福岡ー東京間の新幹線料金や所要時間をチェック！最安値でお得に乗る方法は？

福岡と東京の間は距離はかなりあるのですが、新幹線が頻繁に走っており、行き来はとても便利です。しかし距離が遠いということは料金もそれだけ高いということになります。そこで福岡東京間の新幹線の最安値の料金はどれなのか、また時間はどのくらいかかるのかなどについて紹介します。

福岡東京間に限らず、どこかに移動する場合にポイントとなるのはその料金と所要時間のバランスです。いくら最安値を希望していても、時間があまりないというのであれば優先順位は時間になりますし、逆にゆっくり旅をしたい場合は最安値を狙うのがベストという場合もあります。

そこでそれぞれのパターンの場合の料金と所要時間をチェックして行くことで、そのバランスのよい加減を見つけることが重要となるのです。

福岡ー東京間の新幹線と一言で言っても、実はいくつかの種類があります。福岡から東京方面に行く新幹線のうち、東京まで行くものが「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」の3種類、ほかに新大阪まで行く「みずほ」、「さくら」という九州新幹線もあります。

「のぞみ」の場合は福岡、つまり博多と東京を一本で結びますが、「ひかり」や「こだま」は中には途中駅で乗り継ぎが必要なものもあります。また所要時間の面では「のぞみ」が最速で停車駅も少なく、「こだま」は各駅停車となります。

また、料金の面では新幹線ならどれも同じではありません。乗車券の料金はどれも同じですが、新幹線の特急券は「のぞみ」が高く設定されています。

それではまず、福岡東京間の新幹線の所要時間と料金について紹介していきましょう。今述べたように一言で「新幹線」と言っても、直行タイプで3種類あり、それぞれに料金も所要時間も違います。最安値を狙うにしてもどのくらいの時間差があるのかチェックしておくことは重要です。

福岡と東京を新幹線で移動する場合の所要時間ですが、最短で約5時間となります。これは最速列車である「のぞみ」を利用した場合です。本数としては1時間に2本もしくは3本あり、乗ってしまいさえすればそのまま東京まで一直線で連れて行ってくれます。

一方、「こだま」を利用する場合は東京から福岡まで直通というわけにはいかず、新大阪などで乗り換えて移動することになります。こだまは各駅停車ですから、東京から新大阪までだけでも4時間近くかかります。

ですから、乗り換え時間を除いても、「こだま」だと倍近く時間がかかると考えていいでしょう。やはり福岡と東京間を移動するのにはややきついかもしれません。

では、この福岡東京間の新幹線料金はどのくらいかかるのでしょうか。新幹線料金は乗車券と新幹線特急券からなっており、乗車券はのぞみでもこだまでも変わりません。料金が変わるのは新幹線特急券の料金ということになります。

一般的な新幹線の選択肢である「のぞみ」の場合、指定席料金で23390円、自由席で22220円となります。指定席のほうが少し高いことになります。福岡と東京を往復する場合、どちら出発でも始発なので、混雑する時期でなければ自由席でも座れる可能性はあるでしょう。

次に子供がいる場合です。新幹線には子供料金の設定があり、小学生は子供料金が必要となります。具体的には新幹線の乗車券と特急券が子供料金は半額となります。これは指定席特急券の場合も自由席特急券の場合も同じです。

ただし、これには例外もあります。まずグリーン車の場合、グリーン券は大人と同じです。また未就学児の場合でも指定席券を取る場合は子供料金の乗車券、特急券が必要となります。これは指定席イコール席を確保するということになるからです。

同じ新幹線で移動する場合でも、時期により料金が違う場合があります。それが「繁忙期」と「閑散期」です。指定席料金が閑散期は200円引き、繁忙期は200円増しとなります。

繁忙期はその名前の通り、混雑する時期で、GWや年末年始など、多くの方が利用する時期にあたります。逆に閑散期は6月や9月など休みがない月の平日など、利用する人が少ない時期です。

繁忙期や閑散期にかかる時期に往復する予定がある場合は、上手に日程を組むことで自動的に料金が安くなることがあるので、行く前に確認するとよいでしょう。

福岡東京間の新幹線の切符は、駅の自動券売機で普通に購入することもできますし、JRの窓口、旅行会社などで購入することもできます。普通に福岡東京間を新幹線で往復するのなら、このあたりがポピュラーでしょう。

