日本のパスポートって最強！色訳の意味は？新しいデザインが魅力的すぎる！

当サイトをご覧の皆様はおそらく高い確率でパスポートをお持ちでしょう。ではパスポートはどのようなもので、世界のパスポートと比較した時どのような優位性があるかご存知でしょうか？こちらでは日本のパスポートが優れている点や新しいパスポートのデザインなどについてご紹介していきます。

日本国内に於いては、自分が何者かを証明するのに何を使いますか？免許証でしょうか？保険証でしょうか？海外においてはこのパスポートがあなたが何者かを証明するものになります。パスポートははほぼ世界共通で使用できる身分証明書なのです。ですから海外の空港での入国・出国、ホテルにチェックインするとき、お酒を買うときなどにもかならず提示しなくてはならないものになります。

外務省のホームページでは海外旅行の際は"パスポートは生命の次に大切なもの!"とされています。1歩海外に出ると自分が何者かを証明することは非常に重要なことなのです。海外旅行中にもし失くしてしまったり、盗まれてしまったりしたら、すぐ現地の日本大使館に行ってしかるべき処理をしてくださいね。

しばしば混同されがちな"パスポート"と"ビザ”の違いを少しご説明しましょう。前段で説明した通り、"パスポート"は「日本政府が発行する世界で使用できる身分証明書」のことで、VISAは渡航先の国から発行される「あなたが入国することを許可します。という許可証」のことです。ちなみにビザはパスポートに貼られます。

ビザの種類は①観光ビザ②商用ビザ③学生ビザ④就労ビザなど渡航先に入国する目的により様々な種類があります。では皆さんは観光する際に①の観光ビザの申請をしたことがありますか？実は日本のパスポートが最強と言われる理由はここにあるのです。

おそらく、日本人が1週間ほどの海外旅行に行く際にビザを申請したことがある人は少ないのではないでしょうか？海外から日本に入国する場合ビザなしで入れる国は68か国ですが、それに対して日本人が海外に入国する際にビザなしで入国できる国は世界196か国中、172か国もあるのです。

日本パスポートの信頼性が高い理由は①経済大国であるため、労働の為の不法入国の可能性が低い。②強い政治的および宗教的な思想を持っていないことが多い。③民度が高いの三つが主な要素ではないでしょうか。③の民度に関しては日本人にも様々な人がいますが、①と②に関しては当てはまると思います。

日本のパスポートは何色あるかご存知ですか?当然10年パスポートの赤と5年パスポートの青があるのはご存知でしょう。20歳以上の場合は10年か5年を選択できますが、20歳未満の場合は5年パスポートしか申請できません。ではそのほかにも緑色やこげ茶色があるのはご存知でしょうか?

『緑色のパスポート』は公用パスポートのことでこれを持つ人は政府関係者、JICA職員、大使館の職員などです。また通常私たちが持っているパスポートのカバーには"JAPAN PASSPORT"の表記しかありませんが、公用パスポートの場合はカバーの色だけではなく表紙に"JAPAN OFFICIAL PASSPORT"と表記されています。

『こげ茶色のパスポート』は外交官やその家族、皇族の方々に対して交付されます。こちらもカバーの色だけではなく表紙に"DIPLOMATIC PASSPORT"=外交用パスポートと表記されています。これらのパスポートを持つ人たちは一般の人とは別の入国・出国ゲートがあったり、行列には並ばずに優先的に審査を受けているのを見たことがあります。

日本のパスポートはICAO(International Civil Aviation Organization：国際民間航空機関)標準で定められているICパスポートです。日本のパスポートの表紙の下の方に〇と□のロゴのようなものを確認できますね。これはこのパスポートの中に個人情報及び旅券の顔写真を含む生体情報等のデータが記録されているICチップが搭載されている証です。パスポート中ほどの厚紙の部分にチップが入っています。

パスポートには他にも偽造防止の為に様々な工夫が凝らされています。例えば、『ブラックライトで浮き上がる顔写真と桜』です。実は顔写真のページにブラックライトを当てると、違う場所にもう一つ顔写真と同じ顔が浮き上がります。また、パスポートの桜の柄が浮かび上がるなどかなりの工夫を凝らしています。

さらにパスポートには"JAPAN PASSPORT"のロゴが1360個も書かれており、そのうち2つだけ"S"が逆になっているのだそうです。さっそくパスポートを開いて調べてみてはいかがでしょうか。そもそも"JAPAN PASSPORT"という文字が「よく印刷できたものだ」と思うほど小さく、さらに"S"が逆のものを探すのは不可能に近いです。そのほかにも一般人の知りえない偽造防止策が搭載されているかもしれませんね。

海外に行ったときはパスポートは日本人であることを証明する唯一で最大の証拠なので、是非大事にして欲しいのですが、しばしば間違った使い方をしてしまう人がいらっしゃいますので、パスポートを使って絶対にやってはいけないことをご説明しましょう。

『防虫剤と保存することはやめましょう。』洋服やかばんのポケットにしまったままや大事にするあまり防虫剤が入った箱などにしまってしまうと、防虫剤の成分がラミネートの表紙を変色させてしまう可能性があります。表紙の色が変色していると入国・出国時に問題になることがありますので、ご注意ください。

『メモ、プリクラ・ステッカーは禁止です』パスポートの中で，持ち主が記入できるページは所持人記入欄（裏表紙の内側）だけです。他のページにはいかなる理由でもメモや絵をかいたりすることは禁止です。またどのページであってもプリクラやステッカーをパスポートに貼ることは禁止ですのでご注意ください。

日本のパスポートは現在発行されているものから比べると、無地だった以前のものからページに桜の柄が入っていたり、ホログラムのようなものが入っていたりでだいぶオシャレになった感じがしますが、海外にはとてもおしゃれなパスポートが存在します。中からいくつかご紹介しましょう。

『スイスのパスポート』表紙からおしゃれです。目を引く赤い表紙に白い文字、小さな十字の形の凸凹が表紙にあしらわれています。パスポートというより、若い子が持つメモ帳のようなシンプルかつスタイリッシュな表紙です。また、中もカラフルで国旗の白い十字があしらわれています。その可愛いさにこれが本当にパスポートであることを忘れてしまいそうです。

『カナダのパスポート』表紙は比較的普通です。色も紺と特筆すべきところもないのですが、中身に驚きます。1ページずつ違う絵が描かれています。絵は国会議事堂やナイアガラの滝やカナダの歴史上の人物などなのですが、ブラックライトを当てるとその絵にさらにカラフルな花火や太陽などが浮かび上がります。こんな工夫がこらされているパスポートなら絶対失くしたくない!と思うような面白いデザインです。

日本のパスポートは世界有数の信頼度を持つけれど、そのデザインについては昔から特筆すべきものがなく、おしゃれとは言い難いものでしたが、2019年から発行されるパスポートはデザインが刷新されとてもおしゃれになるというのです。どのようなものになるのか、わかっている部分だけですがご紹介しましょう。

世界のおしゃれなパスポートの傾向としては、スタンプのページが1ページずつ違うというのがオシャレで、偽造対策にもなるというのが流行のようです。日本の新パスポートも1ページずつデザインが変わります。絵は「富嶽三十六景」から二十四景が選ばれ、薄く印刷されるのだそうです。残念ながら表紙はそのままだそうですがとても楽しみですね。

いかがでしょうか。現在のところデザインに多少の難はあっても、日本のパスポートの信頼性は世界有数のものです。現在日本のパスポート普及率は25％前後だそうですが世界はとても広いです。日本パスポートを持っていることを誇りに是非世界への扉を開いてください。そしてパスポートは大切に扱いましょう。