江ノ島シーキャンドル(展望灯台)特集！料金は？冬のイルミネーションも人気！

江ノ島の真ん中に立つシーキャンドル（展望灯台）は高さが60mあります。上が広がっている特徴的な姿は江ノ島だけでなく、湘南全体のシンボルといっても過言ではないでしょう。イルミネーションや夜景が美しく、年間を通して多くのイベントも催されている江ノ島シーキャンドル展望台についてご案内します。

住所:神奈川県藤沢市江の島2-3 電話番号:0466-23-2444

江ノ島シーキャンドルは小高い丘の上にあり、暑い日や疲れている時などはその高さまで上って行くのは結構大変です。そこで便利なのが「江ノ島エスカ―」というエスカレータです。途中歩いて乗り継いだりしますが、格段に速く楽にシーキャンドルのあるサムエル・コッキング苑の高さまで行かれます。年配の方などにも便利です。

展望台に行くにはサムエル・コッキング苑の料金200円と展望台への昇塔料300円の計500円(小人半額)がかかります。「江ノ電1日乗車券のりおりくん」「小田急フリーパス」「湘南モノレール1日フリーきっぷ」を持っている場合は大人30円引き、小人10円引きになります。その他の割引切符については後述します。

サムエル・コッキングとは明治時代の英国人貿易商で、江ノ島の地に和洋折衷の大庭園を造った人です。その地を整備したのが今の庭園で、季節の花が人々の目を楽しませてくれます。この庭園に入園するだけなら料金は大人200円です。シーキャンドルに行く時は入園せざるを得ないので、どうせなら庭園散策も楽しみましょう。

住所:神奈川県藤沢市江の島2ｰ3-28 電話番号:0466-23-0623

サムエル・コッキング苑の中では季節の花はもちろん、関東大震災で残ったコッキング氏の温室遺構や、藤沢市指定天然記念物のシマナンヨウスギなどの植物も見ることができます。また、姉妹都市に関わるエリアも点在し、そこにある中国様式の四阿、そば道場などで休憩することができます。苑内は冬のイルミネーションも必見です。

シーキャンドルは地上60mの高さがありますが、高台に建っているため海面からは107mの高さになります。近くに高い建物もないため、その展望台からの眺めは素晴らしいの一言。湘南全体はもちろん、横浜から平塚、晴れている日は伊豆半島や富士山まで見晴らすことができます。もちろんこの高さからの夜景も一見の価値ありです。

太陽光発電を利用して行われているシーキャンドルのライトアップは季節を意識したものです。春は新緑のグリーンと桜のピンクを基調にします。夏はブルーを基調として清涼感を。秋は紅葉やサンセットをイメージしたオレンジやイエローです。冬は神秘性、崇高性のイメージを持つパープルを基調にします。素敵な夜景を楽しんでください。

シーキャンドル真下にはワッフルが看板のcafe du GABOがあり、軽食を楽しむことができます。サムエル・コッキング苑内にはフレンチトーストが看板のロンカフェがあります。土日祝日なら同じくサムエル・コッキング苑の松本市広場・そば道場「松本館」で手打ちそばが食べられます。

江ノ島の入口(江ノ島大橋近く）にはたくさんの食事処が並んでおり、新鮮な海産物を食べることができます。特に有名なのはシラス丼。茹でたシラスはよくお目にかかりますが、生のシラスは是非ここで食したいもの。透明で独特の食感をもった新鮮な生シラスは忘れられない江ノ島の味となることでしょう。

シーキャンドル及びサムエル・コッキング苑ではイベントも多く開催されます。春はColors-Fest! enoshimaのタイトルの元、4～6月にかけて湘南エリアで活動するアーティストの展示会やワークショップ、音楽ライブ、大道芸やダンスショーなどが行われました(2017年)。庭園の花がきれいな時期です。