また近年では、インターネットで切符が予約できるサイトもよく利用されています。中には会員価格などで少し安く切符を購入できるサイトもありますし、ポイントなどをためることができるところもあります。

なお、新幹線の指定席券は1ヶ月前の10時から全国一斉に発売開始になります。ただ、ネットなどの場合はその前から申し込みができるところも多く、帰省ラッシュのピークなどの時期に利用予定の方は早く満席になることが多いので注意が必要です。

福岡と東京の間の新幹線は本数が多く便利なのですが、やはり距離が遠いこともあり、料金の高さが気になるところです。そこで福岡と東京の間を新幹線で移動する場合に、少しでも料金を抑える方法について紹介していきましょう。上手に利用することでお得に移動できる方法はあるでしょうか。

新幹線の料金を抑えたいという場合にまず選択肢に上がってくるのが「回数券」です。回数券というと通勤や通学など、ある程度多く乗る機会がないと思いつきませんが、実は複数人で移動するのであれば利用ができるのです。

新幹線回数券は6枚1セットで有効期限が3ヶ月です。GWなど利用できない時期はありますが、3人以上で往復するなら一気に使いきれるということになります。1枚あたりの値段は21760円ということになり、1人あたり片道で1600円ほど安くなります。

後で詳しく述べますが、この回数券をばら売りするのが金券ショップということになります。人数がちょうどよくないときは金券ショップのばら売りもうまく利用するのがおすすめです。

出張などで1人で福岡と東京を新幹線で往復する場合、回数券を利用しようにも余ってしまいます。そんな時は往復割引を利用するのがおすすめです。

往復割引は片道601キロ以上の距離を往復移動する場合、乗車券が1割引になるというものです。福岡東京間はJRの営業キロでは1174.9キロありますから、余裕で往復割引が利用できます。

往復割引を利用すると新幹線の普通車指定席で21980円となります。回数券を利用するのとそれほど変わらない料金で利用することができるのです。往復の場合は有効期限が距離により決まるので、そこだけ注意しましょう。

インターネットを利用することで新幹線の切符を安く購入することができるのが「スマートEX」です。駅の窓口では購入できませんが、指定席が200円割引となり、チケットレスサービスもあります。無料の会員サービスなので、旅行の予定ができた時に登録するだけでもお得になるというメリットがあります。

その「スマートEX」の有料会員版が「EX予約」です。こちらは年会費が必要な有料会員になることが必要なのですが、福岡東京間の新幹線の普通車指定席の料金は21720円、往復割引もつけられるのでそれも使うと20110円とぐんとお得になります。

有料会員サイトではあるのですが、年会費が税込みで1100円かかります。とはいえ、福岡東京間を1往復すれば往復で6000円近く安くなるので、十二分にもとがとれるということになります。

この「EX予約」の会員には「e特急券」という割引切符があります。この割引切符は会員専用のもので、ネットなどで頼めるのは新幹線特急券のみで、乗車券は別に購入することが必要となります。

それでも料金としては、普通に自動券売機などで新幹線の切符を購入する場合の自由席料金よりも安い値段で福岡東京間を乗ることができます。乗車券は別に購入するので、乗車券の往復割引も効きますので、それを使うとさらに安く利用できます。

「EX早特」はその名前の通り、早く予約をすることで安くなるというタイプの切符です。スマートEX、エクスプレス予約の会員のみが使えるもので、3日前までに購入することが必要です。その分割引率は高く、普通車指定席で17000円台と、普通の切符よりも片道で6000円ほど安くなります。

たとえばイベント参加や冠婚葬祭など、絶対にこの日に行くことが確定しているというような場合には、この切符を利用することで安い値段で往復することができるのでおすすめです。

先ほども少し触れましたが、時間はたっぷりあるからのんびり旅でもいいという方は「こだま」を利用すれば安く移動できます。先ほども述べたように、「のぞみ」は特急料金が高く設定されているので、「こだま」にすることで料金設定そのものを安くできるのです。

