【京都】カヌレの美味しいお店11選！人気のカフェやお土産のおすすめも！

フランスの伝統菓子カヌレは、元々はフランスのボルドー女子修道院で古くから作られていた菓子で、外側がカリカリとしていて、中身はもっちりと弾力のある食感が特徴的な、日本でも人気の洋菓子です。

小ぶりの可愛らしい見た目と上品な味わいから、特に女性に人気が高く、日本でもカヌレを販売するお店や専門店も増えてきました。

日本各地でカヌレが販売されていますが、今回は京都でカヌレが美味しいと評判の、人気の高いお店11選を、厳選してご紹介します。

おやつはもちろん、カヌレは小ぶりで上品な見た目から、ちょっとしたお土産にしても喜ばれる焼き菓子です。

日本でカヌレを販売しているのは、洋菓子店とは限りません。人気のカフェやレストラン、ベーカリーでもカヌレが販売されていて、京都にもカヌレの専門店的なお店もあり、お土産用のカヌレを買うのにおすすめです。

まず初めに、京都で人気のカヌレ専門店をご紹介します。フランスの伝統菓子であるカヌレが日本で話題になり始めたのは、1995年頃です。

当時はベーカリーに並んでいることが多く、見た目も地味なので、1990年代の爆発的スイーツブームの中においては影の存在に見られがちでした。

しかし、内側と外側の食感のコントラストの面白さと上品で奥深い美味しさに、じわじわと人気が出て、今では日本各地に専門店ができるまでになりました。

京都のカヌレ専門店と言えば、京都市役所近くにある「カヌレ」が有名です。雑居ビルの5階にあり、エレベーターを降りると目の前にお店があります。

店内は濃いピンクの壁と濃い緑を基調したカーテン、アンティーク調の家具で統一されています。明る過ぎず落ち着いた照明やBGMが流れるクラシカルな雰囲気の中で、焼き立ての絶品カヌレが頂けます。

店内で手作りされているカヌレは定番のカヌレ・ド・ボルドーと期間限定のカヌレの2種類で、1人4個までと個数制限があります。

バニラの風味の中にほんのりとラム酒が香る、甘さ控えめで大人な味わいのカヌレは1つ1つが大きく、店内でイートインする場合はホイップクリームが添えられています。

大人気商品で時間帯によっては残り僅かという状態もありますが、売り切れる前に追加分を焼き上げてくれるので、タイミングが良ければ焼き立て熱々のカヌレを食べることができます。

ナイフとフォークも運ばれてきますが、カヌレ・ド・ボルドーは外側が硬いので、手で食べたほうが食べやすいという口コミが多くあります。

カヌレはテイクアウトも可能なので、お土産にもおすすめです。前日までに電話予約をしておけば、5個以上の購入も可能です。

カヌレの店舗情報をご紹介します。営業時間は平日が15時から21時までで、ラストオーダーが20時30分です。土日祝日は12時から21時までで、ラストオーダーが20時30分です。定休日は毎週水曜日と、第2・4木曜日となっています。

アクセス方法は京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅の出入口3から徒歩約4分、又は京阪本線「三条」駅の出入口12から徒歩約6分です。専用駐車場はありません。

土日祝日のみランチ営業をしていて、ボリューム満点の正統派オムライスやサンドイッチなどが頂けます。カヌレが看板商品ですが、アップルケーキやパフェもあり、夜には軽食の他、ビールやワイン、ウィスキーといったアルコールメニューもあります。

ビルの5階にあるので、一面ガラス張りの窓際は見晴らしもよく、昼間は優しい自然光が差し込み、夜は河原町の夜景を眺めることができる特等席でもあります。

次に、京都でカヌレの美味しいパン屋さん・ベーカリー5選をご紹介します。前項でも触れましたが、日本でカヌレが話題になり始めた頃は、カヌレはパン屋さんやベーカリーに並んでいました。

今でもフランス系ベーカリーでは定番商品として販売されていますが、京都の老舗ベーカリーでもカヌレを作っています。

日本にフランスパンを伝えた第一人者フィリップ・ピゴの技術とスピリットを受け継ぐ「オーボンパン・ピゴの店」は、自然発酵の酵母を使った、毎日食べても飽きの来ないフランスの伝統的なパン作りをしています。

