西尾市ってどんなまち?
愛知県の中央を北から南へ流れる矢作川流域の南端に位置する西尾市。
東には三ヶ根山などの山々が連なり、西には矢作川が流れ、南には三河湾を臨むなど、四方を自然に囲まれた穏やかなまちです。
「自然」「歴史」などの魅力あふれる観光スポットに加え、上品な香りとコクが特徴の地域ブランド「西尾の抹茶」で知られる日本有数の抹茶王国として有名。
さらにグルメの方面だと、日本トップクラスの生産量を誇り、全国的にファンの多い「一色産ウナギ」も人気で、各地から美食家が訪れます。
交通の便がいいのも特徴で、名古屋から電車で1時間ほど、新宿からも新幹線で約3時間でアクセスできるのでプチ旅行先としても最適!
そんな食あり、海あり、歴史あり、魅力満載の「愛知の西尾」にぜひお越しください♪
西尾市の魅力を紹介!
前述したとおり、自然や歴史も見どころだらけの西尾市。
市内には歴史的な史跡や名所が点在し、伝統的な祭りや芸能も多く伝えられているほか、三ヶ根山(さんがねさん)や三河湾に浮かぶ佐久島を含む一帯は三河湾国定公園に指定され、風光明媚な名勝として多くの人を魅了しているんです◎
歴史
西尾市を語る上で欠かせないのが、鎌倉時代に足利義氏によって築かれた伝えられている「西条城(にしおじょう)」。
江戸時代には城下町が作られ、「三河の小京都」として人々に親しまれてきました。
一時は建物のほとんどが解体され、廃城になったこともある西尾城ですが、人々の熱意により平成8年(1996年)にお城の一部が再建。
さらにお城を囲むように「西尾市歴史公園」が開園され、新たな歴史文化の発信地として今に受け継がれています◎
後ほど詳しくご紹介する西尾市歴史公園は、に映える本丸丑寅櫓(うしとらやぐら)の瓦、数寄屋(すきや)風の旧近衛邸(きゅうこのえてい)、西尾市で採れた抹茶のみを使用した抹茶スイーツ専門店の抹茶ラボ西尾伝想茶屋店など、見ても、触れても、食べても西尾市の歴史と魅力が堪能できるエリアなんですよ◎
歴史に詳しくない方でも満足できること間違いなしなので、ぜひ足を運んでみてください!
自然・食
穏やかな三河湾や山々をはじめ、市内の至る所で絶景が望める西尾市。
三河湾に浮かぶアートの島として人気の「佐久島」や、日本有数の長さを誇り、インスタ映えする「トンボロ干潟(後述するトンボロ現象にて発生する自然現象)」、時期になると焼く7万株ものあじさいが咲き誇ることから「あじさいライン」とも言われている「三ヶ根山スカイライン」など多くの自然景観が楽しめます♪
室町時代から栄えた街並みは「三河の小京都」として認定されており、散策には「市内観光クイズラリー」や「謎解きウォーキング」など豊富に揃った体験型メニューを利用して楽しみながら観光することが出来ますよ。
グルメ
グルメの方面でも見どころ満載の西尾市。
日本有数の生産量を誇る抹茶(てん茶)やカーネーション、養殖ウナギ、アサリなど農水産物の生産拠点としても発展しています。
海、島、街並み、食など、魅力あふれる観光資源が充実している西尾市は、何度も・誰とでも行きたくなるまちです♪
世界に注目される抹茶&抹茶スイーツ
「西尾の抹茶」は750余年もの歴史が息づく「抹茶のふるさと」として日本有数の生産量を誇ります。
その歴史は文永8年(1271年)創建の実相寺境内に、その開祖・聖一国師(しょういちこくし)がお茶の種を播いたことに始まります。
当時は僧侶や貴族など、限られた層が愛飲していた抹茶。
そんな抹茶がより一般的になり、生産が本格化するのは明治に入ってからなんです。
明治5年(1872)頃には西尾市にある紅樹院(こうじゅいん)の住職・足立順道師(あだち じゅんどう)が宇治から茶種と製茶技術を導入したことで地元農家も栽培を開始、棚式覆下栽培(たなしきおおいしたさいばい)という独特の方法で甘い茶葉を栽培。
今ではその97%を抹茶製品にする拘りをもち、独自の抹茶文化が花開いています。
そんな「抹茶のふるさと」西尾市の、矢作川の下流域に広がる茶畑は適度な砂と水分を含んだ赤土。
西尾市の抹茶には、お茶の栽培に最適だと言える土壌と、長い時を経て受け継がれた技術、そしてなにより農家の方の手間と愛情がたっぷり注がれているんです◎
抹茶好きの方だけでなく、抹茶にあまり関心がない方も西尾市だからこそ叶えられたこだわりの抹茶を味わいに来てください♪
抹茶のふるさとならではの体験もたくさん!
