【19選】山梨の名物はほうとう以外にもたくさん！B級グルメや郷土料理うどんも

関東からのアクセスもよい山梨県。郷土料理、ご当地グルメと言えばほうとうが有名ですが、実は山梨県にはほうとう以外のグルメもたくさんあります。今回は吉田のうどんや甲府鳥もつ煮など、山梨県に行ったらぜひ食べたいグルメやお店を19選してご紹介します。

今回ご紹介したお店の情報は2023年8月時点のものです。実際にお店に足を運ばれる前には、公式ウェブサイトなどで最新の情報をご確認のうえお出かけください。

ほうとう以外の名物、最初にご紹介するのはラーほーです。なんとも不思議な響きの郷土料理ですが、これは「ラーメン」と「ほうとう」が組み合わせられたものです。ラーメンのスープに入っているのがほうとうで使われる平打ち麺！

ラーほーのスープは、ラーメンと同じようにお店によって味が異なり、塩や醤油、味噌などがあります。お店によってかなり雰囲気が異なるので、食べ歩きも楽しいラーほーです。

最近では、土地の名物グルメが食べられるサービスエリアも増えてきていますが、談合坂サービスエリア(上り)にあるゆるり庵で美味しいラーほーが提供されています。

塩味や醤油味など、さまざまなスープベースのラーほーがあるので数人で注文して食べ比べをするのもおすすめ。辛いものが好きな方には担々麺風のラーほーが人気です。

材料としてはほうとうに似ていますが、ほうとう以外の山梨県名物の吉田のうどんもぜひ食べてみたい名物です。特に富士吉田で食べられるうどんは、硬めの太麺でボリュームたっぷり。見た目以上にずっしりとお腹に溜まります。

吉田うどんの具材はキャベツを入れるのが一般的ですが、山梨名物の馬肉が入っているお店もあります。温かいうどんが多いですが、夏場になると冷やしうどんを出すお店もあります。

郷土料理吉田のうどんを気軽に食べるなら、駅地下に入っているフードコートのとがわがおすすめです。カウンターで注文するシステムなので待ち時間が少ないのもポイント。

うどんとは思えないほどのもちもちの太麺で、野菜もたっぷり入っています。迷ったら掲示してあるうどん人気ランキングを参考にしましょう。

見た目にも山梨っぽい吉田のうどんにしたいなら、富士山うどんというメニューがおすすめです。トッピングのかき揚げが富士山の形に仕上げてあります。暑い夏には冷やしうどんもあります。

お店の営業時間は基本午後8時までとなっていますが、麺がなくなり次第営業終了です。確実に食べたい場合には早めの来店がおすすめです。

青春のトマト焼そばは、山梨県の中でもトマトの生産量が一番多い中央市で食べられている名物料理です。名物でもあるトマトをなんとかアピールできないかと2007年に開発されたグルメで、焼そばにはトマトソースがかけられており、上にもトマトがトッピングしてあります。

焼そばにはソースで味が付けられているのですが、バランスを取るために焼そば自体は薄味に仕上げられています。ソースとトマトソースの不思議ながら絶妙な組み合わせは癖になると評判です。

青春のトマト焼そばは、山梨県の道の駅とよとみにあるシルクがおすすめです。どこか懐かしい味のする青春のトマト焼そばは、トマトの酸味が効いていてさっぱりと食べられます。

シルクでは、青春のトマト焼そば以外の山梨グルメも充実しているのでぜひ色々食べてみてください。また、土地の新鮮な野菜などが手に入る農産物直売所も道の駅内にあります。

ほうとう以外の山梨県名物、続いてご紹介するのはほうとうと原材料自体は同じですが、少し麺や食べ方が異なるおざらです。郷土料理のほうとうでも使われる麺を冷やして食べるので、暑い夏にぴったり。つゆは熱いものでもいいですし、冷たくしても美味しいです。

おざらのつゆは具沢山です。お店や家庭によって具の種類は異なりますが、玉ねぎや油揚げ、鶏肉などが入っています。

笛吹市石和町にある郷土料理とお食事処 赤富士は、昔懐かしい造りの建物で、窓からは山梨の美しい自然が眺められます。

ほうとうや甲府鳥もつ煮など、山梨の郷土料理が一通り揃っているお店で、おざらももちろんメニューにあります。おざらは冷たい麺なので夏季限定(7月から8月末)での提供です。

