佐川町の観光スポットは何処？大正軒・桜座！ランチやグルメ情報など！

高知県の中西部に位置する佐川町。360度どこを見渡してもぐるりと美しい山々を望むことができる町です。伝統的な作りの建造物や美しく広がる田園風景が古き良き日本の姿として今も残る魅力的な町として知られています。そんな佐川町には見所がたくさんあるんです！

豊かな緑に囲まれた佐川町は農業や林業のほか、酒造なども盛んな町です。盆地特有の寒暖差のある気候を利用した果樹やお茶などの栽培によって、様々な名産品が作られています。美しい自然や観光スポットを見て楽しむだけでなく、色々食べて楽しめるのもここ佐川町の魅力です。

佐川町の町並みといえば、この歴史を感じさせる建物たちが有名です。おすすめの観光スポットとしてまず挙げられるのはこの「旧浜口家住宅」です。江戸時代の中期に建てられ、酒造を代々営んできた浜口家の住宅として残されています。2013年に改装され、喫茶スペースで一休みやお土産購入などもできるようになりました。

中にはさかわ観光協会が運営する喫茶スペースがやお土産コーナーがあり、観光の合間に一休みするのに最適です。カフェメニューには、佐川町で有名な「地乳（ぢちち）」を使った濃厚プリンやアイス、フワフワで軽い口当たりでファンの多いシフォンケーキ「とがのシフォン」などが楽しめます。

佐川町は銘酒「司牡丹」の醸造の地としても知られています。その歴史はとても長く、慶長8年（1603年）から400年以上代々守り続けられてきたその味には有名人のファンも多いのだとか。仕込み水には仁淀川水系の軟水を使用していて、土佐の酒らしくキリッと辛口な味わいです。

佐川町の上町地区の東西に長く延びている「酒蔵の道」と呼ばれる道は是非歩いて目で見て楽しむべき人気の観光スポットです。ズラリと並ぶ白壁が印象的な酒蔵は圧巻ですよ。煙突の下にある酒蔵の長さは85mほどにもなります。ぜひ写真にもおさめておきたいおすすめスポットです。

司牡丹酒造では、毎年この酒蔵の道の白壁や道に切り絵や絵画を投影する光の芸術「さかわ・酒蔵ロード劇場」が開催されます。日中の趣ある白壁とはまた一味も二味も違った表情を見せてくれるおすすめのイベントです。観光に来る時はこの劇場のタイミングに合わせてみるのもいいかもしれません。

佐川町には絶景スポットもたくさん！「牧野公園」は佐川町に生まれ育った植物分類学者「牧野富太郎」の名前にちなんでその名をつけられました。日本の桜100選にも選ばれた桜の名所なので、高知県内外かかわらず特に花見時期になると全国から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。

牧野公園では主に10月〜5月までの間に様々な種類の花を見る事ができます。秋から冬にかけてはキク科の島寒菊や野地菊をはじめ灯台躑躅の紅葉など色とりどりの植物が見られるほか、早春の林床に咲く小さく可憐な「シコクバイカオウレン」もこちらで見る事ができます。静かで心を癒してくれるおすすめの観光スポットなのでぜひ行ってみて下さいね。

佐川町甲にある町立のコミュニティーホール「桜座」。のどかな雰囲気の中にひときわ大きく存在感を放つ建物です。桜座は客席数400名ほどのホールをはじめ、楽器などの練習スタジオまで幅広く完備。スタジオは夜の12時まで使用可能です。ホール内の客席の配置や造りなどにもこだわっていて、通商産業省（現・経済産業省）のグッドデザイン賞を受賞しました。

桜座では建物内で年間を通して行われる催し物はもちろんですが、桜座の室内だけでなく屋外でもイベントが開催されます。佐川町で有名な地乳（ぢちち）の大規模イベント「地乳まつり」は2015年から開催されており、毎年ここ桜座には高知県内外から多くの人が訪れるおすすめの観光スポットです。

桜座で行われるこの地乳まつりでは、地乳そのものを味わえる試飲コーナーはもちろん、アイスクリームやプリン、第1回目の開催時の料理コンテストで最優秀に選ばれた「地乳ミルク坦々うどん」など地乳を存分に楽しめるユニークな食べ物がたくさん並びます。観光で訪れる際はぜひランチがてら行ってみて下さい！