西尾市が誇る茶畑の中心地にある「稲荷山茶園公園」は、茶畑が一望できる「映えスポット」としても有名。
茶摘みの始まる5月からは、摘み子さんたちの作業風景を眺めることもできます。
西尾市内にはこうした抹茶をより身近に感じられる施設や体験コースが多数◎
抹茶のブレンド体験や自分で引いた抹茶を本格的な茶室で味わえる体験型施設「抹茶ミュージアム 西条園 和く和く」や、4~5月にかけて開催され、毎年多くの人が訪れる「一番茶茶摘み体験と抹茶工場見学ツアー」は特におすすめ。
中でも一番茶茶摘み体験と抹茶工場見学ツアーは、自分で摘んだ1袋分の茶葉と「西尾の抹茶アイデアレシピ集」を特典として持ち帰る事ができたり、茶摘み娘さんの衣装で写真撮影することができるんです!
大人も子供も楽しめる西尾市の施設やコースで、西尾市の抹茶をよりディープに体験してみませんか?
抹茶スイーツも絶品♡
普通に飲んでも美味しい西尾市の抹茶ですが、食のプロが丁寧に作り上げた抹茶スイーツも絶品!
市内に点在する抹茶スイーツ店では、西尾でしか味わえない美味しい抹茶スイーツが満喫できます♡
さらに2023年3月19日から6月19日までの期間中、西尾市のランチ、もしくは抹茶スイーツと西尾駅までの往復乗車券がセットになったオトクな限定切符も販売中!
交通の便も抜群の抹茶王国・西尾市で「抹茶ざんまい」してみてはいかでしょうか♡
ぜひ知ってほしい♡「一色産うなぎ」のこだわり&魅力をご紹介!
香ばしい薫りが食欲をそそる夏のスタミナ源。
土用の丑の日に蒲焼きを食べる風習があることからも分かるように、日本人にとって「うなぎ」は、万葉の昔から伝えられる食材です。
そんなうなぎと言えば浜名湖産を思い浮かべる方も多く、まだまだ知名度では一歩譲らざるを得ないところはあります。
しかし、西尾市一色町で育てられた一色産うなぎの生産量はなんと全国の約1/4。
全国でもトップクラスの生産量を誇るだけでなく、「西尾の抹茶」とともに特許庁認定の地域ブランド(地域団体登録商標)に認定されている西尾市の自慢の特産品なんです!
もちろん味も一級品で、県内外からのリピーターも後をたたないんですよ♪
食通も唸る一色のうなぎを食べて、これまでのうなぎ=浜松湖産一択、という認識を覆してみませんか?◎
一色うなぎの特徴と養殖のこだわり
西尾の一色産のうなぎの特徴は、身も皮も柔らかく味のバランスがとれていることです。
さらに脂のりも良く濃厚で、どんな調理方法でも美味しく味わえるのも魅力。
この一色うなぎ目当てで遠くから足を運ぶ人もいるほど、一度食べたら忘れられない上質な味わいのうなぎなんです♡
100年以上もの時間を掛け作り上げられた養殖技術
そんな一色うなぎの美味しさの秘密は、100年を掛けて磨き上げられた養鰻(ようまん)技術と、大自然が生み出した水にあります。
一色うなぎは基本的に、稚魚のしらすから成魚まで一貫して育てます。
安全体制も厳しく、基本的に無投薬で養殖を行い、治療の投薬もごく少量のみ。池上げ前には投薬の有無にかかわらず全ロットで薬物残留度をチェックしているので、安全性にも自信があります◎
また、うなぎの生育に欠かせない「水」は矢作川水系の天然水を利用し、なるべく養鰻池に入れるうなぎの密度を減らすことでより天然に近い環境で育成。
ストレスが少なく、臭みのない良質な脂がのったうなぎに育て上げています。
これらのこだわりがぎゅぎゅっと詰まった一色うなぎ。
うなぎが好きな人もそうではない人も、ぜひ一度食べに来てみてはいかがでしょうか◎
市内には専門店も
西尾市内には、これらの「一色産うなぎ」が味わえる店も点在。
事前に予約が出来る専門店もたくさんあるので観光の予定も立てやすく、観光客からの評価も高いんです♪
できれば西尾市の風景と一緒にできたてを味わってほしい一色うなぎですが、遠方の方はふるさと納税の返礼品から試してみるのもおすすめ。
その質の良さや味わいからリピーターが多いのも特徴の一色うなぎを、ぜひ一度ご賞味ください◎
絶景や史跡などの観光名所も外せない!
グルメやそれに伴う体験施設・コースも楽しい西尾市ですが、このまちの魅力はそれだけではありません!
