潟沼（かたぬま）湖！四季で変わる湖水の色が幻想的！紅葉やボート遊びも！

宮城県大崎市には、季節によって色が変わる潟沼湖があります。とても幻想的な一面を持ち、自然豊かな潟沼湖は見どころも盛りだくさんあります!"伝説のカルデラ"といっても過言ではないこのスポットには、紅葉の観光などをはじめ、ボート遊びも満喫できるレジャーにもおすすめですよ。今回は、気になる潟沼湖の魅力に迫っていきましょう。

主に龍神様の伝説が有名な潟沼。今から1000年以上前の火山の爆発によってできた伝説のカルデラ湖と潟沼はいわれています!晴れの日には鮮やかなエメラルドグリーンに、曇りの日には落ち付きのある青緑に色が変わっていきます。これが潟沼湖1番の見どころです!特徴的な湖水の綺麗な青色は、日々変化する硫黄の量により生まれているそうですよ!

温泉のような硫黄の香りが、カルデラ湖である潟沼には漂っています。ここには、サンユスリカという蚊であるユスリカの仲間の一種が大量に生息しています。しかしこの蚊は、人を刺したりすることはなく、安心して潟沼の綺麗な水や大自然の景観を楽しめますよ!さらに世界でもトップクラスな酸性の湖である潟沼の一面も注目ポイントでしょう!

潟沼が伝説の湖といわれるきっかけを作ったとされるのが、先ほどさらっと記した水や雨にまつわる神様として有名な"龍神様"です!主に伝説として昔から言い伝えられていることは、潟沼の主は女性の竜神であって、毎年桃の節句の夜明け頃に、潟沼の湖の中から龍神の機織る音が聞こえるということです。潟沼は別名"龍神湖"と呼ばれていますよ!

真っ青な美しい潟沼では、青々とした自然に溢れた道中も見どころの1つですよ!車を使ったアクセスもいいですが、大自然に浸るなら遊歩道から潟沼へ向かうのもおすすめです。近くには鳴子温泉もあり、観光スポットとして申し分なしといえるでしょう。たまに乳白色に湖の色が変わるときもあるそうで、まさに伝説のカルデラ湖と名が通ります!

日本では1番酸性の成分が強いと言われている伝説のカルデラ湖。酸性の湖水なので、水遊びにはあまり向いていませんが、涼しげな色合いや近くの大自然を鑑賞するには最適でしょう!さらに「潟沼」と書かれた木の看板は、ぜひ青く輝く美しい伝説のカルデラ湖と一緒に写真に収めたいおすすめスポットです。湖の水面に映る空や山にも必見ですよ!

潟沼の湖は、湖水面が約306mで深さは最大深度約16.2mあります。強酸性なので溺れてしまったら大変ですし怖いですね。さらに潟沼の湖の長径は450mで短径は350mの楕円の形になっており、周囲は意外と大きく約1.3kmあります。潟沼の一部は、硫黄のガスが噴出していて危険な場所になっているものの、湖の周りを散策することもできます!

水遊びに向いていなくても、ボートであれば伝説の潟沼湖を堪能できますよ!友だちや家族との旅行、恋人とのデートにもぴったりな潟沼の湖は、のんびり過ごしたい日にはおすすめなスポットです。ちなみにボート使用代金は、500円と安くリーズナブル!ボートの使用時間も無制限です。心おきなく青い潟沼の湖水を目の前で見ることができますよ!

さらにボートには、ペットとの同乗も可能です。愛犬家の人でもワンちゃんと一緒に潟沼を楽しめますね!また、最近話題のSUPこと"スタンドアップパドルボート"の体験もできるようですよ!幻想的で神秘的な青い湖、潟沼を堪能しながら、ボート上でSUPを楽しめます。初心者でもすぐに乗ることができるので、もっと潟沼の魅力に浸れるでしょう!

潟沼の湖を囲むように育っているモミジの木々は、秋になると紅葉して美しい景観を作り出します。青い湖の水面に映る赤い紅葉は、まさに秋にしか味わえない潟沼の美しい見どころポイントですよ!さらにボートで陸から水面へ進んでいけば、違った印象の潟沼の湖と紅葉のコラボレーションを堪能できるでしょう。遊歩道の紅葉もおすすめですよ!

