須崎市の観光人気スポットは？鍋焼きラーメンがランチにおすすめ！

高知のほぼ中央の沿岸部に位置する須崎市は一年を通じて四季折々の景観を楽しむことができるのはもちろん、古くからの歴史的建造物も多く観光には最適。更には海の幸や山の幸をふんだんに取り入れた美味しい食材も豊富な須崎市。また須崎市でランチといえば鍋焼きラーメンと新荘川で発見された二ホンカワウソが有名です。

横波黒潮スカイラインの丁度中心あたりの観光スポット。建てられた幕末の志士「武市半平太（瑞山）」の銅像です。かつて坂本龍馬や中岡慎太郎らとともに「土佐勤王党」を創設し尊皇攘夷の名のもとに活躍しました。銅像の裏にはともに同志であった志士達の名が刻まれています。その見晴らしと合わせ観光スポットとして有名です。

須崎市発生寺にて、かの有名な幕末の志士「坂本龍馬」が木刀で試し切りをしたと言い伝えられている地蔵がこの首切り地蔵と呼ばれるものです。当時志士達の集いの場であった発生寺において坂本龍馬もこの場に何度か訪れていたようです。そばにある手植えの松はこの地蔵を供養するために植えられています。

恋愛成就などの縁結びの神様として須崎市でよく知られ観光客も訪れる昭和29年に建てられた「お馬神社」。お馬と呼ばれる実在する人物と寺の純信との駆け落ちのお話が「土佐とよさこい節」の一節にもなっているほどで、そのお馬の死後分骨により遺骨の一部が埋葬されたことが始まりとされています。

国の重要文化財の一つであり、こちらも縁結びの神様として多くの著名人も訪れることがあるほど有名な鳴無神社。浦之内湾内にあり参道がその海から入るような形になっているので、その鳥居の立つ様子が「土佐の宮島」と称されるほどの美しさと神秘さを演出しています。須崎市の代表的な観光スポットと言えるでしょう。

本殿内部に天女が舞う天井絵が描かれていて、見るものを引き込む見事な造りになっています。また毎年8月24日、25日に行われる志那禰祭りでは漁船に神輿が乗せられ、いくつもの漁船を従えてパレードするさまは圧巻です。また秋にも「チリヘッポ」と呼ばれる五穀豊穣を祝う神事があり、観光のひとつとして訪れてみてはいかがでしょうか。

弘法大師が建立したとされる「二つ石大師」と「ぼけ封じ観音」として知られるお寺です。かつて須崎市近海では波にさらわれる事故が相次いだことから、その祈願の為に建てられたと言われています。毎年8月には「お大師様夏祭り」がおこなわれ、沢山の人や観光客で賑わい非常に迫力のある竜踊りを見ることができます。

幕末の動乱期、他国からの船の来襲に備えるために3か所準備された砲台のうち1つがここ須崎市の西浜公園にあり、現在では砲台そのものはありませんが、周囲の石垣が当時のまま残された観光スポット。公園にはいくらか遊具施設も設置されているので、小さなお子様連れでも楽しむ事ができるでしょう。

須崎市の北に位置し、その標高は769.8mからなる県立自然公園です。須崎市では最も高い山であり展望台からは浦之内湾から周囲一帯を見渡せるほどの壮大な景色を眺めることができます。大蛇伝説と呼ばれるこの森周辺に昔住んでいた大蛇が人々を惑わしたなんて言う説もある須崎市で代表的な観光スポットです。

毎年2月から3月頃にかけては、中腹の桑田山で見ることができる約1000本からなる雪割り桜。雪の積もる寒い季節に咲く桜としてその名がつけられています。その年の天候によっては開花の時期は異なりますが花見を目的とした多くの見物客が訪れる須崎市の名観光スポットです。

展望台がある頂上まで車で行くこともできますが、途中舗装されていな道路となっています。日帰りの登山ハイキングとして利用される観光客が多く、それほど標高が高くないので初心者でも安心して登山を楽しむことができるでしょう。また麓にある桑田山温泉に浸かれば疲れも癒されることでしょう。

高知県須崎市と土佐市の丁度境に位置する波介山展望公園は観光に最適。祖母谷、高山線、四方寺西谷の三つの入り口から車もしくはハイキングコースとして行くことができます。途中には展望台が三か所あり行く先々で花や木々の自然を楽しめ、アスレチック施設もあるので体を動かしながら自然と一体となって過ごすことができるでしょう。

