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京都の五条楽園はかつての遊郭・お茶屋街!昔の活気や見所とアクセスも紹介!

京都の五条楽園はかつての遊郭・お茶屋街!昔の活気や見所とアクセスも紹介!
投稿日: 2020年1月23日最終更新日: 2021年8月12日

京都の五条楽園はかつて遊郭街として賑わった場所です。そんな五条楽園は現在どうなっているのでしょうか。今回はかつて賑わっていた五条楽園の現在の様子を紹介致します。外国人観光客にも人気の見どころやインスタ映えスポット、アクセス方法もあるので観光の参考にしてください。

京都の五条楽園は現在も見どころが沢山の観光スポット見出し

Photo by casek

京都の五条楽園は、インスタ映えする観光スポットとして現在もとても人気があります。それは、昔ながらのレトロな建物が並んでいて、昔活気のあった雰囲気を上手に残しているからとも言えるでしょう。

そんな京都の五条楽園は、昔は遊郭やお茶屋街だった所ではありますが、現在では銭湯やカフェ、他にもおしゃれな本屋や雑貨屋などがあります。観光がてら散策するのにちょうどいい見どころが、ギュッと詰まっているエリアです。

そこで、京都の人気観光スポットである五条楽園の見どころをご紹介していきましょう。ぜひ古き良き時代の京都の街並みを覗いてみませんか。

五条楽園(京都)は昔活気があった遊郭・お茶屋街!見出し

Photo by casek

京都の中でも特に建築好きの方たちに人気となっているのが、五条楽園というエリアです。ここは現在は、カフェや銭湯、雑貨屋や旅館などがあり観光地化されている場所ではありますが、昔は遊郭などがあった場所です。

そんな五条楽園は、当時の面影をいい形で残しており、レトロ可愛いデザインの建物が多く立ち並んでいます。そのため、現在ではインスタ映えするスポットとしても多くの人が訪れています。

現在の様子や見どころ・アクセスもご紹介!

Photo by casek

遊郭やお茶屋街があった場所と聞くと、あまり明るいイメージはないかもしれませんが、現在では全く違った雰囲気になっていますので、ご家族連れにも人気がありおすすめです。

五条楽園には、昔ながらの独特な建築様式で建てられた建物が立ち並んでいるので、ある程度予習をしてからアクセスされると、五条楽園の見どころもより魅力的な場所へをグレードアップするはずです。

そこで、今記事では昔遊郭やお茶屋街だった五条楽園の歴史だけでなく、現在の見どころやアクセス方法なども含めてご紹介していきます。

五条楽園とは見出し

Photo by casek

では、まずは京都の五条楽園という場所が、昔はどんな場所だったのか、その歴史から紐解いていきましょう。遊郭やお茶屋街だったことは有名ですが、どんな街だったのか、そしてどのようなきっかけで五条楽園が栄えて行ったのかを知っておくと、観光でアクセスされてた際にも役立つはずです。

五条楽園の歴史

Photo by casek

五条楽園は、現在の京都河原町五条という場所にあります。昔は、五条楽園の周辺は遊郭になっていて、いわゆる「赤線」と呼ばれていたエリアでした。

五条楽園のそばには、源義経と弁慶が出会った場所として有名な「五条大橋」もあります。しかしながら、牛若丸と弁慶が出会ったとされている1170年頃は、まだ五条大橋はなかったそう。そのため、実際には現在の五条大橋より北にある「松原橋」が、本当の出会いの場所だったそうです。

赤線と呼ばれていた遊郭があった五条楽園のエリアは、どちらかというと庶民的なお客が多かったとか。五条楽園は五条新地や六条新地、七条新地があった遊郭街と同系列です。そしてこちらの五条楽園には、遊郭以外にもお茶屋や置屋、歌舞練場などの施設もあったため、街も活気づいていました。

大正時代には、五条楽園のお茶屋街にはお茶屋が250軒以上もあり、娼妓も1000人近く居たそうです。また現在五条楽園と呼ばれていますが、この頃までは七条新地と呼ばれていました。