フランスパンやクロワッサン、パイと並んで販売されているカヌレは、バリっと音がするほど外側がカリカリにしっかりと焼き上げられていて、中身はもっちりとしていてラム酒がしっかりと効いている、まさに伝統的なカヌレです。

ホテルのシェフが絶賛したり、「ピゴのカヌレが一番」、「ピゴのカヌレを超えるカヌレに出会えない」という口コミもあるほど、オーボンパン・ピゴの店のカヌレは絶品と大評判です。

オーボンパン・ピゴの店の店舗情報をご紹介します。営業時間は10時から21時までで、定休日はありませんが、北大路ビブレの休館日に準じます。

アクセス方法は京都市営地下鉄烏丸線「北大路」駅から徒歩約1分で、自家用車でアクセスする場合は北大路ビブレの駐車場が利用できます。

基本はテイクアウトですが、イートインスペースもあるので、ドリンクと共に買ったばかりのパンやカヌレを食べることもできます。

京都駅直結のJR京都伊勢丹の地下1階にある「PAUL ジェイアール京都伊勢丹」は、フランスから直輸入したパン生地を使って焼き上げるパンや焼き菓子を販売しています。

PAULは、1889年創業のフランスの老舗ブーランジェリーで、フランスからやってきた正統派のフランスのパン屋です。

特に、発酵バターを使用したパリパリのクロワッサンが人気で、時間が経ってもサクサク感が残っていて美味しいと評判です。

PAUL ジェイアール京都伊勢丹のカヌレは、他のパンと同様に厳選した素材を使って作られていて、洋酒の香りともっちりとした食感がたまりません。

プレーンのカヌレはもちろん、期間限定で販売される季節のフレーバーのカヌレも魅力的でおすすめです。

PAUL ジェイアール京都伊勢丹の店舗情報をご紹介します。営業時間は10時から20時までで、定休日はありませんが、ジェイアール京都伊勢丹の休館日に準じます。

アクセス方法はJR京都駅から徒歩約1分で、駐車場は京都伊勢丹の契約駐車場である京都駅ビル駐車場が利用できます。

ショーケースには人気のクロワッサンを使ったサンドイッチやパニーニといった種類豊富な食事パンやブリオッシュが並んでいます。期間限定で販売されているキッシュやブリオッシュ、カヌレがセットになった「秋の恵みセット」もおすすめです。

創業以来30年以上も地元京都の人に愛され続けている老舗ベーカリー「GRANDIR」は、素材にこだわり、毎日食べても飽きの来ないパンを作り続けています。豊富な品揃えで、サンドイッチとベーグルに根強い人気があります。

GRANDIRのカヌレは外側はカリッとしていて艶やかで、中身はもっちりねっとりとしていて、口いっぱいにラム酒の風味が広がるのが特徴です。価格もお手頃で、美味しいと定評があります。

休日のティータイムにはもちろん、こぶりなので、通勤時に購入して夕方一息つきたいときのおやつにもおすすめです。

GRANDIRの店舗情報をご紹介します。営業時間は8時から21時までで、定休日はありませんが、ポルタの休館日に準じます。

アクセス方法はJR京都駅の烏丸東改札口出てすぐ、京都市営地下鉄烏丸線「京都」駅直結、近鉄京都線「京都」駅から徒歩約5分です。

GRANDIRは京都駅前地下街ポルタの飲食店が集まるエリア「Porta Dining」にあり、カフェスペースでイートインすることもできます。

「進々堂」は1913年に京都で創業した老舗中の老舗ベーカリーです。創業者である綴木斉氏は聖書と近代思想を学んだクリスチャンで、パリでのパン留学を経て、「パン造りを通して神と人とに奉仕する」と進々堂を開業しました。

その思想は今も受け継がれていて、看板商品である食パンも「人類の健康と幸福に役立つパン造り」というコンセプトのもと、素材や工程に拘って作られています。

そんな進々堂のカヌレは、長年人気商品として君臨する進々堂の定番商品で、本場の味が楽しめると評判です。

そのまま食べても十分に美味しいですが、オーブンで温める程度に焼き直し、5分程冷ましてから食べると、よりカヌレ本来の食感と風味が増すので、焼き直しをおすすめします。

