ」とは全く違う意味になり、「早くしなさい」という意味の方言になります。

福井県で子供に向かって「はよしねや」と言っている親がいても、驚かないようにしましょう。これから福井県に引っ越して住む方は、頭の片隅に覚えておくと良いでしょう。

福井弁で日常的に使用されている方言になり、驚いたり、慌てたり、何か不満に感じてることがあった場合に「おえ～」と表現しています。さまざまな会話のシーンで利用されるので、覚えておくのがおすすめです。

標準語でいう「うわ」、「まじか」などのリアクションでも利用できます。イントネーションによっても変わっていくので、バリエーションを覚えておくのがおすすめです。

福井弁の「ちょれぇ～」は先ほどの「おえ～」と同じように感情を表す際に使用する方言になります。ちょれぇ～の場合は「むかつく」、「情けない」、「気に入らない」といった感情のときに使用します。

ちょれぇ～は聞こえ方によって「簡単に」という標準語にもとらえることができますが、福井弁では決してその意味にはならないので注意しましょう。日常会話でよく耳にするフレーズでもあります。

福井弁には女性が話すとかわいい言い回しがいくつかあります。語尾やイントネーションに特徴のある福井弁だからこそ、女性らしい話し方をすることができます。

今回はそんなかわいい福井弁の一覧をご紹介していきます。初めて福井弁を聞く方、これから福井県に引っ越す予定の方は事前に知っておくのがおすすめです。

福井弁でもかわいい方言として知られており、日常会話でも聞かれる方言です。福井弁で「ちゅんちゅん」とは「熱々」や「とても熱い」の意味があり、熱湯などを表しています。

福井弁では熱々の鉄板に水を入れると「ちゅん」という音が鳴ることから、ちゅんちゅんという方言になったと言われています。福井の方に湯飲みを渡された際「ちゅんちゅんやで」と言われたときは、熱々なので注意しましょう。

福井弁でよく聞かれる方言になり、かわいい言い回しと評判が高いです。福井弁の「～の」は、関西弁でいう「～やねん」と文末に特徴のでる方言になり、通常の会話で何度も登場します。

語尾が上がることで女性らしいおっとりとした話し方になるのが、特徴的です。例えば「そうだね、約束は明日だったね」を福井弁にすると「ほやの、約束は明日やったの」となります。

福井弁を話す映画、小説でもたびたび出てくる福井弁一覧でも有名な方言が「しよっさ」になります。福井弁の「しよっさ」とは、「さあ～しよう」と呼びかける際に使用する方言になります。

年配の方の中では「～しよっせ」という方もいます。語尾を跳ね上げるように言うことによって気合を入れられる方言でもあり、学校や日常会話でも使用されます。覚えておくのがおすすめです。

福井弁だけでなく、関西弁でもよく聞かれる方言になります。関西弁同様に「あかんか」は「ダメなのか」という意味があります。イントネーションも関西弁と同じになります。

ダメと言われるよりもかわいい言い回しと関東圏からは注目されており、告白フレーズでも使用されています。例えば「あなたが好きなの。私ではダメなの？」と言いたい場合は「おめぇが好きなんやって。うらではあかんか？」となります。

日常会話でよく聞かれる福井弁になり、響きがかわいい方言になります。福井弁で「ちょっきり」とは「ちょうど」という意味があり、子供っぽい言い方だと和む方言でもあります。

待ち合わせ時間や、料理を半分こする際にも使用される方言になります。例えば「待ち合わせは3時ちょうどよ」と福井弁で言う場合は「待ち合わせの時間は3時ちょっきりやで」となります。

福井弁ならではの言い方になり、他県では聞かない方言になっています。福井弁の「じゃみじゃみ」とは、テレビの放送終了後に入る砂嵐を福井弁ではじゃみじゃみと表しています。

最近ではテレビに砂嵐が出ないので、言われることは少なくなった方言でもあります。使用する場合は「赤ちゃんはテレビの砂嵐が好きだね」が「ねんねはじゃみじゃみが好きだの」になります。

標準語とは全く違う表現になっているのが、この福井弁になります。福井弁で「まんまんちゃん」とは「お仏壇」や「仏様」を意味しています。仏さまにお参りする際に、よく使用されている福井弁になります。

仏さまに対してのありがとうの気持ちを込めている方言でもあります。使用する際は「ちゃんと、まんまんちゃんまいっておきね」となります。初めて聞く方には伝わらない可能性もあるので注意しましょう。

福井弁で赤ちゃんや小さい子供に対して使われることの多いかわいい方言になります。福井弁で「ぶぅ」とは「おんぶ」を意味しており、子供から「ぶぅして」と言われる場合もあります。

例えば「赤ちゃんおんぶしてどこへ行くんですか」は「ねんねぶぅしてどこ行く」となります。近所づきあいの方でも話される会話になるので、事前に覚えておくのがおすすめです。

福井弁では告白の際に使用される独特のフレーズが注目されています。告白ではもちろん、言い回しもかわいいので頭の片隅に覚えておくのがおすすめです。

今回はそんな告白で使用する福井弁一覧をご紹介していきます。思いを伝えたい相手が福井県民の場合は、告白のフレーズを覚えておくとスムーズに気持ちを伝えることができます。

福井弁で告白の定番とも言われているフレーズになります。福井弁で「好きなんやけど」は語尾を伸ばすことによって、関西弁よりも柔らかい表現になるのが特徴的です。

福井弁で告白する場合は、標準語や関西弁のようなアクセントをつけないのもおすすめです。周りで福井県民の方がいる場合は、告白フレーズを実際に聞いておくのがおすすめです。

福井弁で告白する際、付き合いたい相手の場合は「付き合ってくれんけ」を加えましょう。語尾を丁寧に言うことで、気持ちの強さを相手に伝えることができます。

福井県では男性から突然「付き合ってくれんけ」と言われる場合もあります。その場合は告白されていると思い、自分の気持ちのまま素直に答えるのがおすすめです。

日本には福井県を題材にしている映画やドラマ作品が人気を集めています。もちろん福井弁も話されており、関東にいながら本格的な福井弁を聞くことができます。

今回はそんな福井弁を聞ける映画やドラマ作品をご紹介していきます。どちらも福井弁の完成度はもちろん、話としても話題となった作品なのでぜひ1度確認してみてください。

主人公が広瀬すずさんの有名な映画「チア☆ダン～女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話～」は福井弁を話しています。広瀬すずさんが福井弁に挑戦したことでも話題となりました。

映画は全国で上映されており、福井弁に興味を持った方も多くいます。今ではDVDも発売されているので、ぜひ確認してみてください。

福井弁はテレビ小説でも聞くことができます。NHKで放送された名作とも言われており、本格的な福井弁が聞けることで話題となった作品でもあります。

主人公が落語家を目指して福井県を飛び出し、大阪へ上京する話になります。そのため、大阪で話される関西弁と福井弁との違いについても知ることができます。

観光名所が多く点在していることでも人気のある「福井県」。福井県では独特の方言である「福井弁」が話されており、かわいい表現を楽しむことができます。語尾やイントネーションが独特な方言でもあるので、福井弁は全国でも注目されている方言です。ぜひ、福井弁を知りたい方はこの記事を参考にしてみてください。