ただし、昭和33年に売春防止法が制定されてからは、街の雰囲気も一気に変わっていきました。

現在の五条楽園現在の様子

Photo by casek

そして、現在の五条楽園の様子ですが、昔の遊郭やお茶屋街だった雰囲気のいい所だけを残しつつ、少しレトロ感のあるおしゃれな街へと変貌を遂げています。

そのため、現在では色街としての機能は完全に失っていますので、外国人観光客にも人気があり、インスタ映えするスポットも沢山あるので、女子旅などにもおすすめな場所になっています。中には、遊郭やお茶屋だった建物が廃屋になっている場所もありますので、ぜひ歴史を流れを感じてみてはいかがでしょうか。

事前に五条楽園の歴史を知ってからアクセスしてみると、より五条楽園の見どころを楽しむことができるでしょう。どのように京都が発展して行ったのか、五条楽園はその歴史とも非常に関わりの強い場所ですので、ぜひ歴史好きの方は一度訪れてみると面白いでしょう。

京都の遊郭の歴史を物語っているような、大変興味深い建物が現在でもあちらこちらに見えますので、ぜひカメラ片手に五条楽園の街並みを散策してみて下さい。

五条楽園の見どころ<建築様式>見出し

Photo by casek

せっかく五条楽園へアクセスしたなら、見どころは見逃さないようにしたいものです。そこでどんな所に注目したらいいのか、五条楽園の見どころについてご紹介していきましょう。

五条楽園と言えば、お茶屋街だった場所でもあるので、建築様式も独特です。京都の他のエリアでは見られないような建物も多くありますので、ぜひどのような建築方式なのか予習してからアクセスしてみて下さい。

五条楽園の建築①:遊郭建築

Photo by casek

まずご紹介する五条楽園の建築様式は、遊郭建築と呼ばれるものです。遊郭やお茶屋街だった五条楽園の建物は、この建築様式を取り入れて建てられたものが多くありました。

伝統的な遊郭建築は、数寄屋建築という形式をベースとした木造の建物です。外観の特徴は、玄関に唐破風などを備え得ていることでしょう。唐破風は、通常ですと寺院などで使われている細工になりますが、遊郭建築で使われている唐破風は、威厳を表すためではなくて、単に装飾としての要素が大きかったといわれています。

そして、遊郭建築は外観と同様に内装にもこだわっているのが特徴でしょう。遊郭建築は建物の中に、日光東照宮を模した装飾をしたり、太鼓橋を作ったりもします。それは、昔の人にとって遊郭は、日常を忘れられる特別な空間だったからです。

一方で、遊郭建築は機能的な設計になっていたのも事実です。客や遊女の導線を考えて作った複数の廊下や階段なども特徴的で、他にも小窓があったりします。このように各所に実用的なデザインが見て取れるのも、遊郭建築の面白い所です。

五条楽園の建築②:カフェー建築

次にご紹介する五条楽園の建築様式は、カフェー建築というものです。伝統的な遊郭建築と同様に、五条楽園ではカフェー建築もあちらこちらで見ることが出来ます。では、カフェーとはどんなものなのでしょうか。

カフェーとは、明治44年頃に銀座でオープンした喫茶店を指しています。カフェーには女給さんがいて、美人をあえて揃えたことから大変人気を博しました。ところが、大正13年頃にもなると、派手な化粧した女給が客の体にすり寄ったりするサービスを行うという、変化形のカフェーも出てきたとか。

それには理由があり、昔の女給さんは、お客からのチップが収入源になっていたため、チップを多くもらうためサービスが過激になっていったそうです。

また、戦後には遊郭とわからないようにするため、このカフェーという名目で営業していたお店が、五条楽園のお茶屋街に増えていました。そのため、現在でもカフェー建築の建物が五条楽園にはあるという訳です。

