台北の朝ごはん特集！地元おすすめのお店・人気店などを一挙紹介

まずは台湾の代表的な朝ごはんをご紹介しましょう。日本のものよりサラッとしている豆乳「豆漿」や、甘くない豆漿に酢やお醤油を入れて味を付けた「鹹豆漿」、具だくさんの台湾風もち米おにぎり「飯糰」。台湾風揚げパン「油條」や肉まん「肉包」も定番人気です。台湾に行ったら、美味しくて値段も安い朝ごはんを買いに出かけましょう!

台北の朝ごはんと言ったら「阜杭豆漿」の名前が挙がる有名店。行列必至のお店なので、早起きして朝5時30分の開店に合わせて出かけてみては。「鹹豆漿」は、甘くない豆乳を使用し、プルプルの食感になるまで酢を入れて固めたもの。値段は25元。安い!ザーサイや油條なども入れて具だくさんに。日本では味わうことのできない、美味しい朝ごはんです。

限定数のみ販売の「小餅」は、生地が何層にも重なり、パイのよう。サクサクしっとりの食感が大人気で、すぐに売り切れてしまいます。味もいろいろあり、それぞれ1個20元です。

専用釜で焼き上げる「厚餅夾蛋」35元は、卵焼きを挟んだパンのような厚餅です。厚みを選ぶことができ、「薄餅夾蛋」は28元。「阜杭豆漿」へのアクセスは、MRT板南線「善導寺」駅で下車。5番出口のすぐ脇、1階が「華山市場」になっている建物の2階です。

住所:台北市忠孝東路一段108号2F-28 電話番号:02-2392-2175

1階と2階があり、2階は黄色い壁がかわいい広々としたインテリア。「姜太太包子店」は20年以上前にオープンしたお店ですが、今でも人気は変わらず、1日5000個もの包子が売れるそう。包子とは、肉まんや野菜まんのこと。

人気の包子は、高麗菜包、韭菜肉包、酸菜包、鮮肉包の4種類。開店当時からある定番商品です。「姜太太包子店」へのアクセスは、MRT「忠孝復興」駅下車。2番出口を出て右に行き、そのまま少し進むと右側にあります。

住所:台北市復興南路一段180号 電話番号:02-2781-6606

「老蔡水煎包」は、台北に3店舗を構える人気店。「水煎包」とは、具が入った饅頭を焼いたもの。日本のおやきは両面を焼いていますが、「水煎包」は底の面だけ焼いてあります。小ぶりなので、小腹がすいたときにぴったり。

メニューは、ネギが入った「鮮肉包(豚まん)」、キャベツや春雨、椎茸が入った「高麗菜(キャベツまん)」、ニラや春雨、炒り卵が入った「韭菜包(ニラまん)」。「豆漿(豆乳)」や「米漿(米乳)」などの飲み物もあり、水煎包も飲み物もすべて13元。値段も安いですね。メニューには日本語表記もあるので安心です。

「老蔡水煎包」へのアクセスは、「台北駅」下車、6番出口を出て懐寧街を進み、洛碁大飯店花華館を右手に見て漢口街を右折すると左側にあります。ちょうど洛碁大飯店花華館の向かい側です。

住所:台北市開封街一段2号-58 電話番号:02-2331-5420

1975年創業、長年人気が衰えることのない麺線のお店です。鰹節の出汁が美味しいスープの中に、そうめんをやや太くしたくらいの細い麺とモツが入っていて、香菜が乗っています。小椀50元、大椀65元。一般的な小吃のお店よりは値段が若干高めですが、それでも安い!

人気店なので店の前は混み合っていますが、回転が早く、十数秒で提供されます。「阿宗麺線」へのアクセスは、MRT「西門」駅で下車。6番出口を出て、新世界館を左手に見ながら漢中街をまっすぐに進み、峨嵋街を右折。そのまま進むと右手にあります。

住所:台北市峨嵋街8号-1 電話番号:02-2388-8808、02-2388-8182

台湾風おにぎり「飯糰」は、現地在住の日本人にも大人気の味。日本のおにぎりは白米を使用していますが、台湾の飯糰はもち米を使用。海苔巻きを作るように、ラップの上にもち米を薄く伸ばし、メインの具材となる肉でんぶを乗せ、切干大根、卵焼き、揚げパン「油條」などを乗せて包み、握ったものです。油條が入っているので、サクサクの食感。

