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ミツカンミュージアム(MIM)は体験型博物館!
ミツカンミュージアム(MIM)は、お酢の歴史や日本の食文化について学べる予約制の体験型博物館です。お酢づくりについて学べるのはもちろん、創業200年以上にわたる「ミツカングループ」のものづくりへの挑戦なども知ることができます。また展示だけでなく、体験スペースが充実しており、大人から子供まで楽しめる興味深い博物館です。
ミツカンミュージアム(MIM)とは
愛知県半田市にあるミツカンミュージアムに行ってきました。酢づくりの歴史や食文化にふれ、楽しめる体験型博物館です。 pic.twitter.com/2OyDqVmtO3
— パウロ三木 (@INUI_SHOJI) October 24, 2017
ミツカンは、調味料と納豆を主力製品とするミツカンホールディングス傘下の大手食品メーカーです。ミツカングループの創業は、なんと江戸時代の1804年。元は酒粕酢醸造で創業をし、現在では調味料や加工食品、冷凍食品など幅広くを扱う日本の食品メーカーとして、海外においても幅広く展開しています。本社は愛知県半田市にあります。
博物館の正式名称は「MIZKAN MUSEUM」と英語表記となっており、愛称はMIM(ミム)。ミツカングループの歩みに触れ、未来へつなげていく施設として2015年11月に創業の地である愛知県半田市にオープンしました。ものづくりのこだわりや食文化の魅力などと共に、見て、触って、楽しみ、学べる、予約制の体験型博物館です。
創業の地であり博物館のある半田は、お酒やお酢などの醸造で栄えた町です。ミツカンミュージアムは内部も含め、黒塀の建物が連なる個性的なこの町並みに合った建築となっています。また、MIMという愛称とそのオシャレなロゴは、NHK教育テレビの「デザインあ」の総合指導で知られる著名なグラフィックデザイナー佐藤卓氏のアイデアです。
ミツカンミュージアム(MIM)を見学するには?
半田市にある、ミツカンミュージアムへ行ってきた。
— ぴよみ (@Pixi192a) November 11, 2017
要予約なのですが、なかなか予約とれなくて(^-^;
2枚目の画像は倉庫と運河。
ここから船に酢を積んで江戸へ向かったそうな。 pic.twitter.com/vIpOc3x6Ed
ミツカンミュージアム(MIM)の見学は事前予約制となっていますが、タイミングが良ければ予約なしでも受け入れてくれるようです。案内開始時間は、9時30分から15時30分までで、毎時30分ごとにはじまります。1ツアーあたりの人数は最大で25名。1名からツアーは開催してくれます。見学予約は希望日の60日前の9時30分から可能です。
ミツカンミュージアムは見学には事前予約が必要ですが、ちょうど一人空いているということで、予約無しで見学ツアーに参加できました。酒粕から酢を醸造し、江戸の寿司文化を支えたミツカン酢の歴史が楽しく学べる体験型ミュージアム。満足度が高いです! pic.twitter.com/zCNnRHhXh4
— 伊吹@DA大阪5 N03 (@ibuki_75) October 10, 2017
見学の所要時間は、ガイドツアーが70分と光の庭体験エリアが20分の合計約90分。入館料は大人300円、中学生・高校生200円、小学生100円となっており、乳幼児は無料です。休館日は毎週木曜日(木曜日が祝日の場合は開館、翌金曜日が休館)と年末年始。その他臨時休館もあるので、念の為ホームページなどをチェックすると良いと思います。
ミツカンミュージアム(MIM)へ公共交通機関を利用して行く場合は、名鉄河和線「知多半田」駅から徒歩3分、もしくはJR武豊線「半田」駅から徒歩3分で、名古屋駅から50分程でアクセス可能です。また、車の場合は知多半島道路「半田インター」か「半田中央インター」から約15分で、こちらも名古屋市内から1時間みておけば大丈夫です。
集合は予約時間の10分前。お腹が空いてくるような展示もありますので、見学がランチタイム辺りにスタートの場合はランチを済ませてきた方が良いかもしれません。受付をすませると入館証をつけて待ちます。待合場所では、予約時間まで小さな子供が退屈しないように、上から色を塗ると形が浮き上がって来る「デコボコ塗り絵」で遊べます。