ほうとう以外の山梨県名物、甲斐サーモンも人気です。山梨県は海がないことでも知られていますが、そんな山梨でも育てられるのが淡水魚のニジマス。

そしてそのニジマスの中でも、山梨の南アルプスの美味しい天然水を贅沢に使って養殖したブランドニジマスが甲斐サーモンと呼ばれます。

塩山駅から徒歩圏内という山梨観光で立ち寄りやすいところにある甲州ほうとう 完熟屋。見るからに歴史ある建物は、築120年以上にもなる古民家を改築しています。

農場直営なので新鮮な食材をコスパよく食べられると評判で、特に甲斐サーモンが人気です。迫力ある肉厚甲斐サーモンがたっぷりのった甲斐サーモン丼がおすすめです。

ほうとう以外の山梨県名物、続いてはあわびの煮貝をご紹介しましょう。高級な食材の代表的なものであるあわびですが、それをしっかりと味付けしてあるので少しだけでも大満足。意外とコスパ良く食べられます。

あわびを薄くスライスしたら醤油味のタレで煮込みます。山梨県がまだ甲斐の国と呼ばれていた時代、駿河湾などで収穫されたあわびを山梨県まで運ぶために保存する方法として考案されたレシピです。

山梨グルメを食べながら美味しいお酒も楽しみたいという方を中心に人気なのが小料理 哲です。甲府鳥もつ煮や馬刺しなど、小皿料理で名物を少しずつ味わえます。中でもあわびの煮貝は醤油の味加減が絶妙！あわびの煮貝によく合う山梨の地酒も多く揃います。

ほうとう以外の山梨県名物、甲州富士桜ポークも山梨に行ったらぜひ食べたい郷土料理です。現在は山梨県畜産酪農技術センター、当時は山梨県畜産試験場と呼ばれていた施設で甲州富士桜ポークは開発されました。

適度な霜降り具合が絶妙で、ほどよい硬さがあるので生姜焼きにぴったりの甲州富士桜ポーク。火を通すと脂身の旨みが際立ちます。

山梨県の富士河口湖町にある名門コース富士桜カントリー倶楽部。フジサンケイクラシックが開催されることでも有名です。そんな名門ゴルフコースのクラブハウスは美味しいグルメでも評判！特に甲州富士桜ポークを使ったメニューが人気で、甲州富士桜ポーク御膳やカレーなどがあります。

ほうとう以外の山梨県名物、お肉好きなら甲州ワインビーフも見逃せません。山梨県の名物牛に甲州牛がありますが、その中でもブドウで育てた品種が甲州ワインビーフと呼ばれます。

ワインを作る際に残り物として生まれるブドウの搾りかすを食べて育った甲州ワインビーフは、ポリフェノールをたっぷり含んでいるのでお箸で切れるほどお肉が柔らかいのが特徴です。

キャンドルの揺れる明かりと低くかかるクラシック音楽の中、優雅な食事が楽しめると評判のベルマリン。特別な日に少し着飾ってお出かけするのにぴったりのスポットです。甲州ワインビーフのステーキやハンバーグが充実しており、ワインとともに楽しめます。

ほうとう以外の山梨県名物、甲府鳥もつ煮もぜひ食べてみたい郷土料理です。鳥もつ煮は山梨県以外でも食べられる一般的な料理ですが、甲府鳥もつ煮は甘辛い味がポイントでご飯やお酒がすすみます。

甲府鳥もつ煮のタレは砂糖と醤油がベース。そこに鶏のモツを入れ、タレが少なくなるまで煮詰めて完成です。2010年開催のB1グランプリで優勝するほどになった甲府鳥もつ煮、食通はさっぱりとした蕎麦に合わせて食べます。

山梨県内には甲府鳥もつ煮を提供するお店がたくさんありますが、その中でもグルメ通が足しげく通う甲府鳥もつ煮の名店が奥藤本店 国母店です。

それもそのはず、甲府鳥もつ煮は昭和25年に奥藤本店で誕生したのです。甲府鳥もつ煮のセット、蕎麦と甲府鳥もつ煮のセットなどがあります。甲府鳥もつ煮の本場でぜひ本物を味わってみてください。

