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西尾市は抹茶の町!工場見学やミュージアム・カフェにスイーツ・お土産も!

西尾市は抹茶の町!工場見学やミュージアム・カフェにスイーツ・お土産も!
投稿日: 2017年5月7日最終更新日: 2020年9月6日

日本一の抹茶生産量を誇る愛知県西尾市。明治時代に本格化してからは独自の抹茶文化を築いており、稲荷山茶屋公園や抹茶ゆかりのお寺を初め、製茶工場の見学、茶室・カフェ巡りなど、西尾市のあらゆるお茶屋さんを見る事が出来ます。是非抹茶の里に足を運んでみてください。

抹茶の町・西尾市へようこそ!見出し

西尾市は歴史と文化に溢れた魅力的な町です。国内一の生産量を誇る西尾の抹茶は買って飲むだけでなく、ミュージアムや工場見学を通して抹茶文化をより詳しく知る事が出来ます。そんな薫り高くも長い歴史を誇る西尾の抹茶について様々な角度から紹介します。カフェやお土産についても紹介しますので、是非参考にしてください。

西尾市の由緒について見出し

西尾における抹茶のルーツは13世紀まで遡ります。実相寺の境内で茶種が蒔かれ、当時は僧侶や貴族などが愛飲、その後江戸時代初期になるとお茶の栽培が奨励されて広まっていきました。明治に入って紅樹院の住職が京都の宇治から茶種と製茶技術を持ち帰り伝えた事から本格化、現在では日本一の抹茶の産地として知られるようになりました。

現在では抹茶に所縁のあるお寺や公園だけでなく、抹茶やそれを使ったスイーツが食べられるカフェ、製茶工場としての様子を見学出来る抹茶ミュージアムなど、色々な施設に行けるようになりました。抹茶スイーツはお土産としても持ち帰りが可能なので、旅行にはうってつけの場所です。

西尾抹茶にとって始まりの地見出し

実相寺

西尾の抹茶の歴史は、1271年に実相寺の開祖である聖一国師が寺の境内にお茶の種を蒔いた事が始まりだとされています。当時は僧侶や貴族が愛飲していたそうです。その後江戸時代になると徳川家康がこの周辺でお茶の栽培を奨励し、出来たお茶を献上したと記録も残っています。また庶民がお茶を嗜む習慣が生まれたのもこの頃からです。

西尾の抹茶の産地である愛知県三河南部地方は、矢作川が流れており、温暖で肥沃な土地が広がっています。この矢作川の恵み、肥沃な土地と川霧の発生・水はけの良い土壌が良質なお茶の栽培に適しています。2009年には特許庁より「西尾の抹茶」が地域ブランドとして認定されました。抹茶に関してはこれが全国で初めての認定となりました。

西尾抹茶の栽培が本格的になった場所見出し

紅樹院

西尾で本格的な産業として抹茶が導入されたのは紅樹院の住職:足立順道によります。紅樹院の34代住職である順道は住職に就任した1872年(明治5年)に宇治から持ち帰った茶種と製茶技術を基に境内に茶園を開きました。その後も西尾の抹茶技術は飛躍的な成長を遂げ、紅樹院は茶産業を広めた「茶祖の寺」として知られるようになりました。

西尾の抹茶は抹茶生産では全国1、2位を占めています。近年は抹茶の生産にも変化が起きており、抹茶味のアイスクリームが商品化されたのを契機に、抹茶チョコレート・抹茶ラテなどのスイーツや飲み物、果ては消臭剤やサプリメントなど、様々な商品に西尾の抹茶が使われるようになりました。またお土産としても人気の商品です。

茶畑が一望出来る!西尾抹茶の産地見出し

稲荷山茶園公園

矢作川左岸一帯の小高い丘陵地にある稲荷山茶園公園からは、のどかな茶園が一望出来ます。景色が良いのでウォーキングには最適です。稲荷山茶園は100ヘクタールほどの規模で、甘い新芽を育てる為の独特の覆いが目を引き、また5月からの茶摘みシーズンには摘み子さん達の作業風景も眺められます。また茶摘みに参加する事も出来ます。

八十八夜、立春から数えて88日目に摘んだお茶を飲むと長生きすると言われている、西尾に古くから伝わる行事です。稲荷山茶園公園では、一番茶の摘み取りは大型連休明けに本格化し、6月上旬まで続きます。摘み取り以外には生葉を蒸して焙炉(ホイロ)で加熱しながら素手でもみ煎茶に仕上げる古式製法が実演されます。

和の心を重んじる西尾抹茶ミュージアム見出し

(株)あいや

1888年に創業したお茶と藍製造の杉田商店を前身とし、西尾に本社を置く業界屈指の抹茶製造メーカーです。1960年頃に抹茶を食品加工原料として販路拡大を目指し、日本初の有機抹茶に着手しました。2011年には、スイーツブランド「西条園」を立ち上げ、お客さんにより一層抹茶に親しんでもらうべく抹茶スイーツの開発と販売を始めました。

(株)あいやには、「西尾の抹茶ミュージアム和く和く」があります。ワクワクするような抹茶体験や製造工程など工場見学を通して抹茶の新しい魅力に触れられます。中にはミュージアムだけでなく、自ら煎じた抹茶を味わえる茶室、オリジナル抹茶スイーツを用意しているカフェがあります。また抹茶はお土産として購入する事も出来ます。

