鹿児島「おはら祭り2017」特集！前夜祭を含めた日程や交通規制情報など！

おはら祭りとは、南九州最大の鹿児島の秋祭りです。その歴史は昭和24年、鹿児島市制施行60周年を記念して始まりました。今回で66回目を迎えるおはら祭りは、前夜祭もあります。今回は、2017年おはら祭りの日程や見どころ、そして交通規制やおはら祭りで味わいたい鹿児島グルメまで盛りだくさんでご紹介します。

おはら祭りのメインテーマと言えば「おはら節」です。おはら節は、軽快なリズムと賑やかな旋律が鹿児島県の民謡です。おはら節は、鹿児島民謡の代表格とも言われています。おはら祭りでは、前夜祭から交通規制が行われ、歩行者天国になった道路で、2万人以上の踊り手が揃いの衣装を身につけて、おはら節に合わせて踊ります。

一般的なおはら節は、動画のように「花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島」の歌い出しで始まります。鹿児島の景勝地霧島や、タバコの生産で有名な国分市、そして鹿児島のシンボルである桜島がその歌詞に出てきます。簡単に覚えられる旋律なので、おはら祭りに行かれたら、飛び入りで踊ってみるのも楽しいと思います。

鹿児島おはら祭りの見どころ1は、総踊りです。開催期間中何度かに分けて行われる総踊りでは、先ほどご紹介した「おはら節」の他、「鹿児島ハンヤ節」「渋谷音頭」に合わせて、2万人以上が踊ります。揃いの衣装に合わせて踊られる総踊りは圧巻です！なぜ、鹿児島なのに、渋谷音頭が踊られるのかは、後ほど詳しくご紹介致します。

鹿児島おはら祭りの見どころ2は、おごじょ太鼓です。「おごじょ」とは鹿児島の方言で「女性」という意味。女性が中心となって、太鼓や笛のお囃子を演奏する勇壮な姿は、美しく壮麗です。NHKの大河ドラマ「篤姫」で有名になった薩摩おごじょは、芯が通ったしっかり者のイメージ。そんな薩摩おごじょもおはら祭りのみどころです。

鹿児島おはら祭りの見どころ3は、花電車です。鹿児島市内には、市電と呼ばれる路面電車が走っています。普段は鹿児島市民の足として利用されている市電ですが、おはら祭りの期間中は、電飾をつけて華やかに飾られた車両が走ります。おはら節を流しながら走る花電車は、乗車することはできませんが、インスタ栄えすること間違いなし！

鹿児島おはら祭りは、例年11月の第一週末に開催されます。2017年度は11月2日（木）、3日（金）「文化の日」の2日間の日程で開催予定です。開催時間は、昨年実績を参考に詳細日程を予想すると、11月２日(木)の前夜祭が午後19:00から21:00頃、11月3日の本祭りが午前10:20から午後17:00頃までです。開催エリアは、例年鹿児島市内の繁華街「天文館」を中心とする一帯です。例年通りなら、小雨決行だと思われます。

鹿児島おはら祭りの詳細日程は、期間中何度も開催される「総踊り」を中心に「オハラ21」や「パレード・マーチング＆伝統芸能」、「YOU遊広場」など、子どもから大人まで楽しめるいろいろな催しが行われます。また、見どころの一つ「花電車」は電車通りで見られますのでこちらも要チェック。交通規制情報は後ほどご紹介します。

問合せ先：おはら祭実行委員会 電話：099-216-1327

おはら祭り2017の日程は決定していますが、詳細スケジュールはまだ発表されてません。昨年のプログラムを参考に2017年のプログラムを予想します。まず、11月2日の前夜祭のプログラムです。昨年の前夜祭は、18:45からかごしま親善大使任命式、19:00から19:20におごじょ太鼓、19:20から21:00に総踊りでした。続いては本祭りです。

昨年の第一部は、午前10:20から10:30はおごじょ太鼓で10:40から12:10まで総踊りでした。第二部は、12:20から13：45の伝統芸能、13：50から14:00がおごじょ太鼓。第三部は、14:00から15:30が総踊り、15:35から15:45がおごじょ太鼓。第四部のダンスおはらは15:45から16：45でした。2017年もほぼ同じだと思われます。