ミツカンミュージアム(MIM)ゾーン1:大地の蔵
ミツカンミュージアムの見学良かった。酒粕からお酢を作るなんて創業者の人は良く考えたもんだ。 pic.twitter.com/8Myl5fuCrv
— 三室竜士 (@mimuro_knight) September 17, 2017
館内は5つのゾーンで構成されており、予約時間になるとツアーガイドが案内をしてくれます。ゾーン1「大地の蔵」では、江戸時代の酢づくりや現在の醸造の様子を見ることができます。古くから酒造りの地として有名な知多半島。ミツカングループの創業家である中埜家も元は酒造りをしており、酒粕の有効利用として酢づくりを始めたとのことです。
実際に使用されていた桶などが展示してあり、見学と共にツアーガイドが当時の酢づくりの工程について説明をしてくれます。施設内では実際に酢をつくっており、酢づくりのフロアなどで発酵している現場も見ることができます。また、酢づくり職人たちの作業を体験できるコーナーや、種類の違うお酢の香りを試したりすることができます。
ミツカンミュージアム(MIM)ゾーン2:風の回廊
半田の歴史コーナーの垂れ幕。半田市の31輌ある山車の印袢纏のデザインが元になってて格好良い。
— 衣@koromo (@karako_romo) September 24, 2017
今年10/7,8はその全部が集まるそうで>はんだ山車まつり https://t.co/xV656QAaDk
#ミツカン #ミツカンミュージアム #ごんの秋まつり #半田市 pic.twitter.com/1kGbsAkiIu
ゾーン2「風の回廊」は、ミツカン創業の地である半田の情景などを、当時の写真や音の演出から感じとることができるエリアです。半田市では5年に1度、伝統の山車まつりが行われており、その山車31輌分のはっぴのデザインをモチーフにしたのれんがとてもオシャレな空間。こういったところにも、半田を感じられるように工夫されています。
ミツカンミュージアム(MIM)ゾーン3:時の蔵
実物大なんで乗れます。
— 衣@koromo (@karako_romo) September 24, 2017
物を運ぶ、と考えると今の感覚ではこぶりな船。
#ミツカン #ミツカンミュージアム #ごんの秋まつり #半田市 pic.twitter.com/5gtb09PbOM
ゾーン3「時の蔵」では、ミツカンの変革と挑戦の歴史をたどります。江戸時代に活躍していた長さ20メートルの「弁才船」(べんざいせん)を再現した船は、博物館の大きな見どころのひとつです。この弁才船に実際に乗って映像を見ながら、半田から江戸まで1ヶ月半から2ヶ月かけて往復していたという、お酢を運ぶ航海を体験します。
立ちこめるドライアイス、幻想的な青い光、吹いてくる風など、航海さながらの演出に大人も子供も大興奮!お酢を乗せて江戸まで向かいます。「時の蔵」では、壁にミツカングループの歴史が描かれています。お酢の販路を江戸で拡大していったあゆみとして、米酢より安価で甘味と旨味が優れた粕酢は、江戸の有名寿司店でも人気だったそうです。
ミツカンミュージアム(MIM)ゾーン4:水のシアター
ゾーン4「水のシアター」では、四季折々の食と命のつながりを表現した自然や食文化、食卓での笑顔など情緒的な映像を見ることができます。テレビCMの最後にも描かれているミツカングループのスローガン「やがて、いのちに変わるもの」を表現した10分ほどの美しい映像です。棚田や収穫の様子などもみることができ、癒しのひとときです。
ミツカンミュージアム(MIM)ゾーン5:光の庭
【愛知】オリジナルパッケージの「味ぽん」がつくれたり、お酢ドリンクの試飲ができたり!楽しすぎる「ミツカンミュージアム」。
— トリップノート[tripnote] (@tripnote) October 6, 2017
⇨ https://t.co/ciAd8bJJ1K #ミツカンミュージアム pic.twitter.com/6JsZkgDnsi