夏は江ノ島が江ノ島らしさを増す季節です。8月中は1000基のあたたかい灯篭の灯が、岩屋や対岸の龍口寺まで含めた江ノ島中を照らします。これもまた見逃せない夜景です。ガムランの演奏や影絵、花火大会が行われる日もあります。浴衣でサムエル・コッキング苑に入園すると手ぬぐいをプレゼントという企画もありました(2017年)。

秋のイベントは9月から11月にかけて行われる「江no・fes」です。ステージパフォーマンスを中心にいろいろなアミューズメントが企画されます。2017年の開催は9月16日から11月5日まで。夏とはまた違った江ノ島の魅力を味わえますので、是非イベントカレンダーを調べて足を運んでみてください。

毎年11月から翌2月に行われる冬のイベント「湘南の宝石～江の島を彩る光と色の祭典～」はすっかり風物詩になりました。シーキャンドルの華やかなイルミネーションは高さがあるので迫力満点。ふもとには光のトンネルが設置されます。この光の祭典はシーキャンドルの周りだけでなく、江の島全体を大規模に煌めかせます。

冬のイベントの最中の12月から翌1月にかけては、ウインターチューリップも同時に楽しめます。江ノ島は暖かく、この時期にチューリップが咲くのです。2万株ものチューリップが夜はライトアップされ、イルミネーションと共に夢のような世界を作り出します。それ自体が最高の夜景になる冬のシーキャンドルも見逃せません。

シーキャンドルの真下にあるデルフィスは、海をイメージしたおしゃれな土産物店です。Tシャツや携帯ストラップ、ぬいぐるみとなど定番のお土産から、ここでしか手に入らない江の島シーキャンドルグッズなど、珍しいものもたくさんあります。訪問の記念に是非のぞいてみてください。

住所:神奈川県藤沢市江の島2-3-28 電話番号:0466-55-2881

シーキャンドルにお得な料金で上れるチケットが何種類かあります。アフタヌーンパスは13:00から使えるもので、江ノ電全線乗り降り自由な乗車券に、江の島エスカ―、江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドルそれぞれのチケットが付いています。鎌倉周辺観光と合わせて利用したい人にはぴったり。トータル460円もお得です。

人気の新江ノ島水族館の入場券とセットになったチケットもあります。水族館、江の島エスカー、江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドルが利用できます。水族館ではイルカのショーを見ることもできます。江の島の2大観光スポットを楽しみたい人におすすめのチケットです。料金はトータルで250円お得です。

シーキャンドルまでエスカレータを利用して行きたい人にはこのチケットがおすすめです。江の島エスカー、サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル利用がセットになっており、料金はトータルで110円お得です。江の島エスカー1区券売所で購入することができます。

江の島エスカー、江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル、江の島岩屋の各施設が1日に何回も利用可能という、江の島を遊び倒したい人にぴったりのチケットです。料金はトータルで360円お得な上に、島内の土産物店や飲食店、水族館での割引なども受けられます。

江ノ島の島内にはサムエル・コッキング苑とシーキャンドル以外にも見どころがあります。江島神社は日本3大弁財天の1つである妙音弁財天を祀っています。神社の奥津宮近くには「龍恋の鐘」があり、カップルに人気です。「岩屋洞窟」ではライトアップされた龍を見ることができます。東の「稚児が淵」は夕日の名スポットです。

シーキャンドルから新江ノ島水族館までは徒歩で30分足らずです。最寄りの江ノ島駅から江ノ島電鉄(江ノ電)に乗れば、鎌倉までも30分足らず。沿線には高さ13mを超える大仏や鶴岡八幡宮をはじめ、数々の観光スポットが目白押しです。昼間にそれらを回り、夕方からシーキャンドルでイルミネーションや夜景を楽しむのがおすすめです。

季節ごとのイベントが楽しく、イルミネーションや夜景が素敵な江ノ島シーキャンドル。ふもとのサムエル・コッキング苑の様子や展望台から見える風景も季節ごと、時間ごとの美しさがあります。江ノ島内外には観光名所もたくさんありますので、ぜひ夜景観賞まで1日ゆっくりと時間をとって滞在してください。