ここでは、西尾市でしか体験できない絶景や歴史的な観光スポットをピックアップ。
信号やコンビニなどもなく、いつまでもいたくなるようなのんびりとした島、大自然の奇跡を体験できる干潟、当時の雰囲気が現代にそのままタイムスリップしたかのようなお城の一部が見られる公園などなど…
思わず写真を撮るのも忘れてしまうような、西尾市の絶景でどうぞ癒やされてください♪
佐久島
一色港の沖合約10,8キロメートルに浮かぶ離島・佐久島は癒しとアートの島。
島内には信号もコンビニもなく、のんびりとした時間が流れています。
島内には自然が残り、日本の原風景が広がっています。
なかでも「三河湾の黒真珠」と称される黒壁の集落や、毎年3月から4月の間現れる花のトンネルがロマンチックなヤブツバキの並木道は、どの角度から見ても絵になるおすすめの撮影スポット。
さらに島中には名探偵コナンの作中にも登場した、三河湾のさざなみや潮風を五感で味わえる「おひるねハウス」や、アポロ11号をイメージして作られた大人の秘密基地「佐久島の秘密基地/アポロ」はじめとしたアート作品があり、島全体がアートミュージアムのように感じるはず。
これらの理由から、近年では愛知県でも有数の写真映えスポットとしても有名になりつつある佐久島。
日常から切り離されたような緩やかな島で、自然とアートを思う存分堪能してみてはいかがでしょうか。
渡船情報
西尾一色港から佐久島へは渡船で一日7往復、片道約20分で行くことが出来ます。
料金は中学生以上が片道830円、小学生は420円。
詳しくは下記の特設ページをチェックしてみてくださいね♪
トンボロ干潟
三河湾に面した西尾市の東幡豆町(ひがしはずちょう)と、海を挟んだ向かい側にある無人島・前島は、日本でも珍しいトンボロ現象や、それによって現れるトンボロ干潟で渡れるようになるエリアとしても有名。
トンボロ現象とは、普段は海によって塞がれている場所が、引き潮によって波が引くことで一時的に海底が現れ、歩いて渡れるようになる現象のこと。
西尾市では、そんな海が割れるという大自然の神秘を体験することができるんです!
さらに潮干狩りの時期の干潮時には予約をすれば無人島でバーベキューを楽しむことも♡
潮の満ち引きで現れるため、タイミングによっては見ることが出来ない可能性もありますが、その分目にしたときの感動もひとしお。
三河湾ののどかな風景と、桜や新緑、紅葉時期によって表情を変える前島、干潟とそこに棲む生物がバラエティ豊かに織りなすトンボロ干潟をぜひ体験してください!
施設情報
- 料金:1名300円
住所:愛知県西尾市東幡豆町小見行田20-3
最寄り駅:蒲郡線東幡豆駅
お問い合わせ:0563-62-2068(東幡豆漁業協同組合)
西尾市歴史公園
西尾市歴史公園は、西尾のシンボル「西尾城」の一部を復元し、新たな歴史文化の発信地としたものです。
城内で一番高い檜(やぐら/防御や物見のために建てられた建築物)だった本丸丑寅櫓(ほんまるうしとらやぐら)や、趣向を凝らした京風庭園の尚古荘(しょうこそう)は歴史に詳しくない人でも思わず目を奪われること間違いなし。
他にも、日本家屋から立派な庭園を見られ、本格的な抹茶と和菓子も堪能できる旧近衛邸(きゅうこのえてい)や抹茶王国西尾で採れたの抹茶だけをふんだんに使った特製スイーツが味わえる古民家カフェ抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店なども見逃せません♪
心を落ち着かせる風景の中、六万石の城下町を偲んだり、歴史を考察したりしてみませんか。
施設情報
- 定休日:毎週月曜日(祝日を除く)12月29日~翌年1月3日
※園内の散策は年中可能
営業時間:9:00~18:00(10月~3月のみ17:00まで)
料金:入園無料
住所:西尾市錦城町231-1
最寄り駅:西尾駅
問い合わせ先:0563-54-6758(旧近衛邸)
食・絶景・文化のすべてがここにある♪
今回ご紹介した観光スポットやグルメはほんの一部。
西尾市にはほかにも、実験ツアーや本物の蒸気機関車が楽しめる「愛知こどもの国」や、インスタ映え間違い無しの超巨大万華鏡をはじめ、大小様々なガラス工芸品が飾られており、オリジナルのステンドグラスや万華鏡も作れる「三河工芸ガラス美術館」、特産品のひとつである新鮮なうなぎが食べられる「一色さかな広場」などの観光名所がもりだくさんで、何度来ても・いつ来ても誰でも楽しむ事ができます◎
食あり、海あり、歴史あり、魅力満載の「愛知の西尾」。
東京や大阪、名古屋からのアクセスもいいこのまちに、気軽に遊びに来てください◎
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