見学自体はゾーン4で終了です。「光の庭」と名付けられたゾーン5は、その名の通り開放的な光溢れる空間で、お寿司やお鍋をテーマにした体験を通して、食の魅力を楽しく学ぶことができます。ツアーガイドの同行はここまでとなりますが、体験ゾーンにもスタッフはたくさんいますので、わからないことがあればその都度質問することができます。
光の庭では、「お酢ドリンクバー」「すし大陸」「なりきりすし屋さん」「味ぽんスタジオ」「なべエクササイズ」と、名前を聞いただけでワクワクする体験ブースがたくさんあります。全て予約不要。ツアー1回の人数も最大25名なので、落ち着いて体験を楽しむことができます。趣向を凝らしたそれぞれのコーナーを紹介していたいと思います。
ミツカンミュージアム(MIM):お酢ドリンクバー
お酢を美味しく体験できるコーナーとして「お酢ドリンクバー」があります。見学で少し疲れたら、試飲で一休み。黒酢、リンゴ酢など有名どころはもちろん、ブルーベリー、アサイー、はちみつしょうがなど、ミツカンが販売してるお酢ドリンクを飲むことができます。また、お酢の試飲だけでなく、健康に関する情報なども提供してあります。
ミツカンミュージアム(MIM):すし大陸
20種類以上の握り寿し(食品サンプル)が、1000貫以上も並んでいるテーブル「すし大陸」。テーブルの長さは約5メートルほどありますので、そのビジュアルは圧巻!ずっと見ていても飽きない大量のお寿司に、ここから動くことができない子供たちもいるほど。ランチ前のお昼どきの見学なら、間違いなくお腹が空いてくることでしょう。
「すし大陸」では握り寿司が並べられたテーブルの側面に引き出しがあり、そこを開けるとちょっとした豆知識が書いてあります。全国に広がる各地方の郷土寿司や、人気の寿司ネタなど、寿司文化を楽しく学ぶことができます。また、勉強した後は理解度をチェックするクイズにもチャレンジできます。外国人観光客の見学でも人気のコーナーです。
ミツカンミュージアム(MIM):なりきりすし屋さん
「なりきりすし屋さん」は子供にも大人にも大人気の体験ブース。紙粘土でしゃりを作って、シリコンでできたネタをのせると完成です。握り方はスタッフの方に教えてもらえます。何種類かのお寿司を握ってすし下駄に乗せると、なかなか本物のように見えて、お寿司が食べたくなってきます。写真に撮ってあとで見ると本物っぽいという感想も!
ミツカンミュージアム(MIM):味ぽんスタジオ
マイ味ぽん製造コーナー。
— 衣@koromo (@karako_romo) September 24, 2017
#ミツカン #ミツカンミュージアム #ごんの秋まつり #半田市 pic.twitter.com/rlNIlxgzYD
世界にひとつ、自分だけのオリジナルの味ぽんをつくることができる「味ぽんスタジオ」も人気です。ミニサイズの味ぽんにプリクラのような機械で撮影した写真シールを貼ることができ、1本200円。オリジナル味ぽんは、「MIM」のロゴが入ったオシャレな箱に入れて完成となりますので、数作ってお土産にする方もたくさんいるそうです。
ミツカンミュージアム(MIM):なべエクササイズ
ミツカンミュージアムの鍋を作る体感ゲーム面白かったけど見てる方が面白そう(´・_・`) pic.twitter.com/LOJEVzPMb3
— ううの (@uno_izknk) May 17, 2016
「味ぽんスタジオ」の隣には、太鼓の達人のようなゲーム「なべエクササイズ」があります。こちらは言わずもがな子供たちにも大人気の体験ブース。ボタンやコントローラーを使ってやるゲームではなく、ダンスのように自分の身体を動かして画面に映し出される野菜を切ったり、火加減を調節したりしながら鍋を仕上げていきます。
鍋は「しゃぶしゃぶ」「水炊き」「キムチ鍋」の3種類から選ぶことができ、最後には点数も出ますので、汗だくになりながら夢中でやっている大人も見受けられます。やっている本人は必死ですが、周りでみている家族や友達が楽しそうに笑っている光景が微笑ましいです。もちろん、お遊びメインではなく鍋作りのコツが学べるようになっています。
ミツカンミュージアム(MIM):フォトすポット
