軽井沢の神社に参拝しよう！御朱印情報やご利益・パワースポットも調査！

国内外から多くの観光客が訪れる軽井沢には、パワースポットとして有名な神社や自然のパワーを感じられる人気スポットが目白押しです。

今回は軽井沢の神社を中心にご紹介していきます。軽井沢での初詣におすすめの神社やそれぞれの神社のご利益や御朱印情報をチェックして自分の希望にあった神社を選びましょう。中には軽井沢の穴場スポットもあるので、人混みが苦手な方、軽井沢で初詣もゆっくり参拝したいという方も要チェックです。

「浅間神社」は室町時代に建立された神社で、軽井沢町内最古の木造建築として有名です。流造の本殿は海老虹梁や宝珠の彫りが美しく、木鼻（象鼻）のでっぱりからも室町時代の様式を見ることができます。本殿の建物は軽井沢町指定文化財です。

長い歴史のなかで何度も浅間山の噴火の驚異にさらされてきた社の境内には、有名な歌人松尾芭蕉の「ふきとばす石も浅間の野分かな」という句碑も残されています。明治2年に軽井沢の浅間山火山活動の鎮静を祈願して、明治天皇の勅祭が行われた場所ということでも有名です。

浅間神社の御祭神は大山祗神・磐長姫神です。火の神を祀り、軽井沢の火山活動を鎮める祈願の社となっていることから火防のご利益があるとされています。無人なので御朱印をもらうことはできませんが、参拝後は神社右手奥の建物は軽井沢町追分宿郷土館でこの地域について学ぶのもおすすめです。

参拝者が少なく、静かで厳かな雰囲気の神社なので人混みを避けて穴場パワースポットに行きたい方やゆっくりと初詣の参拝をしたい方は是非チェックしてみてください。

軽井沢銀座から歩いてアクセスできる「諏訪神社」は、風の神ともいわれる建御名方神（タケミナカタノカミ）をお祀りしているパワースポットです。御神木の巨木は苔に囲まれており、神秘的で荘厳な雰囲気で参拝者を引きつけます。

軽井沢でも神秘的な雰囲気のなかで神前結婚式を行える神社としても有名です。8月に行われる大祭では神輿や神楽、夜店、花火などがあり、軽井沢町内外から多くの人が訪れます。元旦には新年祭もあるので、軽井沢での初詣にもおすすめです。

諏訪神社の御祭神、建御名方富命（タケミナカタトミノミコト）は新旧軽井沢地区の氏神様として崇められています。農耕神・狩猟神・風の神であり、参拝者からは自然に関するご利益や豊作などのご利益があったという声も。

御朱印は初穂料は500円で社務所で受けることができます。諏訪神社の境内にあるたくさんの樹木のパワーを込めたという「神樹守」は活力がないという方におすすめです。

「新海三社神社」は新海誠氏の有名作品である映画『君の名は。』の宮水神社のモデルになったところと噂されているパワースポットです。監督やスタッフが公言したわけではありませんが、主人公が舞をした神楽殿に似ている神楽殿もあり、ファンの間では聖地として有名になっています。

創建年は不明ですが、広大な境内にある三重塔や東社などの建築は室町時代末の建造物で、国の重要文化財です。山全体が神社になっているため初詣などの混雑時は特に全てを見て回るのは難しいですが、時間に余裕をもって訪れじっくり見学してください。

新海三社神社のご利益は家内安全・五穀豊穣・水難除け・勝運などです。初詣で訪れる人も多く、通常も観光客がよく訪れています。境内には美しい写真が撮れるスポットがいくつもあるため、写真家にも人気のスポットです。

御朱印は佐久総社、新海三社神社と墨書きしていただけます。この神社以外にも周辺には『君の名は。』のモデルになったとされるスポットがいくつかあるので聖地巡りをするのもおすすめです。

日本三大熊野と称される「熊野皇大神社」は、碓氷峠の頂上にある有名なパワースポットです。社殿は群馬県安中市と長野県軽井沢町にまたがっており、お社の中央が県境となっている全国的にも珍しい神社で、軽井沢だけでなく遠方からも多くの参拝客が訪れています。

木の中央部分のくぼみがハートの形をしている御神木「しなの木」は開運・縁結びのパワースポットとして有名です。軽井沢でも人気の高い神社ということで、初詣はかなり多くの人で賑わいます。初詣の際は駐車場待ちの長い列ができるので、公共交通機関でアクセスするのがいいでしょう。

熊野皇大神社では開運や縁結び・安産祈願などのご利益があるとされています。御神木のしなの木からパワーをもらい、それらのご利益を受けられるよう祈願しましょう。初詣の際などは御神木をゆっくり見られないので別の日に訪れることをおすすめします。

御朱印はいくつか種類があり、なかでも開くとしなの木が立ち上がる「とびだす御朱印」は日本初の御朱印として有名です。また、自分自身で型を抜き、御朱印帳に貼り付ける「八咫烏御朱印」も珍しいと注目されています。