しかしこれも先ほど述べたように、「こだま」は各駅停車のため時間がかかります。加えて途中での乗り換えが必要で、所要時間的には倍近くかかると考えてよいでしょう。実際には利用するのは少し厳しいかもしれません。

いろいろしなくても新幹線の料金を安くしたいという方は、金券ショップの利用はいかがでしょうか。金券ショップでは回数券をばら売りしており、回数券を6枚まとめて購入するよりは少し高いものの、普通の料金よりも安い値段で新幹線に乗ることができます。

もとが回数券ですから、当日に指定席を取ることも可能なので、チケットさえ買っておけば自由に移動できるのもメリットです。特に在来線乗り継ぎが必要な場合など、どういう乗車券がセットになっているかなど確認して利用しましょう。

このように、福岡東京間を新幹線で利用する場合には、様々な割引ができる切符が購入できます。では最安値で乗れるのはどれかということですが、ネットに登録してもいいのであれば、EX予約、とくにEX早特はおすすめと言えるでしょう。

福岡ー東京間を移動するという場合、3日前に予定が決まっていないということはあまりないでしょうから、その点でも早特の切符を利用しやすいということになります。

もしネット登録はさけたいというのであれば、往復割引でチケット購入をするのが手間がなく、割引が大きいのでおすすめです。状況に合わせていろいろ調べてみるのがおすすめです。

福岡東京間の移動について、ここまで新幹線について紹介してきたのですが、実は新幹線には「4時間の壁」というものがあると言われます。所要時間が4時間超えると新幹線よりも飛行機を利用する方が増えると言われるのです。そこで福岡東京間を新幹線以外で移動する方法についても紹介します。

福岡東京間の移動としてもう一つの選択肢が飛行機です。のぞみですら5時間かかるとなると、いくら本数が多いと言ってもやはり飛行機で早く移動したいという方も多いでしょう。そこで飛行機で福岡(福岡空港)と東京(羽田空港)とを移動する場合の時間や料金について紹介します。

福岡空港と羽田空港の間に就航している航空会社としては、まずはJAL、ANAが挙げられます。これらの航空会社は羽田便のほか成田便もあり、ニーズが高いこともあって多くの便があります。

気になる料金ですが、時期やいつ予約するかにより違いがあります。しかしオフシーズンに早割などを利用すると、その料金は10000円弱まで下がります。特に飛行機の場合は早割が使えるかどうかで大きく料金が違ってくるので、早めに予定を立ててチケットをとることをおすすめします。

所要時間に関しては、次に述べる格安航空会社とともに2時間前後が目安となります。これに空港へのアクセス時間や手続き時間が加えられます。

福岡空港と羽田空港の間には、スターマーク、スターフライヤーの格安航空会社も就航しています。JALやANAを利用する場合に比べ、全体的に料金が安めなのが特徴で、最安値では10000円を切る料金が出てきています。

飛行機の場合は新幹線と違い、空港から駅までのアクセスの乗車券はついていません。福岡空港は市内から近いですが、羽田空港は都心から少し離れます。また空港での搭乗手続きの時間も加える必要があるので、そのあたりも含めて考えるとよいでしょう。

福岡東京間は何といっても距離が遠いため、ふつうは新幹線か飛行機ということになるのですが、なんと高速バスが運行しています。高速バスの場合はすべて夜行便なので、夜ホテルに泊まる代金を節約して移動する方には選択肢に入ってくるでしょう。

なぜかというと、福岡と東京の間を走る夜行バスはすべて夜行だからです。所要時間は時間調整の関係もあるものの、約14時間から15時間かかります。一方で料金は最安値で7000円台からあるなど安く、前泊もしくは後泊をつけるなら高速バスを往復に利用するという方もいるようです。

ただ、高速バスは時期により料金に差がある上、福岡東京間のように距離が遠いと、渋滞などによる遅れが出やすくなります。

福岡東京間は距離こそ遠いものの、新幹線に飛行機に高速バスと移動手段が多く、その点では便利に移動することが可能です。また近年ではさまざまな種類の割引切符が購入できるようになりました。ぜひ上手にそれらを利用して、より安く、バランスよく旅を楽しんでみてください。