カフェー建築は、伝統的な木造の遊郭建築に対して、少しモダンな作りになっています。コンクリートで造られた壁や、モザイクのようにデザインされたカラフルなタイルが特徴的です。

他にも、コンクリートの壁を丸くくりぬいた窓や鮮やかなステンドグラス、他にも入り口が2か所あるなど、間取りにも特徴があります。

五条楽園の見どころ<旧遊郭の遺構>見出し

ではここからは、現在も残っている五条楽園の見どころをご紹介していきましょう。五条楽園には遺構があちらこちらにあるので、見どころが多く、点在しています。

どこも古き良き日本の雰囲気を残しているレトロな建物ばかりで、ゆっくりと見物できますので、五条楽園へアクセスした際にはぜひ時間をかけて見学してみて下さい。

五条楽園の遺構①:五条会館(五条楽園歌舞練場)

まず始めにご紹介する、五条楽園の見どころは、五条会館です。五条楽園歌舞練場とも呼ばれています。

五条楽園は昔、娼妓や芸妓が入り混じった場所だったのですが、五条楽園歌舞練場は、芸事のお稽古が行われていた場所です。建物自体は、大正4年に建てられたそうで、木造3階建ての歴史を感じられる建物です。

五条楽園にある五条会館では、250人ほどが収容できる本格的な舞台つきのお座敷があります。

もちろん現在でもイベントやコンサートなどが定期的に行われていますので、イベント開催時にアクセスすれば、中にも入ることができます。

住所 京都府京都市下京区平居町63
電話番号

五条楽園の遺構②:本家 三友

次にご紹介する、五条楽園の見どころは、本家 三友です。京都の五条楽園は、すぐ近くに高瀬川があります。そして高瀬川沿いには、とても風格のあるお茶屋があり人気でした。

本家 三友の豪華絢爛な雰囲気がある外観には、唐破風の屋根装飾があります。また、「三友樓」と言う文字が現在でも見ることが出来ます。ただ2010年に五条楽園が完全に色街としての機能を失ってからは、こちらは残念ながら空き家になってしまいました。

住所 京都府京都市下京区岩滝町162
電話番号

五条楽園の見どころ<旧建築を生かしたスポット>見出し

そして次にご紹介する、五条楽園の見どころは、旧建築を生かした建物が魅力的なスポットになります。

五条楽園の中には、一旦廃屋になったものの、うまくリノベーションして現在でも使用されている建物も多くあります。先ほどの様に建物だけを楽しむところもあれば、中に入ってお茶をしたり、宿泊できたりする場所もあるわけです。

五条楽園にアクセスされた際には、ぜひともこのような場所にも足を運んでみて下さい。インスタ映えするスポットも沢山あります。

五条楽園の見どころ①:五条モール

まず始めにご紹介する、五条楽園の見どころは、五条モールです。五条楽園の建物の中には、遊郭建築の特徴的な唐破風がある屋根となっているものも多くありますが、そんな建物がある路地を進んでいくと、すぐ右手に五条モールが見えてきます。

五条モールは小さな入り口なので「モールなの?」と、驚くかもしれません。まるで民家のような入り口ですが、こちらは築80年以上だったお茶屋さんをリノベーションしたお店になっています。

そんな古民家風の五条モールの中には、現在5店舗ほどのお店が入っていて、雑貨や書籍を取り扱っているお店や、カフェバーなどもあります。

しかしながら、五条モールは基本的には土曜日と日曜日しか営業していません。ただし、各店舗の定休日などは、それぞれ違っていますので、まずはホームページで確認してからアクセスされるといいでしょう。

住所 京都府京都市下京区早尾町313-3 五条モール
電話番号 各店舗に準ずる

五条楽園の見どころ②:五條製作所

次にご紹介する、五条楽園の見どころは、五條製作所です。先ほどご紹介した、タイル貼りのモダンな外観が目立っている五条製作所は、典型的なカフェー建築の建物になっています。

五條製作所の外壁のタイル張りは、おしゃれレトロな雰囲気があり魅力的です。そして、丸い窓やカラフルなステンドグラスも素敵で、写真を撮りにアクセスされる方も多くいるほどです。