鹿児島おはら祭りでは、市内の中心部が歩行者天国になりますので、以下のスケジュールで交通規制が行われます。交通規制実施時間帯は、11月2日の18:00から21:30まで、11月3日は、午前9:30から午後17:30までです。交通規制実施エリアは、高見馬場駅から市役所前駅周辺の道路全域です。おはら祭りのアクセスは電車が便利です。

おはら祭りへ行ったらぜひ味わっていただきたいのが鹿児島グルメ。お祭りと言えばかき氷！鹿児島のかき氷と言えば「白くま」です！白くまは、練乳のかかったかき氷の上に、缶詰のみかんやさくらんぼなどがトッピングされた可愛らしいかき氷。秋に開催されるおはら祭りですが、鹿児島へ行くなら絶対に食べていただきたい一品です。

2日間開催されるおはら祭りですが、小腹が空いたら天文館エリアで鹿児島ラーメンを食べるのもおすすめです。芸能人もお忍びで通う名店「のり一」は、鶏ガラベースの超あっさりラーメンは、老若男女に愛される絶品です。ここでしか食べる事ができない人気の味で、リピーターが絶えません。お値段もお手頃ですので、おすすめです。

鹿児島の郷土料理と言えば、薩摩揚げ等を想像されると思いますが、鹿児島通なら外せないのが「鶏刺し」です。鶏刺しは、その名の通り鶏肉を生のお刺身でいただくお料理です。南九州では鶏肉を生で食べる文化があり、軽く皮を炙った鶏の刺身におろしたにんにくやショウガ、薄切りの玉ねぎをトッピングして、甘めの醤油でいただきます。

離島の多い鹿児島の隠れたグルメと言えば、奄美大島の郷土料理:鶏飯（ケイハン）です。ケイハンは、茶碗に盛ったご飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、椎茸、沢庵などの具と葱、きざみ海苔、白胡麻などの薬味をのせ、鶏の出汁をかけて食べる料理です。具材と出汁は別々に出されるので、お好みの分量を盛り付けて、混ぜながらいただきます。

そして、鹿児島おはら祭りで外せない鹿児島グルメと言えば、やっぱり芋焼酎！今や全国区になった鹿児島の芋焼酎ですが、有名な黒伊佐錦の他、地元でしか味わえない鹿児島の離島の焼酎がおすすめです。一押しは、世界遺産として知られる屋久島の焼酎「三岳」です。鹿児島おはら祭りへ行ったら、ぜひご賞味ください！

おはら祭りは、実は渋谷でも開催されています。渋谷の豪族と言われた渋谷一族が、薩摩藩（現在の鹿児島）に領地を得て、移住したという逸話があります。鹿児島おはら祭りで「渋谷音頭」が踊られるようになったのは、この逸話がご縁だとも言われています。渋谷おはら祭りは、故郷鹿児島の雰囲気をそのままに盛大に開催されています。

渋谷おはら祭りは、東京都渋谷区で毎年5月の第三日曜日に行われており、2017年は5月21日に開催されました。おはら節、ハンヤ節、渋谷音頭の他、TOKYOオハラ等も踊られ、フォトコンテストも開かれるなど、見どころ満載です。踊りやパレードは渋谷道玄坂・文化通りで開催されます。鹿児島おはら祭りの雰囲気を東京でも楽しめます。

2017年5月で第20回を迎えた渋谷おはら祭りでは、前夜祭の他、渋谷ハチ公前広場にて、鹿児島の観光案内やお土産品販売コーナーも併設されます。また、東急百貨店では、さつまの物産展が同時開催され、鹿児島の特産品がズラリと並びます。鹿児島まで行くのは難しい方は、渋谷おはら祭りで鹿児島の味を楽しんでみてはいかがでしょう。

住所:東京都渋谷区代々木一丁目38番8号東物産ビル35号 電話番号:03-3373-7381(渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会)

鹿児島おはら祭り2017の情報はいかがでしたか？文中ではご紹介できませんでしたが、鹿児島は、一丁一区に温泉が沸いている程の有名な温泉パラダイス！おはら祭りに行かれたら、飛び入りでおはら節を踊って、芋焼酎や郷土料理を舌鼓を打ち、仕上げに温泉で疲れを癒せば完璧！ぜひ、見どころいっぱいのおはら祭りを堪能して下さい。