京都・今宮神社は魅力のパワースポット！名物あぶり餅も絶品！

京都市北区にある今宮神社は別名玉の輿神社としてもよく知られています。そこで今回はパワースポットとしても人気のある今宮神社のご利益やこだわりの御朱印、名物あぶり餅などの魅力をまとめてご紹介していきます。京都観光の際は、ぜひパワースポット今宮神社にも立ち寄ってみてください。

今宮神社とは京都市の大徳寺の近くにある神社で、平安遷都後に疫病が流行った際、疫神を祀る社を造り今宮社と名付けたのが由来だそうです。大己貴命（おおなむちのみこと）、事代主命（ことしろぬしのみこと）、奇稲田姫命（くしなだひめのみこと）を御祭神とし、疫病が流行ると御霊会が営まれていました。それが現在の今宮祭となっています。

今宮神社では健康長寿と良縁開運のご利益が得られるとされています。玉の輿神社として有名なのは、かつて八百屋の娘お玉という女性が結婚などで身分が上がって地位を得ており、お玉は今宮社を深く信仰していたことから、今宮社が女性の高い地位獲得のご利益があると信じられるようになったという説があります。

今宮神社へは市バスでアクセスするのが便利です。市バスの46番で今宮神社前で下車するか、1・12・204・205・206番などで船岡山前で下車して歩いていくことができます。今宮神社前の場合は徒歩すぐで、船岡山前の場合は徒歩5分ほどかかります。大徳寺から歩くこともできるので一緒に訪れるといいでしょう。

今宮神社には阿呆賢さん(または神占石)と呼ばれる不思議な石があります。この石を撫でた後に自分の体の悪い部分をさするとその部分がより早く回復するというご利益があるとされています。体の不調を感じている方は阿呆賢さんを撫でながら、よくなるよう深く願いましょう。

阿呆賢さんは神占石でもあります。占い方法はまずこの石を3度叩いて持ち上げてみます。そして願い事を心の中で唱えながら石を3度撫で、もう一度持ち上げます。2回目に持ち上げた時に1回目より軽いと感じたら、その願い事は近いうちに叶うと言われています。軽いと感じられるといいですね。ぜひやってみてください。

今宮神社では御朱印もおしゃれと評判です。一般的な御朱印もありますが、珍しい見開きの御朱印もいただくことができます。1面のものは300円、2面のものは500円となっています。また今宮神社のオリジナル御朱印帳を購入する場合は1500円で和歌の書かれた3面のものを受けることができます。

2面の御朱印で奉拝の後に入る言葉は「玉乃輿」と「むらさきの」の2種類あり、書く人によるそうです。どちらも今宮神社の名物である大きな花傘のスタンプが押されてあり、とても存在感があります。2面のものと3面のものどちらも受ける人も多いようです。今宮神社の社務所は9時から17時まで開いています。

今宮神社には織姫社と呼ばれる社もあり、ここには七夕伝説の織姫に機織の技術を教えたとされる織物の神様が祀られています。技芸上達を願う方は祈願しに行きましょう。また境内の西側には一棟に大国社・蛭子社・八幡社・熱田社・住吉社・香取社・鏡作社・諏訪社の八社を祀っている社もあります。

今宮神社の名物と言われているのがあぶり餅です。東門の前には有名なあぶり餅のお店が向かい合ってあります。注文を受けてから炙っている餅はとても香ばしく、柔らかい食感も楽しむことができます。かざりやさんと一和さんがありますが、どちらのあぶり餅も絶品なので、どちらに入るのもおすすめです。

あぶり餅は白味噌のタレがたくさんかかって出てくるので、タレをすくって食べるとより美味しいです。あまり他では食べない味なので、ぜひ食べてみてください。これから寒くなってくる季節には特に美味しく感じられることでしょう。一つ一つのお餅は少しずつなので、何本でもあっという間に食べてしまえます。

あぶり餅の美味しさはもちろんですが、お店やその周辺の雰囲気もとても風情があって昔にタイムスリップしたような気分になります。ゆったりと流れるような時間を楽しみつつ、美味しいあぶり餅をご堪能ください。またいつか戻ってきて食べたくなるような、懐かく優しい味です。

今宮神社は玉の輿神社でもあるので、玉の輿守というものもあります。様々な色があり、ナスや人参などの京野菜もデザインされています。かつて八百屋の娘から高位についたお玉(桂昌院)のように、今宮神社のご利益を信じ、玉の輿守を身につけてみてはいかがでしょうか。良縁に巡り会えるかもしれませんよ。

玉の輿守の他にも良縁開運のご利益がある縁結び守や、技芸向上を願う女性たちに人気のある織姫守などもあります。なまずをモチーフにしたお守りも人気があるようです。色によってご利益が異なっています。自分の願い事に合ったものを選びましょう。値段は800円のものがほとんどです。

今宮神社では通常のシンプルなおみくじの他に和歌姫おみくじというものがあります。和歌姫おみくじはとてもおしゃれなので、ぜひチェックしてみてください。しおりのように折りたたんであり、お守りのようにも見えるので、お守りとして財布やカバンに入れて持ち歩く人も多いようです。

やすらい祭は無形文化財に指定されている祭で、京の三大奇祭の一つでもあります。やすらい祭は4月の第2日曜日と京都の祭の中でも春の特に早い時期に行われるため、やすらい祭の日に天気が良いと、その年の京都の祭は全て好天に恵まれると言われています。無病息災を祈願するお祭りです。

やすらい祭では花傘の中に入ると一年間無病息災のご利益を得られるとされているため、多くの人が傘の下に入っていきます。誰でも参加でき、押し合いながら花傘に入っていくので、なんだか面白いです。奇祭と言われる理由に納得できます。競り負けないように頑張って花傘に入ってきてみてください。

今宮祭は毎年5月に行われており、車太鼓を先頭にし、御神宝、牛車や3基の神輿などが氏子地域を巡幸していきます。本社拝殿と御旅所で行われる神輿の上げ下ろしでは、一基の神輿を上げるのに50人の力が必要となっており、その迫力に観衆から歓声が上がります。男性たちの力強い姿を見に行ってみましょう。

今宮神社では毎月1日(5月を除く)に地域の交流の場としてフリーマケットを開催しています。誰でも参加することができ、販売されているものは、いらなくなった古着やハンドメイドのものから野菜や果物までなんでもあります。1日に行ける方はぜひフリーマケットも楽しんできてください。10時から15時まで行われています。

大徳寺は室町時代に荒廃していたところを一休さんと親しまれている一休和尚が復興したことで知られる有名なお寺で今宮神社に隣接しています。様々な歴史的重大イベントを見てきた大徳寺で織田信長や豊臣秀吉の生きた時代を感じてみてはいかがでしょうか。境内には国宝や重要文化財が多数あります。

今宮神社から1.5キロほどのところに京都の人気観光スポット鹿苑寺金閣があります。金閣寺と呼ばれている鹿苑寺金閣は1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成要素の一つに選ばれています。パワースポット今宮神社でパワーをもらい、金閣で美しい建築をお楽しみください。

パワースポットとして、そして玉の輿神社として有名な今宮神社をご紹介してきましたが、魅力は伝わりましたか?今宮神社では阿呆賢さんで願い事占いをし、おしゃれな御朱印やお守りを受けてみてください。大きな神社ではないので近くの大徳寺と一緒に訪れることをおすすめします。