美味しいうなぎでランチするなら、佐川町甲にある大正2年創業の老舗のうなぎ料理専門店「大正軒」がおすすめ！大正軒は完全予約制のお店で、肉厚でジューシーなうなぎが食べられると高知県内外からたくさんの人がその味を楽しみに大正軒へやって来ます。観光がてらちょっとリッチなランチをするには最適ですよ。

大正軒のメニューは様々で、うなぎの蒲焼やう巻きなどの一品料理をはじめ、お弁当になったうなぎ弁当（945円〜）や丼定食（945円〜）、うなぎづくしのうなぎフルコース（2100円）など色々選ぶことができます。予約時にメニューまで伝えておくと、来店後待つことなくスムーズに食事できますよ。

大正軒のうなぎはその肉厚さとプリプリの食感が特徴です。生臭さは全くありません！焼き目の焦げも香ばしく、甘辛いタレとのバランスがまさに絶妙！タレに負けないうなぎの食べ応えに間違いなく満足できるはずですよ。高知県でうなぎを楽しむならぜひ大正軒へ足を運んでみて下さい！

静かな佐川町の通りの一角に佇むレトロな雰囲気漂う「オリエントステーション」。ヨーロッパの長距離夜行列車であるオリエント急行をモチーフにした造りで、内観・外観ともにまさにレトロな列車そのもの！高知だけというよりも日本でもなかなかここまでレトロな造りのレストランは珍しいですよね！こちらでは窓から緑豊かな山々を眺めながら居心地バツグンのランチタイムを過ごせますよ。

オリエントステーションのランチメニューでは色々な洋食が楽しめます。スパゲティやオムライスなどが単品でオーダーできるほか、ライスやサラダなどがついてボリューム満点のセットメニューも充実しています。観光の間にぜひ立ち寄って美味しい洋食と素敵なお店の雰囲気に浸って下さい！

佐川町中組にある美味しいうどんの食べられる「どがの藤家」。県道から細い路地を入って進んだ静かな場所に佇むその姿は、まさに隠れ家的なお店といった感じです。古民家を改装した趣ある店内にはテーブル席と座敷席があり、小さい子供連れのファミリーなどもゆったりとランチを楽しめる造りになっています。高知観光の際はぜひ立ち寄ってみて下さい。

メニューは様々なラインナップで用意されています。温かいうどんには、かけ（380円）を基本として、釜揚げうどんや野菜天うどん（550円）などがあります。冷たいうどんにはざる（450円）や肉おろし（800円）などのほか、ちくわ天と鰹節を乗せてレモンを絞って食べるぶっかけうどん「ザブザブ（550円）」などユニークなメニューがラインナップされています。

佐川町甲にある「佐川ナウマンカルスト」。明治時代から複数回ここ高知の佐川町と周辺地域の地質調査に訪れたドイツの地質学者エドモンド・ナウマン博士の名前にちなんでつけられました。「地質のメッカ」と言われたように、ここ佐川町の地質は古生代〜中生代までの地層があると言われています。緑の中の石灰岩が印象的な観光スポットです。

緑から点々と飛び出た石灰岩の中に目をやると、ひときわ目を引くのがこの巨大な象のオブジェです。羊の群れのような石灰岩が並ぶカルストに混じって置かれているこちらは、ナウマン博士が研究・報告を行ったとされるナウマン象にちなんだオブジェだとか。近くで見るとその大きさに圧倒されるでしょう。面白い写真スポットとしても人気です。

佐川駅からは車を走らせ30分ほどの場所にある「長谷渓谷」。緑豊かな中に川のせせらぎや小滝に流れる水の音が優しく聞こえるおすすめの癒しスポットです。新緑や紅葉など季節によって様々な表情を変え、来る人を楽しませてくれます。都会では味わえない自然の魅力を身近に感じることができますよ。

この長谷渓谷では景色を見て楽しむだけでなく体で体感することが可能です！7月から9月まではシャワークライミングができるんです。ベテランのインストラクターのレクチャーを受けながら、時には滝の水しぶきを浴びながら、時には滝つぼで泳ぎながらクライミングを楽しむことができます！きっと楽しい体験になるはずですよ。

緑豊かで綺麗な景色、趣ある町並み、そして美味しい食べ物まで揃う魅力たっぷりの佐川町をご紹介しました。佐川町はご紹介した通り素敵な時間を過ごせること間違いなしの場所ですよ！高知観光の場所選びに迷ったらぜひ佐川町をおすすめします。ゆったりとした時間の中で癒されに訪れてみて下さい！