20種類以上の飯糰のバリエーションをもつ「劉媽媽飯糰」。「劉媽媽飯糰」の味に惚れ込んだ昔からの常連さんもいるほど、人気のお店です。基本は、白もち米または黒もち米、肉でんぶ、台湾風切干大根、「酸菜」というからし菜の漬物、油條、卵。

肉でんぶも種類が豊富で、豚肉でんぶ、魚肉でんぶ、素食(ベジタリアン)用でんぶの中から選ぶことができ、切干大根の辛さの指定もできます。卵はゆで卵か卵焼きのどちらかをチョイス。「劉媽媽飯糰」へのアクセスは、MRT「古亭」駅下車。6番出口を出てまっすぐ進み、華南銀行を右折。少し進むと左手にあります。

住所:台北市杭州南路二段88号 電話番号:02-3393-6915

中山紀念堂横に位置する「鼎元豆漿」の人気メニューは、飯糰、鹹豆漿、焼餅加蛋、焼餅油條、水煎包など。小籠包は、皮が厚めですが肉汁たっぷり、8個入って90元。安くて美味しいと人気です。

鹹豆漿は、毎日できたての豆乳で作っているため、豆の味が濃くて美味。「鼎元豆漿」へのアクセスは、MRT「中山紀念堂」駅下車。3番出口を出て左へ進み、金華街で右折。そのまま進むと右手にあります。

住所:台北市金華街30号-1 電話番号:02-2351-8527

「世界豆漿大王」の人気メニューは、酢がアクセントになった鹹豆漿25元。大根餅が苦手な人でもたべられるという美味しい「蘿蔔糕」25元や、少し焦げたような香ばしい味が癖になる「豆漿」15元も人気です。皮が薄く肉汁たっぷりの美味しい小籠包の値段は、8個入りでなんと70元。安いですね!いくらでも食べられるジューシーさです。

「世界豆漿大王」へのアクセスは、MRT「雙連」駅で下車。1番出口を出て右方向へ。民生西路をまっすぐ進み、中山北路を渡って右折。合作金庫銀行がある中山北路二段65巷を左折し、2つ目の路地を右折。突き当たりの左手にあります。

住所:台北市林森北路310巷27号 電話番号:02-2567-3115

龍山寺近くにあり、いつも地元の方で混み合っている「周記肉粥店」。「周記肉粥店」の看板メニューは、出汁が効いた美味しい「お粥」15元。「紅焼肉」59元も必食で、お粥との相性がぴったりです。「鶏肉」60元も人気。

日本語メニューもあるので、龍山寺観光の際にはぜひ食べてみてください。「周記肉粥店」へのアクセスは、MRT「龍山寺」駅で下車。廣州街を右に進み、康定路を越えて少し進んだ右側にあります。

住所:台北市廣州街104号 電話番号:02-2302-5588

台湾には「米苔目」というライスヌードルがあります。見た目はうどんとそっくりですが、素材は米粉やさつまいも粉、片栗粉やもち米粉など。蒸したお米をすり潰し、ところてんを作る要領で押し出して太めの麺を作ります。日本人にはあまり馴染みがない食べ物ですが、地元の人には大人気のメニュー。

塩ベースのスープに入った「湯」は40元、醤油ベースのタレを絡めて食べる「乾」も40元。値段が安いことにびっくりです。日本のうどんよりもコシがあり、もちもちした食感。日本人の口にも合います。

「天津街米苔目」へのアクセスは、MRT「中山」駅で下車。2番出口を出て南京西路を中山北路方面へ進みます。中山北路を右折し、中山北路一段121巷を左折。そのまま進むと左手にあります。

住所:台北市中山北路一段121巷15-1号 電話番号:02-2521-2511

台北の美味しくて安い朝ごはんのお店をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。台湾では、下ごしらえや調理の手間を省けるよう、朝食を買ってテイクアウトし、会社などで食べる人がほとんど。美味しくて値段も安いのですから、さすが外食文化が発展している台湾です。台北を訪れた際には、早起きして、朝食を食べに出かけてみてください。