銘茶と風力発電で有名な西尾抹茶の名店!見出し

南山園

1935年(昭和10年)に抹茶の製造を事業として創業して以来、茶園から抹茶製品までの一貫生産体制を守っています。石臼を使って抹茶を作ったり風力発電施設を併設するなど、衛生的な環境での高品質な抹茶作りには余念がありません。工場見学への招待も積極的に行っており、南山園の見学日は月曜日から金曜日までの平日となっています。

南山園のお茶とカフェが一体化した南山園の直営店です。南山園の石臼挽き抹茶をふんだんに使用した、抹茶ソフトクリームを初め和風スイーツが楽しめます。写真のあずき白玉は不動の人気商品とされており、ふっくらと炊き上げた小豆が抹茶と絡んで絶品です。また南山園では抹茶に限らず様々な茶道具も購入可能です。是非お土産にどうぞ。

工場見学と抹茶の接待を主とする老舗の店見出し

葵製茶

西尾市で大正時代から続く老舗の抹茶製造会社であり、石臼挽きで丁寧に挽いた抹茶を販売しています。抹茶工場見学と抹茶の接待を随時無料で受付中です。工場見学は店長さんが面白おかしく丁寧に説明してくれるので、最後まで楽しい見学になる事間違いなしです。呈茶のサービスもあるので、本場の抹茶を是非堪能してみてください。

工場見学の後は、抹茶を初めとしたお茶類や抹茶を使ったスイーツ、茶道具などをお土産として購入出来ます。700台もの石臼が動く圧巻な様子のミュージアムや工場見学を終えて一服した後は、思い出の品も買っておくと喜びもひとしおです。そして帰って西尾市について広めた後にもう一度ミュージアムなどを訪れると良いでしょう。

6万石の威容を残す西尾の歴史公園見出し

西尾市歴史公園

西尾のシンボル「西尾城」の一部を再現・復元した公園で、新たな歴史文化の発信地としたものです。園内には本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)や二の丸の表門である鍮石門(ちゅうじゃくもん)、椿の庭や京風庭園が美しい尚古荘(しょうこそう)が見学出来ます。毎週月曜日と年末年始を除いて、園内の散策はいつでも自由に出来ます。

本丸丑寅櫓は、本丸の丑寅(北東)の隅に建てられた櫓で、城内の隅櫓のうち一番高い建物でした。鍮石門はその名前から、真鍮が飾られていたとも言われており、今も立派な門として評価が高いです。また公園の一角には西尾城時代の資料が展示された西尾城資料館があります。こちらも歴史的価値が高い場所なので、是非足を運んでください。

抹茶のサービスも行っている京都公家の邸宅見出し

旧近衛邸

摂家筆頭であった近衛家の邸宅の一部を移築したものです。島津家によって江戸後期に建てられたものであり、書院と茶室からなっています。邸内は広々としており、中にはカフェならぬ茶室があります。エアコンが利いているので屋外とは別の快適な世界です。特定の席はなく、眺めの良い廊下側が西尾城がハッキリ見えるのでオススメです。

旧近衛邸では、抹茶のサービスを季節の和菓子付きで行っています。甘く爽やかな味が口いっぱいに広がります。また数量限定ですが、黄金の茶碗による抹茶の注文も可能です。書院や縁側から庭園をのんびり眺めながら一服し、贅沢で至福な一時を過ごしてみてはいかがでしょうか?土日は混み合うので平日にお越しになる事をオススメします。

抹茶スイーツが自慢の和風カフェ見出し

竹庵

西尾市の街中にある和風カフェです。店内はあまり広くなく6人掛けのテーブルが4席のみですが、テーブルは木製でお店も落ち着いた雰囲気を漂わせています。ランチは店主のお任せですが、メインディッシュにスープ・小鉢数点、食後にコーヒーとアイスが付いて1000円と、非常にお得です。年齢層は若干高めですが、若い人にもオススメです。

竹庵ではランチの他に抹茶を使ったスイーツが楽しめます。写真の抹茶最中は、パリッとした最中の中に抹茶アイスが入っているものと、わらび餅とあんこが入っているものの2種類があります。個人的にはわらび餅の方が好きですね。鮮やかな緑がスイーツとして映えているので、とてもキレイです。あまりクセのない味で食べやすいようです。

体に優しい四季折々の和菓子が売り!見出し

晴月園

日本一の抹茶の里・稲荷山公園近くにある和菓子屋です。西尾ロール・米米まんじゅう・茶がま・茶筅最中など、食に安心な四季折々の和菓子を作る事をモットーとしており、アレルギー体質の人でも安心して食べられます。隣の茶室「秀月庵」にて茶室が利用出来る他、和菓子はお土産としても持ち帰れるので、是非利用してください。

晴月園のある通りには、隣のいずみ園など多くのお茶屋さんがあります。これは抹茶生産量日本一の西尾市ならではと言えます。独自のブランドでお茶を提供しているお茶屋さんもあるのでそれぞれ行ってみると良いでしょう。近くには葵製茶など工場見学出来る場所もあるので、興味のある人は事前に予約を済ませておきましょう。

抹茶の町・西尾市へ行こう!見出し

抹茶の町・西尾市について紹介してきました。西尾市には抹茶に関する資料や建築物も多くあります。中には見学可能な施設もあるので、興味のある人はミュージアムや工場見学も良いですよ。また抹茶はお土産として買う事も出来るので、持ち帰って周囲の人に広めるのも良いでしょう。西尾市にお越しの際は色々なお店に立ち寄ってください。

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投稿日: 2017年5月7日最終更新日: 2020年9月6日

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