安房神社はパワースポットで有名！お守りでご利益GET！温泉もあり！

千葉県館山市にある安房神社（アワジンジャ）は、山梨県の新屋山神社（アラヤヤマジンジャ）・石川県の金釼宮（キンケングウ）と共に「日本三大金運神社」の1つといわれています。安房神社には、たくさん神様が祀られているので、金運以外にもご利益をいっぱい授かることができるパワースポットなのです!そこで、安房神社のご利益や見所・周辺の温泉情報などをご紹介します。

安房神社は、千葉県南部の房総半島南端の吾谷山（アヅチヤマ）山麓に鎮座している神社です。安房神社の歴史はとても古く、創始は今から2670年以上も前に遡り、神武天皇が初めて天皇として御即位なされた皇紀元（西暦紀元前660）年と伝えられているそうです。安房神社はとても由緒ある神社であり、[安房国（アワノクニ・現在の千葉県南部の国名）]の一の宮（※その地域で最も格調高い神社のこと）になっています。

安房神社の主祭神の天太玉命（アメノフトダマノミコト）は、なんと"日本の全ての産業創始の神"なのです。しかもあらゆるものを生み出す優れた力をお持ちなので、"ものつくり・事業繁栄・商売繫盛・技術向上"などにご利益があります。さらに忌部（インベ）五部神といわれる神も祀られており、それぞれに事業を上手く繫栄させてくれるようなご利益が頂けます。

忌部五部神はそれぞれ異なる神様です。まず「櫛明玉命（クシアカルタマノミコト）」は装飾・美術の神、「天日鷲命（アメノヒワシノミコト）」は紡績業・製紙業の神、「彦狭知命（ヒコサシリノミコト）」と「手置帆負命（タオキホオイノミコト）」は林業・建築業・武器製造業の神、「天目一箇命（アメノマヒトツノミコト）」が金属鉱業の神とクリエーティブな仕事をされる方や起業を目指す方におすすめの神社です。

「イヤシロチ（弥盛地）」とは、"心地よい場所であり、生命力が盛んになる地"という意味があるそうです。安房神社は、イヤシロチとしても有名で心や体が疲れてしまっていたり、体調が悪くてもここに足を踏みいれると心身が軽くなるようなエネルギーを与えてくれるそうです。安房神社は、優しい気で包まれている場所なのですね。

御神木の樹齢は、なんと500年といわれています。御神木は槙の木で下の宮の前にあり、大きい立派な木でもあまり目立つところにはありません。ですが、近寄って見上げるとよい気を発していますので、強いエネルギーを感じるパワースポットです。ぜひ御神木に立ち寄ってパワーを頂きましょう!

安房神社は、房総半島の南端付近に位置しており、北海道を頭として日本列島を龍に見立てると、まさに「龍が玉を持つ爪の部分」にあたります。"東京湾"という龍の宝球をしっかり持っているということから、"大事なものを離さない・大事なものを魔物から守る・つかんだ運は離さない"というご利益があるそうです。安房神社をお参りすると良い運をつかめそうですね。

上の宮（本殿）に祀られている主祭神の妃神「天比理刀咩命（アメノヒリトメノミコト）」は、夫婦円満の神様です。そして、主祭神「天太玉命（アメノフトダマノミコト）」と合わせて"恋愛成就・良縁成就・子授け・安産祈願・身体健全"などのご利益を授かることができます。ご夫婦で参拝したらさらに夫婦仲良しになりそうですね。

上の宮は、"縁結び"にもご利益がありますが、下の宮には”今までとは違った縁を結ぶ”というご利益を授かることができます。こちらに祀られている「天富命（アメノトミノミコト）」と「天忍日命（アメノオシヒノミコト）」は、共に"開拓の神"なのです。下の宮を参拝すると未開の地を切り開いていく”心の強さと粘り・集中力"を授けていただけます。新しい縁を求めている方は、こちらも訪れてみてください。

上記の「縁むすび守」は、縁結びの運を引き寄せるお守りです。主祭神と妃神との仲睦ましさにあやかったものだそうです。色もピンクと紫の2色ありますから、お好きな色のお守りを身に付けて過ごすと、良縁を引き寄せてもらえそうですね。