進々堂 京都伊勢丹店の店舗情報をご紹介します。営業時間は10時から20時までで、定休日はありませんが、JR京都伊勢丹の休館日に準じます。

アクセス方法はJR京都駅から徒歩約1分で、駐車場は京都伊勢丹の契約駐車場である京都駅ビル駐車場が利用できます。

JR京都伊勢丹地下1階の上りエスカレーター前にあり、カヌレはもちろん、バケットやサンドイッチ、菓子パンや焼き菓子など、1つ1つにこだわりが感じられるパンが並んでいます。

1952年創業の「井上製パン」も地元で愛され続ける老舗パン屋さんで、趣向を凝らしたパンが多く、地元の人たちだけでなく観光客からも人気があります。

ハード系のパンの他、お手頃なおやつ系の甘いパンも多く並んでいて、その中でもカヌレは人気商品です。

洋酒がほんのりと効いたカヌレは並べるそばから売れていく、売り切れ必至の商品なので、お土産にと考えている場合は午前中に来店することをおすすめします。

井上製パンの店舗情報をご紹介します。営業時間は7時から19時までで、定休日は毎週日曜日と第3月曜日となっています。

アクセス方法は京阪電鉄「七条」駅から七条通南側を東に徒歩約1分です。専用駐車場はなく、自家用車でアクセスする場合は最寄りのコインパーキングを利用して下さい。

パンのイラストが描かれた可愛い看板が目印で、レンガ造りのような外壁もレトロ感があり、おしゃれなパン屋さんとしても人気です。

次に、京都でカヌレの美味しいお菓子屋さん・パティスリー3選をご紹介します。本場フランスと同様に、洋菓子専門のパティスリーで販売されているカヌレは、伝統的なものから、様々なフレーバーアレンジが加えられているものまで、パティシエのスタイルが表れています。

四条通にある「プチ ジャポネ」はタルト系や焼き菓子をメインとしたケーキ店です。小さなお店で、1階がパティスリー、2階がカフェとなっています。

「一口食べて幸せを感じる」という想いを心に刻み、季節感と素材を大切に、食感や組み合わせを楽しみながら安全に食べられるお菓子を作っています。

プチ ジャポネのカヌレは濃厚な甘さとラム酒の香りが特徴的で、深めのエスプレッソやアッサムのようなしっかりとした味の紅茶とよく合います。

カヌレは数を焼いていない為、お土産用など、どうしても必要な場合は予約がおすすめです。

カヌレの事前予約は前日の15時までに予約及び事前入金が必要で、予約後のキャンセルはできないのでその点は注意が必要です。

プチ ジャポネの店舗情報をご紹介します。営業時間は1階パティスリーが12時30分から18時まで、2階カフェが12時30分から17時30分までで、ラストオーダーが17時となっています。定休日は不定休で、お店のWebサイトの営業日カレンダーを参照してください。

アクセス方法は京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅の出入口5より徒歩約3分、阪急京都線「烏丸」駅出口19より徒歩約5分です。専用駐車場はなく、自家用車でアクセスする場合は最寄りのコインパーキングを利用して下さい。

住宅街の一角にある、黄色いテントが目印の「アグレアーブル」は、フランスで修業したパティシエが作り上げる正統派フランス伝統菓子のお店です。店内には2卓のカフェスペースがあり、イートインも可能です。

ケーキやマカロン、種類豊富な焼き菓子、コンフィチュールなどが並んでいますが、平日でも午後にはほとんどの商品が売り切れてしまう程の人気店です。

アグレアーブルのマカロンは他店と比べると小ぶりで、カヌレ独特の中身のねっとりとした食感はやや弱いものの、外側のパリパリとした食感がたまらないと評判です。

アグレアーブルの店舗情報をご紹介します。営業時間は10時からで、売り切れ次第閉店となります。定休日は不定休となっているので、どうしてもアグレアーブルの商品を購入したいという場合はお店に休業日を問い合わせてから向かうことをおすすめします。