高知県の清流、新荘川の支流の上流部にある滝。周りは自然林で囲まれ、その高さは37m、幅にして6mの大きさで、その神秘的な風情であるこの観光スポットに心奪われることでしょう。さらには滝の後ろからも回って見ることができる「裏見の滝」はもう一つの楽しみでもあります。

新荘川では川遊びやキャンプを楽しむ観光客も多く、鮎が放流されているので釣りに興じる人も多く見受けられます。また新荘川と言えば、かつて二ホンカワウソの生息地としても知られ須崎市のマスコットとしても一役買っています。ここ新庄川では二ホンカワウソの彫刻がある自然公園があります。

須崎市浦之内にある多目的なスポーツを行うことができる須崎市立スポーツセンター。サッカーやバレー等の球技はもちろんのこと、広大なカヌー場が設置されシーカヤックやSUP（スタンドアップパドル）を楽しむことができます。穏やかな浦之内湾で気軽にマリンスポーツを経験してみてはいかがでしょうか。

ここ須崎市スポーツセンターカヌー場では、毎年8月上旬の日曜日にドラゴンカヌーの競争がおこなわれます。平成11年から開催されたこの大会は年を追うごとに見物客や観光客も増え全長20m程のカヌーに一チームとして参加し優劣を決します。龍に限らず二ホンカワウソに見立てたカヌーや女性の部もあるなど見応えは十分です。

高知須崎中央ICからほど近い場所、すぐそばには新荘川が流れる場所にある道の駅。須崎市の様々な特産物を取り揃え地場産の限定酒やマスコットの二ホンカワウソをモチーフにした「かわうそせんべい」、その他民芸品等があります。建屋内にはレストランもあり地元の食材をふんだんに取り入れたメニューは観光客をうならせることでしょう。

須崎市道の駅では、本格的な土佐のかつおのたたきを実演販売しています。実際にお客様の目の前で新鮮なかつおを三枚におろし、わらを燃やして一気にあぶります。あったかい状態で食べるかつおは絶品であり、また実際に自分自身でたたき作りをできるので観光客先には非常に貴重な体験ができるでしょう。

浦之内湾を挟む横波半島における約18.8㎞に及ぶスカイライン。南に太平洋、北には浦之内湾の雄大な自然を眺めながら走るのは爽快です。リアス式海岸の半島を縦断する道路のため、断崖の上を走行する丁度良い位置からみえる海岸沿いは何とも言えない美しい景色。須崎市の観光ではぜひ訪れておきたい場所です。

横波黒潮ラインの途中に県の自然公園に指定されている展望台からは北と南のどちらの海の景色を眺めることができますので、車でのドライブやバイクでのツーリングには最適のコースと言えるでしょう。また道中には武市半平太像をはじめ、青龍寺、鳴無神社と観光スポットも多いのが特徴です。

戦後間もない頃、「谷口食堂」で提供されたラーメンがそのルーツ。当時の出前等で温かい状態のラーメンを届けるためにホーロー鍋を使ったことから後々鍋焼きラーメンとして須崎で名物とまでになったとされています。現在では様々なところでランチメニューとして提供されているので、オリジナルの味を楽しむことができるでしょう。

須崎市の鍋焼きラーメンと言えば、土鍋や鉄鍋のホーロー鍋に醤油ベースの鶏がらスープに固めのストレートの細麺が定番。その脇には必ず酸味のあるお新香タクアンが添えられランチとして提供。現在では塩や味噌、キムチベースまで新しいスープに加え新たなトッピングを楽しむ鍋焼きラーメンまで登場しています。

須崎市名物とまでなった鍋焼きラーメンを地域おこしの一環として取り上げています。「プロジェクトＸ」としてアニメ　アンパンマンの原作者やなせたかし氏からのキャラクターを前面に出すとともに、鍋焼きラーメン特製の黄色い登りを設置し須崎市全体でその美味しさと魅力を演出しています。

ここ高知県須崎市は歴史的な観光名所も多く、更には海に面した豊かな自然を満喫できる観光地として非常におすすめです。有名な鍋焼きラーメンは多くのお店で様々な味を楽しむことができる上に、海の幸や山の幸と食材が豊富な須崎市にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。