「光の庭」体験ゾーンには、「す」の文字を完成させるという粋な撮影スポットがあります。その名も「フォトすポット」。サイズ違いで「す」は2つありますので、子供と一緒に撮ることもできます。また「き」「で」などの文字のパネルを持って、「すきです」などといった文字をグループで作って撮影したりと、それぞれに楽しめます。
「す」になるコーナーは、インスタグラムなどのSNSで話題沸騰となっており、ここでの撮影を目当てにして来る人もいる程です。そして、この為に全身黒色の洋服で来る人も!ミツカンでは、この「フォトすポット」で撮った写真のコンテストをおこなっているようですので、素敵な写真が撮れた人は応募してみてはいかがでしょうか。
ミツカンミュージアムのお土産紹介
再現力がやたらハイクオリティなミツカンミュージアムの文具グッズや巻きずしタオル。
— 衣@koromo (@karako_romo) September 24, 2017
1つ買いました。 #ミツカン #ミツカンミュージアム #ごんの秋まつり #半田市 pic.twitter.com/NnSXnW4utQ
大満足の体験ゾーン「光の庭」を出ると、オリジナルグッズが販売されているお店があります。中でも、見学途中の発酵室で見ることができるミツカンの伝統を受け継ぐ逸品「三ッ判 山吹」はおすすめ。江戸時代の製法による純酒粕酢で、酒粕を3年間熟成させたものを原料にして時間をかけて作られた赤酢です。お酢自体に十分な旨味があります。
そのほか、ショップではミツカン製品はもちろん、博物館の絵葉書や風呂敷、手ぬぐいなどのオリジナルグッズや、お寿司の靴下やメモなども販売しています。また、帰りにはお土産としてペーパークラフトがもらえます。「時の蔵」で体験した弁才船であったり、お寿司だったりとその時によるようです。家に帰って組み立てる楽しみもあります。
ミツカンミュージアム(MIM):周辺の名所
古い黒壁の蔵が並ぶ半田運河沿いのこのエリアには、ミツカンミュージアム(MIM)のほかにもたくさんの見所があります。「国盛(くにざかり)酒の文化館」では、約200年にわたって実際に酒造りが行われていた酒造を活かした建物で、中埜酒造の企業博物館となっています。こちらの施設では酒造りの工程などの展示の他に、試飲も可能です。
江戸時代から明治時代にかけて繁栄した地元半田の豪商「中埜半六家」の暮らしぶりを再現した「旧中埜半六邸」も見応えがあります。こちらは予約不要となっています。また、少し離れてはいますが、煉瓦造りのビール工場跡などのレトロな建物が並ぶエリアにもアクセスが可能です。街並みを楽しみながら散策してみるのもおすすめです。
ミツカンミュージアム(MIM)の中にはランチができるお店はありませんが、博物館の真向かいにある「魚太郎・蔵のまち」は、見学帰りの人たちに人気のランチスポットです。海鮮料理が中心のお店で、ランチはメインを選ぶとおばんざいの食べ放題が付いてくるとのこと。また、ここではなんとミツカンのお酢ドリンクが飲み放題とのこと!
ミツカンミュージアム(MIM)内にはお寿司の展示も多いので、見学終了後「ランチにはお寿司が食べたい!」という気分の人も多いと思います。「豊場屋」は近くにあるお寿司屋さんで、半田名物の穴子をはじめとした握り寿司のランチがおすすめ。また車で5分ほど行ったところにある回転寿司「森の石松」もランチに利用する人が多いようです。
ほかにもこの界隈には素敵なランチスポットがありますので、散策しながら見つけるのもよし、予約をして訪れるのもよし。ミツカンミュージアム(MIM)の見学だけでなく、ゆっくりとランチをしたり、周辺施設にお訪れたり、運河沿いを歩きながらのどかな空気が流れる美しい半田の町を堪能して、有意義な1日をお過ごしください。
ミツカンミュージアム(MIM)に行ってみよう!
訪問した人の多くが「また行きたい」いうミツカンミュージアム(MIM)。お酢の出来る工程を知り、楽しく学べる施設です。体験型というのもまた、楽しめる大きな要因です。人気のため、最近では土日の予約は取りづらくなってきていると言われています。周囲にはおすすめランチスポットのありますので、是非機会をみて訪れてみてください。
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