ほうとう以外の山梨県名物、山梨県全域で食べられている郷土料理が甲州地どりです。山梨県には甲州地どり以外にも信玄どりなど地鶏がいくつがありますが、甲州地どりはどんな料理にしても美味しいと評判です。

自然豊かな山梨県。南アルプスの天然水などを飲んで健康的に育った甲州地どりは、唐揚げにしたり串焼きにしたりして食べます。

甲州地どりの素材の美味しさをそのまま味わいたいならシンプルな焼き鳥が一番。甲州地どり 鶏焼の幸修では、自分で焼いて食べられるので、仲間とわいわい楽しくグルメな時間が過ごせます。甲州地どり、甲州地どり砂肝、甲州地どりレバはつなどに加えて日本酒やワインも充実しています。

ほうとう以外の山梨県名物、少し意外かもしれませんが馬刺しも実は名物です。山梨県ではその昔から馬は身近な存在で、馬肉も日常的に食べられてきました。中でもたっぷりとした旨みとあっさりした後味で人気の馬刺しが名物です。

住宅地の中に突如出てくる大きなレストランみかどは、個室や大広間もあるので地元の方にもよく利用されている人気店です。ほうとうはもちろん、甲府鳥もつ煮などほうとう以外の名物も一通り揃っており、馬肉は新鮮な甲州馬刺しと馬レバー刺身があります。

鶏、馬などお肉関連の名物の多い山梨ですが、鹿肉も人気です。そんな鹿肉をたっぷり使ったのが鹿肉カレー。山梨県の中でも本栖湖の近くでよく食べられる名物料理です。

もともと本栖湖の近くでは鹿による被害が多かったのですが、駆除した鹿を使って作られるようになったのが鹿肉カレーです。鹿肉は、ほかのお肉に比べて脂肪分が低いのでヘルシーに食べられるグルメでもあります。

鹿肉カレーが美味しいおすすめのお店は松風です。昔懐かしのドライブインの雰囲気があるレストランで、メインはジビエカレーのみ提供しています。一番人気は鹿肉カレーのセット。鹿肉のしゃぶしゃぶ風や鹿肉の竜田揚げも付いてきます。

名前を聞いてもその味が想像できないような名物がせいだのたまじです。せいだのたまじとは、小さい粒のじゃがいもを皮付きのまま味噌味のタレで煮詰めたものを指します。

せいだのたまじの「せいだ」とはせいだいもです。中井清太夫という人が栽培したじゃがいもが清太芋(せいだいも)と呼ばれるようになりました。そして、「たまじ」とは地域の言葉で小粒のじゃがいもを指します。

東京から山梨に電車で向かったとき、山梨県内の初めの駅となるのが上野原駅です。そして上野原駅の北口に一福食堂はあるので、東京からでも30分ほどで山梨名物が食べられる計算に！

食堂のメニューはラーメンやどんぶりものなどが多いですが、せいだのたまじなどほうとう以外の名物も種類豊富に揃っています。

続いてご紹介するほうとう以外の山梨県名物は富士まぶしです。ひつまぶしと同じスタイルで食べる郷土料理なので富士まぶしと名付けられました。

ひつまぶしは鰻ですが、富士まぶしは鱒です。ご飯と鱒を一緒に炊き上げ、そのまま食べたり、薬味を乗せたり、お茶漬けにしたりして食べます。

割烹と聞くと少し肩ひじ張った雰囲気を想像しがちですが、割烹 七草はアットホームな雰囲気で観光客でも入りやすいです。富士山や河口湖も見える土地にあり、美しい景色を眺めながらの食事は絶品。富士まぶしのほか、鯛茶漬けなどが人気です。

