イノダコーヒー本店のおすすめは？モーニングやランチは混雑必至！

沢山の名喫茶が残る京都ですが、なかでもイノダコーヒー本店は「街の喫茶店」の代表といわれる程、地元の方に、長く親しまれている名喫茶です。京都市街から歩いてアクセスできる便利さもあってか、こちらの朝食やランチは、幅広い層のお客様の間で人気で混雑必須です。今回は京都の名喫茶「イノダコーヒー本店」のおすすめやアクセス方法などをご紹介いたします。

イノダコーヒー本店は創業1940年という京都の老舗コーヒー店で、本店は市内をはじめ全国に広がる「イノダコーヒー」の創業の地でもあります。京都市の繁華街から徒歩でアクセス可能な烏丸御池に位置し、建物は左側に「メモリアル館」、右側に暖簾のかかった「本館」の、2つの館で構成されています。レトロ感満載な外観を見るだけで、テンションが上がってしまう程です。

町家の外観が素敵な本館の暖簾をくぐるとまるで高級ホテルのような空間が広がり、開放感に圧倒されてしまいます。2階席もあり本館と旧館をあわせると総客席数は211席もあるそうです。そんな名喫茶は一日中美味しいコーヒーやモーニング、スイーツ等を楽しむお客様で常に賑わっています。食事の時間帯は混雑必至の名喫茶です。

イノダコーヒー本店で是非試していただきたいのが、モーニングの「京の朝食セット」です。モーニングは朝7時からのサービスですがお店の開店と同時にモーニング目当てのお客様で混雑する程の人気メニューです。とても丁寧なサービスを朝から受ける事ができ、高級ホテルのモーニングに勝らないクオリティーを味わえます。

目覚めの一杯に欠かせないフレッシュなオレンジジュースで始まり、新鮮野菜や果物に、スクランブルエッグ、そして上品なクロワッサンに、ジューシーなハムで盛りつけられた、モーニングプレートは、ただ贅沢という言葉しかでません。そしてまとめ役のコーヒーは格別の味です。混雑した中でも試してみる価値のあるモーニングセットです。

イノダコーヒー本店「京の朝食」で提供されるハムは、茅ヶ崎の老舗「ハム工房ジロー」のボンレスハムを使用しています。ボリュームに加え厳選した食材を使用している事もこのモーニングの魅力です。「京の朝食」は、開店から11時までのサービスで、価格は1380円(税込)です。

モーニングのもう一つのおすすめは「フレンチトースト」です。京都イノダコーヒー本店のフレンチトーストは、厚みもさながら、食べ応え充分のトーストです。トーストが見えない程、たっぷりの砂糖がトーストにトッピングされています。分厚いトーストはナイフで切っていただきましょう。

トーストの外はカリッとし、中身はふわふわ感を堪能できます。また山盛りの砂糖が、コーヒーと共にいただくと全くしつこくないという驚きのマッチングです。フレンチトーストは絶妙にコーヒーに合うように仕上げられています。かつて池波正太郎氏も、自作のエッセイ「むかしの味」で、イノダコーヒー本店で人気のフレンチトーストについて綴っています。さすがは混雑必至モーニングの人気メニューです。

厳選された国産牛肉を使用し、外はカラッと、中身はジューシーに焼き上げられたビーフカツを贅沢にトーストにサンドしたイノダコーヒー本店を代表する逸品です。ボリューム感たっぷりで、ランチにもってこいの贅沢なカツサンドは1880円で楽しむ事ができます。ちょっと贅沢なサンドイッチを求めるお客様で、ランチタイムの店内はより混雑が予想されますので、早めの入店をお勧めいたします。

大きな2枚のベーコンのインパクトが強烈なビーフカツサンドですが、ランチタイムには多くの人が注文する人気メニューです。ベーコンだけでもこのボリュームとは驚きです。こちらのメニューも文豪に愛された味として、老舗を代表する食事メニューを今にも誇っています。是非ランチにお試しになってはいかがでしょうか。