アクセス方法は地下鉄烏丸線「丸田町」駅から徒歩約5分です。専用駐車場はなく、自家用車でアクセスする場合は最寄りのコインパーキングを利用して下さい。

小さく可愛らしい外観の「お菓子工房 sampo」は、若い女性パティシエが一人で切り盛りしている焼き菓子専門店です。

店内向かって右側の棚にはフランスの地方菓子を中心にクッキーやガレット、マドレーヌ、フィナンシェ、パウンドケーキが並んでいて、奥のカウンターにはカヌレや季節のタルト、日替わりキッシュが並んでいます。

カウンターの商品は全て毎朝焼き立てを並べていて、カヌレも焼き立てならではの食感と美味しさがたまりません。

カヌレはバニラ、抹茶、チョコ、ほうじ茶の4種類があり、どれも一口サイズのプチカヌレです。食べ歩きもしやすく、焼き菓子と一緒にお土産にするのもおすすめです。

お菓子工房 sampoの店舗情報をご紹介します。営業時間は11時から19時までで、定休日は不定休となっています。どうしても購入したいという場合は、お店のWebサイトを参照して下さい。

アクセス方法は京阪電気鉄道鴨東線「神宮丸太町」駅から徒歩約5分です。専用駐車場はなく、自家用車でアクセスする場合は最寄りのコインパーキングを利用して下さい。

最後に、京都でカヌレの美味しいカフェ・レストラン2選をご紹介します。カヌレは出来立てから徐々に食感が変わっていくスイーツです。

特に、本場フランスと違って湿度の高い日本では、季節によっては朝焼いたものが夕方にはしんなりしてしまうことも珍しくありません。

カフェやレストランでは、カヌレの醍醐味である2つの食感と、ラム酒と焦げた苦みという魅力を損なうことなく堪能できます。

大徳寺総門前にある体に優しい京野菜をたっぷり使ったランチが食べられるカフェ「CAFE DU MON」は、京都ならではの食材とヨーロッパの食材を組み合わせて、新たな感動との出会いを生み出しています。

自家製スイーツの中でも特に人気なのが大徳寺納豆カヌレで、カヌレの中に刻んだ大徳寺納豆を混ぜ込み、更に蜂蜜と洋酒がかけてあります。

甘じょっぱい味ともちもちとした食感がくせになると話題で、お土産に便利なオリジナルパッケージでの販売も行っています。

CAFE DU MONの店舗情報をご紹介します。営業時間は10時30分から18時までで、定休日は水曜日となっています。

アクセス方法は京都市営地下鉄烏丸線「北大路」駅から徒歩約12分で、大徳寺横の大徳寺納豆屋が並んだ通りにあります。専用駐車場はなく、自家用車でアクセスする場合は最寄りのコインパーキングを利用して下さい。

民家や学生の下宿先として使われてきた築100年近くになる京町家をフルリノベーションしたというダイニングバー「Crafthouse kyoto」は、クラフトビールやエスプレッソ、フレンチベースの美味しい食事と音楽が楽しめるお店です。

毎朝焼き上げるカヌレは単品でも、スイーツプレートでも味わえ、日によってフレーバーが追加されることもあります。ぜひ自家製のコーヒーやクラフトビールと一緒に味わってみて下さい。

Crafthouse kyotoの店舗情報をご紹介します。営業時間は平日が14時から22時までで、ラストオーダーは21時です。土日祝日が12時から22時までで、ラストオーダーは21時です。

定休日は以前は毎週水曜日でしたが、2020年11月現在は不定休となっています。休店日の問い合わせや予約、不明点は気軽に店舗まで問い合わせてみて下さい。

アクセス方法は京阪電鉄「七条」駅から徒歩約2分、JR京都駅から徒歩約8分です。専用駐車場はなく、自家用車でアクセスする場合は最寄りのコインパーキングを利用して下さい。

以上、京都でカヌレの美味しいお店11選をご紹介しました。和のイメージの強い京都ですが、実はパンやスイーツの激戦区とあって、フランスの伝統洋菓子カヌレを販売しているお店もたくさんあります。

小さく地味な焼き菓子のカヌレですが、お店ごとに独特の味わいがあり、ベーカリーや洋菓子店でお土産や自分用にテイクアウトはもちろん、カフェで出来立てが食べられたりと、楽しみ方も色々です。

ぜひ京都に行った際には、観光の休憩がてら、カリカリもちもちの美味しいカヌレを味わってみて下さい。