潟沼の湖の周りには、紅葉するモミジやイチョウなどの木々以外にも、常緑樹もたくさん育っていて大自然に恵まれているスポットです。また深みのある青色やパッと映えるエメラルドグリーンなど潟沼の湖面の色によってガラリと雰囲気が変わる景観は、日々深みのある色に変わっていく紅葉とも相性抜群です!潟沼の周りの紅葉も美しいですよ!

潟沼の近くにある「クレー射撃場」でも、美しい紅葉を堪能することができますよ!そもそもクレー射撃とは、皿のようなまとを空中に飛ばして散弾銃で撃っていく射撃のスポーツを指します。散弾銃で皿の的を壊した数で勝負するルールになっています。芸術的な美しく色づいた紅葉と、スポーツ種目のクレーを秋の潟沼では楽しく体験できますね!

紅葉が美しい秋が去ると、東北である宮城県には雪が降ってきます。潟沼がある大崎市もまた、雪がよく降るエリアになっています。そんな寒い冬でも、変わらず深い青色や美しいエメラルドグリーンなど、潟沼の色は日々変わっていきます。周りの山々やすっかり雪化粧した木々は、潟沼の湖との美しい自然のコラボレーションを作り出します。

東北の冬は長く、胡桃ヶ岳や尾ヶ岳、松ヶ岳、鳥谷ヶ岳と4つの山々に囲まれている潟沼周辺の雪は4月になっても残っている時があります。しかし、強い酸性の水質である潟沼の湖の一部は凍ることはないそうです!凍らない理由には、湖の底から熱泉ガスや水蒸気が出ていることが挙げられます。東北地方の山間部では、自然の威力も感じられますね!

幻想的な潟沼から離れれば、さらに自然の恩恵を感じられるスポットがあります。潟沼からほど近い場所にある鳴子温泉界隈。この近くを流れる滝も観光にはおすすめスポットといえるでしょう。滝を流れていく水はとても美しい聖水のようです。ちなみに潟沼のような強い酸性ではないのでご安心を!春には雪解け水も流れていく綺麗な滝ですよ!

とても青色が鮮やかな潟沼の湖。その近くにある山の岩肌にも注目ですよ!硫黄の香りが漂っている潟沼周辺ですが、その香りの原因である硫化水素がたくさん出ているスポットであれば、その山の岩肌が変色することがあるようです!岩の色を変えるほど強い酸性の硫化水素はとても危険なので、山の岩肌を見たいなら遠くからの鑑賞がおすすめです!

また岩肌だけでなく、山肌からも硫黄のガスが噴き出している場所があるので注意が必要ですよ!危険な場所には看板が立っていることもあるので、むやみにその危険な場所へ近付くことはおすすめできません。潟沼周辺にある山を越えた先には、鳴子温泉もあります。潟沼の湖と性質が似たお湯で、ゆったりさっぱり潟沼周辺の観光も楽しめますよ!

日本三大名泉としても有名な鳴子温泉街。その温泉街やホテルには、潟沼についての写真や説明がされていることもあるようです!例えば鳴子観光ホテルの脱衣場前には、潟沼の湖を紹介するコーナーがあり、昔の写真ですが展示してあります。潟沼の湖にボートを浮かべ、マッチ製作などに使うための硫黄を採取しているシーンが写されていますよ!

さらに潟沼湖畔にはレストハウスがあり、12月から3月までの冬季休業以外は宿泊できますよ!宿泊した部屋からは、青色やエメラルドグリーンに染まる潟沼の湖を堪能することができます。また夏になればこのレストハウスのオーナーさんがボート屋のオヤジさんに変身!レストハウス前に貸しボートがあるので綺麗な潟沼でボート遊びを楽しめます!

日によって青色やエメラルドグリーン、白っぽく色が変わる潟沼の湖は、1年中観光を楽しめる神秘的で幻想的なスポットです。強い酸性の湖水とは思えない、透き通る美しさは是非目の前で実感してみたいもの!さらにボート遊びや秋の紅葉散策、近くの日本三大名泉"鳴子温泉"も満喫できます。是非息をのむほど美しい潟沼の湖へお越しくださいね!