厳島社は、本殿へ向かう階段を上る手前に横たわる巨大な海食岸をくりぬいてお祀りされた末社です。こちらには、海上交通を守護される海の女神「市杵島姫命（イチキシマヒメノミコト）」が祀られています。市杵島姫命は、福岡県の宗像大社の中津宮に祀られた神でもあります。仏教の弁財天と同一視されることもあるそうで、こちらも強いエネルギーを感じることができます。

境内の奥に吾谷山から湧き出ているという御神水でお水取りをさせていただけます。お水取りをする所は、本殿近くの神聖な場所にあります。ですから事前に社務所で受付をしてお祓いを受け、外界の穢れを祓い清めたのちお水取りを行ないます。ただし、水を入れる容器は各自用意していかなければなりません。さらにお水取りができる時間は、9時から16時30分迄ですから、時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。

お守りは、日頃から身に付けたり、よく使うカバンなどに付けると災厄を祓ったり幸運を招いたりします。数あるお守りの中で、ちょっと珍しい安房神社ならではのものをほんの一部ですがご紹介します。「神気守」では、「気」の力を頂いて様々な運気を上げてくれます。

「夢叶う守」は、夢や希望・目標に向かって努力している人にパワーを与えてくれます。「追風守」という珍しいお守りは、人生の岐路や難事にあった時に大神様が良い方向になるように後押しをしてくださる有り難いお守りです。

変わったところでは、普段から持ち歩いている方が多くなった携帯電話やスマートフォンなどに貼るタイプのお守り「スマートフォン守」があります。「スマートフォン守」は、下地が透明なのでシールのように好きな場所に貼るお守りです。お守りは、いろいろなタイプがありますので、願い事にあったものを選んでください。

安房神社の境内にあるあづち茶屋は、綺麗な和風カフェです。ここのおすすめの逸品は、珍しい「あたたかい抹茶ぜんざい」です。抹茶の中にあんこと白玉が入っていて美味しいですので、寒い時には身体も温まりますよ。他にも千葉県の特産品のびわを使った「びわゼリー」や「甘酒」などもありますから、参拝後にちょっと一休みしてみてはいかがでしょうか。

不老山　薬師温泉は、"洞窟の中に温泉がある"と密かに話題になっています。見所の1つである洞窟を抜けてお風呂場に行くと、神秘的な淡い琥珀色のお湯が疲れた身体を癒してくれます。また自然村の敷地内には、ホテルや薬師如来を祀るお寺などもあり見所満載ですから、安房神社を参拝した後に温泉に浸かって1日の疲れを癒してみませんか。

住所: 千葉県館山市布良600番地 電話番号:0470-28-1111

安房神社へのアクセス方法は、車が便利です。また、公共交通機関を利用して電車や高速バスに乗って車窓からの景色を楽しむのもおすすめです!電車を利用するなら、JR東京駅から内房特急「さざなみ」に乗車し約2時間でJR館山駅に到着です。高速バスならJR東京駅八重洲口から「房総なのはな号」でJR館山駅を目指すこともできます。高速バスは、座席指定ですから約2時間15分の快適なバスの旅が楽しめますよ。

JR館山駅前からJRバス「神戸（カンベ）経由・安房白浜行」に乗車して、約20分後「安房神社前」バス停下車します。その後、約10分歩くと安房神社の"一の鳥居"が見えてきます。ただし、路線バスは1時間に1本と本数は少ないですから、事前に調べておくといいですね。最後に車を利用する場合、富津舘山道路の富浦ICより国道127号線・国道410号線を経由して約25分で到着します。気持ち良い風を感じるドライブもいいですね!

住所:千葉県館山市大神宮589 電話番号:0470-28-0034

安房神社は、参道のソメイヨシノの桜並木が美しいと有名なお花見スポットなので、せっかくですから桜の季節に訪れてみてください。しかもとても由緒ある神社ですから、見所満載の広い境内をゆっくり散策するだけでも心身ともに癒されますよ!自分の願い事に合ったお守りを頂き、近くの温泉で気分もリフレッシュするとさらに癒されますから、ぜひ1度訪れてみてはいかがでしょうか。