いわゆる「ナポリタン」ですが、イノダコーヒー本店では「イタリアン・スパゲッティー」という名前で紹介されています。こちらもランチにおすすめの一品です。しっかり太麺に、ベーコンたっぷりのイタリアンは、ウエイトレスさんが蓋をした状態でテーブルに運んでくるため、ちょっとテンションが上がってしまいます。

50年ほど前から2.2ミリの極太麵にこだわっていて、昔ながらのレシピで洋食仕様の蓋付き銀皿で供されるイタリアンは、ランチタイムの一品として今も人気を誇っています。ケチャップの代わりに酸味の効いた自家製トマトソースを使い、細切りピーマンとハム、玉葱にマッシュルームとシンプルな具材が魅力です。

イノダコーヒー本店では、トマトスープベースのナポリタンを「イタリアン」、チキンスープ使用のホワイトソースベースを「ボルセナ」と名付け、長年親しまれています。古くからの常連客は「赤い方」、「白い方」とオーダーするそうです。是非ランチにはここでしか味わえない「白い方」も試してみる価値アリです。

爽やかなレモン風味のふわふわメレンゲにレモンシロップをたっぷり吸った、しっとり感溢れるスポンジがたまらなく美味しいと評判のレモンパイです。そしてパイの下部のカスタードがしっかりしているのに甘すぎず、見た目は結構大きいサイズと思いきや、あっという間に完食してしまう程の驚きの軽さが特徴です。

京都イノダコーヒー本店の、代表的な人気スイーツだけあって、お昼過ぎには品切れになることが多いそうです。レモンの香りとカスタードのシンプルな味わいは、最近のケーキでは味わえないレトロな雰囲気を感じることができます。また、酸味と甘みのバランスが絶妙なところもロングセラー人気メニューならではです。

イノダコーヒーの顔といっていい「アラビアの真珠」は、モカコーヒーをベースに、香り、コク、酸味を、絶妙なバランスに仕上げた、ヨーロピアンタイプの深煎りブレンドコーヒーです。独特な風味で知られる「アラビアの真珠」は、イノダコーヒー創業以来、ホットコーヒーにはこのブレンドを使用しているそうです。

「アラビアの真珠」は、イノダコーヒーの自社工場でブレンド、焙煎されています。ドイツ、プロバット社製の熱風ロースターで焙煎されるコーヒー豆を、職人さんの長年培った経験で丁寧な調節を繰り返しイノダコーヒーのオリジナルの味が作り上げられます。創業以来、コーヒーに対するぶれないこだわりで多くの人々から愛され続けています。

イノダコーヒー本店では、ショッピングも楽しむ事が出来ます。本店の暖簾をくぐると、スイーツのショーケースが目に入ってきます。イートインだけでなく、お持ち帰りもできるのは嬉しいです。そして、オリジナルブレンドコーヒーや、ギフトグッズ、それにコーヒー器具等も販売されています。

「アラビアの真珠」ブレンドコーヒーに加え、赤いコーヒーポットのロゴが可愛らしい、オリジナルマグカップや、獅子マークのマグカップが売れ筋だそうです。その他様々なギフトアイテムが用意されており、家族や知人へのお土産だけではなく、自分へのお土産も欲しくなる程です。お歳暮やお中元のご贈答としても人気があるそうです。

イノダコーヒー本店のアクセス方法は、京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」、地下鉄東西線「烏丸御池駅」または阪急京都線「烏丸駅」が近く、徒歩で5分程です。また地下鉄「四条駅」や阪急京都線「河原町駅」からも簡単に徒歩でアクセス可能です。新京極商店街や、錦市場を散策後に、コーヒータイムを楽しむのも素敵です。

住所:京都府京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140 電話番号:075-221-0507

ここでは京都の老舗名喫茶、イノダコーヒー本店のおすすめメニューや、本店へのアクセス方法を中心にご紹介いたしました。地元京都の人々に最も愛され、親しまれている珈琲店は朝の開店前からモーニング目当てのお客様で賑わいます。レトロな雰囲気がおしゃれなイノダコーヒー本店へ、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。