森乃園は人形町の老舗ほうじ茶店！自家焙煎の茶葉を使ったスイーツも人気！

日本橋人形町甘酒横丁の一角に、独特の芳ばしい香りに包まれているほうじ茶専門店森乃園があります。大正3年創業でその歴史は100余年。長くこだわりのほうじ茶を提供し、たくさんのお茶好きの人に愛されてきました。大胆なアレンジブレンドや和洋様々なほうじ茶スイーツを考案し、そのどれもが美味しいと人気の森乃園をご紹介します。

森乃園の一番のこだわりは、自家焙煎です。高温で焙煎することでカフェインが昇華し、妊婦さんや赤ちゃんでも安心して飲める低カフェインのほうじ茶になります。毎日店舗の1階と3階にある焙煎器で緑茶の茶葉をじっくりと焙煎しているので、店内はもちろん、店先もほうじ茶の良い香りに包まれているので、思わず足を止めてしまいます。

森乃園では原料に日本全国から取り寄せ、厳選した良質な国産茶葉を使用しています。味へのこだわりも強く、煎茶より「しっかり・濃い」物に仕上げています。1番人気の「極上ほうじ茶」は珈琲のように濃厚でありながら渋くならず、カフェインはほぼゼロ。2番人気の「薬膳ほうじ茶」はデトックス効果のある美味しい健康ほうじ茶です。

森乃園の人気の1つが、一味違ったブレンドほうじ茶です。合わせる素材ももちろん国産にこだわり、ベースの自家焙煎されたほうじ茶の味とベストマッチするよう絶妙にブレンドされています。中には大胆にミントを混ぜた商品もあり、飲みにくいとされる健康茶も飲みやすいようほうじ茶とブレンドして美味しく飲めるよう工夫されています。

森乃園では極上ほうじ茶を始め、玄米ほうじ茶、しょうがほうじ茶、あずきほうじ茶、梅ほうじ茶、ミントほうじ茶といった定番ブレンドほうじ茶や健康ほうじ茶、煎茶を常時30種類以上販売している他、季節限定のほうじ茶も販売しています。春はさくら、夏はレモングラスといった、季節に合ったお茶を楽しみにしているファンも多くいます。

店舗2階には森乃園3代目が10年ほど前に始めた甘味処があり、ほうじ茶や抹茶を使ったオリジナルスイーツが楽しめます。ほうじ茶同様とことんこだわったメニューばかりで、森乃園の甘味処目当てに人形町を訪れる人も多くいます。甘味処では全員に淹れたての極上ほうじ茶のサービスがあり、セットによっては極上ほうじ茶が飲み放題です。

甘味処にも季節限定メニューがあり、特別に焙煎した2種類のほうじ茶シロップと天然氷を使ったふわふわの自家製ほうじ茶かき氷は特に大人気です。甘味処は時間帯によっては混雑しますが、本店から50ｍ先に2号店もあり、更に2号店2階のカラオケ店では本店や2号店の営業時間後でも待ち時間なしで本店と同じスイーツが楽しめると、穴場です。

森乃園のスイーツの中でも一番人気なのが、極上ほうじ茶を使用したほうじ茶ソフトクリームです。甘味処へ上がらなくても店頭で気軽に購入できるという点もあり、季節を問わずリピーター急増中の大人気商品です。口の中に広がるほうじ茶の豊かな味わいと香りは、他が真似できない森乃園ならではの味。想像以上にほうじ茶を味わえます。

日光の希少な天然氷を使用した夏季限定のかき氷は、ふわふわで口の中に入れるとすっと溶けてしまう優しい味わいで、シロップとの相性も抜群です。中でも自家製ほうじ茶かき氷はこだわりのほうじ茶シロップを2種類使った自慢の一品とあって、大人気。3代目が米と麹から仕込んだ甘酒かき氷は1日6食限定で、天然の自然な甘みが味わえます。

大きなグラスに色々な食感が詰まっているパフェも甘味処の人気メニューです。シロップ、寒天、アイス、最中餡、白玉の全てにほうじ茶を感じられるほうじ茶パフェ、全てに抹茶を感じられる抹茶パフェ、ほうじ茶と抹茶両方を同時に味わえる特上パフェがあり、季節限定のパフェもあります。人形町で美味しいパフェを食べるなら森乃園です。

喉越しの良い本わらび餅に極上ほうじ茶の粉と黄な粉をブレンドした粉がたっぷり和えてあり、添えられている黒蜜にもほうじ茶ペーストが混ぜ込んであります。口の中に広がる上品でいながらねっとりと絡まる甘味とほうじ茶の香りに、やみつきになる人も多くいます。粉と蜜に宇治抹茶をふんだんに使用した濃厚な抹茶わらび餅もあります。

