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焼酎『伊佐美』は幻の一品!プレミア酒の購入方法と価格は?

焼酎『伊佐美』は幻の一品!プレミア酒の購入方法と価格は?
投稿日: 2017年6月16日最終更新日: 2020年9月6日

幻の焼酎とされる、鹿児島県伊佐市の芋焼酎『伊佐美』。プレミアムな酒が喜ばれる今、この『伊佐美』の人気が急激に上がっています。手に入れるにはどうすればいいのか。価格はどれくらいか。『伊佐美』の魅力を解明しながら、実際に飲める方法を紹介します!

芋焼酎を飲むならプレミアム酒の『伊左美』見出し

同じアルコールでも醸造酒よりふつか酔いになりにくく、しかも健康的ということで蒸留酒が人気の現代。中でもサツマイモを原料とした芋焼酎は香りもよく多くの人たちを虜にしています。そんな芋焼酎の日本最大の生産地・鹿児島。ここにはプレミアム焼酎ともいわれる『伊佐美』があります。この焼酎はどんな焼酎なのか徹底調査してみました!

プレミアム焼酎『伊佐美』の製造元はどこ?見出し

『伊佐美』は鹿児島県伊佐市にある「甲斐商店」が製造販売する芋焼酎です。近年、焼酎人気から芋焼酎が注目され、小さな蒸留所が作るものは購入困難なことからプレミア価格がつくなどしています。実は『伊佐美』は元祖プレミア焼酎ともいわれ、焼酎ブームが来る前から幻の焼酎と呼ばれていた逸品です。

そんな幻の焼酎『伊佐美』が生産される鹿児島県伊佐市は県内北部にある米どころで、しかも金の産出地でもあります。伊佐市は昔からあるのではなく、大口市と菱刈町が協議の結果2008年に合併したばかりの新しい市です。出身の有名人ではミュージシャンの吉田拓郎や俳優の榎木孝明がいます。

そもそも芋焼酎はどうやって造られるの?見出し

『伊佐美』を語る前にそもそも芋焼酎とはどんなものでしょうか。まず、焼酎は蒸留酒に分類され、ビールなどの醸造酒と比べるとふつか酔いになりにくく、身体にも健康的だとされます。様々な食材を蒸留して造ることができるのですが、九州ではサツマイモを原料にした芋焼酎の生産が盛んです。

芋焼酎の製造に必要な材料はサツマイモのほか、麹があります。『伊佐美』では甘みや香りがはっきりと出やすいとされる黒麹を使用。この味わいもまた人気の理由になります。黒麹は蒸した米に種麹をつけて培養。さらに酵母菌を加えて作ります。これに蒸して砕いた芋とまぜ発酵させ、もろみができます。

発酵したもろみは蒸留器にかけられます。蒸気を当てて加熱し、沸騰したもろみからアルコールの蒸気が出るので、それを集めて冷却。タンクに貯蔵されることになります。『伊佐美』の甲斐商店はHPがないのでどう貯蔵しているかがわかりませんが、上の写真のように樽に詰めて貯蔵する蒸留所もあります。

貯蔵することで焼酎の味わいは丸みを帯び、まろやかになります。そして瓶詰めして出荷されるというわけです。特に『伊佐美』は厳選されたサツマイモや黒麹を使用しているので味わいがほかの芋焼酎より優れていて、どんな料理にも合います。一度飲んだら忘れられないほどの感動を覚えることでしょう。

芋焼酎『伊佐美』の誕生秘話見出し

幻の焼酎『伊佐美』を製造する「甲斐商店」。蒸留所のある伊佐市は米どころで、『伊佐美』の原材料となる米麹が入手しやすいこともあって誕生したようです。甲斐商店の創業は明治32年。1899年なので、すでに120年近くも続く老舗ということになります。そんな老舗が製造する幻の焼酎ですので、なおさら購入困難で人気になるのもわかります。

『伊佐美』は元々はこの名前ではなかったようですね。甲斐商店が所在する伊佐市は2008年以前は大口市であり、さらに昔は伊佐郡と呼ばれていました。その当時にここを訪れた陸軍大将が甲斐商店の芋焼酎を飲んで、あまりのおいしさに感動し、伊佐郡でもっとも美味な焼酎として『伊佐美』と命名されたのだそうです。これが今の名称とラベルのデザインに繋がっているのだとか。歴史を感じますね。

『伊佐美』には焼酎以外のスピンオフもある見出し

この幻の芋焼酎『伊佐美』は地元の人でもなかなか購入できない、本当にプレミアムな焼酎です。この伊佐市でなくても、日本全国にある居酒屋さんでもたまに『伊佐美』を置いていることもありますが、大体価格がずば抜けて高いです。購入困難なため、価格にプレミアムがついてしまうんですね。そんな『伊佐美』に実はお菓子バージョンがあります。

『伊佐美』を製造する甲斐商店がある伊佐市市内にある和菓子店「橋脇 風月堂」が、なんと幻の焼酎で作ったお菓子を売っているのです。上の写真の『伊佐美 焼酎ゼリー』や『伊佐美 焼酎カステラ』、さらに『伊佐美 焼酎もなか』の3種類。アルコール入りなので大人向けのお菓子で、オンライン販売も行っています。

幻ともいわれる『伊佐美』はどんな味わい?見出し

そんな幻の焼酎『伊佐美』の気になるお味はどんな感じでしょう。まずよくいわれるのが、黒麹を使っているわりには白麹のような、芋の香りが強すぎないあっさりとした風味と味わいということです。黒麹は個性的な味になりやすいのですが、『伊佐美』は非常に飲みやすく、辛口と甘口の中間のような焼酎になります。