住所 京都府京都市下京区平居町19
電話番号 各店舗に準ずる

五条楽園の見どころ③:六条河原院 讃

次にご紹介する、五条楽園の見どころは、六条河原院 讃です。本家 三友は廃屋になってしまった遊郭建築の建物でしたが、こちらはお茶屋をリノベーションして、懐石料理店に生まれ変わった場所です。

高瀬川を挟んで、本家 三友のはす向かいにあり、バーと和食がメインとなっています。また料亭としてだけでなく、生け花などのワークショップも開催されています。

住所 京都府京都市下京区南京極町78番地
電話番号 075-341-7339

五条楽園の見どころ④:宿や 平岩

次にご紹介する、五条楽園の見どころは、宿や 平岩です。こちらは元々は遊郭だった場所ですが、廃業になってからは、旅館として移行されました。

こちらの旅館は、もちろんすべて和室になっており、トイレやお風呂は共同です。そのため、大人は1泊4000円から宿泊することが出来ます。ぜひ京都へアクセスしたい際には、昔の遊郭に泊まってみてはいかがですか。

住所 京都府京都市下京区早尾町314番地
電話番号 075-351-6748

五条楽園の見どころ⑤:サウナの梅湯

次にご紹介する、五条楽園の見どころは、サウナの梅湯です。先ほどご紹介した、宿や 平岩のすぐ近くにあります。

そのため、宿や 平岩に宿泊して、こちらの銭湯を利用されるのもおすすめです。明治時代から続いている、お趣のある銭湯です。

住所 京都府京都市下京区岩滝町175
電話番号 080-2523-0626

五条楽園の見どころ⑥:任天堂発祥の地

次にご紹介する、五条楽園の見どころは、任天堂発祥の地です。京都と言えば、任天堂の本社があることでも有名です。

そんな任天堂は、明治22年創業で、元は花札のメーカーでした。こちらの建物には「山内任天堂」という看板が未だに貼られています。レトロモダンな建物ですが、現在は中は公開されていません。しかしながら、2021年の夏には、ホテルとしてオープン予定ですので、新たな名所となるでしょう。

住所 京都府京都市下京区鍵屋町342
電話番号

五条楽園のアクセス見出し

では最後に、五条楽園へのアクセス方法を取り纏めておきましょう。京都の市街地の中心にあります。

そのため、どの観光地からもアクセスしやすい場所にありますので、非常に利便性のいい場所です。

電車でのアクセス

Photo by hans-johnson

電車での五条楽園へのアクセス方法ですが、五条楽園への最寄り駅は、京阪電車の清水五条駅です。

駅に到着したら、1番出口から出れば、五条楽園へ行くのにも近く、五条大橋にも行きやすいでしょう。

バスでのアクセス

Photo by Ligne 51

バスでの五条楽園へのアクセス方法ですが、京都駅からバスに乗れば、京都市内はバス網が発達しているので便利です。

京都駅からバスに乗れば、五条大橋や五条楽園近くのバス停までは、15分ほどで着くことが出来ます。

徒歩でのアクセス

Photo by hazuijunpei

そして、最後に徒歩で五条楽園へアクセスされる場合ですが、京都駅から歩くのなら約20分ほどです。

周辺には沢山の観光スポットがありますので、五条楽園を観光ルートに組み込むのも簡単です。天気のいい日は散策がてら徒歩もおすすめです。

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見どころいっぱいの五条楽園を観光しよう!見出し

Photo by casek

五条楽園には、見どころが沢山あることがわかりました。昔は色街だったと聞くと、治安が悪いのでは?と感じる方もいるでしょう。

しかしながら、現在の五条楽園は全くそんなことはなく、レトロでおしゃれな建物がいい形で残っているエリアですので、ぜひゆっくりと観光してみて下さい。

投稿日: 2020年1月23日最終更新日: 2021年8月12日

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