ほうじ茶寒天の上にほうじ茶アイスとほうじ茶餡が乗っていて、添えられている白玉もほうじ茶、シロップもほうじ茶という森乃園にしかないほうじ茶づくしの珍しいあんみつです。特に珍しいのがほうじ茶ペーストが練り込まれているほうじ茶餡で、甘さの奥に香ばしさも感じられ、さっぱりと頂けます。抹茶づくしの抹茶あんみつもあります。

碾茶の原料となる京都産茶葉をペースト状に加工し、極上ほうじ茶を粉末状に加工。この2つを羊羹の生地に練り込んでいる、濃厚なほうじ茶の味を楽しめるほうじ茶羊羹はお茶のお供にぴったりです。羊羹の原料もほうじ茶の味と香りを邪魔しないよう、くせのない北海道産白インゲン豆を使用し、水も鈴鹿山系の伏流水を使用する徹底ぶりです。

様々なほうじ茶スイーツを考案してきた森乃園は、クレープにも挑戦しています。クレープももちろん、生地やクリーム、トッピング全てにおいてほうじ茶を感じられる絶品の仕上がりです。ほうじ茶づくしの他にも抹茶づくし、黄な粉、白玉、キャラメルと種類も豊富で、人形町で唯一クレープを食べられる意外なお店と話題になっています。

森乃園の甘味処で一番人気なのはやはり、ほうじ茶パフェです。自家焙煎されたほうじ茶の粉を練り込んで作った具材ばかりなので、香りは甘いだけでなく香ばしさが感じられます。全体的に控えめな甘さで食べやすく、寒天のさっぱりした食感とほうじ茶の程よい苦みで後味はすっきりとしていて、量が多くても飽きることなく完食できます。

てっぺんのほうじ茶クリームを一口食べた後に手を伸ばしてしまうのが、最中です。サクッとした最中の食感はアクセントになり、中にたっぷりと詰まっているほうじ茶餡の甘さが二層目のアイスクリームへとスプーンを誘います。甘くなった口を寒天やゼリーがリセットしてくれるので、甘いものが苦手な人でも食べやすいと評判のパフェです。

森乃園の甘味処には色々なセットメニューがありますが、中でもおすすめなのが「ほうじ茶づくしセット」です。大人気のほうじ茶パフェ、ほうじ茶わらび餅、ほうじ茶ぜんざいと森乃園の人気メニューが一度に味わえる、ほうじ茶好きにはたまらないお得なセットです。更に、自家焙煎した極上ほうじ茶が飲み放題のサービスもついています。

ほうじ茶専門店森乃園の隠れた名物が、ビールです。ほんのりと甘みを感じるほうじ茶ビールは、ほうじ茶入り黒蜜シロップにビールを注いだもので、女性にも飲みやすいと人気です。ビールにはおせんべいと漬物がセットになっており、人形町の駅からアクセスしやすい抜群の立地もあって、会社帰りのちょい飲みに立ち寄る人も多いそうです。

ほうじ茶ビールと同じく隠れた名物なのが、抹茶ビールです。見た目のインパクトはかなり強く、ジョッキいっぱいに注がれた濃緑は注目を集めます。一口飲んでみて更に驚くのがその味で、まず抹茶の苦みと深みを感じ、その後にしっかりとビールも感じられる仕上がりです。鼻に抜ける香りは抹茶そのもので、くせになる人も多い一品です。

森乃園へのアクセス方法を紹介します。最寄り駅は東京メトロ日比谷線・都営浅草線の人形町駅で、駅からアクセスしやすい立地にあります。東京メトロ日比谷線人形町駅A1出口から徒歩30秒、都営浅草線人形町駅A3出口から徒歩3分の甘酒横丁にあります。甘味処2号店もアクセスしやすく、本店から50m先にあるので、本店混雑時に便利です。

交通アクセスも抜群の森乃園ですが、店舗に足を運ぶことが難しい首都圏以外の人にもこだわりのほうじ茶を飲んでもらいたいという思いから、通販サイトを立ち上げてネット販売もしています。通販サイトで扱う茶葉ももちろん自家焙煎したもので、色々な味を少しずつ試せる通販サイト限定のお得なセットもあり、スイーツも販売しています。

以上、ほうじ茶専門店森乃園をご紹介しましたが、いかがでしたか。毎日自家焙煎しているこだわりのほうじ茶や、ほうじ茶スイーツはどれもこれも美味しく、ほっとする味です。甘酒横丁にあり、駅や水天宮からもアクセスしやすいので、ぜひ森乃園で芳ばしいほうじ茶の香りに包まれながら絶品のほうじ茶スイーツを味わってみて下さい。