江戸時代からの宿場町の街並みが残る「海野宿」は軽井沢の人気観光スポットのひとつです。その入り口に鎮座する「白鳥神社」は、日本武尊（ヤマトタケルノミコト）を主祭神としてお祀りしています。創建年は不明ですが、平安時代にはすでに現在の地にあったと考えられている古社です。

境内にある御神木は推定樹齢700年以上で荘厳な雰囲気を醸し出しています。参拝者は多くないので、ゆっくりと自然や神社のパワーを感じたい方におすすめです。

白鳥神社のご利益は必勝・受験合格・交通安全・旅行安全など様々です。また、御祭神である日本武尊とお妃様ご夫妻は、とても強い愛により結びついていたと伝えられていることから恋愛成就のご利益もあると伝えられています。

境内左手にある授与所で受けられる御朱印は、海野宿、白鳥神社と記載されているシンプルながら味わいあるものです。海野宿の観光前に参拝をして軽井沢観光の思い出のひとつにしてはいかがでしょうか。

「鼻顔（はなづら）稲荷神社」は永禄年間（1558〜1569年）に京都伏見稲荷からの御分霊を祀ると伝えられる有名な神社です。日本五大稲荷のひとつに数えられており、鳥居をくぐった先には稲荷狐が鎮座して参拝客を出迎えます。

京都清水寺と同じ懸崖造りの社殿は朱塗りの柱で支えられており、薄暗い崖の中で一際目立ち参拝客を魅了。毎年2月の「初午祭」では露店も並び、だるまを買い求めにやってくる参詣者で賑わいます。元旦には初詣に訪れる地元の方も多いです。

鼻顔稲荷神社の御祭神は宇迦之御魂命（うかのみたまのみこと）で、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣・進学成就などのご利益があるとされています。

拝殿手前にある立派な建物が社務所で、お守りやお札などを受けられます。御朱印は書き置きされたものに参拝日付を書くものです。社務所が休みの日もあるので、事前に調べていくことをおすすめします。

長野県小諸市の懐古園内に鎮座する「懐古神社」は、明治13年に廃藩置県で廃城となり廃れていく城址の様子を見た元藩士らが本丸内に神社を創建したことがはじまりです。

周辺には花や木が植えられており、春には神社が桜に囲まれた美しい光景も見られます。秋は紅葉スポットとしても有名です。藩主牧野公歴代の霊、菅原道真公、火之迦具土神が御祭神としてお祀りされています。

懐古神社のご利益は学業成就・火防・当地の守護などです。初詣には地元民も観光客も訪れますが、かなり混雑しているわけではないので待ち時間は少なく参拝できます。

社殿の左手にある社務所で受けられる御朱印は「信州小諸城」の印が押された書き置きのものです。神社で参拝し、懐古園で美しい庭園を散策し軽井沢の自然のパワーに癒されましょう。

JR中軽井沢駅から徒歩8分でアクセスできる「長倉神社」は、平安時代の文献にもその名が残る由緒ある神社です。現在見られる本殿は改修されたものですが、本殿内には神社が建立された宝暦8年（1758年）当初の彫刻が残されています。

境内は木々に囲まれており、軽井沢の他の神社に比べて観光客が少ないので静かで厳かな雰囲気です。長倉公園に隣接しているので参拝後は公園の散策もお楽しみください。

長倉神社の御祭神は譽田別命(ほむだわけのみこと) 、息長足姫命(おきちがたろしめのみこと)、 玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。中軽井沢(沓掛)、離山、古宿、千ヶ滝エリアの氏神さまとして広く信仰されています。

地域に密着した神社で初詣の際も混雑していないので、人混みが苦手な方におすすめです。長倉神社の社務所は基本的に無人で、二年参や例大祭の際に御朱印を受けられます。

愛宕山に鎮座する「愛宕神社」は諏訪神社の氏子が管理している神社のひとつで軽井沢の密かなパワースポットとして地元民に知られています。創立年は不詳ですが、この地の開拓当初から鎮守産土の神として崇められてきました。

現在は鍶羅の神、浅間神社の大神、古峯神社の神を合せ奉粛しており、毎年4月の春祭にはこの地域の氏子が多く集まります。山頂には三笠成田山神社もあり、木々の間から旧軽井沢や新軽井沢の街並みが見られる穴場ビュースポットです。

愛宕神社の御祭神は火産霊命（ホムスビノミコト）です。毎年4月の春祭には防火を願う氏子や崇敬者がたくさん集まります。無人の神社なので御朱印は受けられませんが、神社横にあるオルガンロックや緑に囲まれた山道など他の神社とは違った参拝経験ができるでしょう。