みみもほうとう以外の名物です。みみとは「耳」ではなくて農具の「箕」で、その形がよく似ていることから名付けられました。山梨県富士川町十谷の郷土料理です。

小麦粉を使って作ったみみを、野菜や味噌と煮込んで仕上げます。ほうとうと同じようなレシピで仕上げ、みみほうとうとされることもあります。

山梨県の鰍沢にあるつくたべかん。人気観光スポット大柳川渓谷から歩いてすぐの便利な立地にあります。

そんなつくたべかんでは、貴重なみみ作り体験ができるほか、みみの里では山梨名物が詰まったみみ御膳も食べられます。このみみの里は、地域のお母さん方が腕を振るっているので、本当の家庭の味が楽しめるのが嬉しい点です。

つくたべかんの館内には、地元の旬の野菜などが購入できる特産品コーナーもあり、山梨旅行のお土産を探すのにもぴったりです。

大月おつけだんごも見逃せないほうとう以外の山梨県名物です。名前に大月とある通り、山梨県大月市で食べられている郷土料理で、お味噌汁の中にお団子が入った素朴な料理です。

お味噌汁に入っている具材は家庭やお店によって違いますが、大根や牛蒡などが一般的。お団子は小麦粉で出来ています。

古民家麺処 かつらは、大月駅前というアクセスのよい場所にあります。ランチやディナー時には満席になることも珍しくないので予約がおすすめ！大月おつけだんごのほか、うどんやラーメンも人気です。お得なランチメニューもあります。

名前からしてユニークな山梨県名物かっぱめしは、古くからかっぱ伝説が息づいている河口湖のご当地グルメです。かっぱの大好物だと言われているきゅうりの浅漬けを中心に、長芋のすりおろし、海苔や胡麻などがのってきます。

河口湖エリアのレストランでそれぞれアレンジされたかっぱめしが提供されているので、ぜひ食べ比べを楽しんできてください。

山梨県河口湖の湖畔にある食事処 湖波では、郷土料理のほうとうのほか、名産のわかさぎややまめを使った料理、うどん、かっぱめしなどが提供されています。食事処 湖波ではレンタルボートも扱っているので、お食事の後には河口湖に漕ぎ出してみてください。

山梨県のグルメ、スイーツにも見逃せないものがあります。笹子餅は、「名物に甘いものあり笹子餅」と初代の鉄道大臣によって読まれたほどの逸品で、ヨモギが混ぜてある餅に小豆餡が入っている昔懐かしい和菓子です。

お土産にもできますが、山梨県に行ったらぜひ作り立てを味わってみてください。時間が経ってしまった場合には少しだけ温めなおすと美味しく食べられるのでおすすめです。

笹子餅を販売しているところは多いですが、笹子餅を買うならここと地元の方を中心に熱い支持を集めているのがみどりやです。みどりやは創業100年を超える老舗で、笹子餅は下の住所にある本店のほかに主要駅の売店などで購入が可能です。

みどりやの笹子餅は添加物不使用のため、製造日を含めて3日ほどしか持ちません。山梨県のお土産として購入する場合はタイミングに注意しましょう。

ほうとう以外の山梨県名物、最後にご紹介するのもスイーツです。山梨県の名物スイーツといえば信玄餅が有名ですが、現地で楽しむならお土産で買うような個包装された信玄餅ではなく、信玄餅を使ったスイーツをぜひ食べてみてください。

信玄餅パフェ、信玄餅アイス、信玄餅ロールケーキなど、信玄餅を使ったスイーツはどれも甘すぎないのがポイント。食べ歩きもおすすめです。

山梨県で食べ歩きをするなら信玄餅を使ったスイーツが美味しいですが、お土産として購入するならやはり昔ながらの信玄餅がおすすめです。

中でも有名なのが桔梗屋の信玄餅で、商品名は桔梗信玄餅です。個包装された容器にはお餅が3切れ入っており、たっぷりときな粉がまぶしてあります。

少し変わったお土産にしたいなら、桔梗屋には桔梗信玄プリンもあります。黒蜜の量で甘さが調節できるので、甘みが苦手な方へのお土産にもぴったり！下の住所は桔梗屋の本店です。桔梗屋の商品は本店のほか、お土産屋などで幅広く扱われています。

ほうとう以外にも吉田のうどんや甲府鳥もつ煮など、ぜひ食べておきたいグルメがたくさんある山梨県。富士山や河口湖など自然が多い山梨県ですので、雄大な自然を満喫しつつ、美味しい山梨グルメを満喫してきてください。