幻といわれるだけある『伊佐美』は口に入れた瞬間の風味から、飲み込んで消えてゆく香りの感覚など、芸術的だと評されています。ロックで飲んでも、お湯わりで飲んでもおいしいとされますが、より芋の香りを楽しみたければお湯わりがオススメだとされます。写真のような九州の焼酎をお燗する酒器もほしいところですね。

なぜ『伊佐美』は幻の焼酎になった?見出し

『伊佐美』が幻の芋焼酎として知られるのは、日本の芋焼酎ブームの遙か以前からだったそうです。そもそも『伊佐美』がなぜ幻とまでいわれるのでしょうか。それは製造元の甲斐商店があまり大きな蒸留所ではないことがあります。大手企業の製造ラインと違い、職人たちが手作りで『伊佐美』を造ってきているからなのです。

『伊佐美』の蒸留所が小さいことで生産量に限りがあります。そのため、流通ルートに乗せられる本数も限りがあり、より幻の焼酎だと思われるのです。実際、年間生産量もばらつきがあるようで、毎年価格も変動します。そのあたりもまた『伊佐美』が幻の焼酎だといわれる由縁で、価格にプレミアムがついてしまうのでしょう。

幻の焼酎『伊佐美』の購入方法は?見出し

『伊佐美』が幻の焼酎と聞いて、ぜひ飲んでみたいという人もいることでしょう。一体どのように『伊佐美』は購入できるのでしょうか。まず確実に本物の『伊佐美』を購入したければ甲斐商店に直接申し込むことです。甲斐商店では『伊佐美』販売を電話にて受け付け販売しています。電話して申し込めば、『伊佐美』が定価で確実に手に入ります。ただ、条件があるので注意が必要です。

甲斐商店で幻と呼ばれる『伊佐美』を直販していますが、電話受け付けのみになります。しかも、仕込みのある7月から10月以外の毎月上旬に1回のみです。時間帯は午前9時から正午まで。1回の電話で予約できるのはたった1本。同じ名義・住所では3回かけて最大3本までしか手に入りません。受け取りは甲斐商店に直接行くか郵送してもらいます。

住所:鹿児島県伊佐市大口上町7-1 電話番号:09952-2-0548

直販以外で『伊佐美』を購入できる方法は?見出し

前項で紹介した幻の焼酎『伊佐美』の購入方法では電話が非常に繋がりにくく、購入方法としては実にレベルが高いため、まさに幻の芋焼酎となります。有名歌手のコンサートチケットの購入よりも困難ともいわれるほどで、ほかにいい方法がないか気になるところですよね。そこでネット検索を『伊佐美』でかけてみてください。ほかの方法としては通販もあることがわかります。

幻の『伊佐美』を手に入れるほかの方法は通販です。伊佐市近辺に住んでいるのであれば市内の酒店で置いてあることもあるようですし、稀にデパートにもあったりするみたいです。ですが、ネットを介した通販であれば、プレミア価格がついてしまうもののいつでも購入可能。ただ、ほかの焼酎と抱き合わせなどもあり、一筋縄ではいかないみたいです。まさに幻の焼酎ですね。

幻の焼酎『伊佐美』の価格はやっぱり高い?見出し

『伊佐美』は通販ではどうしてもプレミアム価格になります。いずれにせよ送料や業者の利益が上乗せされるので定価よりも高くなるのは仕方がありません。ネット上で調べると通販では1800mlが2800円台から4000円以下がお手頃ですね。ただ、プレミアムがついていると4000円超どころか7000円とつくこともあるようです。

『伊佐美』は幻といわれるだけあって、元々製造量も少ないです。ですので、販売年によっては7000円がつくこともあるというわけです。では、これが一体どれくらいのプレミアムがついているのでしょう。実は甲斐商店で直接購入すると価格は1990円だそうです。だからみんな一所懸命に電話して直販を狙うんですね!

芋焼酎『伊佐美』が一番おいしい季節は?見出し

焼酎は俳句の季語にもあります。焼酎の産地が九州などになり、また芋の季節も関係して「夏」の季語になるのだそうです。ですので、焼酎自体は夏の飲みものなんですね。ですが、お湯わりもおいしいように、焼酎は冬でも飲めるお酒です。そのため、焼酎がおいしい季節というのは1年中です。

幻の焼酎『伊佐美』も年間を通しておいしいのですが、直販の受け付け時期を見ると、芋の収穫などに合わせて7月から10月は販売をしません。ですので、この時期だけ『伊佐美』のオフシーズンになります。ただ、これはあくまでも販売受け付けのタイミングの話であり、『伊佐美』は年間を通して実に深みのある味わいを楽しめます。

幻の焼酎『伊佐美』のファンが急増中!?見出し

いかがでしたか。幻のプレミアム芋焼酎『伊佐美』。すでに電話受け付けでさえ入手困難なほどのものですし、プレミアム焼酎が話題になる以前からプレミアムだった幻の焼酎です。ネットが発達し、さらに『伊佐美』の噂を広まっています。ただでさえ製造量が少ないのに、さらに入手困難になること間違いなしでしょう。もし街中で『伊佐美』を見かけたら、迷わず注文してください!絶対に損はしません!

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投稿日: 2017年6月16日最終更新日: 2020年9月6日

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