山の中にあるので初詣など冬の訪問には向きません。緑が美しい春夏に参拝に訪れ、登山もお楽しみください。

「戸隠神社」は軽井沢から車で約1時間40分のところにある有名な古社です。霊山・戸隠山の麓にある神社で、その歴史は約2000年も前に遡ります。

奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなり、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々が御祭神です。木々が並ぶ参道はフォトスポットとしても有名で、写真家も多く訪れています。

宝光社・中社・奥社で五社それぞれ印の違う御朱印を受けることができ、五社巡りを終え5つの御朱印をすべて受けた場合には「五社参拝記念しおり」もいただけます。高さのある木々に囲まれた中を歩くのは不思議な感覚で、初詣にろうそくの灯が参道を照らす幻想的な光景も魅力です。

軽井沢のパワースポットは神社以外にもたくさんあります。六本辻近くにある「雲場池」は軽井沢の定番観光コースのなかによく組み込まれる有名スポットです。池の周辺にはカラマツやモミジの木々が林立し、水面に映って美しい光景に。

天皇陛下が軽井沢を訪れた際は必ずこの池の周囲をお散歩するという話も有名です。1周は約20分ほどで周れ、四季折々の様々な植物やカルガモたちの様子に癒されます。

雲場池の一番の魅力は湖面に映る四季折々の自然の美しさです。春夏の新緑や秋の紅葉は息を飲む美しさで、冬には木々が雪に覆われた神秘的な光景も楽しめます。

どの季節に行っても自然豊かな軽井沢の魅力を堪能できるスポットなのであまり時間のない日帰り旅行でも是非訪問してほしいところです。

「分杭峠」は日本最大の断層である「中央構造線」が縦貫する場所です。長谷と下伊那郡大鹿町の郡境にあり、古くから遠州秋葉神社へ至る秋葉街道の峠のひとつとして多くの人がここを通ってきました。

中国の有名な気功師、張志祥氏が日本全国でゼロ磁場を探したところ、分杭峠が中国湖北省蓮花山のゼロ磁場に匹敵する場所だと言って以来、さらに注目されるようになっています。

分杭峠のゼロ磁場は2つの地層が押し合うエネルギーの均衡がとれ、強い"気"が集まっているとされている場所です。山の斜面にある気場は座れるように整備されており、訪れる人々はじっと座って"気"を浴びてパワーを受けています。

1時間以上滞在して"気"を浴びるのが良いと言われているので、できれば時間に余裕を持って訪れましょう。山の上は気温が低いため、夏以外に訪れる場合は防寒対策をお忘れなく。人が少ない早朝や平日がおすすめです。

「白糸の滝」は軽井沢随一の人気観光スポットであり、パワースポットとしても有名です。高さ約3m、幅約70mの岩壁に白糸のように流れ落ちる滝の様子は非常に美しく、訪れる人々を魅了します。白糸の滝は上流に川がなく、地下から湧き出た水の滝となっているので雨の後でも水が濁りません。

いつ来ても美しい滝の様子が見られるとあり、遠方からも多くの観光客や写真家が訪れます。天然水から湧き出すマイナスイオンを浴びに行ってはいかがでしょか。

白糸の滝では年に何度かライトアップされる期間があります。真冬のライトアップでは澄んだ空気のなかで青や赤の照明で照らされた滝が幻想的に浮かび上がり、感動の光景に。2020年は1月4・5日と11〜13日の17時から19時、2月1・2日と7〜11日、14・15日の17時半から19時半でライトアップが予定されています。

夏にも冬とはまた違ったライトアップがあるので、軽井沢に行く前に最新のスケジュールをチェックしてお出かけください。

落差が20mもある「千ヶ滝」は軽井沢最大の滝としてよく知られています。滝に至るまでの道のりは1997年から3年の歳月をかけて約1.5kmの遊歩道が整備されており、散歩やハイキングコースとしても人気です。

「せせらぎの道」と名付けられた遊歩道を歩きながら、様々な植物や生き物たちを観察して目的地の滝を目指しましょう。滑りやすいところもあるので履き慣れた運動靴で行くことをおすすめします。

千ヶ滝の入り口から10分ほど歩いたところには、浅く流れも緩やかな水遊び場があり、子どもたちやペットが楽しそうに遊んでいます。そこからさらに約20分山道を歩いたところ、遊歩道の終点が千ヶ滝です。

千ヶ滝の美しさはもちろん、道中の苔むした緑やマイナスイオンにも大いに癒されます。千ヶ滝から流れ落ちた渓流も遊歩道の所々で見かけられ、目的地まで飽きることがありません。お弁当を持って出かけ、水浴び場の近くでピクニックを楽しむのもおすすめです。

軽井沢の神社やパワースポットをご紹介してきましたが行きたいところはみつかりましたか？軽井沢には初詣はもちろん、普段の観光でも見ておきたい魅力的な神社が目白押しです。恋愛や開運、学業成就など自分の願いにあった神社で参拝をし、記念に御朱印もいただいてはいかがでしょうか。神社以外の自然豊かなパワースポットも必見です。